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4話
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結局昨日のはなんだったんだろう。
「ありがとうね。」
あの時の記憶がよみがえる。
(僕、なんかしたかなぁ、、、。会ったこともないよなぁ?)
(まぁいいや。気のせいだろ。)
そう思うことにした。
次の日、朝、またいつものように玄関のドアを開けると、
「おはよう。美樹くん!」
(ふぇ?!)
気のせ......いぃ??なんでここにいんの?あと今美樹くん!って...。
「ぁあ、えぇっとー、」
「葉摘 陽花。ひのかって呼んでね。」
「う、うん。」
違う。おかしい。彼女はなんで僕の名前を知っているんだ?昨日のアレと何か関係あるのか?っていうかなんでいるの?(2回目)
「ねぇ。なんで僕の名前知ってるの?」
昨日、僕は確かに名前を言っていない。
すると彼女は、どこかふわりとした表情で笑い、
「ないしょぉー!」
と言って鞄を振り回しながら片足で一回転した。
そしてそのまま2人で駅へ行く。
「ねぇ、陽花はなんでこの学校に?」
彼女は目を左上へ泳がせ、
「内緒♥️」
と言った。それには思わず僕も顔を赤らめて動揺した。そして駅の改札を通るとき、
「うーん?...。」
彼女は改札の前でなにやら立ち止まる。
「どうしたの?」
「えぇ?ぁあ~...。」
「??」
様子が変だ。
手に切符をもって冷や汗をかいている。
「今時切符使ってるんだー。珍しいね。」
違う。やっぱり様子が変だ。
「きっぷ??」
「あっ(察し)。」
「切符は、ここの切れ込みに入れるんだよ。」
そう言って僕は陽花の手を挿入口の方へ動かした。
「うわぁ?!」
切符が改札口に吸い込まれ、彼女は飛び上がった。
(切符の使い方はおろか、切符すら知らない?やっぱり何か変だ。)
そんなことを考えてるうちに学校へ着いた。
教室のドアがガラガラと音を立て、また教師が喋り出す。
「はーい。じゃあ朝のHRはじめるよー。」
「今日から中間試験の1週間前だから、みんなよく勉強しておくように。」
教師は顰めっ面で言った。
『うわー、中間だぁ...。』
『まじしんどいよねー。』
『勉強した?』『いや全然。』
そんな嫌々しい感情で教室がいっぱいだった。
そしてまた帰り際。
「ねぇ、美樹...。」
陽花が心配そうにこちらを見ている。
「ん?なんだ?」
「ちゅうかん...??」
「あっ(察し)」
「中間試験っていうのは、今までの授業で習ったことのテストだよ。」
「うぇ~...。テスト嫌い。」
(テストは知っているが中間試験というものは知らないのか。)
「ちなみに陽花。今までの小テストの結果は?」
「ぅう...!んー。内緒♥️」
「残念だが陽花くん。その手はもう通じないぞ。」
そして陽花は恐る恐るテストの結果を僕に見せてくれた。
「うえええ?!なんじゃ...こりゃ?、」
僕は思わず声をあげてしまった。
古典 50
原文 50
C英 50
数B 50
物理 50
その他諸々、全部50点ジャストじゃねーか。なんだよこれ。ある意味天才か?
赤点が40点だから、赤点は回避してる。
だがしかし!平均は60点程だから、ちょい頭悪いくらいか。まぁ赤点じゃないし問題はない。この調子だと定期考査も、全部50点だろう。
「おい陽花。」
「...?」
「そのままいつも通りにやっとけ。」
「えええ???」
動揺してたが、大丈夫だろ。
僕も平均は採れてるし、お互い安泰って感じか。
そして家に帰る途中。
「ねぇねぇ陽花さん。」
「なんでしょうか美樹くん。」
「どこまでついてくるの?ってか家どこなんだよ。」
「家、ここぉ!!」
と言って陽花が指を指したのは、
「ぇえ?...いや!ここ、僕ん家じゃねぇかぁ!!」
「ありがとうね。」
あの時の記憶がよみがえる。
(僕、なんかしたかなぁ、、、。会ったこともないよなぁ?)
(まぁいいや。気のせいだろ。)
そう思うことにした。
次の日、朝、またいつものように玄関のドアを開けると、
「おはよう。美樹くん!」
(ふぇ?!)
気のせ......いぃ??なんでここにいんの?あと今美樹くん!って...。
「ぁあ、えぇっとー、」
「葉摘 陽花。ひのかって呼んでね。」
「う、うん。」
違う。おかしい。彼女はなんで僕の名前を知っているんだ?昨日のアレと何か関係あるのか?っていうかなんでいるの?(2回目)
「ねぇ。なんで僕の名前知ってるの?」
昨日、僕は確かに名前を言っていない。
すると彼女は、どこかふわりとした表情で笑い、
「ないしょぉー!」
と言って鞄を振り回しながら片足で一回転した。
そしてそのまま2人で駅へ行く。
「ねぇ、陽花はなんでこの学校に?」
彼女は目を左上へ泳がせ、
「内緒♥️」
と言った。それには思わず僕も顔を赤らめて動揺した。そして駅の改札を通るとき、
「うーん?...。」
彼女は改札の前でなにやら立ち止まる。
「どうしたの?」
「えぇ?ぁあ~...。」
「??」
様子が変だ。
手に切符をもって冷や汗をかいている。
「今時切符使ってるんだー。珍しいね。」
違う。やっぱり様子が変だ。
「きっぷ??」
「あっ(察し)。」
「切符は、ここの切れ込みに入れるんだよ。」
そう言って僕は陽花の手を挿入口の方へ動かした。
「うわぁ?!」
切符が改札口に吸い込まれ、彼女は飛び上がった。
(切符の使い方はおろか、切符すら知らない?やっぱり何か変だ。)
そんなことを考えてるうちに学校へ着いた。
教室のドアがガラガラと音を立て、また教師が喋り出す。
「はーい。じゃあ朝のHRはじめるよー。」
「今日から中間試験の1週間前だから、みんなよく勉強しておくように。」
教師は顰めっ面で言った。
『うわー、中間だぁ...。』
『まじしんどいよねー。』
『勉強した?』『いや全然。』
そんな嫌々しい感情で教室がいっぱいだった。
そしてまた帰り際。
「ねぇ、美樹...。」
陽花が心配そうにこちらを見ている。
「ん?なんだ?」
「ちゅうかん...??」
「あっ(察し)」
「中間試験っていうのは、今までの授業で習ったことのテストだよ。」
「うぇ~...。テスト嫌い。」
(テストは知っているが中間試験というものは知らないのか。)
「ちなみに陽花。今までの小テストの結果は?」
「ぅう...!んー。内緒♥️」
「残念だが陽花くん。その手はもう通じないぞ。」
そして陽花は恐る恐るテストの結果を僕に見せてくれた。
「うえええ?!なんじゃ...こりゃ?、」
僕は思わず声をあげてしまった。
古典 50
原文 50
C英 50
数B 50
物理 50
その他諸々、全部50点ジャストじゃねーか。なんだよこれ。ある意味天才か?
赤点が40点だから、赤点は回避してる。
だがしかし!平均は60点程だから、ちょい頭悪いくらいか。まぁ赤点じゃないし問題はない。この調子だと定期考査も、全部50点だろう。
「おい陽花。」
「...?」
「そのままいつも通りにやっとけ。」
「えええ???」
動揺してたが、大丈夫だろ。
僕も平均は採れてるし、お互い安泰って感じか。
そして家に帰る途中。
「ねぇねぇ陽花さん。」
「なんでしょうか美樹くん。」
「どこまでついてくるの?ってか家どこなんだよ。」
「家、ここぉ!!」
と言って陽花が指を指したのは、
「ぇえ?...いや!ここ、僕ん家じゃねぇかぁ!!」
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