家族はチート級、私は加護持ち末っ子です!

咲良

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シマメ国での冒険!

昔の私の記憶

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「フリージア、あーん。」
「あーん。」
私は今、前世のお母さんに食べさせられてる。
美味しいシチュー。
ここが、私の前世かあ。
「フリージア、美味しい?」
お母さんに聞かれ、私は頷いた。
どうしよう。早くホタルちゃんのこと助けに行かなくちゃいけないのに…
そういえば、ホタルちゃんと会った前世のお父さんが言ってた兄妹って本当にいるのかな。
あ、でも、あのお父さんも偽物かも。
「お母さん、私にお父さんっている?」
「いるわよ。もう、消滅しちゃったけどね。」
もしかして、あの幹部に消されたのかな?
やっぱり、あの人のこと許せない。
私の大切な人たちを苦しめて…
「フリージア、どうしたの?」
え?そりゃあ…
あれ?何してたんだっけ。
何か考えてたんだけど…
「大丈夫だよ!お母さん!」
あ、お姉ちゃんとお母さんとご飯食べてたんだ。
「えへへ。ぼーっとしちゃった。」
「もう!可愛いんだから!」
母親はくっつく二人を見ながら、こっそりニヤリと笑ったのだった。

ーーーー

ピンクダイアナ様と通信できない。
いつもは喋れば答えてくれるのに…
あの部屋に転がり込んでから、姿も見当たらないし。
やっぱりピンクダイアナ様の身に何か?
でも、館の外に貼ってある結界のせいで中に入れない。
僕はピンクダイアナ様の竜なのに。
『なんとかしなくちゃ。』
僕の推測だけれど、ピンクダイアナ様は今、前世の記憶の中にいる。
だって、この館の部屋に入ると、その人間は一番古い記憶の中に入ってしまう。
そして、そこから出る方法は一つ。
その人間の大切な物を持って、誰かが結界と部屋を思いっきりぶち破ること。
『大切な物、かあ。』
僕、ピンクダイアナ様の大切な物知らない。
どうしよう!
『そうだ!』
琥珀様なら…
あ。
琥珀様、消えてしまったんだ。
‘真実’、宝石獣クリスタルアニマルにとっての真実は、本当か、嘘かで決まる。
ピンクダイアナは、一番最初に竜と契約しなければならないという掟が、昔からある。
そして、もしこの掟を破ったなら、そのピンクダイアナは罰される。
あの時、ピンクダイアナ様は消えていたかもしれない。
しかし、琥珀様がピンクダイアナ様の罰を請け負ったことで、ピンクダイアナ様は消えずに済んだ。
しかし、琥珀様は…
もう、琥珀様には会えないのかな。
いや、もしかしたら、会えるかもしれない。
いや、会わなくちゃ!
ピンクダイアナ様の大切な物を知れるかもしれないから。

時の竜によると、消えてしまった宝石獣クリスタルアニマルは女神の空間、別名白い空間にいる。
その空間に行くためには、あ!
あの森に行こう!急がなくちゃ!
僕は全速力で森の中にあった洞窟に向かった。
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