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第3章 ドルガバ教会の闇

第34話 聖職者撲殺後、遺体回収して、調べる。

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俺はドルガバ教会の聖職者の行った行動に怒りが浸透し、彼を撲殺する事に成功した。

それから聖職者を撲殺後、この部屋にある女の子の胴体の死体だけ回収する事にした。

何故なら、男の子の死体は頭部が腐敗している上、身体は切り刻まれている事が明らかだからだ。
それ故にホテルに持っていかせるには不適切だったから、俺は持って行くのを控えた。

それに対して女の子の胴体は未だに心臓の鼓動や腸の動いている音があり、同時に胴体は死後硬直すら起きていなかった。
加えて、腐敗も起きていない事が無事である何よりの証拠だった。
だからこそ、女の子の胴体だけこの教会から持って帰ろうと思った。

けど、女の子の頭部は既に腐敗している事を考えると何故、女の子の胴体だけ無事なのか非常に困惑した。
加えて、彼女達の胴体だけが無事だと考えると彼らの目的が男の子を生贄の犠牲にさせて悪魔崇拝を行わせるのが目的だと俺は感じた。
そうでなければ男女で損傷具合が違うなんてあり得ないからな。

俺はそう思いながら、この部屋にある女の子全員の胴体だけをオズワルドと共に連れ出して、俺達が宿泊するホテルまで同行した。

*******
そして俺達はドルガバ教会を脱出し、ホテルまで女の子の胴体を運びながら走っていた。

するとザギトワが突如、俺達の前に現れて何か話したい考えが出始め…、

「おぉ、信っち。それにオズワルド殿。アンタ達が無事に帰ってきてなんぼや。で、その首なし少女はドルガバ教会で殺された女の子の死体なのか…。」

「あぁ、頭部だけが死体だが、胴体に関しては未だに生きてる上、心臓や腸も活発だった。」

「で、女の子の胴体は約3人であっとるよな。」

「あぁ、女の子の胴体は3人、男の子は8人いた。どうやらサイリスタ帝国の聖職者は男の子を拉致して悪魔崇拝儀式という名の殺人で不気味な儀式をやっているそうだ。」

「成程な。だから、男の子を中心に連れ去って、女の子は証拠を言わせない為に、首を殺害させ、胴体だけは生かす事で苦痛封じにするとはとんだ外道や。」

ザギトワの態度が次第に強くなっている。

どうも、サイリスタ帝国の聖職者は男の子を狙っているのは悪魔崇拝儀式と関連する。

一方、女の子は口封じの為に胴体だけが生かされる点から見ても、明らかに医学の進歩がなければこんな行為は不可能だと感じた。
冷凍保存にしても男性が頭部、女性は体部を冷凍保存させる延命方法がある事を知っているからだ。
脳梗塞の場合、心臓が生きているので胴体だけの冷凍保存は十分にあり得る他、小腸や心臓、大腸、胃、肝臓などに脳細胞を組み込んでおけば脳みそを失っても生きていかれる事はロシアの研究でもはっきり分かっている。

つまり、臓器が脳の影響を失われると臓器が独自の行動で動くようになり、それに脳細胞が沢山生まれると臓器だけで生きて行ける状態になるのは当然だと俺は感じた。

俺は3人の女の子の動く胴体をこれからオッタピアシティホテルの地下室に保管し、これからザギトワと共に胴体を調べようした。
勿論、彼女達が生きているかは分からない。
けど、女の子の堂田は3人分だけだから彼女達は首がないだけで生きているかもしれないと俺は感じた。
故に、俺はザギトワに彼女達の身体を調べさせる事にした。

************
それから俺はザギトワに彼女の身体を調べる様になってから暫くが立って、彼女がやってきた。

「信っち。これは凄い事だから話を聞いてくれへんかい?」

「あぁ勿論だ。ザギトワ。」

「毎度。おおきに。で、これから彼女達の胴体について話さんとあかん事が多いが、嬉しい情報でもあるのや。」

「そうだな。ザギトワ。お前は彼女達の胴体の音を聞いてどんな感じがしたんだ。」

「えぇ、これは凄いぞ。確かに彼女達は頭を失っているにも関わらず、胴体は暖かくて生きている鼓動を感じる。胴体だけ生きていれば子供は産めるし、労働としても使える。加えて口封じされるから内部告発もされないから、確かに彼らにとっては女の子の胴体を不老不死にさせる事は理想かもしないのは当然や。」

「そうか。それが分かればそれで良い。つまり、彼らは子孫繁栄と労働力の為に彼女達を首なし胴体にして生かしてやったのか。確かにそれは理に適うな。」

「えぇ、男の子は子供産めないから価値はないけど、女の子は子供産めるし、労働にも使えるから価値があると彼らは判断したやろうね。」

「分かったよ。ザギトワ。ありがとうな。」

「分かってくれりゃ、そら、有難いで。」

俺が彼女達の胴体が無事だけでも良いと思い、これから首なし胴体の女の子をどう活用すれば良いのか考えた。

「なら、お前の両親の手伝い。つまりホテルのバイトをさせて彼女達を救ってあげなよ。」

「えぇ、そうするで。そして利益を減らしても温かい食事をしてくれた方が私にとってはほな、嬉しいで。」

「そうだな。ザギトワ。」

俺とザギトワは互いに納得し、この条件で働かせる事にした。

これで彼女達救われるなら…、

俺はそれで嬉しいと思った。
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