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第4章 サッカースタジアムの闇…。

第42話 聖職者逃亡。

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俺は聖職者を守る軍人を討伐に成功し、一安心した。
しかし聖職者を討伐する為に、俺は油断しなかった。
それ故にVIP席の方へと向かいその席の状況を確認しようと感じた。
しかし、俺がVIP席に到達した瞬間、聖職者がいない実情を知り、彼らは何処へ逃げたのか分からなかったので俺は悩みながら考えていた。
最も、ここから逃げるにはスタジアムの正面から逃げる事しか脱出する方法はないのは確定だから、ここから上手く脱出方法には非常に違和感を感じた。

はぁ~…、
どういう事だよ…。
奴らはどうやってここから逃亡したんだよ…。

俺は彼らの逃亡経路が良く解らなかったのでどうやって逃亡したのか非常に悩んでいた。
彼らが上手く逃げようにも正面から逃げれば観客席から不自然さが誰でも分かるからだ。

奴らのどうやって逃亡したのかが、隅々まで観察しなければ完全に上手く逃げる方法がないと感じた。
この明らかに不自然な亡命経路はまず、高度な科学を持ち得なければ意味がないし、普通の構造では逃げられる訳がない身体。。
そして上には屋根があるし、下へ行けば俺のいる階段や観客通路にあたるから普通は逃げられない。
更に後ろは俺のいる通路があるからここを逃げるなんて尚更あり得ない。
そうなると、ここから逃亡する手段はただ1つ。
この椅子で正面から発車して飛び立つしかないと俺は分かっていた。
そしてこの国の科学技術は向こうの世界より遥かに進歩している状況が分かれば椅子にガソリンの燃料を使えば3時間くらいは浮いた状態で逃亡できると俺は感じた。

しかし、彼らがどうして、ここから逃げる経路を意図的に作ろうとしていたのだ?
あんなに軍人の警備が厳重にも係わらず…だ…。

俺はこの逃亡経路と計画に対し、あまりに不可解すぎるとしか思えなかった。
同時に彼らがここから何処へ逃げたのかはっきり言って分からなかった。

しかし、俺はこの部屋を見てある事に気付いた。
それは、ここにある椅子は既に下から持ってきた椅子だと判明し、聖職者が都合が悪くなばジェット機間隔で亡命できる椅子だと判明した。
つまり聖職者はこの椅子を利用して逃亡したに違いない事が明らかであり、椅子は普通のジェット椅子がある事は確かで、ここに椅子の替えがあればそれだけで十分に可能だと考えられるからだ。

―――くっ。奴らの逃亡手段が分かったぞ。何というずる賢い奴なんだ。あいつらは…。だが、逃げられると思うなよ。

俺は奴らのずる賢さに驚愕しながらも、ジェット椅子は奴らの技術を考えれば間違いない作戦だと感じた。
同時に、奴らがここで本当にヤバい行為をしたとならば、間違いなく奴らは逃亡経路確保した上で俺らの捕まる前に逃走したと俺は考えた。
つまり、彼らが逃走した理由は当然ながら、俺達に正体を言わせない為だし、逃亡できる方法もVIP室の入口に軍人が撲殺された事で発動されると感じた。
つまり、俺は連中に監視されていたから読まれてしまった。

そうでなければ俺達が彼らを逃す訳がない。
俺はそう思いながら、彼らの亡命の失態についてはっきり言ってダメだと感じた。

―――糞~。あいつらは絶対に許して溜まるか~。

俺はそう感じながら、これから彼らの亡命を絶対に許してはならないと思うと凄く責任感が強く、追い込まれるような状態で敗北感を身に染みる感触だった。
俺はその敗北感を歯に食いしばりながら、これから俺が出来る事は俺がやらないと子供達の命がヤバい事になると俺の鳥肌が感じ取れた。

―――あいつらは絶対に許さないからな。

俺はそう思いながら、彼らは絶対に倒さなくてはならない存在だと薄々気づくと後の祭りにしかならなかった。
それから俺は、ザギトワの下に戻り、俺は何か落ち込みならが責任感を果たせなかった失敗で罪悪感が募っていた。

「どうしたんや。信っち。」

「なぁ、ザギトワ。」

「信っち。あんたらしくないで。もっと元気に強いいてくれへんな。」

「あぁ、ザギトワ。ありがとう。」

俺は結果的に聖職者を逃してしまったんだ。だから、俺の罪悪感は既に解っている。
だからザギトワになよなよしているのは非常に良くないと思いつつも、俺の失態が絶対に後で緒を引きとなると凄く落ち込んだ。

「でも、信っち。アンタはなよなよせんで欲しい。アンタがナヨナヨすんと、凄く見っともないで。」

「あぁ、そうだな。」

「信雄さんは、もっと元気になるべきです。」

「そうだよ。信雄さんのお陰で私達は助かったんだから。」

「勿論。私もね。だから、信雄。アンタはもっと芯が強くなって奴らを倒すんだ。」

「ありがとう。ザギトワ。サーシャ。マリナ。そしてアリーシャ。お前達を俺が助けたんだから、今回ばかりはお前達に救われた。だから感謝する。」

俺は彼女達に感謝しながら、今度は失敗しないようにしようと感じた。
しかし、彼らがどうして椅子を発射してでも脱出する器具があるんだ?
だとすればこの世界で本来あり得ないものがあるとすれば何か裏があると感じた。

俺はそう思いながら、彼女達を喜ばせようと感じた。
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