モィ バリーブィ～サイリスタ帝国に抗う者たち～

第8章 フランス戦線…。

第96話 首のない彼女達。

俺は、ようやく連中討伐する事に成功し、俺はようやく一息安心したと思っていた。
すると、彼はニヤけた気持ち悪い顔で俺達に向けて何かを語ろうとしていた。
その顔はまるで自身のある顔で俺は非常に気持ち悪かった。

「ふっふっふっ。私はこれから死ぬ事は非常に残念だ。私の野望はこれで崩壊してしまうからな。けど、私は完ぺきに負けたわけじゃないぞ。」

「どういう事だ。ピウス15世。お前は何を隠しているんだ。」

「ふっふっふっ。それはな。お前達は彼女達の様子を見てみればわかるよ。」

「どういう事だ。まさか、何かをやったのではないのか?」

「さぁ、見てみるしかないね。くっくっくっ。」

俺は彼女達が非常に危ない状況になっていたのでソルカ達の様子をご覧になる事にした。
そして、ソルカ達がどうなっているのか俺は確認した。

すると、俺は彼女達の様子におかしい事に気づき。

「信雄さん。助けて。私たちは首と胴体が離れ離れになって非常に嫌だよ～。」

「私もだ。なぜか、首輪から私の首と胴体が離れ離れになって非常に嫌だよ～。」

「私も首と胴体が離れた状態にされてい嫌～。」

「信雄。済まない。私は無事にカギを創成して解除できたが、彼女達はあの首輪のおかげでデュラハン化されてしまった。」

「…。」

俺は彼女達の様子を見て何を言えばよいのかわからなくなっていた。
マリナは確かに無事だ…。
しかし彼女以外は、首輪の切断能力によって、首と胴体を離れ離れになっている事に俺は気づいた。

これをする為に連中は非常にやらかすとはなんという外道だ。
俺はその外道ぶりを実感しながら彼女達の首が連中によって離れ離れになっている事に非常に怒りを感じた。

そして首が切断された遺体は証拠がわかりにくい場合が非常に多い。
頭部だけなら死因がわかりにくい。
胴体だけなら被害者が特定しにくい。
俺はそれがあるから首無し少女は非常に危ないと感じ、彼女達の首なし胴体にした事は彼らの許せない気持ちが強まっていた。

加えて、彼女達は恐ろしい事に首と胴体が離れてばなれになっても生きている波動を感じるし、明らかに生きている動きもする。
おまけに、胴体と頭では感情が異なる様子を見るとこれは非常に危険性が高いと感じた。
首は自分の胴体にけられる可能性、胴体は誰も知らない人に遊ばれる可能性があったからだ。

「お前。これはどういう事だ。」

「ふっ。お前達は彼女達の首が離れた状態で生かされる事で胴体が首をどう扱うか凄く楽しみなんだよ。」

「なんて外道な奴らなんだよ。お前達は…。」

俺は連中の行動を見て奴だけは絶対に許せなかった。
なぜなら、こいつらを許せば俺達のプライドが非常に許せないと思ったからだ。

しかし、彼女たちの胴体をやたら愛する連中を見ると非常に外道ぶりを感じ、決して許せないと俺は感じた。

すると、ピウス15世は俺達に向けて何かを問いかけ…、

「マリナだけは首輪が外れて無事でよかったんじゃねえか。」

「うるせぇんだよ。クズが。お前のおかげでどれだけの人間が苦しくなったんだよ。」

俺はその言葉を聞いて怒りと憎しみがここまで立ち込めるとは思いもしなかった。
こんな行為を平然と行う連中に誰が信頼できるのだろうか?

俺はその言葉通り苛立ちが募りながら一気に討伐する準備を始めた。
だから俺は連中には決して容赦しなかった。
その戒めのシステマ武術を発動し…。

グキッ。
ボキッ。
バキッ。

これで連中が見事に死んだことを理解しながらも俺はこれで終わると一安心した。
故に連中は見事に討伐されると思うと非常に安心する状況が生まれるのだから…。
だから俺は奴らが芯で本当に良かったと思った。
あんな外道な悪魔崇拝連中には容赦しなくてよいからと…。

「私はこれで終わりだ。だが、お前達はこれから他の連中を倒せるか見ものだよ。」

俺は連中が死んだ事で非常に落ち着いていたが、奴が死んだあと、姿が消えた事で何か嫌な印象を持ち、俺はこれで本気でよいのかと疑念を抱いた。

―――何か、非常に嫌な印象を受けるな。

俺は何か嫌な感じを持ちながら俺はソルカ達を見つめた。

「ソルカ。クリアーナ。ザギトワ。マリナ。お前達は大丈夫か?」

「全然。でも私達は首が取れているのになぜか生きている不思議さを感じる。」

「そうだね。私も何か総監いているな。」

「大丈夫やないが、私はだってこんな状態は嫌だよ。」

「私は魔法で首輪を外したらから平気だよ。」

「そうか。マリナだけは特殊な魔法で溶けたんだね。」

「うん。ありがとう。」

「なら、魔法で首を接合して、首輪を外すんだ。」

「了解。信雄さん。」

俺はマリナだけが首が元に戻っている様子を見ると彼女の魔法が治癒魔法と創生魔法があり、連中の魔の手から逃れられたのは当然だと感じた。
だから俺はマリナに彼女達の首を元に戻す魔術を頼んだ。

その為、少しカレーの街の宿で少し休憩して、これから彼女たちの首と胴体の接合魔術で彼女たちを元に戻そうと思った。

しかし、彼女たちの首がなくても生きれる不思議さを感じてくるのは俺だけなのか?
そう俺は思いながらカレーの宿で停泊する事にした。