赤い流星 ―――ガチャを回したら最強の服が出た。でも永久にコスプレ生活って、地獄か!!

ほむらさん

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137 今回の目的は魔石収集

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 部屋に戻ったあと、ルシオに危険な魔物の説明を色々した。
 人魚だけは、どれだけ強くなっても気を抜いたら簡単に殺されるからな。


「ルシオの目標はレベル上げだ。なので倒した魔物はそのまま放置で構わない。しかし魔石だけは必ず回収するよう頼むぞ。これだけは絶対だ」
「わかりました。持ち帰るのは魔石だけで良いのですね?」
「あ~、もう一つだけあったわ。最初に戦うスケルトンが持ってる剣は全て回収してくれ」

 そうだよ、あの剣ほど良質な鉄は尾張じゃ手に入らない。
 期限まで出来るだけ集めまくった方が良いだろうな。

「おっと、大事なことを言い忘れてた。敵を倒したらそこに死体が残るんだけど、ほっとくと数分で地面に吸い込まれて勝手に消えるんだわ。すなわち、スケルトンを倒したら消える前にとっとと剣を回収して欲しいんだ。もちろん魔石もな」
「えーと・・・、この部屋は大丈夫なのですか?」
「そうそう!この部屋だけは、物を置いといても消えたりしないんだ。だから手に入れた魔石や剣はその辺に山積みにしといてくれ」
「了解しました!」

 マジックバッグから普通のバッグを一つ取り出す。

「魔石収集に使ってくれ。バッグが破れると困るから剣は入れないようにな。まあ剣集めはスケルトンを倒した時だけだし、スケルトンはすぐ近くにしか出現しないから面倒なことにはならん」
「これは助かります!」
「よし、んじゃ早速作戦開始だ。柄杓に聖水を汲んでスケルトンにぶっかけろ」
「はいっ!やってみます!」

 最初だけ見届けよう。その後は二手に分かれて狩りまくりだ。



 ・・・・・



 ルシオがスケルトンに聖水をぶっかける。


 ジュワアアアァァァァァ!! カラン

 白い靄とともにスケルトンは消え、剣だけが地面に落ちた。


「ハアッ、ハアッ、ハアッ、ハアッ」

「どうだ、楽勝だろ?」

「なんか・・・、滅茶苦茶レベルが上がったのですが!!」
「そんだけこのダンジョンの魔物のレベルが高いってこった」
「はぁ~、怖くて震えました・・・」
「まあ気持ちはわかる。おっと剣の回収を忘れんなよ?」
「そ、そうでした!」

 ルシオが剣を拾い上げる。

「あれ?魔石が見当たりませんよ?」
「えーとな、聖水で倒すと魔石も消滅してしまうらしいんだ。なので聖水作戦をやってる間は魔石の回収は出来ない。だから最初は剣だけの回収でいいぞ」
「了解しました!」


 部屋に戻って来た。


「大体10分ほどでさっきのスケルトンが湧くから、レベルが上がらなくなるまで聖水作戦を繰り返せ!その後は普通に刀で戦うんだ。刀の訓練は毎日しっかりやっているのだから、今の実力なら十分戦えるハズ」
「頑張ります!」
「じゃあ俺はそろそろ自分の狩りを開始するぞ。ルシオの目標はレベル上げだが、俺の目的は聖水の補充と魔石集めだ。あとは食材集めもだな」

 俺は今回お気楽だよな~。雑魚敵を大量に狩るのも辛いっちゃ辛いけど。

「なるほど・・・。僕は食材を無視しても構わないのですよね?」
「無視してくれ。期間は一ヶ月しかないんだ。その間に出来るだけ強くならないと、もうこんなチャンスはそうそう無いからな?」
「はいっ!限界までやってみせます!」
「だが無茶だけは絶対するな!あのゴブリンみたいな強烈なのは狙わず、弱い敵を大量に狩る作戦で行け」
「了解です!」


 1階は出会った魔物以外スルーだ。ガチャ部屋を通り抜け、まずは4階を目指す。

 目的は水竜!

 水竜はゴブリンと違って、倒してから次のが湧くまで一ヶ月ほどかかる。今すぐ倒せば帰るまでにもう一体倒せる可能性があるんで、これを逃すワケにはいくまい!

 道中の魔物をサクサク倒し、魔石を収集しながらどんどん先へ進む。

 あの頃の俺はまるでわかっちゃいなかったけど、今になると雑魚敵から簡単にゲット出来る魔石(小)に感動を覚える。こんな簡単にいくらでも手に入れることが出来るんだよな・・・。

 とはいえガチャも相当回す必要があるから、何百個あっても足りないという。

 魔石(中)も集めておきたいし、水竜を倒したらゴブリンツアーと洒落込もうかね。ゴブリンも一度倒すと3日くらい湧かないからな~。早く倒した方がその分お得なのだ。


 4階の海産物コーナーを堪能しながら、ウハウハ状態で水竜の部屋に到着。

「おー、いたいた!流石はドラゴン、でけえな~!」

 あの当時は当たり前のようにコイツを倒してたんだけど、久々だと緊張するわ。


『ギュアアアアアアアアアアアアア!!!!』

「久しぶりだな!んじゃ早速殺し合おうか」

 ビームライフルがあれば楽勝だったのだろうけど、無いモノはしょうがない。
 それに、デカい魔物で感を取り戻すのも悪くない!


 ・・・でも予想より遥かに簡単にドラゴンを倒してしまった。


「そういや、ドラゴンってそれほど強くないんだった。やっぱり危険なのは下層のゴブリンか」

 ホントこのダンジョンって、見た目とのバランスがおかしいよな。


 マジックバッグに水竜を収容した。
 よーし、夕食は久々のドラゴンステーキだぜ!

 だがその前にゴブリンツアーだ。
 今日は朝早くからダンジョンに来たので、夜までまだまだ時間がある。ダンジョンだから朝も夜もないんだけどさ。


 その後、ゴブリンを討伐しながら、魔物を狩って狩って狩りまくった。

 3階の赤ゴブリンから先のゴブリン全部、もうアホみたいに強いのな。
 戦争でも死を覚悟したことなんか一度も無かったのに、10階のゴブリンとかマジで死ぬかと思ったぞ!
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