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ダンジョン編
35 炊飯ジャー
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ふぁあああああぁぁぁ
朝か・・・懐かしい夢を見たなー。師匠も元気でやってるだろかね?
さて起きるか!
アニキもモソモソと起きてきたので、泉で顔を洗って2人で歯を磨く。
「やっぱ歯磨き粉があると全然違うな!」
「コレどうやって作るんだろ?まるで想像がつかない」
「あー確かにまったくわからんな。研磨剤が入ってるらしいが」
「ほへー、飲んだら体に悪そうだ」
「まあ良くはねえだろうが、こんなマズイの飲む奴もおるまい」
さてと、まずはいつも通り朝の修行だ!
こん棒の素振りからやるかね。
ブンブンブンブン
これは意外とムズイぞ?重量あるから体が持ってかれるな。
ふとアニキを見ると、金属バットを縦横無尽に振り回している。アッチのほうがやりやすそうだなー。でもどんな物だろうが使いこなせという師匠の教えもあるからな。まあ今日はとりあえずこん棒で行けるとこまで行くことにしよう。
一汗かいたところで終了。いい具合に腹も減ってきた。
「アニキー、朝から米炊く?」
「ふー、あーそうだなー。昨日食い逃したし炊いてみっか」
料理専用の箱から鍋を取り出す。
「よく考えたら普通の鍋だと噴きこぼれるな・・・。蓋がグツグツなってても放置するような作り方だから、胴体部分が蓋の外側に広がる感じで、こう、噴きこぼれても下に溢れないような補強って出来ないか?」
「フムフム。ハの字を逆にしたように蓋の外に広げればいいん?」
「そうだな。そんな感じだ」
「オッケー!それくらいなら3分で出来る」
ってことでコンキンコンキン
「これでいい?」
「おうサンキュ。んじゃ米研ぐわ」
ザッシュザッシュ
「芯が残ると不味いから30分くらい水に浸しとくぞ。北海道とか東北じゃそれを「潤かす」って言うんだが、この言葉はもっと全国的に流行ってもいいよなぁ」
「へー。米なんか炊いたことないけど結構めんどくさいんだな」
「日本人の主食だからな。作り方くらいはコテツも覚えておいて損はないぞ」
「次に米炊くときオレやってみる」
「おう、1~2回やりゃすぐわかるハズだ」
ということで30分経過。火にかけてグツグツを見守ってるわけだが。
「鍋とか初めてだから結構不安が大きいな。「はじめチョロチョロ中パッパ、赤子泣いても蓋取るな」だったか・・・。チョロチョロは弱火として中パッパって何だよ?強火か?赤子泣いても蓋取るなは、グツグツ状態を見守ることなのか出来た後に蒸らすことを言っているのか・・・」
「アニキでも難しいことってあるんだな!」
「まあ最初は失敗すると思っててくれ。何度かやればコツ掴むべ」
アニキでも苦戦する米炊きを完璧にこなす炊飯ジャーって実はすげーな!
・・・・・
「さて、一応完成っちゃ完成だが・・・」
アニキがへらで出来を確認している。
「芯が残るのが一番よろしくないからコゲ覚悟でいってみたが、予想以上に上手くいったかもしれん。よし、20分ほど蒸らすか」
「久々のごはんだし、どうせなら美味いの食いたいもんな」
ってことで20分ほど経過。すでにステーキも焼き始めてる。
「よーし、待望の白飯が完成だ!肉もそろそろ焼けたろ」
「おっしゃー!タレの準備も完璧だぜ」
「「いただきます!」」
まずはごはんを一口。・・・フオオオオオオォォォ!
「うんめーーーーー!ごはんうめーーーーー!」
「マジで美味ぇ・・・家で食う白飯よか美味ぇんじゃねえか?コレ」
聖水で炊いてるしな!こんなパーフェクトごはん食った奴他にいないだろ。
ステーキ、レバ刺し、チャーシューをおかずに食う!食う!食う!
「「ごちそうさま!」」
いやー食った食った。朝からボリューム半端ないが、ごはんが美味すぎた。
「アァー、これで野菜もあったら完璧なんだがなぁ」
オレは無くても平気だけど確かにちょっと野菜食べたいかもしれん。
「あの木の葉っぱが一番野菜に近いが、どう見ても毒持ってそうな色なんだよな。しかもアレ魔物だしやっぱやめとくか」
「なんかイヤな予感するもんなアレ」
「さて、そろそろ棒術の修行に旅立つとするか。俺は2階攻めるんで今日はコテツ1階行ってくれ。1階と2階の担当交代しながら棒術のレベル高くなるまで毎日繰り返すぞ」
「わかったー、剣だけはアニキも全部拾っといてくれ」
「あーそうだな。剣はあればあるほどいい」
「んじゃま出発!」
さてさて、腹ごなしに大暴れしますかね。
・・・・・
スケさん発見!修行なので転移は使わないでいこう。
全速力で走る。うぅーやっぱこん棒重いなぁ。
クソッ、気付かれた!
骨が振りかぶった剣を避けようとするが、こん棒が重くて紙一重。
「うおおおおりゃあああ!」
フルスイングで一撃を叩き込む。重さが乗ってるのでスケさんはバラバラになった。
「よし!こん棒は却下!武器を作りに戻るぞ」
クソガー!
結局金属バットに変更することにした。アニキのよりワンランク軽い奴でいいか。
「でもなー、一緒ってのもなー」
そっか!バットにする必要ねえのか。僧侶とかが使うメイスっていいんでね?
持ちやすくて殴るほうはゴツく厚みを持たせて頑丈に。
本物のメイスがどんなのかわからんけど、とりあえず凶悪な武器が完成した。
朝か・・・懐かしい夢を見たなー。師匠も元気でやってるだろかね?
さて起きるか!
アニキもモソモソと起きてきたので、泉で顔を洗って2人で歯を磨く。
「やっぱ歯磨き粉があると全然違うな!」
「コレどうやって作るんだろ?まるで想像がつかない」
「あー確かにまったくわからんな。研磨剤が入ってるらしいが」
「ほへー、飲んだら体に悪そうだ」
「まあ良くはねえだろうが、こんなマズイの飲む奴もおるまい」
さてと、まずはいつも通り朝の修行だ!
こん棒の素振りからやるかね。
ブンブンブンブン
これは意外とムズイぞ?重量あるから体が持ってかれるな。
ふとアニキを見ると、金属バットを縦横無尽に振り回している。アッチのほうがやりやすそうだなー。でもどんな物だろうが使いこなせという師匠の教えもあるからな。まあ今日はとりあえずこん棒で行けるとこまで行くことにしよう。
一汗かいたところで終了。いい具合に腹も減ってきた。
「アニキー、朝から米炊く?」
「ふー、あーそうだなー。昨日食い逃したし炊いてみっか」
料理専用の箱から鍋を取り出す。
「よく考えたら普通の鍋だと噴きこぼれるな・・・。蓋がグツグツなってても放置するような作り方だから、胴体部分が蓋の外側に広がる感じで、こう、噴きこぼれても下に溢れないような補強って出来ないか?」
「フムフム。ハの字を逆にしたように蓋の外に広げればいいん?」
「そうだな。そんな感じだ」
「オッケー!それくらいなら3分で出来る」
ってことでコンキンコンキン
「これでいい?」
「おうサンキュ。んじゃ米研ぐわ」
ザッシュザッシュ
「芯が残ると不味いから30分くらい水に浸しとくぞ。北海道とか東北じゃそれを「潤かす」って言うんだが、この言葉はもっと全国的に流行ってもいいよなぁ」
「へー。米なんか炊いたことないけど結構めんどくさいんだな」
「日本人の主食だからな。作り方くらいはコテツも覚えておいて損はないぞ」
「次に米炊くときオレやってみる」
「おう、1~2回やりゃすぐわかるハズだ」
ということで30分経過。火にかけてグツグツを見守ってるわけだが。
「鍋とか初めてだから結構不安が大きいな。「はじめチョロチョロ中パッパ、赤子泣いても蓋取るな」だったか・・・。チョロチョロは弱火として中パッパって何だよ?強火か?赤子泣いても蓋取るなは、グツグツ状態を見守ることなのか出来た後に蒸らすことを言っているのか・・・」
「アニキでも難しいことってあるんだな!」
「まあ最初は失敗すると思っててくれ。何度かやればコツ掴むべ」
アニキでも苦戦する米炊きを完璧にこなす炊飯ジャーって実はすげーな!
・・・・・
「さて、一応完成っちゃ完成だが・・・」
アニキがへらで出来を確認している。
「芯が残るのが一番よろしくないからコゲ覚悟でいってみたが、予想以上に上手くいったかもしれん。よし、20分ほど蒸らすか」
「久々のごはんだし、どうせなら美味いの食いたいもんな」
ってことで20分ほど経過。すでにステーキも焼き始めてる。
「よーし、待望の白飯が完成だ!肉もそろそろ焼けたろ」
「おっしゃー!タレの準備も完璧だぜ」
「「いただきます!」」
まずはごはんを一口。・・・フオオオオオオォォォ!
「うんめーーーーー!ごはんうめーーーーー!」
「マジで美味ぇ・・・家で食う白飯よか美味ぇんじゃねえか?コレ」
聖水で炊いてるしな!こんなパーフェクトごはん食った奴他にいないだろ。
ステーキ、レバ刺し、チャーシューをおかずに食う!食う!食う!
「「ごちそうさま!」」
いやー食った食った。朝からボリューム半端ないが、ごはんが美味すぎた。
「アァー、これで野菜もあったら完璧なんだがなぁ」
オレは無くても平気だけど確かにちょっと野菜食べたいかもしれん。
「あの木の葉っぱが一番野菜に近いが、どう見ても毒持ってそうな色なんだよな。しかもアレ魔物だしやっぱやめとくか」
「なんかイヤな予感するもんなアレ」
「さて、そろそろ棒術の修行に旅立つとするか。俺は2階攻めるんで今日はコテツ1階行ってくれ。1階と2階の担当交代しながら棒術のレベル高くなるまで毎日繰り返すぞ」
「わかったー、剣だけはアニキも全部拾っといてくれ」
「あーそうだな。剣はあればあるほどいい」
「んじゃま出発!」
さてさて、腹ごなしに大暴れしますかね。
・・・・・
スケさん発見!修行なので転移は使わないでいこう。
全速力で走る。うぅーやっぱこん棒重いなぁ。
クソッ、気付かれた!
骨が振りかぶった剣を避けようとするが、こん棒が重くて紙一重。
「うおおおおりゃあああ!」
フルスイングで一撃を叩き込む。重さが乗ってるのでスケさんはバラバラになった。
「よし!こん棒は却下!武器を作りに戻るぞ」
クソガー!
結局金属バットに変更することにした。アニキのよりワンランク軽い奴でいいか。
「でもなー、一緒ってのもなー」
そっか!バットにする必要ねえのか。僧侶とかが使うメイスっていいんでね?
持ちやすくて殴るほうはゴツく厚みを持たせて頑丈に。
本物のメイスがどんなのかわからんけど、とりあえず凶悪な武器が完成した。
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