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ダンジョン編
36 修行
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「ウオラアアァァァ!」
ドガシャー
いいね。すごくいい。メイス爽快すぎるだろ!
六角形の辺の部分6カ所の中央のあたりもトゲトゲにして変則十二角形みたいな形にした。重量もそこそこあってゴーレムも叩けるはず。まあそんなの叩いてたら角の部分潰れて、最終的にはデコボコのバットみたいになりそうだけどな!
ただ気になるのがトゲトゲした鈍器だと、やわっこい敵を叩いたらその肉らしき物がどんどん付着していって、酷いことになるような予感しかしない。
「溝の部分は一応無いんだけど絶対付着しそうだよなあ・・・」
剣も最後にちゃんと清めないと酷い惨状なのは一緒だけどさ。まあ深い事は考え無いで行くとしよう。
・・・・・
「あー疲れたー」
狼は撲殺で良かったが、木はメイスじゃ相性悪すぎるので結局弱点に剣を刺して倒し、蜘蛛は叩く前にイヤな予感がしたので普通に拾った剣で倒した。蜘蛛なんかメイスで叩いたらそりゃー色んな物が飛び散って最悪なことになるに決まってる。
まあ基本は棒術のレベル上げメインだが、敵によって臨機応変な対応が必要だと学んだ。アニキも特攻服汚れるの我慢ならないだろうからきっと同じことやってるだろう。
「お?コテツもう帰ってたのか」
アニキが帰ってきたようだ。
「いやー危なかったぜ。2階に芋虫いただろ?アレ叩いたら色んな物飛び散って思いっきり浴びちまった。特攻服オシャカになるとこだったが、汚れ耐性付いてるらしく何とかセーフよ」
・・・浴びたようだ。
「お?武器換えたのか。ほ~、いいかもなコレ」
「おう!こん棒重くて使いにくいから専用武器作ったのだ」
「アニキ棒術上がったか?こっちは2上がってレベル6だ」
「えーとな・・・。レベル4になってるな」
「棒術が上位スキルに名前変わるまでやる?」
「あーそうだな。それくらいやればたぶん問題なかろう。けどどんな名前になるもんやら。剣豪は聞く称号だが棒豪なんて聞いたことねえし」
「オレも聞いたことないぞ」
「まあなってからのお楽しみか」
「明日は1階と2階の担当チェンジだったっけか」
「そうだな。2階は芋虫潰さなきゃあとはブッ叩きでOKだ」
「1階はねぇ、蜘蛛潰すとたぶんやばい。あと木は弱点に剣刺した方がいいよ」
「なるほど。木叩いてもキリが無さそうだもんな」
アニキが戦利品の魔石をジャラ-!っと出して箱に入れ替えている。
オレの倍くらいないか?そういや武器作ったりしてたからなぁ。気合い入れんと!
・・・・・
「なんかもう上がる気しないんだが」
こん棒の修行開始して3日目に棒術がレベル10になった。そして4日目に上位に変化させる予定だったわけだが・・・。
しかしどうもそこから上位に変化しないんだよね。アニキにも聞いた方がいいなこれは。
1階のどこかで戦ってるだろうけど、アニキのいる所にピンポイントで転移は出来ないので普通に探す。
風景思い浮かべればそこに転移出来るんだけど、人を思い浮かべるだけじゃダメらしい。
戦闘音が聞こえたのでダッシュで駆け寄ってみると、結構距離あるのにアニキがこっち振り向いた。速攻気付くとはさすがアニキ。
「なんだコテツか。どうした?」
「あのさー、棒術がレベル10から上がらないんだけどそっちはどう?」
「なんだと?コテツもかよ。こりゃ頭打ちかもしれんな」
頭打ち?あーそこで止まるって意味かな?
「棒もなかなか奥が深いと思い始めたとこなのに」
「俺も腰が入ったフルスイング極めてきたとこなんだがな。つかここでの棒術の扱いが木剣だとすると剣術の下のクラスの可能性がある」
「なるほど、剣の下かー。」
「もしくは棒を極めた奴がいないから用意されてないとかな」
「なんかの大会で棒使って優勝したら認められるかね」
「なんとも言えんがとにかくこれ以上の修行は無意味だな。一旦帰るか」
「わかったー。手出して、んじゃ転移!」
部屋に戻ってきた。
さて、なんか半端に修行したからかボス戦って気分じゃないな。
アニキどうするんだろ?ん?あー、ステータスのチェックか。
「お!?加護んとこに何か出てんぞ。大地神ヴェルミヘイルの加護だってよ」
なんですと!?
「やったなアニキ!魔法使えるぞ」
「魔法かー!大地神ってことは地だよな。地の魔法なんて言われてもわからんぞ」
「地な~、石礫を敵にぶつけたり、あとはなんだろ?地震起こしたり?」
「石礫か。まあそれはなんとなく想像つくが地震は無理だろ?天変地異起こすとか人間の範疇超えてるぞ」
「すげーMP使いそうだしな!あー・・・壁とか出して防御したり?」
「壁なんて出せるのか?家とか建てれそうだな」
「試しにやってみるといいよ。あ、ここじゃダメかも。壁とか壊せない部屋だから」
「なるほど。部屋の外でやってみっか」
「よし、石礫出ろ!うおおぉぉ!出たぞ!」
「おーーーすげーーー!アニキそれを前に飛ばすのだ」
「飛ばすだと!?投げるんじゃなくて飛ばす・・・飛ばす・・・」
ドゴッ
「おーーーなるほど・・・これはアレだな。イメージが重要と見た」
アニキが瞑想に入った。地もおもれーな!ってうおおお!デカい岩が・・・
ドゴオオオオン!!
「なるほどこうか。で、MPは・・・今ので10?これはちゃんと検証せんとな」
魔法覚えた時ってオレもあんなだったな。こっちもまた研究すっか!
ドガシャー
いいね。すごくいい。メイス爽快すぎるだろ!
六角形の辺の部分6カ所の中央のあたりもトゲトゲにして変則十二角形みたいな形にした。重量もそこそこあってゴーレムも叩けるはず。まあそんなの叩いてたら角の部分潰れて、最終的にはデコボコのバットみたいになりそうだけどな!
ただ気になるのがトゲトゲした鈍器だと、やわっこい敵を叩いたらその肉らしき物がどんどん付着していって、酷いことになるような予感しかしない。
「溝の部分は一応無いんだけど絶対付着しそうだよなあ・・・」
剣も最後にちゃんと清めないと酷い惨状なのは一緒だけどさ。まあ深い事は考え無いで行くとしよう。
・・・・・
「あー疲れたー」
狼は撲殺で良かったが、木はメイスじゃ相性悪すぎるので結局弱点に剣を刺して倒し、蜘蛛は叩く前にイヤな予感がしたので普通に拾った剣で倒した。蜘蛛なんかメイスで叩いたらそりゃー色んな物が飛び散って最悪なことになるに決まってる。
まあ基本は棒術のレベル上げメインだが、敵によって臨機応変な対応が必要だと学んだ。アニキも特攻服汚れるの我慢ならないだろうからきっと同じことやってるだろう。
「お?コテツもう帰ってたのか」
アニキが帰ってきたようだ。
「いやー危なかったぜ。2階に芋虫いただろ?アレ叩いたら色んな物飛び散って思いっきり浴びちまった。特攻服オシャカになるとこだったが、汚れ耐性付いてるらしく何とかセーフよ」
・・・浴びたようだ。
「お?武器換えたのか。ほ~、いいかもなコレ」
「おう!こん棒重くて使いにくいから専用武器作ったのだ」
「アニキ棒術上がったか?こっちは2上がってレベル6だ」
「えーとな・・・。レベル4になってるな」
「棒術が上位スキルに名前変わるまでやる?」
「あーそうだな。それくらいやればたぶん問題なかろう。けどどんな名前になるもんやら。剣豪は聞く称号だが棒豪なんて聞いたことねえし」
「オレも聞いたことないぞ」
「まあなってからのお楽しみか」
「明日は1階と2階の担当チェンジだったっけか」
「そうだな。2階は芋虫潰さなきゃあとはブッ叩きでOKだ」
「1階はねぇ、蜘蛛潰すとたぶんやばい。あと木は弱点に剣刺した方がいいよ」
「なるほど。木叩いてもキリが無さそうだもんな」
アニキが戦利品の魔石をジャラ-!っと出して箱に入れ替えている。
オレの倍くらいないか?そういや武器作ったりしてたからなぁ。気合い入れんと!
・・・・・
「なんかもう上がる気しないんだが」
こん棒の修行開始して3日目に棒術がレベル10になった。そして4日目に上位に変化させる予定だったわけだが・・・。
しかしどうもそこから上位に変化しないんだよね。アニキにも聞いた方がいいなこれは。
1階のどこかで戦ってるだろうけど、アニキのいる所にピンポイントで転移は出来ないので普通に探す。
風景思い浮かべればそこに転移出来るんだけど、人を思い浮かべるだけじゃダメらしい。
戦闘音が聞こえたのでダッシュで駆け寄ってみると、結構距離あるのにアニキがこっち振り向いた。速攻気付くとはさすがアニキ。
「なんだコテツか。どうした?」
「あのさー、棒術がレベル10から上がらないんだけどそっちはどう?」
「なんだと?コテツもかよ。こりゃ頭打ちかもしれんな」
頭打ち?あーそこで止まるって意味かな?
「棒もなかなか奥が深いと思い始めたとこなのに」
「俺も腰が入ったフルスイング極めてきたとこなんだがな。つかここでの棒術の扱いが木剣だとすると剣術の下のクラスの可能性がある」
「なるほど、剣の下かー。」
「もしくは棒を極めた奴がいないから用意されてないとかな」
「なんかの大会で棒使って優勝したら認められるかね」
「なんとも言えんがとにかくこれ以上の修行は無意味だな。一旦帰るか」
「わかったー。手出して、んじゃ転移!」
部屋に戻ってきた。
さて、なんか半端に修行したからかボス戦って気分じゃないな。
アニキどうするんだろ?ん?あー、ステータスのチェックか。
「お!?加護んとこに何か出てんぞ。大地神ヴェルミヘイルの加護だってよ」
なんですと!?
「やったなアニキ!魔法使えるぞ」
「魔法かー!大地神ってことは地だよな。地の魔法なんて言われてもわからんぞ」
「地な~、石礫を敵にぶつけたり、あとはなんだろ?地震起こしたり?」
「石礫か。まあそれはなんとなく想像つくが地震は無理だろ?天変地異起こすとか人間の範疇超えてるぞ」
「すげーMP使いそうだしな!あー・・・壁とか出して防御したり?」
「壁なんて出せるのか?家とか建てれそうだな」
「試しにやってみるといいよ。あ、ここじゃダメかも。壁とか壊せない部屋だから」
「なるほど。部屋の外でやってみっか」
「よし、石礫出ろ!うおおぉぉ!出たぞ!」
「おーーーすげーーー!アニキそれを前に飛ばすのだ」
「飛ばすだと!?投げるんじゃなくて飛ばす・・・飛ばす・・・」
ドゴッ
「おーーーなるほど・・・これはアレだな。イメージが重要と見た」
アニキが瞑想に入った。地もおもれーな!ってうおおお!デカい岩が・・・
ドゴオオオオン!!
「なるほどこうか。で、MPは・・・今ので10?これはちゃんと検証せんとな」
魔法覚えた時ってオレもあんなだったな。こっちもまた研究すっか!
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