64 / 183
ダンジョン編
64 準備はいいんかね?
しおりを挟む
闇ガチャの前で座禅を組む。リベンジマッチだ。妥協は許されない。
目をカッと開き、レバーを回す。
ガチャコン!
「よし!赤だ!!」
やはり運が溜まっている。この機を逃すな!
カードに書かれている文字は【アクセサリー】
[闇のサークレット+]
:精神耐性の付いたサークレット。強い精神攻撃を防げる。評価A
:斬撃耐性 衝撃耐性
:即死耐性◎ 恐怖耐性◎ 混乱耐性◎ 魅了耐性◎ 呪い耐性◎
「っしゃあああああああああああああ!!!」
渾身のガッツポーズ。ホントは腕輪が良かったんだけど、この黒いサークレットはデザインが格好いいからこれでもOKだ。
「一撃とはやるじゃねえか!これで二人とも精神耐性は完璧だな」
いやー、やっと安心した。精神防御は最重要課題だったからな。あーでもまだ2回分の闇魔石あるんだけどどうしよう?闇はもう欲しいの無いよな?
「闇属性で欲しいのって、他に何かある?」
「んーーー、無いな。ブラッディナイフは優秀だが、闇の武器を欲しい理由も無いし、防具も別に闇である必要はあるまい。魔物ってむしろ闇属性の方向だから、光属性みたいな武器のほうが効きそうだ。・・・思えば光ガチャってのは無いんだよな」
そういやなんで光ガチャって無いんだろ?闇があったら普通は光もありそうなのに。
「ウーム・・・、まあいいや。闇はもうお腹いっぱいだからデラックスいってみる!」
「デラックスは何が出るかわからんから完全に運のみだ」
デラックス回すのって特攻服以来か?属性ガチャばっかやってたから新鮮だな。
今は特に欲しい物ってのは無いから、何かおもろいので頼む!
まだ運が残ってることを祈りながら精神集中。
ガチャコン!
「おおお?赤の音だ。赤ってたしか服だったよ「特攻服で頼む!!!」・・・な」
アニキが凄い勢いで特攻服の依頼を被せて来た。期待に答えねばなるまいよ。
書かれている文字はもちろん【服】
ぬう、派手な服だなあ・・・。この模様はなんだ?ハイビスカスだっけ?
「アロハシャツじゃねえか!」
アニキがアロハシャツをオレから捥ぎ取り床に叩きつけた。
「スマン、お約束なのでやる必要があった」
「わははははは!それアニキにやるよ。海の男大完成だな!」
「もうこれはそういう流れだったとしか言えんな。俺ん時じゃなくてコテツの順番で繋がるとは」
これもう絶対わざとだろ!海セットしか出ないのは勘弁して欲しい。
「海の男完成したことだしもう次は無いと思いたい。デラックス続行だ!」
気合を入れ直して集中!
ガチャコン
「うーん、金とか出してオリハルコンクラスの何か欲しかったのに」
緑だった。カードに書かれている文字は【米】
「お?当たりだ」
「ナイスだコテツ!そろそろ欲しいと思ってたんだよ」
「米無くなると肉オンリーになるから節約してたもんな」
「あとは小麦粉が出れば料理の幅広がるんだが」
小麦粉もたぶん緑だと思うんだよね。ラーメン食べたいから早いとこ引き当てたい。重曹出したときにアニキが作れるって言ってたし。・・・モンスターの骨からダシ取れるのかわからんけど。
「んじゃラストのデラックスだ!」
「米が出たから海の流れはたぶん終わったぞ。今がチャンスだ」
個人的にはすんごい釣り竿とかでもいいんだけどね。2本あるからそれはもういいか。
ガチャコン!キュピン!
「来た!!!銀だ!」
「うおおおお!大チャンスじゃねえか!」
書かれている文字は【鎧】
[ミスリルのフルプレートアーマー]
:総ミスリル製のフルプレートアーマー。評価A
:体力10%アップ
:斬撃耐性 衝撃耐性 魔法耐性
:鋼鉄製の鎧より軽く機動性に優れる。
「うーん・・・、鋼鉄製より軽いって書いてるけど、これ絶対重いよね?」
「凄えなコレ。まさに西洋の鎧って感じだ。金持ちが廊下に飾ってある奴だ」
装着してみた。
「大きさ合わなくてブカブカだし前は見えんし、重くてまともに動けんぞー」
「兜もデカいから目の部分がズレてしまってるな。コテツがもっと成長してハイパーマッチョになったら、それを着てドラゴンに特攻するといい」
「成長してもコレ着るのなんかヤダ。重いからあんまり動けないじゃん」
「でもフルプレートでまったく隙が無いぜ?デュラハンもガッチガチだったろ」
「んじゃアニキにあげるから、コレ着てバフォメットに特攻だ!」
「いらん!!!俺には特攻服があるからな!」
「オレもいらん!もう脱ぐ」
脱いだ。
「良い物だとは思うけど実用性ゼロだ!」
「しゃーない。ゴリマッチョの仲間が出来たら渡すといいだろう。売ってもいいしな」
まあいずれそういう仲間が出来る可能性あるしな。それまで大事にとっておこう。
ガチャコン
水ガチャをサクッと回す。緑だった。
[マジックポーション]
:純正マジックポーション。評価B
:総MPの30%を回復する。
:全部飲みきること。
「おお!?当たりだ」
「ナイス!素晴らしいタイミングだ。ボス戦が楽になったぞ!」
これでお化け結界を多くかけられるようになった!ありがてえ!
ガチャコン 青 醤油
ガチャコン 青 醤油
ガチャコン 緑 マスタード
ガチャコン 赤 パンツ(ブリーフ)
そして最後にノーマルを4回やって今回のガチャは終了した。
目をカッと開き、レバーを回す。
ガチャコン!
「よし!赤だ!!」
やはり運が溜まっている。この機を逃すな!
カードに書かれている文字は【アクセサリー】
[闇のサークレット+]
:精神耐性の付いたサークレット。強い精神攻撃を防げる。評価A
:斬撃耐性 衝撃耐性
:即死耐性◎ 恐怖耐性◎ 混乱耐性◎ 魅了耐性◎ 呪い耐性◎
「っしゃあああああああああああああ!!!」
渾身のガッツポーズ。ホントは腕輪が良かったんだけど、この黒いサークレットはデザインが格好いいからこれでもOKだ。
「一撃とはやるじゃねえか!これで二人とも精神耐性は完璧だな」
いやー、やっと安心した。精神防御は最重要課題だったからな。あーでもまだ2回分の闇魔石あるんだけどどうしよう?闇はもう欲しいの無いよな?
「闇属性で欲しいのって、他に何かある?」
「んーーー、無いな。ブラッディナイフは優秀だが、闇の武器を欲しい理由も無いし、防具も別に闇である必要はあるまい。魔物ってむしろ闇属性の方向だから、光属性みたいな武器のほうが効きそうだ。・・・思えば光ガチャってのは無いんだよな」
そういやなんで光ガチャって無いんだろ?闇があったら普通は光もありそうなのに。
「ウーム・・・、まあいいや。闇はもうお腹いっぱいだからデラックスいってみる!」
「デラックスは何が出るかわからんから完全に運のみだ」
デラックス回すのって特攻服以来か?属性ガチャばっかやってたから新鮮だな。
今は特に欲しい物ってのは無いから、何かおもろいので頼む!
まだ運が残ってることを祈りながら精神集中。
ガチャコン!
「おおお?赤の音だ。赤ってたしか服だったよ「特攻服で頼む!!!」・・・な」
アニキが凄い勢いで特攻服の依頼を被せて来た。期待に答えねばなるまいよ。
書かれている文字はもちろん【服】
ぬう、派手な服だなあ・・・。この模様はなんだ?ハイビスカスだっけ?
「アロハシャツじゃねえか!」
アニキがアロハシャツをオレから捥ぎ取り床に叩きつけた。
「スマン、お約束なのでやる必要があった」
「わははははは!それアニキにやるよ。海の男大完成だな!」
「もうこれはそういう流れだったとしか言えんな。俺ん時じゃなくてコテツの順番で繋がるとは」
これもう絶対わざとだろ!海セットしか出ないのは勘弁して欲しい。
「海の男完成したことだしもう次は無いと思いたい。デラックス続行だ!」
気合を入れ直して集中!
ガチャコン
「うーん、金とか出してオリハルコンクラスの何か欲しかったのに」
緑だった。カードに書かれている文字は【米】
「お?当たりだ」
「ナイスだコテツ!そろそろ欲しいと思ってたんだよ」
「米無くなると肉オンリーになるから節約してたもんな」
「あとは小麦粉が出れば料理の幅広がるんだが」
小麦粉もたぶん緑だと思うんだよね。ラーメン食べたいから早いとこ引き当てたい。重曹出したときにアニキが作れるって言ってたし。・・・モンスターの骨からダシ取れるのかわからんけど。
「んじゃラストのデラックスだ!」
「米が出たから海の流れはたぶん終わったぞ。今がチャンスだ」
個人的にはすんごい釣り竿とかでもいいんだけどね。2本あるからそれはもういいか。
ガチャコン!キュピン!
「来た!!!銀だ!」
「うおおおお!大チャンスじゃねえか!」
書かれている文字は【鎧】
[ミスリルのフルプレートアーマー]
:総ミスリル製のフルプレートアーマー。評価A
:体力10%アップ
:斬撃耐性 衝撃耐性 魔法耐性
:鋼鉄製の鎧より軽く機動性に優れる。
「うーん・・・、鋼鉄製より軽いって書いてるけど、これ絶対重いよね?」
「凄えなコレ。まさに西洋の鎧って感じだ。金持ちが廊下に飾ってある奴だ」
装着してみた。
「大きさ合わなくてブカブカだし前は見えんし、重くてまともに動けんぞー」
「兜もデカいから目の部分がズレてしまってるな。コテツがもっと成長してハイパーマッチョになったら、それを着てドラゴンに特攻するといい」
「成長してもコレ着るのなんかヤダ。重いからあんまり動けないじゃん」
「でもフルプレートでまったく隙が無いぜ?デュラハンもガッチガチだったろ」
「んじゃアニキにあげるから、コレ着てバフォメットに特攻だ!」
「いらん!!!俺には特攻服があるからな!」
「オレもいらん!もう脱ぐ」
脱いだ。
「良い物だとは思うけど実用性ゼロだ!」
「しゃーない。ゴリマッチョの仲間が出来たら渡すといいだろう。売ってもいいしな」
まあいずれそういう仲間が出来る可能性あるしな。それまで大事にとっておこう。
ガチャコン
水ガチャをサクッと回す。緑だった。
[マジックポーション]
:純正マジックポーション。評価B
:総MPの30%を回復する。
:全部飲みきること。
「おお!?当たりだ」
「ナイス!素晴らしいタイミングだ。ボス戦が楽になったぞ!」
これでお化け結界を多くかけられるようになった!ありがてえ!
ガチャコン 青 醤油
ガチャコン 青 醤油
ガチャコン 緑 マスタード
ガチャコン 赤 パンツ(ブリーフ)
そして最後にノーマルを4回やって今回のガチャは終了した。
14
あなたにおすすめの小説
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
現実世界にダンジョンが出現したのでフライングして最強に!
おとうふ
ファンタジー
2026年、突如として世界中にダンジョンが出現した。
ダンジョン内は無尽蔵にモンスターが湧き出し、それを倒すことでレベルが上がり、ステータスが上昇するという不思議空間だった。
過去の些細な事件のトラウマを克服できないまま、不登校の引きこもりになっていた中学2年生の橘冬夜は、好奇心から自宅近くに出現したダンジョンに真っ先に足を踏み入れた。
ダンジョンとは何なのか。なぜ出現したのか。その先に何があるのか。
世界が大混乱に陥る中、何もわからないままに、冬夜はこっそりとダンジョン探索にのめり込んでいく。
やがて来る厄災の日、そんな冬夜の好奇心が多くの人の命を救うことになるのだが、それはまだ誰も知らぬことだった。
至らぬところも多いと思いますが、よろしくお願いします!
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
転生したら『塔』の主になった。ポイントでガチャ回してフロア増やしたら、いつの間にか世界最強のダンジョンになってた
季未
ファンタジー
【書き溜めがなくなるまで高頻度更新!♡٩( 'ω' )و】
気がつくとダンジョンコア(石)になっていた。
手持ちの資源はわずか。迫りくる野生の魔物やコアを狙う冒険者たち。 頼れるのは怪しげな「魔物ガチャ」だけ!?
傷ついた少女・リナを保護したことをきっかけにダンジョンは急速に進化を始める。
罠を張り巡らせた塔を建築し、資源を集め、強力な魔物をガチャで召喚!
人間と魔族、どこの勢力にも属さない独立した「最強のダンジョン」が今、産声を上げる!
【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。
木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。
しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。
そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。
【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】
ザコ魔法使いの僕がダンジョンで1人ぼっち!魔獣に襲われても石化した僕は無敵状態!経験値が溜まり続けて気づいた時には最強魔導士に!?
さかいおさむ
ファンタジー
戦士は【スキル】と呼ばれる能力を持っている。
僕はスキルレベル1のザコ魔法使いだ。
そんな僕がある日、ダンジョン攻略に向かう戦士団に入ることに……
パーティに置いていかれ僕は1人ダンジョンに取り残される。
全身ケガだらけでもう助からないだろう……
諦めたその時、手に入れた宝を装備すると無敵の石化状態に!?
頑張って攻撃してくる魔獣には申し訳ないがダメージは皆無。経験値だけが溜まっていく。
気づけば全魔法がレベル100!?
そろそろ反撃開始してもいいですか?
内気な最強魔法使いの僕が美女たちと冒険しながら人助け!
異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします
Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。
相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。
現在、第四章フェレスト王国ドワーフ編
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる