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マクシスはアリと一緒に剣術や弓の稽古をするようになった。ただ、うまくはいっていないようだ。報告に来たアリが「剣は出る位置がおかしいし、矢はまったく的に当たらない」とため息をつく。
「だから気分転換に、遠乗りにでも行ってみようかと思うんだが」
「遠乗りだと?二人でか?」
「だめか?マクシスも乗り気なんだが」
「マクシスと呼んでいるのか?」
「問題か?本人から許可はもらってるぞ」
俺はぐっとこらえて許可を出す。縛ってはいけない。嫉妬なんてもってのほかだ。
執務室から下を見ていると、アリは厩舎から馬を引いてきてマクシスを乗せ、その後ろに自分が乗った。「二人で一頭とは聞いていない」と、俺は執務室の窓際でぐっと拳を握る。
アリのやつ、あんなにマクシスと密着して…俺は手を握ったことすらなくて、毎日寝室でマクシスのことを思いながら自分のものを握っているだけなのに。と、視線に気づく。
「リュート、何だ」
「なあ…今日久しぶりにどうだ?最近ヤッてないだろ?溜まってるんじゃないか?」
リュートが湿り気のある声で股間を触ってくるので、俺はため息をついて手を払いのけた。
「溜まってるのはお前じゃないのか。俺は大丈夫だから、よそで発散してこい」
小さな舌打ちが聞こえた気がした。
ーーー
遠乗りから帰って来たマクシスは、何故か部屋にこもって図面を引くようになった。アリに聞いてみると、アリが彼の兄・ダグの話をしたらしい。
ダグ。リュートが率いる第一軍団の副将だった男。脚を怪我して、馬に乗ることができなくなり、戦列を離れた。どうにか脚が治らないか頑張っていたが無理で、今は家業の鍛冶屋を継いでいる。
彼が引退してから何度が会いに行ったが、暗い目で「仕事だけじゃなくて生きがいも恋人も失った」と言われてからは、悪いと思いつつ足が遠のいている。
「マクシスの話じゃ、ランクス王国の将校が脚を怪我したあとも特殊な馬具を使って馬に乗って、しかも大きな武功を挙げたらしいんだ。その馬具をここで作れれば、兄貴もまた馬に乗れるかも」
ヴァルグランドは遊牧民族由来の国で、馬に乗れないことは、感覚的には死に等しい。軍に復帰はできなくても、せめてまた馬に乗れるようになれば、ダグも生きる希望を取り戻すかもしれない。
俺は鍛冶屋になったダグと大工のノアクをマクシスにつけ、特殊馬具開発の行方を見守ることにした。
数週間後マクシスたちは馬具を完成させ、ダグはあっさりまた馬に乗れるようになった。特殊馬具のことは瞬く間に傷痍軍人たちに広まり、彼らは生きる希望を取り戻してマクシスを敬愛するようになる。
そして律儀なことに、マクシスは俺に「ダグとノアクをつけてくれた礼」を言いに来た。
「感謝いたします、国王陛下」
「礼には及ばない。こちらが礼を言うべきだろう」
「そんなことは…!失礼かもしれませんが、何か陛下にお礼を差し上げたいのですが」
ああ、じゃあ俺のアナルにペニスを突っ込んで最奥まで掘って狂うほどイカせてくれ。そう言いたい気持ちを俺はぐっとこらえた。今日の夜もまた、妄想が騒いで眠れないだろう。
「だから気分転換に、遠乗りにでも行ってみようかと思うんだが」
「遠乗りだと?二人でか?」
「だめか?マクシスも乗り気なんだが」
「マクシスと呼んでいるのか?」
「問題か?本人から許可はもらってるぞ」
俺はぐっとこらえて許可を出す。縛ってはいけない。嫉妬なんてもってのほかだ。
執務室から下を見ていると、アリは厩舎から馬を引いてきてマクシスを乗せ、その後ろに自分が乗った。「二人で一頭とは聞いていない」と、俺は執務室の窓際でぐっと拳を握る。
アリのやつ、あんなにマクシスと密着して…俺は手を握ったことすらなくて、毎日寝室でマクシスのことを思いながら自分のものを握っているだけなのに。と、視線に気づく。
「リュート、何だ」
「なあ…今日久しぶりにどうだ?最近ヤッてないだろ?溜まってるんじゃないか?」
リュートが湿り気のある声で股間を触ってくるので、俺はため息をついて手を払いのけた。
「溜まってるのはお前じゃないのか。俺は大丈夫だから、よそで発散してこい」
小さな舌打ちが聞こえた気がした。
ーーー
遠乗りから帰って来たマクシスは、何故か部屋にこもって図面を引くようになった。アリに聞いてみると、アリが彼の兄・ダグの話をしたらしい。
ダグ。リュートが率いる第一軍団の副将だった男。脚を怪我して、馬に乗ることができなくなり、戦列を離れた。どうにか脚が治らないか頑張っていたが無理で、今は家業の鍛冶屋を継いでいる。
彼が引退してから何度が会いに行ったが、暗い目で「仕事だけじゃなくて生きがいも恋人も失った」と言われてからは、悪いと思いつつ足が遠のいている。
「マクシスの話じゃ、ランクス王国の将校が脚を怪我したあとも特殊な馬具を使って馬に乗って、しかも大きな武功を挙げたらしいんだ。その馬具をここで作れれば、兄貴もまた馬に乗れるかも」
ヴァルグランドは遊牧民族由来の国で、馬に乗れないことは、感覚的には死に等しい。軍に復帰はできなくても、せめてまた馬に乗れるようになれば、ダグも生きる希望を取り戻すかもしれない。
俺は鍛冶屋になったダグと大工のノアクをマクシスにつけ、特殊馬具開発の行方を見守ることにした。
数週間後マクシスたちは馬具を完成させ、ダグはあっさりまた馬に乗れるようになった。特殊馬具のことは瞬く間に傷痍軍人たちに広まり、彼らは生きる希望を取り戻してマクシスを敬愛するようになる。
そして律儀なことに、マクシスは俺に「ダグとノアクをつけてくれた礼」を言いに来た。
「感謝いたします、国王陛下」
「礼には及ばない。こちらが礼を言うべきだろう」
「そんなことは…!失礼かもしれませんが、何か陛下にお礼を差し上げたいのですが」
ああ、じゃあ俺のアナルにペニスを突っ込んで最奥まで掘って狂うほどイカせてくれ。そう言いたい気持ちを俺はぐっとこらえた。今日の夜もまた、妄想が騒いで眠れないだろう。
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