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14 陛下を犯したい【ガイセル目線】
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マクシスの部屋の前を通りかかってアリと立ち話していたら、中から抵抗するような声が聞こえた。アリと顔を見合わせて「何してる!」とドアを開けると、マクシスとつながっているリュートと目が合う。マクシスの目には涙が溜まっていた。
「国王…陛下…!」
「ガイセル、違うこれは…皇子が興奮してたから…」
俺はリュートをぶん殴る。浅く結合していたペニスは、ずるっと抜けた。一発では気が済まなくて、俺はリュートの顔が腫れあがって元の顔がわからなくなるまで殴り続け、「リュートが死んじまう!」とアリに引きはがされてようやく止まった。
「死んで構わない。こんな…マクシスにこんなっ…」
アリが「牢に入れとくから」とリュートを引きずり出し、部屋には涙を溜めたマクシスと、拳から血を流す俺だけが残った。
「何があった」
「リュート将軍とお茶を飲んでいたら、急に体調が悪くなって…ベッドに運んでいただいたのですが、リュート将軍が…」
一部始終を聞いて、俺はリュートがマクシスに媚薬を盛って犯そうとしたのだと理解する。やはりリュートを殺すべきだったと後悔する。殴るのではなく剣で首を落とせばよかった。けれど今は…
「体調は大丈夫か」
「それがその…まだ変で」
「どうしたい?このまま待つのは辛いだろう。女を呼ぶか?」
「あの、女性ではなく…」
「男がいいか?」
「…ええ」
俺の心にズキンと痛みが走る。誰だ。誰に抱かれるつもりだ。アリか?
「誰がいい?」
「あの…その…」
マクシスは俺の拳をそっと持ち上げて、血を舐めた。たったそれだけで、信じられない快感が全身を走る。
「…!」
「陛下が…いいです。陛下を犯したいです。うまくできるかわかりませんが…」
「マクシス、それは…!」
「だめですか?陛下はテントで、僕のことを見ながら慰めていらしたでしょう?僕に突き上げられたいと繰り返しながら…」
顔が熱くなる。きっと赤くなっているだろう。
「見てたのか」
「はい」
「全部?」
「全部かどうかわかりませんが、木型を使っておられたのも、乳首が弱くていらっしゃるのも見ました」
俺は恥ずかしさで消え入りそうになり、手で顔を覆う。その手をマクシスがはがす。
「僕もしたいんです。陛下と。陛下をめちゃくちゃにして、可愛く喘がせたい。いけませんか?」
信じられない。こんなの信じられない。
「これは…夢なのか?」
「いいえ」
マクシスが微笑む。俺はゆっくりと服を脱いだ。戦場で最前線に立つときよりも緊張しながら。
「国王…陛下…!」
「ガイセル、違うこれは…皇子が興奮してたから…」
俺はリュートをぶん殴る。浅く結合していたペニスは、ずるっと抜けた。一発では気が済まなくて、俺はリュートの顔が腫れあがって元の顔がわからなくなるまで殴り続け、「リュートが死んじまう!」とアリに引きはがされてようやく止まった。
「死んで構わない。こんな…マクシスにこんなっ…」
アリが「牢に入れとくから」とリュートを引きずり出し、部屋には涙を溜めたマクシスと、拳から血を流す俺だけが残った。
「何があった」
「リュート将軍とお茶を飲んでいたら、急に体調が悪くなって…ベッドに運んでいただいたのですが、リュート将軍が…」
一部始終を聞いて、俺はリュートがマクシスに媚薬を盛って犯そうとしたのだと理解する。やはりリュートを殺すべきだったと後悔する。殴るのではなく剣で首を落とせばよかった。けれど今は…
「体調は大丈夫か」
「それがその…まだ変で」
「どうしたい?このまま待つのは辛いだろう。女を呼ぶか?」
「あの、女性ではなく…」
「男がいいか?」
「…ええ」
俺の心にズキンと痛みが走る。誰だ。誰に抱かれるつもりだ。アリか?
「誰がいい?」
「あの…その…」
マクシスは俺の拳をそっと持ち上げて、血を舐めた。たったそれだけで、信じられない快感が全身を走る。
「…!」
「陛下が…いいです。陛下を犯したいです。うまくできるかわかりませんが…」
「マクシス、それは…!」
「だめですか?陛下はテントで、僕のことを見ながら慰めていらしたでしょう?僕に突き上げられたいと繰り返しながら…」
顔が熱くなる。きっと赤くなっているだろう。
「見てたのか」
「はい」
「全部?」
「全部かどうかわかりませんが、木型を使っておられたのも、乳首が弱くていらっしゃるのも見ました」
俺は恥ずかしさで消え入りそうになり、手で顔を覆う。その手をマクシスがはがす。
「僕もしたいんです。陛下と。陛下をめちゃくちゃにして、可愛く喘がせたい。いけませんか?」
信じられない。こんなの信じられない。
「これは…夢なのか?」
「いいえ」
マクシスが微笑む。俺はゆっくりと服を脱いだ。戦場で最前線に立つときよりも緊張しながら。
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