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17 お帰りなさい、陛下【マクシス目線】
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リュート将軍は縁戚関係にあたる国に送られた。僕の周りでも変化が起きている。
まず僕のあまりの「できなさ加減」に匙を投げてしまったアリさん(アリ殿は仰々しいからせめてさん付けにしろと言われた)が、剣と弓の指南役を紹介してくれた。
ホノ師匠。元将軍で前宰相というとんでもない肩書をもった人物だ。「今は隠居の身、この仕事もボランティアだ」と言いながらも、眼光は鋭い。一方で僕にも気さくに接してくれる人でもある。
まずは「食が細すぎる」と言われて食トレ。食事の後には散歩。そして剣の素振り。慣れてきたらランニングと坂ダッシュを追加。
「もういっちょ!」
「苦しくなってからが勝負!」
師匠は六十歳を超えているのに、二十二歳の僕とメニューをこなしつつ、僕を励まし続ける。身体を動かしながら接することで、元将軍で前宰相である師匠に対する緊張も徐々に解けてきた。
「次は左で振ってみろ」
「左ですか?」
「戦場で利き手を怪我したとき、反対じゃ剣を振れませんじゃ、話にならん」
少しずつ木刀が軽く感じられるようになり、走れる距離が伸びてくる。運動量が増えるにつれて、食事も多く食べられるようになり、身体は軽く一回りは大きくなった。
「根性あるな」
「ありがとうございます」
「わしに敬語なんてやめてくれ」
「でも師匠ですから」
「師匠か…それは悪くないな」
陛下は辺境の小競り合いを仲裁しに行っているが、帰ってこられたら逞しくなったところをお見せしたい。そうしたらまた、夜を一緒に過ごしていただけるかも。
そんな煩悩を抱えていたら、ついに陛下が帰って来た。僕は木刀を持ったまま陛下のところまで走っていく。ここへ来たときより少し伸びた金髪から、汗が落ちる。
「国王陛下、お帰りなさいませ」
「ただいま、マクシス」
なんてことない会話のはずなのに、よく考えたらなんだか夫婦っぽくて、照れてしまう。陛下が僕の耳に口を寄せる。耳に少し甘い声があたるだけで、溶けそうだ。
「今夜、来てくれるか?」
「はい」
陛下に会えなかった期間は、精を吐き出したくても我慢して溜めておいた。帰ってきた陛下に、心ゆくまで満足していただきたくて。
「陛下っ…ああ…」
「マクシス、マクシ…ああああっん、ずっとしたかった…」
「僕もです。でも我慢してました」
「ごめ…俺はっ…我慢、できなくて…っ」
遠征先で木型を使ってしまった陛下。僕は何だか悔しくて、深い深いピストンを繰り返す。
「木型とどちらがいいですか?」
「んっ…マクシスのほうが気持ちいっに決まってる…気持ちいっ…イクッ…」
まず僕のあまりの「できなさ加減」に匙を投げてしまったアリさん(アリ殿は仰々しいからせめてさん付けにしろと言われた)が、剣と弓の指南役を紹介してくれた。
ホノ師匠。元将軍で前宰相というとんでもない肩書をもった人物だ。「今は隠居の身、この仕事もボランティアだ」と言いながらも、眼光は鋭い。一方で僕にも気さくに接してくれる人でもある。
まずは「食が細すぎる」と言われて食トレ。食事の後には散歩。そして剣の素振り。慣れてきたらランニングと坂ダッシュを追加。
「もういっちょ!」
「苦しくなってからが勝負!」
師匠は六十歳を超えているのに、二十二歳の僕とメニューをこなしつつ、僕を励まし続ける。身体を動かしながら接することで、元将軍で前宰相である師匠に対する緊張も徐々に解けてきた。
「次は左で振ってみろ」
「左ですか?」
「戦場で利き手を怪我したとき、反対じゃ剣を振れませんじゃ、話にならん」
少しずつ木刀が軽く感じられるようになり、走れる距離が伸びてくる。運動量が増えるにつれて、食事も多く食べられるようになり、身体は軽く一回りは大きくなった。
「根性あるな」
「ありがとうございます」
「わしに敬語なんてやめてくれ」
「でも師匠ですから」
「師匠か…それは悪くないな」
陛下は辺境の小競り合いを仲裁しに行っているが、帰ってこられたら逞しくなったところをお見せしたい。そうしたらまた、夜を一緒に過ごしていただけるかも。
そんな煩悩を抱えていたら、ついに陛下が帰って来た。僕は木刀を持ったまま陛下のところまで走っていく。ここへ来たときより少し伸びた金髪から、汗が落ちる。
「国王陛下、お帰りなさいませ」
「ただいま、マクシス」
なんてことない会話のはずなのに、よく考えたらなんだか夫婦っぽくて、照れてしまう。陛下が僕の耳に口を寄せる。耳に少し甘い声があたるだけで、溶けそうだ。
「今夜、来てくれるか?」
「はい」
陛下に会えなかった期間は、精を吐き出したくても我慢して溜めておいた。帰ってきた陛下に、心ゆくまで満足していただきたくて。
「陛下っ…ああ…」
「マクシス、マクシ…ああああっん、ずっとしたかった…」
「僕もです。でも我慢してました」
「ごめ…俺はっ…我慢、できなくて…っ」
遠征先で木型を使ってしまった陛下。僕は何だか悔しくて、深い深いピストンを繰り返す。
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