黒狼陛下は人質皇子に抱かれたい

こじまき

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26 腐った夫婦【マクシス目線】

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思い通りにならないおもちゃほど、所有欲と独占欲を煽るらしい。ルキウスは毎日のように北の離宮にやってきては、僕を抱く。前にここにいたときよりも頻繁だ。

彼なりに趣向を凝らしているのか、僕の全身を縄で縛ってみたり、似合いもしない女の服を着せてみたり。ここまでくるといじらしくも思えてくる。今日は髪を黒く染めてやってきた。ガイセルにでもなったつもりなのか。

いつもの通りにルキウスが勝手に達して帰って行ったあと、黒髪の残像が残って、僕は自分のペニスに手をやる。ガイセルもいまごろ、木型の上で腰を振りながら僕を想ってくれているだろうか。可愛い乳首をいじりながら達しているだろうか。

僕の子を孕みたいと泣いてくれた、愛する人。

「あっ…ガイセルッ…ガイセル…!」

《マクシスッ、も、イク…》

彼の可愛い声を脳内で再生しながらもう少しで達しようというとき、ドアがノックされた。僕は苛立ちのこもったため息をついて、薄い布を一枚だけ下半身に巻き「皇帝陛下、まだ何か御用でしょうか?」とドアを開ける。そして一瞬止まって、膝をつく。

「皇后陛下」

皇后コルネリア。神聖トルクキア帝国の皇女で、ルキウスに嫁いでカエルンブリア帝国の皇后となった。この帝国でもっとも身分の高い女性。

「いいかしら」
「ええ。散らかっておりますが」

なにしろルキウスが僕を犯しにやってきて、そのままなのだ。木型や縄や潤滑剤が生々しく残っている。しかし皇后もルキウスと僕が何をしているかは知っているのだから、隠す必要もないと思える。

「どうしてなの」
「皇后陛下?」
「どうして皇帝陛下はあなたに執着するの!生まれたばかりのユリウスを黒狼に差し出してまで…!私の…私たちの初めての子どもを…!!」

それはルキウスに聞いてもらわねばわからない。僕が求めたわけではないのだから。彼女は夫に聞くのが怖いから、立場の弱い僕に八つ当たりに来ただけだ。そう言うと彼女は俯いて唇を噛みしめた。

「それに、ユリウスを妊娠してからずっとシてくれないの。もう出産から半年経つのに…愛してくれなくて、我慢できない」

僕はため息をついた。それが本音か。夫も妻も、どこまでも自分のことしか考えていない。

「ルキウスとできるなら、私ともできるでしょ」

どういう論理なのかわからない。彼女は明らかに正気ではない。しかし蝶よ花よと育てられてカエルンブリアに輿入れして皇子まで産んだのに、夫である皇帝は息子より異母兄に執着しているのだから、当然の反応かもしれない。それで、罪滅ぼしのために僕に「自分を抱け」と言っているのだ。

「こんなになっているもの」と彼女のは僕の股間でまだいきり立っているものを掴んで、拒否する間もなく口に含んだ。

「あ…美味し…いい匂い…」

「抜こうしたら嚙みちぎる」と脅されて、彼女が満足するまで舐められる。そして彼女は僕にまたがり、自分の悦いところに当たるように腰を振り続ける。僕はガイセルを思いながら、彼女の中に精を吐き出した。
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