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第二章 異世界ど田舎村を救え!
俺、もなか山の分水嶺へ行く
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翌日。朝飯も男爵の屋敷でご馳走になり、俺たち御米田家が帰ろうとしたところで。
「ユウキ。おめえ今日ももなか酒造行くんだべ? そん前にもなか山に行ぐぞ」
と勉さんが馬に乗ってきた。
馬だ。栗毛の雄の若駒だ。なかなかイケメンの面構え……
なるほど、異世界ポーションで長年傷めてた足は治ってもまだ完全とは言い難い。馬で機動力を補うことにしたのか。
元々この領地の騎士団長だったらしいし馬に乗るのは慣れてるようだ。
先に山に向かうと言うので、荷物を載せてたマウンテンバイクを押してた俺たちは一度家に帰ってばあちゃんを降ろしてから向かうことにした。
「お昼は勉君の分も用意しどくからなあ~」
男爵たちからは茹でる前の手打ち蕎麦と、昨晩の天ぷら材料の残りを今朝料理人さんが新しくかき揚げにまとめて揚げてくれたもの、ついでに天ぷらを作るときに出る揚げ玉を貰ってきている。
お昼もまた美味い蕎麦が食えそうだな。
酒造りに使うど田舎村の米も麻袋一袋分、二十キロぐらいを貰っている。まずはこいつをもなか酒造に置いてから勉さんと合流しようか。
「おにいちゃ。おやまならあたちもいく!」
「ん? なら帰りは勉さんの馬に乗せてもらってけれ」
「わかった!」
じゃあ、とユキりんを見るとビクッと美少年が震えている。
「や、やっぱり後ろに僕が乗るんですよね……お米の袋背負って」
「んだ。わかってきたなあユキりん。大丈夫だ、もなか酒造までは平らな道だから揺れね!」
「……はい」
もなか酒造は山裾にあるから、マウンテンバイクが嫌ならそこからは徒歩でも問題ねえ。
頑丈で深い作りの前カゴにピナレラちゃん、後ろに米袋をみっちり入れたリュックを背負ったユキりんを乗せてマウンテンバイクで爆走した俺は、それから三十分後にはもなか山で勉さんと合流していた。
場所は聞かなくてもわかっている。前に川原で芋煮のとき、うちのお子たちを連れて見せた隣国との境界の深い森が見渡せる高台だ。
ここは開けたスペースになっててベンチもあるから、もなか村民が山菜採りするときの休憩エリアなのだ。
「来だが」
案の定、高台で勉さんが馬を繋いで待っていた。
「どこ行くんだ?」
「分水嶺」
「ああ、そうかあ」
分水嶺てのは降ってきた雨の水が土地に染み込んだ後、どの方向に流れていくか分かれる境界のことだ。
もなか山にも小規模なのがあって、この山に降った雨はだいたい二ヶ所に別れて流れていくと聞いている。
一つは隣の県を流れる川。
二つはもなか村の田畑の用水路に繋がるもなか川。
もなか川の源流の湧水はもなか酒造が酒造りに使っていた。
「あー。そうか地図で見たの初めてだ。ゴルフ場があったとこからこのルートで湧水汚染されてたんだな」
勉さんがベンチに広げた標高地形図を俺たちは覗き込んだ。
蛍光ペンでわかりやすく、分水嶺の流れやゴルフ場跡地、湧水やもなか川までのルートにマーカーが引かれている。
ゴルフ場から垂れ流される除草剤はもなか川全体を汚染したわけじゃない。
もなか酒造が使ってた湧水吹き出し口のルートを直撃しただけで、源泉は無事だったし田畑の用水路に流れる水もまあ影響はあったが酒造りほど悪影響はなかったと聞く。
ただ川の一部は魚や水生生物や藻とかの生態が変わったところもあって……
「男爵に頼んでドラゴンのデカい魔石一個貰っできだ。こいつを触媒にして湧水の汚染ルート、今のうちに完全浄化すっぺ」
分水嶺は高台からちょっとだけ下がったところにある。石碑が目印に立っていて横には小さな祠も。――もなか村の守護神、龍神を祀った祠だ。
もなか山の分水嶺は石碑の前に、ちょろちょろっと細い水が流れて二方向に流れている。
そのど真ん中に勉さんがドーンと大人の拳大の魔石を置いた。うわ真っ赤な血の色のゴツゴツした石だ。これがドラゴンから獲れた魔石……
「ユウキ。おめえ清浄魔法覚えだべ?」
「はい。まだ初級だけど」
元々この世界の人間だった勉さんやばあちゃん、村長は魔力持ちだけど日本だと魔法は使えなかったらしいんだ。
異世界に戻ってきて、この世界の食事や水を飲むようになったらまた使えるようになったとは聞いていた。
「ユキリーンはランクは?」
「清浄魔法なら中級です」
「おらは上級。よし、おらが初めに魔力込めるからこん魔石に清浄魔法で魔力いっぱい注ぎ込め」
「「はい」」
よし、と男三人が魔石に手を当てて気合を入れ始めたところに、小さなお手々が重ねられた。
「あたち、清浄魔法しょきゅう。えへへ」
得意げなピナレラちゃんの笑顔のめんこいこと。そっか、清浄魔法は貴族ほど魔力量のないピナレラちゃんでも使えたのか。
「「「「清浄魔法!」」」」
四人分の魔力を注がれてペカーッと魔石が光り、やがて陽炎のように空中に溶けて消えていった。
その後、一度高台に戻ってからもなか酒造最寄りの湧泉の湧き出し口まで降りた。
あらかじめ勉さんが浄化前に水筒に入れてた水と、浄化後の湧き水を全員で飲み比べてみると。
「全然違いますね……」
「飲むまでもね。光り具合が違うべ」
浄化前のも薄っすらぼんやり光ってるが、後のはもうハッキリ白光りしている。
ゴクゴク飲んでるのはピナレラちゃんだ。
「うむ。おみじゅのあじ」
さすがに光ってても水は水。ピナレラちゃんの〝おいちい〟までは出なかった。
「ユウキ。この水なら酒の最中も上手くいぐべな?」
「ええ。成功させてみせますよ」
これで湧水汚染はほぼ解決。
もなか村の酒は水質にクオリティを左右されていた。逆にいえば質の良い水さえあれば他はそんなに難しくない。もなか酒造の研究ノートに書いてあった。
さあ、やるぞ酒造りー!
NEXT→御米田は夢で王様の初恋の子を見た……(ようやく本題)
※分水嶺、水の流れにロマンがあるようで観光地にあると男の人がはしゃいでるのよく見ます
適当に小さい葉っぱ数枚浮かべるとほんとに左右に分かれて流れるの面白い
「ユウキ。おめえ今日ももなか酒造行くんだべ? そん前にもなか山に行ぐぞ」
と勉さんが馬に乗ってきた。
馬だ。栗毛の雄の若駒だ。なかなかイケメンの面構え……
なるほど、異世界ポーションで長年傷めてた足は治ってもまだ完全とは言い難い。馬で機動力を補うことにしたのか。
元々この領地の騎士団長だったらしいし馬に乗るのは慣れてるようだ。
先に山に向かうと言うので、荷物を載せてたマウンテンバイクを押してた俺たちは一度家に帰ってばあちゃんを降ろしてから向かうことにした。
「お昼は勉君の分も用意しどくからなあ~」
男爵たちからは茹でる前の手打ち蕎麦と、昨晩の天ぷら材料の残りを今朝料理人さんが新しくかき揚げにまとめて揚げてくれたもの、ついでに天ぷらを作るときに出る揚げ玉を貰ってきている。
お昼もまた美味い蕎麦が食えそうだな。
酒造りに使うど田舎村の米も麻袋一袋分、二十キロぐらいを貰っている。まずはこいつをもなか酒造に置いてから勉さんと合流しようか。
「おにいちゃ。おやまならあたちもいく!」
「ん? なら帰りは勉さんの馬に乗せてもらってけれ」
「わかった!」
じゃあ、とユキりんを見るとビクッと美少年が震えている。
「や、やっぱり後ろに僕が乗るんですよね……お米の袋背負って」
「んだ。わかってきたなあユキりん。大丈夫だ、もなか酒造までは平らな道だから揺れね!」
「……はい」
もなか酒造は山裾にあるから、マウンテンバイクが嫌ならそこからは徒歩でも問題ねえ。
頑丈で深い作りの前カゴにピナレラちゃん、後ろに米袋をみっちり入れたリュックを背負ったユキりんを乗せてマウンテンバイクで爆走した俺は、それから三十分後にはもなか山で勉さんと合流していた。
場所は聞かなくてもわかっている。前に川原で芋煮のとき、うちのお子たちを連れて見せた隣国との境界の深い森が見渡せる高台だ。
ここは開けたスペースになっててベンチもあるから、もなか村民が山菜採りするときの休憩エリアなのだ。
「来だが」
案の定、高台で勉さんが馬を繋いで待っていた。
「どこ行くんだ?」
「分水嶺」
「ああ、そうかあ」
分水嶺てのは降ってきた雨の水が土地に染み込んだ後、どの方向に流れていくか分かれる境界のことだ。
もなか山にも小規模なのがあって、この山に降った雨はだいたい二ヶ所に別れて流れていくと聞いている。
一つは隣の県を流れる川。
二つはもなか村の田畑の用水路に繋がるもなか川。
もなか川の源流の湧水はもなか酒造が酒造りに使っていた。
「あー。そうか地図で見たの初めてだ。ゴルフ場があったとこからこのルートで湧水汚染されてたんだな」
勉さんがベンチに広げた標高地形図を俺たちは覗き込んだ。
蛍光ペンでわかりやすく、分水嶺の流れやゴルフ場跡地、湧水やもなか川までのルートにマーカーが引かれている。
ゴルフ場から垂れ流される除草剤はもなか川全体を汚染したわけじゃない。
もなか酒造が使ってた湧水吹き出し口のルートを直撃しただけで、源泉は無事だったし田畑の用水路に流れる水もまあ影響はあったが酒造りほど悪影響はなかったと聞く。
ただ川の一部は魚や水生生物や藻とかの生態が変わったところもあって……
「男爵に頼んでドラゴンのデカい魔石一個貰っできだ。こいつを触媒にして湧水の汚染ルート、今のうちに完全浄化すっぺ」
分水嶺は高台からちょっとだけ下がったところにある。石碑が目印に立っていて横には小さな祠も。――もなか村の守護神、龍神を祀った祠だ。
もなか山の分水嶺は石碑の前に、ちょろちょろっと細い水が流れて二方向に流れている。
そのど真ん中に勉さんがドーンと大人の拳大の魔石を置いた。うわ真っ赤な血の色のゴツゴツした石だ。これがドラゴンから獲れた魔石……
「ユウキ。おめえ清浄魔法覚えだべ?」
「はい。まだ初級だけど」
元々この世界の人間だった勉さんやばあちゃん、村長は魔力持ちだけど日本だと魔法は使えなかったらしいんだ。
異世界に戻ってきて、この世界の食事や水を飲むようになったらまた使えるようになったとは聞いていた。
「ユキリーンはランクは?」
「清浄魔法なら中級です」
「おらは上級。よし、おらが初めに魔力込めるからこん魔石に清浄魔法で魔力いっぱい注ぎ込め」
「「はい」」
よし、と男三人が魔石に手を当てて気合を入れ始めたところに、小さなお手々が重ねられた。
「あたち、清浄魔法しょきゅう。えへへ」
得意げなピナレラちゃんの笑顔のめんこいこと。そっか、清浄魔法は貴族ほど魔力量のないピナレラちゃんでも使えたのか。
「「「「清浄魔法!」」」」
四人分の魔力を注がれてペカーッと魔石が光り、やがて陽炎のように空中に溶けて消えていった。
その後、一度高台に戻ってからもなか酒造最寄りの湧泉の湧き出し口まで降りた。
あらかじめ勉さんが浄化前に水筒に入れてた水と、浄化後の湧き水を全員で飲み比べてみると。
「全然違いますね……」
「飲むまでもね。光り具合が違うべ」
浄化前のも薄っすらぼんやり光ってるが、後のはもうハッキリ白光りしている。
ゴクゴク飲んでるのはピナレラちゃんだ。
「うむ。おみじゅのあじ」
さすがに光ってても水は水。ピナレラちゃんの〝おいちい〟までは出なかった。
「ユウキ。この水なら酒の最中も上手くいぐべな?」
「ええ。成功させてみせますよ」
これで湧水汚染はほぼ解決。
もなか村の酒は水質にクオリティを左右されていた。逆にいえば質の良い水さえあれば他はそんなに難しくない。もなか酒造の研究ノートに書いてあった。
さあ、やるぞ酒造りー!
NEXT→御米田は夢で王様の初恋の子を見た……(ようやく本題)
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