【完結】【R18】 二人の主人と三人の家族

mimimi456/都古

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本編'24

2月9日 (3

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異変は突然現れた。
正確には、じわじわとそこまで来ていた。
俺が気付かなかっただけだ。

「あふ、う...っ、ぅン」

「良悟?」

「んー…?」

「俺の声、遠くない?」

言われてみれば少し遠いような。
でも、目の前にカズが居るのは間違いから手を伸ばして抱っこをせがむ。

「陸也、」

「良悟。こっち向いてみろ。」

後ろから声がして、顔が見たくて左後ろに頭ごと首を向けた時だった。
ぐらっ、と脳みそが揺れた。
地震かと思うような揺れで、そういえば、胸が痛い。

「良悟。」

なんか、自分の心臓の音が聞こえて、鳥肌が止まらなくなってきた。

「和己、タオル取ってくれ。」

「オッケー、他には。」

「どうだろうな、とりあえずお湯がいる。体温計も頼む。」

なんで。
俺はリクに抱えられてるんだ、?
カズ、和己はどこ行くの

「りく、?」

顔を見ようにもキツく抱き止められていて、リクの胸と顎しか見えない。
俺、和己とちゅーする予定じゃなかったのか、?

「どうかしたか。」

「カズ、は?」

「和己はお湯を沸かしに行っている。」

「なんで?」

「... ... 喉乾いたんじゃないか、?」

「ちゅーしてない。」

「戻ってきたら聞いてみろ。それまでこのまま待機だ。」

なんだ。つまんない。
頷くようにして俯いた。
俺のちゅーより、お湯が先なのか...?
俺の方が可愛いのに...?

あ、れ、なんか頭痛い気がする。
ズクっ、としたのが急に、ズキズキになってきた。

「陸也ぁ、」

「うん?」

「頭痛いかも、」

「他にも変なところ無いか。」

「ある。」

陸也は変わらず俺を抱き留めたまま、肩を繰り返し擦っている。

「鳥肌がずっとしてる、止まらない...、あと、めがまわる。」

「観覧車か?」

「うん、すごい観覧車」

ターボエンジンでも付けた見たいな観覧車に乗ってぐわんぐわん、ぐるんぐるんっ、目がまわる。
世界が歪んでるみたいだ。

「水飲むか?」

ふるふる、首を振ったその衝撃でまたグラッと脳みそが揺れた。
この、目眩には覚えがあるっ、嫌な奴だ...っ、くそ

「大丈夫だ。泣かなくて良い。」

俺はまた何かしたのか。
何時も、何時もじゃなくても、偶にでもこの身体がこんな風になるのが嫌だっ、

この身体が、煩わしくて堪らないっ、

「どうせ、またっ、ストレスなんっだ、」

「ぞわぞわするのか。」

「するっ、」

「ふっ、良悟。泣きながら怒ってるのか?可愛いだけだぞ。」

「そんなことないっ、!」

「見せてみろ。」

馬鹿な子供みたいに泣きじゃくって、腕で涙を隠す俺なんかに。
なんでデコにキスなんかするんだ、

「いやだ...っ、」

「キスは嫌か?」

「今するキスはいやだっ、子供扱いするな」

「ふっ、子供とセックスはしない。見せてみろ良悟。可愛くないかも知れないぞ。」


そうか、それもそうだ。

それならアリだ。
たまには俺だって、可愛くない時があるに決まってる。
泣きじゃくって、男の胸にお姫様みたいに抱かれて鼻水垂らしてる今がその時だ。

今なら俺の事、嫌いにー…なるのか?
陸也が俺を?
本当に?

「ぶさかわいい、ってこともある、かも知れない。」

「良悟は可愛いに決まってるだろ。」

「ちょっと、俺抜きで何の話?こっちは一生懸命お湯沸かして来たんだけど?」

和己が戻ってきた。
文句を言いたいのは俺の方だ、

「和己、」

俺はもぞっと陸也に抱かれたまま、手を伸ばした。

「なぁに良悟?」

頬を撫でて、頭と髪をさらさら撫でてくれた。
その片手にはケトルを握って。

「俺よりお湯の方がいいのか...、?」

「え、何で。」

「陸也が、言った。」

「すまん。自覚無さそうだったから、ついな。」

「今は?」

「今は、何処が変なんだ良悟。和己にも言ってみろ。」

俺のこの症状には覚えがある。
病院に行った事は無い。
行った所で、結局は薬で治せるものでもないからだ。

本当は自己判断なんてやっちゃいけない。

けど、原因は分かってるんだ。

「ストレス、と不眠、だと思います。」

俺は陸也の胸に顔を埋めて呟いた。
他に逃げ場が無かったんだ。

それに、ちゃんと自白した...っ、俺はえらいっ、
だって、やましい気持ちがじわじわと込み上げて来てる。

ーー怒られる。

「ふぅん。」

「ひ、」

「何時から?」

「お、ととい...の前くらい」

「俺、部屋で起きてたよね。何で来なかったの?」

「... ... お昼寝すれば良いやって、思って」

「お昼寝した?」

「してない。」

「陸也、これ挟んで。良悟、冷たいお水とお湯と常温どれが良い?」

しがみついたまま首を振る俺の身体を、陸也がゆっくり起こすと、体温計を口に突っ込んだ。

「飲んだら吐きそう?」

多分、吐きそう。
だから今度は縦に首を振る。

「因みに、良悟の好きなオレンジジュース持って来たけど?」

「カステラも有るよ。」

「... ... ほひぃ、」

「その前に言うことあるんじゃないのかな?」

ピピっ、と口の中で音がした。
和己が手を伸ばして来たので、大人しく口を開けて返した。
その数値を胡乱げに見て、電源を落とす。

「どうだ?」

「微熱。」

「そうか。顔色は少し良くなった気がするが、叱られると分かってまた青くなって来たな。」

背たれになってくれてる陸也が俺の味方だ。
目眩もするし、吐き気もするし、微熱もあるっ、俺は病人だ。

「病人でもごめんなさいは言えるんじゃないかな、良悟?」

「うっ、」
 
「俺達が良悟を管理しても良いんだよ。」

「そうだぞ。」

おはようからおやすみまで、歯磨きからトイレまで。
病院から美容まで全部の管理を、二人がやる。

「仕事は辞めて良いし、お小遣い制にしよう。一日のやる事はリストにするから、とりあえず」

実際、この二人は半年間それをやってのけた。

おはようと額にキスをして、上手く眠れない俺の手を引いて洗顔をさせ、歯磨きを一緒にし、食べたく無いとごねた朝ごはんの代わりにゆで卵を一個突っ込んで来た。

和己と手を繋いで、玄関で陸也を見送って、お湯を沸かして毛布を握ってココアの箱とマグを持って和己の部屋に行く。

俺は和己の部屋のソファに沈んで、仕事をする背中を眺めて込み上げる涙と一緒にうたた寝した。

昼前になると、耳に声を吹き込まれ、二人で昼ごはんを食べた。
一日中何も出来なくて不安でまた泣けば、手伝ってと洗濯物を畳んでお風呂掃除をしたし、明日のおやつを選んで、と言うので一緒にスーパーにも行った。

たったひとつのおやつを選ぶのに、俺は売り場をぐるぐる回る羽目になった。何が好きで何が食べたいのか、目の前のおやつが何なのか理解出来ないからだ。

目が滑っていくような感覚。
文字が文字ではなく、レンガの様に見える。
俺はそのレンガの継ぎ目を眺めているだけの様な気がして、自分のイカれ具合を改めて認識することになる。

それでも、必ず和己は俺に何か一つ買い物をさせた。
それと、連想ゲーム。
黒と言えば、オセロ、オセロと言えば逆転。逆転と言えば。

和己が、仕事のアイデアに繋がるからと俺の脳内をアウトプットさせ続けた。
元々考え込むのが好きで。
だから黙々と作業するのも性に合っていた。
俺は半年の間に色々な事を半ば強制的にさせられた。
資格の勉強、ちりめん細工、ジグソーパズル、折り紙、編み物。

俺はヤバいと思った。

だって、半年間毎日ずっと家に居て暇だ、寂しい、俺は役立たずだなんて。
そんな事少しも思わなくなっていた。
それどころか、今では俺は可愛いしやれば出来るし、賢いと思っている。

たった半年で、思い上がりの強い男が完成した。

「嫌がるかと思って諦めてたんだけど、通信講座端から全部やらせたいんだよねぇ俺。」

「それ、料理はあるか。」

「キャラ弁とかあった気がするけど?」

「キャラ弁か。そろそろ俺も弁当箱買うか。」

待って。
待って待って待って、待って。
愛妻弁当はやめてっ、だめだっ、

「それはやめて...」

「何で?」

「俺の健康にも良いぞ?」

「おれが、悪かったから...っ、俺もお外行きたい、です」

素っ裸でバスタオルと毛布を巻いた身体で、俺は意味のわからない言葉を口に出している。

「お外は俺と一緒に行こう?」

「そうだぞ。」

「俺は、やれば出来る子だから...体調管理できる」

「例えば?」

「寝れない時は和己の部屋にいく。」

「それはもう決まってた筈だけど。」

「約束するっ、!」

普通、三十路前の男はこんな事言わない。
眠れない子供がグズって叱られるみたいな真似しないと思う。

「俺は、約束する。」

「またルール増えちゃうよ良悟。」

「良い。俺が悪い。俺は俺を大事にしなかったことを、謝る...っ、ごめんなさぃ」

結局はこれだ。
俺は俺を大事に出来ない。
意志を貫けないのも、嫌だと言えないのも、無理だと言えないのも、俺が俺を大事に出来ないからだ。

言えば良かったんだ。
プレイを始める前、和己に聞かれた。

ーーー

「今日は何だか雰囲気が違うね良悟。」

「俺も、そう思う。」

「何が違うか自分で分かる?」

「分かる。」

ーーー

分かる訳がない。
この時、俺は俺の身体がどう言う状況か理解していると和己に伝わった。
けど、3時間置きに目を覚まして続け、軽い仕事を済ませたあと、半日掛けて撮影し。
ベッドで普通じゃない運動量をこなそうとすれば、熱も出るに決まってる。

あれは全能感であるけれど、疲労のピークでもあった。
よく考えれば分かる事だ。
その為に、和己は前々から眠れなかったら俺の部屋においでと言っていたのに。

疎かにしたのは俺だ。

「他に言っておくべき事はある?」

「俺は可愛い、」

「そうだぞ。可愛い。」

「俺は賢いし、やれば出来るし、」

「そうだね良悟。」

「だか、ら...っ、俺は俺をだいじにできる...っ、う、むっ?」

「可愛い過ぎる、抱きたい、ほんとに可愛いな。」

大人しく抱き込まれているせいで、尻に迫り上がってくるものが何なのか
分かってしまう。

そう言えば、和己がまだだった

「今日は駄目だよ。再来週に三連休があるの知ってる?」

「ん。」

「その時に俺の面倒を見てくれる良悟?」

「つまり、来週はお預けだな。」

「分かった。」

俺は陸也の胸に額を押し付けた。
こんなに反応してくれてるのに、何もしてあげられない。
けど、俺の為に必要な事だ。

「これ、収まるまで、ここに居たい陸也。」

「ふっ、収まると良いがな。」

「とりあえず、オレンジジュース飲んでみる?」

「ちょっとにする。」

「吐きそう?」

「わ、かんない。けど二人がいるから大丈夫だ。」


ーーーーー


あれから結局、一度吐いた良悟はすっきりしたのか泥の様にぐっすり眠っている。
試しに頬を撫でても、肩を揺すっても起きそうにない。

スイーツ常備しとくべきかね。

「和己」

「んー?」

「気付いてて放っておいただろ」

「そっちこそ。これ見よがしに脈測ってたじゃん。拘束序でに熱も見てたでしょ?」

「前にもあったからな。」

「良い加減分からせないといけなかったしね。」


プリンセスカラー

それは、俺達二人のセーフワード。

良悟は俺の口から出たから多分色関係だと思っただろうけど。

実際、お姫様色なんて可愛いもんじゃない。
お姫様気分を味合わせて縛り付けておく為の 首輪collarだ。

確か、シンデレラ症候群だっけ?
似た様な事を考える奴がいるもんだね。
だけど。
俺達のお姫様は、お姫様じゃない。


「どうしてもお散歩行きたいんだって。」

「柴だからな。」

「あれで言う事聞かない所が可愛いんだよねぇ。」

「お手とおかわりはするのにな。」

俺達がいくら大事にしても、良悟の心は良悟のものだ。
暴力なしに洗脳なんて簡単な事じゃない。

俺達は良悟の親さえ知らないような顔で、屈託なく笑う良悟を知ってる。
俺達は良悟と一緒に行く散歩が好きだ。
だから、外で変な奴に傷付けられたくないのに。

それでも散歩が好きなんて。

「それが良悟の良い所じゃん。」

「それより、和己。」

「んー?」

「抜いてやろうか。」

「誰が得するんだよソレ。」

「お前だろ?」

「俺は、良悟に抜いて欲しいの。言っとくけど、俺はまだお前に抱かれる気は無いからな。」

肩を揺らして笑うコイツを俺も愛してる。
別に尻くらいくれてやっても良いと思うくらいには。

只、良悟に見られるのは何だかなぁ。

「俺はいつでも良いぞ。」

お互い良悟相手の時とは違い、甘い言葉も手付きも無い癖に、それが心地良い事だけは分かっている。

「その内な。」

「お前も充分可愛い。」

「うるさいよ。」
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