夢と呼ばせて

Paris

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日向を調査するために、
学校で日向の後をこっそりついて行った。

特に怪しい動きとかはなかったけど、一つだけ不審な点があった。

その不審な点を調べるために、僕は日向の家に話をしに向かった。

日向が帰ってくると思うから、
家の近くで待ち伏せをしていた。

 「ねえ、なにしてるの?」

突然後ろから聞こえた言葉に僕は思わず声を上げた。

 「最近俺の事つけてるよね。なんで?」

バレたことには何も感じなかったのに、
なぜだろう、好きな人が目の前にいるはずなのに恐怖心の方が強く感じてしまう。

 「だって、急に告白してくるし、怪しい行動をしたりしてるから、気になっちゃって...」

僕は、大好きな日向に思ってることを言った。

「中で話そっか」

緊張しながら、日向の家に入った。
日向の部屋に着いた時、日向の匂いがする。

「で、なんで?
    前、急に告白したことを疑問に思ってるの?」

「そうだよ、なんで僕なんか選んだの?」

 「亥織いおだからだよ、ずっと大好きだった」

相手からの言葉に、僕は顔を真っ赤にしているだろう。
こんな言葉生まれて初めて聞いた。凄く嬉しい。

「ほんとに?実は僕も昔から好きだった。」

昔から好きな日向に僕は想いをぶつけた。

「前も言ったけど、なんで避けたの?」

正直この言葉は好きじゃない。嫌いな方だ。
頭が何故か回らなくなってしまう。

「気まずくなっただけ?」

「うん...」

相手から言ってくれて正直、面倒事が消えてすっきりしたような感覚。

「じゃあ、付き合ってくれるの?」

「うん、いいよ」

返事を返した瞬間とても嬉しくなった。

心のもやが晴れたみたいな感覚。
大好きな人と付き合うなんて夢みたいだな。

「じゃあ、よろしくね、亥織」

「うん、あの、付き合った証拠に、き、きすしてもいいかな...」

「うん、いいよ。」

僕は、日向の頬にゆっくりと顔を近ずけて優しく口をつけた。




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