二次元夜行

黒猫

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2章 紅月の欠片

紅月の欠片5

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ユウナ)……楓……死ね……

楓)そんな顔しないでくださいよ~お嬢さま~♪


なんであのチャラ執事がいる訳……
エリカ……許さない…… 
それに……せっかくの悠斗との時間を……
絶対消す        





そんな時、あのチャラ執事が言った……
めったに見せない真顔で……




楓)あの男はお嬢さまの何ですか?




ユウナ)……それは……アンタには関係ないでしょ……

私はそう言って睨みつけた…… 






楓)……お嬢さまには……俺が居るじゃん……



ユウナ)!?







えっ?……あいつ何言ってるの?





楓はそう言い終わると私に近づいてきた。
真っ直ぐな目でこっちを見て。






あ……あの日と……同じ……だ……

…………また…………2度も同じ手に引っかかるか!!!!!!!




ユウナ)……やめろ!!!

そう言うと私は楓に向かってマグナムを撃った



楓の右肩に当たった……彼はウッといい、右肩を抑えた?

楓は右肩を抑えながら言った

楓)お嬢さまは、何故そこまで人を嫌うんですか??
お嬢さまは、何故好きでもないのに人を殺す、
シリアルキラーに鳴ったのですか??
お嬢さまは、僕が……嫌い……ですか?







ウルサイ……ウルサイ……うるさい!!!

わかんない……ワカンナイ……わかんないよ!!


私は頭を抑えた。

ユウナ)……わかないよ……わかんない……コワイ……コワいよ……



1人でブツブツ言いながら泣いている私を見て、楓は、

私に歩み寄り……












私を抱きしめ……こう言った……






楓)お嬢さま……貴方様のことを教えてください……
僕は……貴方様の事が……初めて使わせて頂いた時から……
好きでした……
だから僕は貴方様の力になりたい……
ユウナ様の光になりたい!!





彼の目は真っ直ぐ私の目を見ていた。
今の事に恥じらいがないような真っ直ぐな目で……




ユウナ)……えっ?……楓?






楓は、ニッと笑った……





ユウナ)……分かったわ……私がこうなった理由を教えてあげるわ……感謝しなさい……


涙を拭き、真っ赤になった目で私は言った……



何を言っているの私!?

















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