上 下
11 / 113
転生したようです?

10

しおりを挟む
そうゆう経緯もあり、私は家族みんなの色を好むようになった。

「本当に、サリーは変わってるわね。」

「んー?なぁに?」

「みんなはサリーの色が羨ましいのよ?だって私達の色は普通だもの。」

「ふつーなの。みんなといっちょがいいの!」

この世界においての黒が、絶対的なものだと知ったけど、ぶっちゃけ普通が一番。それに色だけでも家族と一緒が良かったです。

残念な事に顔のパーツも、まるで似てない。だって、どっからどう見ても日本人だもん。
もう、純日本人顔でサリーナって。

まっ、しょうがない。生まれてきてしまったものを、今更文句言っても変わらないだろうし。


「おかぁたま?おにーたまとおねーたまは?」

「二人共、お勉強に行ってるわ。」

「わたしも、おべんきょうする!」

この世界にも、学校はある。
小学校、中学校、高校、大学と別れている訳ではなく、6~15歳までは国立学校と呼ばれる所で共通の教育を受ける。所謂、義務教育。
16歳からは一般的に一人立ちとなり、働き始めたり、専門的な事を学べる学校に入ったり、職人に弟子入りしたり…と己で決めた道を歩んでいく。
私は将来、何になろうかなぁ。結婚して、お母様みたいに専業主婦も良いかも!

ちなみに、私のお兄様とお姉様は学校内で一、二を争う程、優秀らしいです!
双子だし、クラスは一緒なのかしら?(まだ気付いてない。)
お二人と一緒に学校に通える日が楽しみです!

「噂をすれば…」

「んにゅ?」


バタバタバタッ

「「サリーナ!!」」

「あっ!おにーたま!おねーたま!」

「「ただいまー!!」」

「おかえりなたい!」

ぎゅー

お兄様とお姉様が帰ってきました。
速攻、抱き締められて埋もれております。

「うぅー。くるちぃー。」

「「ご、ごめん!!大丈夫?」」

「だいじょうぶでつ!がっこーたのちかった?」

「「サリーがいなくて、寂しかった!」」

おふっ。息ピッタリ!流石、ツインズ!(違うよ)あっ!そうだ!

「おにーたまとおねーたま!」

「「なーに??」」

「おふたりはおんなじくらつ?」

「「んっ?おんなじ…クラス?」」

「あい!ちがう?」

「えっ?ちょっ、サ、サリー?僕とマリーは学年…歳が違うから、同じクラスにはなれないよ?」

…えっ?
歳が、違う??

え、えぇー!!(あっ、気付いた)


しおりを挟む
1 / 2

この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!

美形インフレ世界で化物令嬢と恋がしたい!

恋愛 / 連載中 24h.ポイント:553pt お気に入り:426

美しすぎてごめんなさい☆

恋愛 / 連載中 24h.ポイント:4,211pt お気に入り:585

《短編集》美醜逆転の世界で

恋愛 / 連載中 24h.ポイント:915pt お気に入り:91

私が美女??美醜逆転世界に転移した私

恋愛 / 完結 24h.ポイント:78pt お気に入り:1,340

処理中です...