聖女に異世界へ飛ばされた 【完結】

もち米

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じゅうよん

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「さあ、長々とごめんね。
 質問はあるかしら?」

…質問もなにも、色々聞きたいことがありすぎてとっさに出てこない!

私がなにを聴こうか悩んでいると、アランが挙手した。

「はい、アラン」

「お話中に出てきた、天使様とは結局ここにいらっしゃるルミナス様のことですか?」

「ええ。そうよ。」

アランが驚きで目を見開いたまま固まる。
そんな驚くような回答だったかしら。

「お嬢様が…天使?!?」

「そうよ、ルミナスは覚えてないでしょうけど…どうかしら?」

「…記憶が曖昧で、たしか、指輪は誰かに渡した気がするけど…なんでもわかるってことはお父様かしら…ごめんなさい、覚えてなくて」

「仕方ないわ。あなたは小さな子どもだったもの。指輪の行方が気になるけど、けど、旦那様の手に入ってないことを祈るわ。」


だって、もうそれから14年経ってるもの。
あの時の出来事が幻でも、今はもう私を待っていないわーーーそう言って少し寂しそうに笑っていた。

私は彼女のその笑顔に、なにも声をかけてあげられなかった。

アランはそんな私を見てまた口を開く。


「それで、我々が帰る方法はそのユフィとナターシャという人物がいないと無理なんですね?」

「ええ…あと、確か満月の日でないとダメとかだった気が…ナターシャには便りを出したからもう来るとは思うけど」

「ユフィという方が見つかるか分からないのですね。」

シャルンは困ったように眉を下げて、そうなのと言った。

私達は帰れる。
だけどそれは、ユフィという少女に会うことが条件でありそれは難しいと言われた。

帰れるけどいつ帰れるか分からないというのが今の現状ということ。

…つまりそれは、帰れないと言うことと一緒なのでは?と思ったけれど、僅かな希望があるのならそれに賭けたい気持ちもある。

私とアランを目を合わせ頷く。

「私たちもユフィを探します。」

「特徴を教えていただけたら…」

そういうとシャルンはふわっと笑って「うーんと、魔法少女!かわいい猫の精霊がいつも頭が肩に乗っているのよ」と言った。

…魔法少女?精霊?

私はシャルンを見つめる。
シャルンは視線に気づき「ああ、」と言った。

「大丈夫よ、魔法少女は一旦洗礼儀式を済ませると肉体年齢は止まるから昔も今も魔法少女よ!」

「なるほど!それは一度お会いしたいですね。」

いや、アランとシャルンでホワホワ話してますけど、私が聞きたかったのはそこではないのよ!

魔法少女と精霊という組み合わせが、実際にいるということに驚いているの。

何故なら、魔法少女はなんの力も借りず己の純粋なマナを使うから本来精霊と契約もしないし、精霊も近づかない。

のに、精霊と魔法少女が一緒にいるの?!

凄いことだわ!!!
是非一度会ってお話をしたい。

なんて思っていると、部屋の扉が開いた。


誰だろう?と確認する前に酷い眠気が襲ってきた。

あれ、おかしいな、目蓋が重い。

もしかして、魔法?
私は一生懸命目開けようとするも逆えず。



「あら、ナターシャ久しぶり。」

そう柔らかくが相手を歓迎したシャルンの言葉を最後に私の意識は途切れた。









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