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恋堕ちデート調教
16*
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「…ッはぁあっ♡あっ♡で、出たぁ♡いま♡今オナホ使えるようにしますっ♡待って♡待たせてごめんなさい、もうちょっと…っ♡っ次、ぅ、う…ッ♡♡」
再び力を入れたときだった。
もう聞き慣れた着信音が響いたと思うと、ニコが傍らを見て舌打ちをする。
「うるさいな。本当に誰だよ」
彼がスマホを取り上げたとき、宮路はまた通話を切るのだと思っていた。それから電源を切って投げ捨てて、自分の足の間に戻ってきてくれると間抜けなくらい素直に信じていた。いや、侮っていたとも言えるかもしれない。
ニコはスマホを手に戻って来てくれはした。けれど彼はそれを己の耳に当てる。
「え、っう、うそ、うそ、うそ…っ♡」
「さっきからうるさいよ。誰?」
電話口に向けての声に、宮路は思わず手枷を鳴らした。自分の口を塞ごう、と拘束されているのも忘れて動いたせいだ。
「…ん? いや、名乗られてもわからない。それでわかったら表示名でわかるだろ。今立て込んでるんだけど急ぎ?」
「…っ♡っニコさ…っ♡」
ボール二個分出したアナルビーズの先を急かすように引かれ、宮路は小声で制止した。
必死に首を振る様子を見ているのかいないのか、ニコはいかにも退屈な電話というように湾曲した持ち手に指を絡ませる。気まぐれにくいくい引かれ、宮路は必死に歯を噛み締めた。
「ぅ、う♡う~…っ♡ぁ、…っ、…あ、あっ♡」
「そうだよ。ニコ。…キャラが違う? 本当にうるさいな。切るよ」
「にこさ、ニコさん、っ♡ぁ、あ…っ♡ぼーる、ボールでる、っううぅ♡あ、ぉ、お…っ♡出る出る出る…ッ♡ううぅう…ッ♡♡♡」
「え? 今日店にいた? …うん…うん…」
「ッはあぁ…♡♡っあ、ぁ♡♡」
ゆっくりと引き抜かれたみっつ目のボールに、宮路は小さく喘ぎ続けた。大丈夫だ。自分の声は入ってない。やり取りを朦朧とした頭で聞きつつ、このまま何もなく通話が終わるのを必死に祈る。
けれど行為中の何もかもはニコの手のひらの上なのだ。
「ああ! お前、うちの子に声かけてきたナンパのやつか!」
やっとわかった、という声と同時に、ニコはアナルビーズを引き抜いた。
ずっとボールを咥えていたせいで十分に緩み、ましてやそんなことをされるとは思わず身構えていなかった穴だ。ボコボコと大きな玉に擦られた瞬間、宮路はじょわじょわと何かを漏らしながら叫ぶ。
「おッ、お、お、っ、うぅううぅう~~~~ッッ♡♡♡はひッ♡♡ヒッ♡♡おっ♡お、っうぅ~…ッッ♡♡♡」
内臓まで失った気になるくらい、一気に抜かれた。
防音に優れたラブホテルでも隣に聞こえたか危惧するくらいの声量だった。もちろん、通話先にだって聞こえたはずだ。
ニコは楽しそうに笑う。
「あ、聞こえた? そう、今のあの子の声。かわいいでしょ。…真面目そうだった? 真面目な子だって開発した穴責められたらこんな声出すよ」
「っは♡はひ♡ひっ♡ひ…ッ♡にこ、っ、ニコさんっ♡♡もうやだ、で、っ電話やだ…っ♡♡」
「かわいい顔してド変態なのがいいんじゃん。…今? 今は…おもちゃ抜いたまんこを自分で開いておねだりしてる」
「っ♡」
していない。これは命令だ。しろ、と目線が言っている。
「ぅ、う、う…ッ♡」
手枷と足枷にはそれくらいの余裕はあった。宮路は恐る恐る、ヒリヒリと腫れて感じる場所に手を向ける。
二本指と、人差し指。三本が簡単に入ってしまう。ビーズの大きさを考えたら当然だが性器同然の緩さに涙が出る。
「っう、う~…ッ♡」
宮路は泣きながら指三本でそこを開いた。頭に浮かぶのは動画に写っていた充血したそこだ。あのときと同じに、ぱっくり開いて物欲しげに収縮する内壁を見られているのだろうか。
「ちょっとごめん」
一言いうと、ニコは枕近くにスマホを置いた。
ミュートにしているだろうか。わからず戸惑う宮路のそこへ、唾液の上に手早く潤滑剤を塗り拡げた陰茎が押し付けられる。宮路はぎょっとし小声で騒いだ。
再び力を入れたときだった。
もう聞き慣れた着信音が響いたと思うと、ニコが傍らを見て舌打ちをする。
「うるさいな。本当に誰だよ」
彼がスマホを取り上げたとき、宮路はまた通話を切るのだと思っていた。それから電源を切って投げ捨てて、自分の足の間に戻ってきてくれると間抜けなくらい素直に信じていた。いや、侮っていたとも言えるかもしれない。
ニコはスマホを手に戻って来てくれはした。けれど彼はそれを己の耳に当てる。
「え、っう、うそ、うそ、うそ…っ♡」
「さっきからうるさいよ。誰?」
電話口に向けての声に、宮路は思わず手枷を鳴らした。自分の口を塞ごう、と拘束されているのも忘れて動いたせいだ。
「…ん? いや、名乗られてもわからない。それでわかったら表示名でわかるだろ。今立て込んでるんだけど急ぎ?」
「…っ♡っニコさ…っ♡」
ボール二個分出したアナルビーズの先を急かすように引かれ、宮路は小声で制止した。
必死に首を振る様子を見ているのかいないのか、ニコはいかにも退屈な電話というように湾曲した持ち手に指を絡ませる。気まぐれにくいくい引かれ、宮路は必死に歯を噛み締めた。
「ぅ、う♡う~…っ♡ぁ、…っ、…あ、あっ♡」
「そうだよ。ニコ。…キャラが違う? 本当にうるさいな。切るよ」
「にこさ、ニコさん、っ♡ぁ、あ…っ♡ぼーる、ボールでる、っううぅ♡あ、ぉ、お…っ♡出る出る出る…ッ♡ううぅう…ッ♡♡♡」
「え? 今日店にいた? …うん…うん…」
「ッはあぁ…♡♡っあ、ぁ♡♡」
ゆっくりと引き抜かれたみっつ目のボールに、宮路は小さく喘ぎ続けた。大丈夫だ。自分の声は入ってない。やり取りを朦朧とした頭で聞きつつ、このまま何もなく通話が終わるのを必死に祈る。
けれど行為中の何もかもはニコの手のひらの上なのだ。
「ああ! お前、うちの子に声かけてきたナンパのやつか!」
やっとわかった、という声と同時に、ニコはアナルビーズを引き抜いた。
ずっとボールを咥えていたせいで十分に緩み、ましてやそんなことをされるとは思わず身構えていなかった穴だ。ボコボコと大きな玉に擦られた瞬間、宮路はじょわじょわと何かを漏らしながら叫ぶ。
「おッ、お、お、っ、うぅううぅう~~~~ッッ♡♡♡はひッ♡♡ヒッ♡♡おっ♡お、っうぅ~…ッッ♡♡♡」
内臓まで失った気になるくらい、一気に抜かれた。
防音に優れたラブホテルでも隣に聞こえたか危惧するくらいの声量だった。もちろん、通話先にだって聞こえたはずだ。
ニコは楽しそうに笑う。
「あ、聞こえた? そう、今のあの子の声。かわいいでしょ。…真面目そうだった? 真面目な子だって開発した穴責められたらこんな声出すよ」
「っは♡はひ♡ひっ♡ひ…ッ♡にこ、っ、ニコさんっ♡♡もうやだ、で、っ電話やだ…っ♡♡」
「かわいい顔してド変態なのがいいんじゃん。…今? 今は…おもちゃ抜いたまんこを自分で開いておねだりしてる」
「っ♡」
していない。これは命令だ。しろ、と目線が言っている。
「ぅ、う、う…ッ♡」
手枷と足枷にはそれくらいの余裕はあった。宮路は恐る恐る、ヒリヒリと腫れて感じる場所に手を向ける。
二本指と、人差し指。三本が簡単に入ってしまう。ビーズの大きさを考えたら当然だが性器同然の緩さに涙が出る。
「っう、う~…ッ♡」
宮路は泣きながら指三本でそこを開いた。頭に浮かぶのは動画に写っていた充血したそこだ。あのときと同じに、ぱっくり開いて物欲しげに収縮する内壁を見られているのだろうか。
「ちょっとごめん」
一言いうと、ニコは枕近くにスマホを置いた。
ミュートにしているだろうか。わからず戸惑う宮路のそこへ、唾液の上に手早く潤滑剤を塗り拡げた陰茎が押し付けられる。宮路はぎょっとし小声で騒いだ。
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