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秋人の背後、腰を抱いてピタリと寄り添う東塔の背後で扉が閉まる。それと同時に服を下ろされ、秋人は緊張感から中のボールを締め付けてしまった。
「はひっ♡♡ ひっ♡♡ ひっ♡♡ せっ、せんぱ、ぁ……っ♡♡」
途中駅の大きなトイレだが、多目的室ではない。ごく普通の男性トイレの個室だ。
東塔はテキパキとした手付きで秋人のコンドームを取り、中のものを便器へ流す。見ていられずに目を閉じながらも秋人は必死に訴えた。
「ゆ、っ、ゆるして、ください……っ♡♡♡
も、っ、もう、出ない、何も出ない……ッ♡♡♡」
「うん。まんこくん、電車の中でぜーんぶ出しちゃったもんね。毎日乗る満員電車で気持ちいいもの全部漏らしたから、ここ空っぽだよね」
「そっ、その呼び方……ッ♡♡」
「まんこくん?」
言いながら東塔は秋人の横を抜け便器へ座った。ごく自然に開かれた腿丈のコートの下には、チノパンの中、はっきり反応している勃起がある。
秋人はゴクリと喉を鳴らした。
腹の中にはあのボールが入れられたままだ。トイレまでの移動は千鳥足になったが、都会の無関心で見向きもされなかった。見向きもされないまま、踏み出すたびにボールに弱点を潰されていた。
もしかして。痴漢されて、トイレに連れ込まれて、これはもしかして。目を離せない秋人はもう、自分がそれを望んでいるのか怖がっているのかわからない。
「はー……っ♡♡ っ、はー……っ♡♡」
「……ボール、抜いてほしい?」
秋人は頷いた。抜いてほしい。その後何をされるのかわからないけれど、何をされたいのかわからないけれど、この上下に隙間のある密室で抜いてほしい。
「後ろを向いて、少し屈んで」
「っふ、ふ……ッ♡♡♡」
秋人は言われるままに反転した。眼の前のドアに縋れば少し屈んだ格好になる。
彼の目の前にすべて晒す格好だ。当然恥ずかしいけれど、リングに指を通す僅かな刺激だけで羞恥心はそのまま興奮になる。
「っ、お、ぉ、お……ッ♡♡♡ 抜いっ、抜い、て、え……っ♡♡♡ ぬぽぬぽ、や、やだ……っ♡♡ っ、お♡♡ ん、おっ♡♡ ぉ……おッ♡♡♡」
「ちんぽ、萎えたままだねえ」
「っは、はい、ぃ……ッ♡♡♡ ちんぽ勃たない、勃た、っお、おッ♡♡♡ 抜け、る、ぅ……っ♡♡♡」
ゆっくり引っ張られたそれに、自分の穴がすがって追いかけるのがわかった。抜けきる前に東塔が力を抜くと、抜けかかっていたそれが戻ってきて前立腺を強く打つ。秋人はつま先立ちになってその快感を味わった。
「っんぉ、おおおぉッ♡♡♡ っそ、そこ、そこぉッ♡♡ 気持ちいい、や、やばい、ぃ……っ♡♡♡」
「まんこ」
「んおっ♡♡ ぐりぐりっ♡♡ おッ♡ おッ♡♡♡ ボールで、っ、捏ねるの、っだめ、くる、だめ……ッ♡♡♡ っ、ま、まんこ、やめてください……ッ♡♡♡」
「ん~……?」
「ま、っ、まんこ、まんこ……っ♡♡ おれの、ま、まんこ、遊ばれてる……っ♡♡♡ 俺のまんこ、っおれ、俺は、まんこ……っ♡♡♡」
「うん。とりあえず……今日のところは、立派なまんこになったかな?」
「ぉ、おお……っ♡♡♡ おれ、俺は、まんこぉ……っ♡♡ そんなの、にっ、人間じゃない、のに、ぃ……ッ♡♡♡」
人格を無視されてやはり不思議な高揚を覚える。
東塔は秋人の裸の尻を掴むと、リング部分だけを覗かせた尻を最初の力強さで揉んだ。アザすら残りそうな手付きにも秋人は興奮してしまう。
そして不意に、裸の尻を熱いものが叩いた。
「また痴漢されたい?」
「ふぁ、あ、ぁ……っ♡♡」
手を重ねるように、あるいは抵抗を抑え込むように、扉についた手に手を重ねられ覆い被さるように密着される。耳を噛みながらの問いに秋人は体を震わせた。
尻に触れる熱いもの。東塔の勃起が何かをねだるように擦り付けられる。
「俺手慣れてるでしょ、あそこの常連なんだよ。……だから俺が、『駅員呼ばれた、示談目当ての冷やかし』って書いたら、もう誰も触ってくれない」
「や、やだあ……っ♡♡」
「なら、何を言うべきかわかってる?」
「……っ♡♡」
「満員電車で気持ちよくメスになるために、俺に何を言うか、自己開発でここまでしたまんこくんならわかるよね」
秋人ではない。大学のランクも成績も、二十年弱の人生も、性格や人格も意味がない。
メスとしてわかるだろう。男の性欲を満足させる存在として知っているだろう。その物言いは、もう、秋人を生きた性玩具として扱っていた。
そして秋人をそういう道具にしてしまった。
「はひっ♡♡ ひっ♡♡ ひっ♡♡ せっ、せんぱ、ぁ……っ♡♡」
途中駅の大きなトイレだが、多目的室ではない。ごく普通の男性トイレの個室だ。
東塔はテキパキとした手付きで秋人のコンドームを取り、中のものを便器へ流す。見ていられずに目を閉じながらも秋人は必死に訴えた。
「ゆ、っ、ゆるして、ください……っ♡♡♡
も、っ、もう、出ない、何も出ない……ッ♡♡♡」
「うん。まんこくん、電車の中でぜーんぶ出しちゃったもんね。毎日乗る満員電車で気持ちいいもの全部漏らしたから、ここ空っぽだよね」
「そっ、その呼び方……ッ♡♡」
「まんこくん?」
言いながら東塔は秋人の横を抜け便器へ座った。ごく自然に開かれた腿丈のコートの下には、チノパンの中、はっきり反応している勃起がある。
秋人はゴクリと喉を鳴らした。
腹の中にはあのボールが入れられたままだ。トイレまでの移動は千鳥足になったが、都会の無関心で見向きもされなかった。見向きもされないまま、踏み出すたびにボールに弱点を潰されていた。
もしかして。痴漢されて、トイレに連れ込まれて、これはもしかして。目を離せない秋人はもう、自分がそれを望んでいるのか怖がっているのかわからない。
「はー……っ♡♡ っ、はー……っ♡♡」
「……ボール、抜いてほしい?」
秋人は頷いた。抜いてほしい。その後何をされるのかわからないけれど、何をされたいのかわからないけれど、この上下に隙間のある密室で抜いてほしい。
「後ろを向いて、少し屈んで」
「っふ、ふ……ッ♡♡♡」
秋人は言われるままに反転した。眼の前のドアに縋れば少し屈んだ格好になる。
彼の目の前にすべて晒す格好だ。当然恥ずかしいけれど、リングに指を通す僅かな刺激だけで羞恥心はそのまま興奮になる。
「っ、お、ぉ、お……ッ♡♡♡ 抜いっ、抜い、て、え……っ♡♡♡ ぬぽぬぽ、や、やだ……っ♡♡ っ、お♡♡ ん、おっ♡♡ ぉ……おッ♡♡♡」
「ちんぽ、萎えたままだねえ」
「っは、はい、ぃ……ッ♡♡♡ ちんぽ勃たない、勃た、っお、おッ♡♡♡ 抜け、る、ぅ……っ♡♡♡」
ゆっくり引っ張られたそれに、自分の穴がすがって追いかけるのがわかった。抜けきる前に東塔が力を抜くと、抜けかかっていたそれが戻ってきて前立腺を強く打つ。秋人はつま先立ちになってその快感を味わった。
「っんぉ、おおおぉッ♡♡♡ っそ、そこ、そこぉッ♡♡ 気持ちいい、や、やばい、ぃ……っ♡♡♡」
「まんこ」
「んおっ♡♡ ぐりぐりっ♡♡ おッ♡ おッ♡♡♡ ボールで、っ、捏ねるの、っだめ、くる、だめ……ッ♡♡♡ っ、ま、まんこ、やめてください……ッ♡♡♡」
「ん~……?」
「ま、っ、まんこ、まんこ……っ♡♡ おれの、ま、まんこ、遊ばれてる……っ♡♡♡ 俺のまんこ、っおれ、俺は、まんこ……っ♡♡♡」
「うん。とりあえず……今日のところは、立派なまんこになったかな?」
「ぉ、おお……っ♡♡♡ おれ、俺は、まんこぉ……っ♡♡ そんなの、にっ、人間じゃない、のに、ぃ……ッ♡♡♡」
人格を無視されてやはり不思議な高揚を覚える。
東塔は秋人の裸の尻を掴むと、リング部分だけを覗かせた尻を最初の力強さで揉んだ。アザすら残りそうな手付きにも秋人は興奮してしまう。
そして不意に、裸の尻を熱いものが叩いた。
「また痴漢されたい?」
「ふぁ、あ、ぁ……っ♡♡」
手を重ねるように、あるいは抵抗を抑え込むように、扉についた手に手を重ねられ覆い被さるように密着される。耳を噛みながらの問いに秋人は体を震わせた。
尻に触れる熱いもの。東塔の勃起が何かをねだるように擦り付けられる。
「俺手慣れてるでしょ、あそこの常連なんだよ。……だから俺が、『駅員呼ばれた、示談目当ての冷やかし』って書いたら、もう誰も触ってくれない」
「や、やだあ……っ♡♡」
「なら、何を言うべきかわかってる?」
「……っ♡♡」
「満員電車で気持ちよくメスになるために、俺に何を言うか、自己開発でここまでしたまんこくんならわかるよね」
秋人ではない。大学のランクも成績も、二十年弱の人生も、性格や人格も意味がない。
メスとしてわかるだろう。男の性欲を満足させる存在として知っているだろう。その物言いは、もう、秋人を生きた性玩具として扱っていた。
そして秋人をそういう道具にしてしまった。
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