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別れ
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ラクーン商会と共に今俺はテンシンから脱出して来た、
スタンピードに巻き込まれたら死んじゃうかもしれないからね、
そんな訳で俺は今馬車の荷台で葦を編んでいます、俺の出来る事ってこれくらいだからね せめて交通費にでもと思って編んでますよ。
二つ程山を越えてきたんだ,今日の移動はここまでらしいね、パオズの街まであと2日と迫った所だよ、
相変わらず俺は美味しくなるカッパ食材だとバレない様に行動しつつ平静を装っています、
俺はこの世界の発展具合をラークさんに聞いて何が必要なのかを探ってみたんだ、それで良いヒントもらえたよ、この世界にまだゴムの存在が知られていないって事なんだね、
そこで俺は考えた、ゴムの木を探せば絶対儲かると思ったんだ、色んな知識チート構想でちょっと楽しくなってきた、
と、そんな妄想をしている俺に悪い知らせが耳に飛び込んでくる、
「おい!ゴブリンが3体こっちに向かって来る、どうやら斥候のようだ、」
先頭の馬車の御者が注意を促して来た。
「ラークさんどうしますか、殲滅して置きましょうか?」
御者がラークに問いかける、
「ん~群れが近くにいると厄介だ、始末して形跡を残さないように処理していこう」
御者は愛用のカトラスを手に瞬く間に3体を始末して手際よく袋に詰め込んだ。
「ゴブ肉が手に入ったから今日は肉が食えるぞ、川で血抜きと解体して使わない部位は埋めて置けば大丈夫だろう」
ラークはそう言って商隊を川に向かわせる、そこで昼の準備もする様だ、
川に向かって行く、暫くして川が見えてきた、
「儂は下流に行って魚をとってきますでのう、暫くしたら戻って来ますのじゃ」
俺は相変わらず爺さん口調でその旨を伝えて川下へ移動した、今日も鮭が4匹獲れたのでそれを担いでトテトテと商隊の休憩している場所を探す、
途中ゴブリンの小隊クラスがたむろしていた、
やべーここってゴブリンの巣の近くなんじゃねえのか?と思いながら俺は進んでいくと戦いの真っ最中だった。
やっぱりこの辺りはゴブリンの縄張りだった様だ、
ってなにこのゴブリンの数、400や500くらいいるよここまで来るとゴブリンキングが仕切ってる軍団規模だよ。
ってか、やっぱりここってゴブリンの集落だったみたいだな。
「おい!まだカワタさんは戻ってこないのか」 ラークが怒鳴りながら探していてくれたようだ、
御者をやっていた男が
「ラークさんこれ以上は待てません、ゴブリンメイジが火魔法で火球を打ち込み始めました」
「くそ!止むを得ない、商隊を第一に考えて出発するぞ、急げ!」
俺はゴブリンに見つからない様に馬車まであと50mと迫っていたが現状を考えてもラークの判断は正しい。
「カワタさん、すまねえ先に行く!無事を祈る」
そう叫びながら馬車を走らせて行った、
って事で俺はゴブリン軍団のど真ん中にいるわけだ、どーする俺、と暫し考える、
戦闘力が無い か弱い仔カッパの俺は生き残るためにここは交渉って選択を取ろうかと思う、
念話って言う意思疎通の方法は持ってるからね。
俺は鮭を4匹担いだまま体の大きな偉そうなゴブリンの所へ行く、
俺はおもむろにフードを脱ぎマスク代わりのバンダナを外してカッパ式挨拶のパコをしながら念話で挨拶する。
「こんにちは、旅のカッパなんだけど貴方がゴブリンキングですか?」 と念話を送る。
「おおう、カッパの子供がなぜこんな所にいるんだ?」
「鉄砲水で流されて海まで出ちゃったから家に帰るついでにあちこち見て回ってるんですよ」
「そうか、坊主家に帰る所だったのか、そりゃ大変だったな、」
「キング、さっき獲ったばかりの魚があるからこれ食べて、それでもしよかったらちょっとここで休ませてくれると助かるんだけど」
「構わないぞ、なかなかうまそうな魚だな、貰っておくぞ」
交渉は成立した様だ、っで俺がここに残った最大の理由が有るんだ、
キングの隣にいるゴブリンメイジだ、
俺はゴブリンメイジに念話を飛ばす「さっきの魔法凄いですね、どうやるんですか?」
「思いっきり燃やしてやるとと強く願うんだ、思う力が大きいほど大きな火になるんよ」
「へ~そうなんだ、」
俺はこの際だから魔法が使えるようになるまでここで過ごすことにした、
俺はキングにメイジから魔法を教えてもらう許可を取ってからメイジに教えを乞うた、キングの許可があるから二つ返事で了解してくれたんだ、
ゴブリンメイジ曰く魔法を使える者と使えない者がいるから使える者なら今日中に火が出るはずだと言われたんだ
多分俺は大丈夫、白い部屋の人が使えるって言ってたからね。
っで修行してます、最初は火を出す魔法を練習してるんだ、
ゴブリンメイジの真似をしながら爪の先に火を灯してみる、3時間ほど集中して頑張ったら爪の先に火が灯ったんだ、
でもどうやらカッパボディには火系統の魔法は相性が悪いらしい、いくら頑張っても日常で使うマッチ代わりにしかならないんだよねこれってw
ゴブリンメイジが水系統の魔法を使ってみたらどうかと提案してくれたので早速やってみる事に、
いい感じで出来ますよ、やはり水系統の魔法がしっくりくるのはカッパだからかなと考える、
っで攻撃用の魔法をゴブリンメイジと相談して過去に有った水魔法をおしえてもらった。
先ずはウオーターカッターだ、超高圧で水を噴射する事で石も切れるようになる、でもねこれって近接でしか威力が出ないんだよね、俺の指先に水を集めてそれを超高圧で水を噴射してるみたいなんだ、それと更に重大な事が解った、
それはこの水ってどこから来るのかって所なんだよね、さっきまで放尿しようか迷っていたんだけど今はすっきりしてるんだ、これって自分の体の水分を体外に出してるだけなんじゃね?って思ったんだ、
使えるようで使えない魔法になってしまいそうだった、
俺はゴブリンメイジに礼を言って自習する事にした、あとは知識チートを活用してオリジナルの魔法を作っていくしかないな~と思いながら練習して行く事にしたんだ、
とりあえず水分補給だ! 川に入って大量に水を飲む、ついでに鮭も確保、10匹程キングにとメイジの分も獲っていく、それを藁を編んで綱にしてエラから綱を通すそうやって捕まえておいてある、これでよしっと、
間もなく日も暮れる所だったからたき火をして魚を焼いて出してやることにした、
折角出来るようになった火魔法だからね、枯れ枝とか藁とか燃えるもの集めて河原の石を積み上げて簡易的な窯を作ってそこで焼き鮭を作る、焼きあがったのをキングとメイジに持って行ったらえらく喜ばれた。
俺も焼き鮭で腹いっぱいになった所で魔法の構想を練る事にしょう。
続く
スタンピードに巻き込まれたら死んじゃうかもしれないからね、
そんな訳で俺は今馬車の荷台で葦を編んでいます、俺の出来る事ってこれくらいだからね せめて交通費にでもと思って編んでますよ。
二つ程山を越えてきたんだ,今日の移動はここまでらしいね、パオズの街まであと2日と迫った所だよ、
相変わらず俺は美味しくなるカッパ食材だとバレない様に行動しつつ平静を装っています、
俺はこの世界の発展具合をラークさんに聞いて何が必要なのかを探ってみたんだ、それで良いヒントもらえたよ、この世界にまだゴムの存在が知られていないって事なんだね、
そこで俺は考えた、ゴムの木を探せば絶対儲かると思ったんだ、色んな知識チート構想でちょっと楽しくなってきた、
と、そんな妄想をしている俺に悪い知らせが耳に飛び込んでくる、
「おい!ゴブリンが3体こっちに向かって来る、どうやら斥候のようだ、」
先頭の馬車の御者が注意を促して来た。
「ラークさんどうしますか、殲滅して置きましょうか?」
御者がラークに問いかける、
「ん~群れが近くにいると厄介だ、始末して形跡を残さないように処理していこう」
御者は愛用のカトラスを手に瞬く間に3体を始末して手際よく袋に詰め込んだ。
「ゴブ肉が手に入ったから今日は肉が食えるぞ、川で血抜きと解体して使わない部位は埋めて置けば大丈夫だろう」
ラークはそう言って商隊を川に向かわせる、そこで昼の準備もする様だ、
川に向かって行く、暫くして川が見えてきた、
「儂は下流に行って魚をとってきますでのう、暫くしたら戻って来ますのじゃ」
俺は相変わらず爺さん口調でその旨を伝えて川下へ移動した、今日も鮭が4匹獲れたのでそれを担いでトテトテと商隊の休憩している場所を探す、
途中ゴブリンの小隊クラスがたむろしていた、
やべーここってゴブリンの巣の近くなんじゃねえのか?と思いながら俺は進んでいくと戦いの真っ最中だった。
やっぱりこの辺りはゴブリンの縄張りだった様だ、
ってなにこのゴブリンの数、400や500くらいいるよここまで来るとゴブリンキングが仕切ってる軍団規模だよ。
ってか、やっぱりここってゴブリンの集落だったみたいだな。
「おい!まだカワタさんは戻ってこないのか」 ラークが怒鳴りながら探していてくれたようだ、
御者をやっていた男が
「ラークさんこれ以上は待てません、ゴブリンメイジが火魔法で火球を打ち込み始めました」
「くそ!止むを得ない、商隊を第一に考えて出発するぞ、急げ!」
俺はゴブリンに見つからない様に馬車まであと50mと迫っていたが現状を考えてもラークの判断は正しい。
「カワタさん、すまねえ先に行く!無事を祈る」
そう叫びながら馬車を走らせて行った、
って事で俺はゴブリン軍団のど真ん中にいるわけだ、どーする俺、と暫し考える、
戦闘力が無い か弱い仔カッパの俺は生き残るためにここは交渉って選択を取ろうかと思う、
念話って言う意思疎通の方法は持ってるからね。
俺は鮭を4匹担いだまま体の大きな偉そうなゴブリンの所へ行く、
俺はおもむろにフードを脱ぎマスク代わりのバンダナを外してカッパ式挨拶のパコをしながら念話で挨拶する。
「こんにちは、旅のカッパなんだけど貴方がゴブリンキングですか?」 と念話を送る。
「おおう、カッパの子供がなぜこんな所にいるんだ?」
「鉄砲水で流されて海まで出ちゃったから家に帰るついでにあちこち見て回ってるんですよ」
「そうか、坊主家に帰る所だったのか、そりゃ大変だったな、」
「キング、さっき獲ったばかりの魚があるからこれ食べて、それでもしよかったらちょっとここで休ませてくれると助かるんだけど」
「構わないぞ、なかなかうまそうな魚だな、貰っておくぞ」
交渉は成立した様だ、っで俺がここに残った最大の理由が有るんだ、
キングの隣にいるゴブリンメイジだ、
俺はゴブリンメイジに念話を飛ばす「さっきの魔法凄いですね、どうやるんですか?」
「思いっきり燃やしてやるとと強く願うんだ、思う力が大きいほど大きな火になるんよ」
「へ~そうなんだ、」
俺はこの際だから魔法が使えるようになるまでここで過ごすことにした、
俺はキングにメイジから魔法を教えてもらう許可を取ってからメイジに教えを乞うた、キングの許可があるから二つ返事で了解してくれたんだ、
ゴブリンメイジ曰く魔法を使える者と使えない者がいるから使える者なら今日中に火が出るはずだと言われたんだ
多分俺は大丈夫、白い部屋の人が使えるって言ってたからね。
っで修行してます、最初は火を出す魔法を練習してるんだ、
ゴブリンメイジの真似をしながら爪の先に火を灯してみる、3時間ほど集中して頑張ったら爪の先に火が灯ったんだ、
でもどうやらカッパボディには火系統の魔法は相性が悪いらしい、いくら頑張っても日常で使うマッチ代わりにしかならないんだよねこれってw
ゴブリンメイジが水系統の魔法を使ってみたらどうかと提案してくれたので早速やってみる事に、
いい感じで出来ますよ、やはり水系統の魔法がしっくりくるのはカッパだからかなと考える、
っで攻撃用の魔法をゴブリンメイジと相談して過去に有った水魔法をおしえてもらった。
先ずはウオーターカッターだ、超高圧で水を噴射する事で石も切れるようになる、でもねこれって近接でしか威力が出ないんだよね、俺の指先に水を集めてそれを超高圧で水を噴射してるみたいなんだ、それと更に重大な事が解った、
それはこの水ってどこから来るのかって所なんだよね、さっきまで放尿しようか迷っていたんだけど今はすっきりしてるんだ、これって自分の体の水分を体外に出してるだけなんじゃね?って思ったんだ、
使えるようで使えない魔法になってしまいそうだった、
俺はゴブリンメイジに礼を言って自習する事にした、あとは知識チートを活用してオリジナルの魔法を作っていくしかないな~と思いながら練習して行く事にしたんだ、
とりあえず水分補給だ! 川に入って大量に水を飲む、ついでに鮭も確保、10匹程キングにとメイジの分も獲っていく、それを藁を編んで綱にしてエラから綱を通すそうやって捕まえておいてある、これでよしっと、
間もなく日も暮れる所だったからたき火をして魚を焼いて出してやることにした、
折角出来るようになった火魔法だからね、枯れ枝とか藁とか燃えるもの集めて河原の石を積み上げて簡易的な窯を作ってそこで焼き鮭を作る、焼きあがったのをキングとメイジに持って行ったらえらく喜ばれた。
俺も焼き鮭で腹いっぱいになった所で魔法の構想を練る事にしょう。
続く
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