139 / 336
第二部 四季姫進化の巻
第十一章 悪鬼奇襲 6
しおりを挟む
六
山道の先で榎が見た光景は、この世のものとは思えなかった。
杉の木々の隙間から、巨大なナメクジみたいな生き物が、軟体を突き出していた。
その数、十体。どす黒い、粉っぽい胴から細い触手を大量に伸ばし、うねらせていた。
あまりのおぞましさに、榎は足を止めた。サンダルの爪先に何かがぶつかり、地面を転がる。
木の枝かと思ったが、違った。
春姫の、横笛だった。全身を悪寒が襲い、顔をあげた。
眼前の情景に、榎は戦慄した。
「椿、柊、楸! しっかりしろ!」
四季姫に変身した三人が、化け物の触手に絡めとられていた。完全に動きを封じられ、だらりと項垂れている。
「えのちゃん、来ちゃだめ……。こいつら、強いわ」
榎に気付いた椿が、気力を振り絞って顔をあげた。
動きに反応して、触手が締め付けを強めた。椿は呻き声をあげ、気を失った。
別の触手が、上のほうで激しく撓る。榎の側へ、何かを投げ飛ばしてきた。
傷だらけの宵が、地面に叩き付けられて、転がった。三人を助けようとして、無残にも返り討ちにあっていた。
「宵、大丈夫か!? 無茶するな」
力を使えない人間の姿では、異形の化け物には敵わない。四季姫が三人で戦っても、この惨状だ。奇妙な連中の力は、計り知れない。
「ちくしょう。力が、戻れば……」
「宵月夜さま、手当をせねば!」
歯を食いしばり、宵は化け物を睨む。八咫が慌てて、宵を引っ張って化け物から遠ざけた。
「どいつもこいつも、他愛のない。本当にこやつらが、悪鬼の長を倒したのかえ?」
触手の根元から、おぞましい声が聞こえた。
「こんなに弱い人間どもを始末するために、我らが新しき長は、いつまで手間取っておるのだ」
「だから言ったのだ。あんな、人間かぶれの放蕩息子、長には相応しくないと」
「何を申しておる、お主が一番に賛成したのではないか」
化け物達が、口々に言葉を発する。
よく見ると、各々の声の発生源には、牙の覗く大きな口と、吸い込まれそうな黒い眼穴があった。
あの、異形の顔。見覚えがある。――悪鬼の特徴だ。
姿は人間とは似ても似つかないが、間違いない。
「長が始末に倦(あぐね)いているのなら、我らで四季姫を倒せばよい」
「楽には死なせぬぞよ。髪の毛を一本一本、なくなるまで引き抜いてやろうか。爪を順番に剥いでやろうか。歯を奥から順に、へし折ってやろうか」
悪鬼たちが、三人の顔に触手の先端を押し付けはじめた。本格的にいたぶるつもりか。
榎は髪飾りを握りしめ、念じた。
「いと高き 夏の日差しの 力以て 天へ伸びゆく 清き百合花」
夏の風が周囲を包みこむ。榎の力に呼応して、悪鬼たちが動きを止めた。
「――夏姫、ここに見参!」
背後で様子を伺っていた響が、変身した榎の姿を見て口笛を吹いた。
「なるほど。現代の混沌と化した世界にはそぐわない、洗練された力だ。夏の力は猛々しく、朝露よりも儚く、美しい。父が敗れるわけだ」
響は飄々と、剣を構えた榎の側に寄ってきた。目を細めて、白銀の剣を観察しはじめた。
「あなたの持つ剣からは、死の匂いがする。呪いの香り。とても、懐かしく感じる。その剣の一撃が、父を死に至らしめたのかな」
やがて、満足して身を引いた。
気儘な響の行動に、調子を狂わされる。
だが、構っている隙はない。一刻も早く、三人を助けなければ。
「みんなを放せ! 鬼閻には、あたしが止めを刺したんだ。復讐するなら、あたしだけにしろ!」
榎は悪鬼たちを挑発した。悪鬼達は初めて気付いた様子で、榎に注目した。
「最後の一人が、のこのこと、やってきおったわ」
「探す手間が省けた」
「少しは、楽しませてくれよ」
攻撃対象が、榎に移る。
素早く撓る触手が、鞭さながらに跳んできた。榎は素早く躱し、反撃に転じる。
ナメクジみたいな悪鬼の体に、切り付けた。だが、妙なざらつきと柔らかさのせいで、刃が食い込まない。
「食らえ、〝真空断戯〟」
ならばと、全てを切り裂く、真空の刃を放つ。その攻撃さえも、悪鬼の体に弾かれた。相手は、何のダメージも負っていない。
悪鬼たちが、再び触手を飛ばしてきた。死角からの攻撃を避けきれず、榎は弾き飛ばされた。
痛みを堪えて体勢を取り直し、舌打ちした。
「駄目か。今の、あたしの力じゃ……」
たった一人では、悪鬼には太刀打ちできない。四人揃っていても、十体もの悪鬼を相手に、勝てる気がしなかった。
どうすればいい。いつも指示をくれる、月麿も了生たちもいない。
誰にも助けを求められない、危機的な状況。
榎は焦りと恐怖に押し潰され、泣きそうになっていた。
足に力が入らない。膝が震え、折れかかった。
腕を掴み、支えてくれるものがいた。顔を向けると、すぐ側に響が立っていた。
「夏姫殿。お近付きの印に、少し助力いたしましょう」
響は相変わらずの飄々顔で、悪鬼の団体を見据えた。
細めていた目を、大きく開眼した。同時に、周囲の空気と重力が、変わった気がした。真夏の午後、一番暑い時間にもかかわらず、冷機が纏わりつく。体が凍りついた感覚に襲われた。
響がもたらした異変は、悪鬼連中にも影響を与えはじめた。動きが徐々に鈍くなり、地面に体を横たえさせていく。
完全に、目に見えない強い力に潰されていた。触手も力をなくし、椿たちの体を地面に落とす。
響に背を押された。榎は我に返り、三人を悪鬼の側から遠ざけた。みんな満身創痍だが、命に別状はない。
安全な場所へ逃げた後、響の力は更に増した。風が強まり、テンガロンハットが頭上へ吹き飛ぶ。顕になった額の角が、青白い光を放っていた。
地面に平伏した十体の悪鬼の体が、徐々に溶けはじめた。溶けた体の表面が結合し、巨大な一つの塊へと変貌していく。
身動きが取れなくなった悪鬼達は、呻き声を上げながら、響に殺気を放った。
「何の真似だ、長よ! 四季姫の味方をするとは!」
「すまんが、気が変わった。私は長をやめる。父の仇を討ちたければ、好きにすればいい。その格好で、自由に行動できればの話だが」
響が力の解放を止めると、息苦しさが消えた。だが、力場が正常に戻っても、悪鬼の姿は変わらなかった。
「おのれ、裏切り者! 我らを、元の姿に戻せぇ!」
「私にも、戻し方が分からん。自力で何とかしてくれ」
響は、肩を竦めて嫌味に笑う。巨大な塊に融合した悪鬼達は、口々に文句や悲鳴を上げながら、転がって山の奥へと姿を消した。
「しばらくは、あの悪鬼共も悪さはできません。ですが、一時凌ぎです。奴らの体が元通りになれば、その時があなたたちの最期となりましょう」
体勢を取り直せば、悪鬼達は再び、四季姫の元に報復に訪れる。その時に、悪鬼を返り討ちにできる力は、榎たちにはない。
寿命が、延びただけだ。この先いったい、どうすればいい?
焦りから、榎は歯を食いしばった。
「その時までに、せいぜい強くお成りなさい。あなたたちの中にはまだ、陰陽師たるべき力が眠っている」
榎は、響を見上げた。すべてを見透かしているのかと思える、不思議な笑顔を浮かべていた。
何を根拠に、榎たちを語るのか。四季姫の、何を知っているのか。
色々と、話を聞き出したかった。だが、頭が混乱して、言葉が纏まらない。
「私は、用事がありますので、失礼」
地面に落ちたテンガロンハットを拾い、響は笑顔で、山を下っていった。
「まだ、力が眠っている……」
取り残された榎は、散々な戦いの傷痕を呆然と眺めながら、響の言葉を脳内で反芻していた。
山道の先で榎が見た光景は、この世のものとは思えなかった。
杉の木々の隙間から、巨大なナメクジみたいな生き物が、軟体を突き出していた。
その数、十体。どす黒い、粉っぽい胴から細い触手を大量に伸ばし、うねらせていた。
あまりのおぞましさに、榎は足を止めた。サンダルの爪先に何かがぶつかり、地面を転がる。
木の枝かと思ったが、違った。
春姫の、横笛だった。全身を悪寒が襲い、顔をあげた。
眼前の情景に、榎は戦慄した。
「椿、柊、楸! しっかりしろ!」
四季姫に変身した三人が、化け物の触手に絡めとられていた。完全に動きを封じられ、だらりと項垂れている。
「えのちゃん、来ちゃだめ……。こいつら、強いわ」
榎に気付いた椿が、気力を振り絞って顔をあげた。
動きに反応して、触手が締め付けを強めた。椿は呻き声をあげ、気を失った。
別の触手が、上のほうで激しく撓る。榎の側へ、何かを投げ飛ばしてきた。
傷だらけの宵が、地面に叩き付けられて、転がった。三人を助けようとして、無残にも返り討ちにあっていた。
「宵、大丈夫か!? 無茶するな」
力を使えない人間の姿では、異形の化け物には敵わない。四季姫が三人で戦っても、この惨状だ。奇妙な連中の力は、計り知れない。
「ちくしょう。力が、戻れば……」
「宵月夜さま、手当をせねば!」
歯を食いしばり、宵は化け物を睨む。八咫が慌てて、宵を引っ張って化け物から遠ざけた。
「どいつもこいつも、他愛のない。本当にこやつらが、悪鬼の長を倒したのかえ?」
触手の根元から、おぞましい声が聞こえた。
「こんなに弱い人間どもを始末するために、我らが新しき長は、いつまで手間取っておるのだ」
「だから言ったのだ。あんな、人間かぶれの放蕩息子、長には相応しくないと」
「何を申しておる、お主が一番に賛成したのではないか」
化け物達が、口々に言葉を発する。
よく見ると、各々の声の発生源には、牙の覗く大きな口と、吸い込まれそうな黒い眼穴があった。
あの、異形の顔。見覚えがある。――悪鬼の特徴だ。
姿は人間とは似ても似つかないが、間違いない。
「長が始末に倦(あぐね)いているのなら、我らで四季姫を倒せばよい」
「楽には死なせぬぞよ。髪の毛を一本一本、なくなるまで引き抜いてやろうか。爪を順番に剥いでやろうか。歯を奥から順に、へし折ってやろうか」
悪鬼たちが、三人の顔に触手の先端を押し付けはじめた。本格的にいたぶるつもりか。
榎は髪飾りを握りしめ、念じた。
「いと高き 夏の日差しの 力以て 天へ伸びゆく 清き百合花」
夏の風が周囲を包みこむ。榎の力に呼応して、悪鬼たちが動きを止めた。
「――夏姫、ここに見参!」
背後で様子を伺っていた響が、変身した榎の姿を見て口笛を吹いた。
「なるほど。現代の混沌と化した世界にはそぐわない、洗練された力だ。夏の力は猛々しく、朝露よりも儚く、美しい。父が敗れるわけだ」
響は飄々と、剣を構えた榎の側に寄ってきた。目を細めて、白銀の剣を観察しはじめた。
「あなたの持つ剣からは、死の匂いがする。呪いの香り。とても、懐かしく感じる。その剣の一撃が、父を死に至らしめたのかな」
やがて、満足して身を引いた。
気儘な響の行動に、調子を狂わされる。
だが、構っている隙はない。一刻も早く、三人を助けなければ。
「みんなを放せ! 鬼閻には、あたしが止めを刺したんだ。復讐するなら、あたしだけにしろ!」
榎は悪鬼たちを挑発した。悪鬼達は初めて気付いた様子で、榎に注目した。
「最後の一人が、のこのこと、やってきおったわ」
「探す手間が省けた」
「少しは、楽しませてくれよ」
攻撃対象が、榎に移る。
素早く撓る触手が、鞭さながらに跳んできた。榎は素早く躱し、反撃に転じる。
ナメクジみたいな悪鬼の体に、切り付けた。だが、妙なざらつきと柔らかさのせいで、刃が食い込まない。
「食らえ、〝真空断戯〟」
ならばと、全てを切り裂く、真空の刃を放つ。その攻撃さえも、悪鬼の体に弾かれた。相手は、何のダメージも負っていない。
悪鬼たちが、再び触手を飛ばしてきた。死角からの攻撃を避けきれず、榎は弾き飛ばされた。
痛みを堪えて体勢を取り直し、舌打ちした。
「駄目か。今の、あたしの力じゃ……」
たった一人では、悪鬼には太刀打ちできない。四人揃っていても、十体もの悪鬼を相手に、勝てる気がしなかった。
どうすればいい。いつも指示をくれる、月麿も了生たちもいない。
誰にも助けを求められない、危機的な状況。
榎は焦りと恐怖に押し潰され、泣きそうになっていた。
足に力が入らない。膝が震え、折れかかった。
腕を掴み、支えてくれるものがいた。顔を向けると、すぐ側に響が立っていた。
「夏姫殿。お近付きの印に、少し助力いたしましょう」
響は相変わらずの飄々顔で、悪鬼の団体を見据えた。
細めていた目を、大きく開眼した。同時に、周囲の空気と重力が、変わった気がした。真夏の午後、一番暑い時間にもかかわらず、冷機が纏わりつく。体が凍りついた感覚に襲われた。
響がもたらした異変は、悪鬼連中にも影響を与えはじめた。動きが徐々に鈍くなり、地面に体を横たえさせていく。
完全に、目に見えない強い力に潰されていた。触手も力をなくし、椿たちの体を地面に落とす。
響に背を押された。榎は我に返り、三人を悪鬼の側から遠ざけた。みんな満身創痍だが、命に別状はない。
安全な場所へ逃げた後、響の力は更に増した。風が強まり、テンガロンハットが頭上へ吹き飛ぶ。顕になった額の角が、青白い光を放っていた。
地面に平伏した十体の悪鬼の体が、徐々に溶けはじめた。溶けた体の表面が結合し、巨大な一つの塊へと変貌していく。
身動きが取れなくなった悪鬼達は、呻き声を上げながら、響に殺気を放った。
「何の真似だ、長よ! 四季姫の味方をするとは!」
「すまんが、気が変わった。私は長をやめる。父の仇を討ちたければ、好きにすればいい。その格好で、自由に行動できればの話だが」
響が力の解放を止めると、息苦しさが消えた。だが、力場が正常に戻っても、悪鬼の姿は変わらなかった。
「おのれ、裏切り者! 我らを、元の姿に戻せぇ!」
「私にも、戻し方が分からん。自力で何とかしてくれ」
響は、肩を竦めて嫌味に笑う。巨大な塊に融合した悪鬼達は、口々に文句や悲鳴を上げながら、転がって山の奥へと姿を消した。
「しばらくは、あの悪鬼共も悪さはできません。ですが、一時凌ぎです。奴らの体が元通りになれば、その時があなたたちの最期となりましょう」
体勢を取り直せば、悪鬼達は再び、四季姫の元に報復に訪れる。その時に、悪鬼を返り討ちにできる力は、榎たちにはない。
寿命が、延びただけだ。この先いったい、どうすればいい?
焦りから、榎は歯を食いしばった。
「その時までに、せいぜい強くお成りなさい。あなたたちの中にはまだ、陰陽師たるべき力が眠っている」
榎は、響を見上げた。すべてを見透かしているのかと思える、不思議な笑顔を浮かべていた。
何を根拠に、榎たちを語るのか。四季姫の、何を知っているのか。
色々と、話を聞き出したかった。だが、頭が混乱して、言葉が纏まらない。
「私は、用事がありますので、失礼」
地面に落ちたテンガロンハットを拾い、響は笑顔で、山を下っていった。
「まだ、力が眠っている……」
取り残された榎は、散々な戦いの傷痕を呆然と眺めながら、響の言葉を脳内で反芻していた。
0
あなたにおすすめの小説
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
ト・カ・リ・ナ〜時を止めるアイテムを手にしたら気になる彼女と距離が近くなった件〜
遊馬友仁
青春
高校二年生の坂井夏生(さかいなつき)は、十七歳の誕生日に、亡くなった祖父からの贈り物だという不思議な木製のオカリナを譲り受ける。試しに自室で息を吹き込むと、周囲のヒトやモノがすべて動きを止めてしまった!
木製細工の能力に不安を感じながらも、夏生は、その能力の使い途を思いつく……。
「そうだ!教室の前の席に座っている、いつも、マスクを外さない小嶋夏海(こじまなつみ)の素顔を見てやろう」
そうして、自身のアイデアを実行に映した夏生であったがーーーーーー。
母の下着 タンスと洗濯籠の秘密
MisakiNonagase
青春
この物語は、思春期という複雑で繊細な時期を生きる少年の内面と、彼を取り巻く家族の静かなる絆を描いた作品です。
颯真(そうま)という一人の高校生の、ある「秘密」を通して、私たちは成長の過程で誰もが抱くかもしれない戸惑い、罪悪感、そしてそれらを包み込む家族の無言の理解に触れます。
物語は、現在の颯真と恋人・彩花との関係から、中学時代にさかのぼる形で展開されます。そこで明らかになるのは、彼がかつて母親の下着に対して抱いた抑えがたい好奇心と、それに伴う一連の行為です。それは彼自身が「歪んだ」と感じる過去の断片であり、深い恥ずかしさと自己嫌悪を伴う記憶です。
しかし、この物語の核心は、単なる過去の告白にはありません。むしろ、その行為に「気づいていたはず」の母親が、なぜ一言も問い詰めず、誰にも告げず、ただ静かに見守り続けたのか——という問いにこそあります。そこには、親子という関係を超えた、深い人間理解と、言葉にされない優しさが横たわっています。
センシティブな題材を、露骨な描写や扇情的な表現に頼ることなく、あくまで颯真の内省的な視点から丁寧に紡ぎ出しています。読者は、主人公の痛みと恥ずかしさを共有しながら、同時に、彼を破綻から救った「沈黙の救済」の重みと温かさを感じ取ることでしょう。
これは、一つの過ちと、その赦しについての物語です。また、成長とは時に恥ずかしい過去を背負いながら、他者の無償の寛容さによって初めて前を向けるようになる過程であること、そして家族の愛が最も深く現れるのは、時に何も言わない瞬間であることを、静かにしかし確かに伝える物語です。
どうか、登場人物たちの静かなる心の襞に寄り添いながら、ページをめくってください。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
汚部屋女神に無茶振りされたアラサー清掃員、チートな浄化スキルで魔境ダンジョンを快適ソロライフ聖域に変えます!
虹湖🌈
ファンタジー
女神様、さては…汚部屋の住人ですね? もう足の踏み場がありませーん><
面倒な人間関係はゼロ! 掃除で稼いで推し活に生きる! そんな快適ソロライフを夢見るオタク清掃員が、ダメ女神に振り回されながらも、世界一汚いダンジョンを自分だけの楽園に作り変えていく、異世界お掃除ファンタジー。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる