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2話

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休み時間を告げるチャイムがなった
席を立ち伸びをする

「んん……」

「あ、立花すまないが職員室へいって次の授業で使うプロジェクターを借りてきてくれ」

名を呼ばれ口角の筋肉が引き攣るのがわかった
自分で行けよ…めんどくせぇな…クソ教師

「あ、はいわかりましたぁ」

なんていい笑顔を浮かべて良い子してる私自身だってきもいわ
けど、それで世の中上手くいくんだから腐ってるよね

「頑張れよ先生のお気に入りでいい子の夏美ちゃん」

なんて言葉がボソッと聞こえた。
そんなことを言うなんてアイツしかいないでしょ

「ねぇ祐馬くん忙しいのなら仕方ないけど手伝って欲しいな」

あどけたようににっこりと笑いかけた表情の裏に有無を言わせない威圧と共に彼の足を踏む
余計なこといってんなよクソ野郎

「あ、ごめんね気付かなくて…いこっか!そうそう、今日も昼休みいつもの所で待ってるね」

彼も彼で笑顔を浮かべ、私の頭をポンポンと撫でると周りの女共からわぁ…いいなぁだとか憧れの眼差しと黄色い声がちらほらと

コイツの前世ぜってぇホストだな…気色悪い

「うん…ありがとう…」

照れたように頬に手をあてて2人で教室からでた

コイツ後で絶対覚えてろよ?
私案外根に持つタイプだからな


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