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橙
灯火
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あれから僕は
青彩と連絡を取っていない。
しかし、時間は決して
待ってはくれない。
時間が解決してくれる
という言葉はあるが
僕のこの問題は、
時間で解決したくない。
だから、何もできないでいる自分が
許せなかった。
今日会ってみよう。
何を話すかは、考えていないが
会えば何かわかると信じた。
僕はそう決意して、電話をかけた。
「もしもし」
「どした?」
「青彩、今日会えたりしないかな?」
「いいよ」
「大学の授業終わったら、広場で待ってるよ」
「わかった。」
青彩の声はどこか遠くに行ってしまい
手を伸ばしても届かないような
声だった。
授業が終わり、広場のベンチに
座り待っていた。
もう17時になる。
辺りは薄暗く、広場の街頭が
僕を優しく照らしてくれていた。
「おまたせ」
「久々だね」
「そうだね。どうしたの?」
「青彩と池袋で別れた後、すごく後悔したんだ。なんであのとき、勇気を出して伝えてくれた青彩の言葉に答えられなかったのか。青彩を引き止めてまでも自分の想いを言葉で伝えられなかったのか。」
「だから、今日は伝えようと思って」
青彩は黙りながらも小さく頷く。
「青彩のことが好きで、自分にとっては特別な存在になった。だから、僕と一緒に居て欲しい」
青彩の目から涙が流れた。
そのとき、地球が止まり、
宇宙全体が止まり、
何もかもが止まって
2人だけがこの世界にいる不思議な感覚に襲われた。
「ありがとう」
「でも一緒には居られない」
そのとき、青彩のスマホが鳴り出し
電話に出て、しばらく話していた。
「ごめん行かなくちゃ」
何があったかわからないが
立ち去ろうとする青彩の手を
今度こそ、引き止めた。
でも…
ーーーーーーーーーー
そのときの青彩の表情は
今でも忘れられない。
僕はその手を離すしかなかった。
ーーーーーーーーーーー
広場の街頭だけが
僕の想いを
繋ぐ灯火のようだった。
青彩と連絡を取っていない。
しかし、時間は決して
待ってはくれない。
時間が解決してくれる
という言葉はあるが
僕のこの問題は、
時間で解決したくない。
だから、何もできないでいる自分が
許せなかった。
今日会ってみよう。
何を話すかは、考えていないが
会えば何かわかると信じた。
僕はそう決意して、電話をかけた。
「もしもし」
「どした?」
「青彩、今日会えたりしないかな?」
「いいよ」
「大学の授業終わったら、広場で待ってるよ」
「わかった。」
青彩の声はどこか遠くに行ってしまい
手を伸ばしても届かないような
声だった。
授業が終わり、広場のベンチに
座り待っていた。
もう17時になる。
辺りは薄暗く、広場の街頭が
僕を優しく照らしてくれていた。
「おまたせ」
「久々だね」
「そうだね。どうしたの?」
「青彩と池袋で別れた後、すごく後悔したんだ。なんであのとき、勇気を出して伝えてくれた青彩の言葉に答えられなかったのか。青彩を引き止めてまでも自分の想いを言葉で伝えられなかったのか。」
「だから、今日は伝えようと思って」
青彩は黙りながらも小さく頷く。
「青彩のことが好きで、自分にとっては特別な存在になった。だから、僕と一緒に居て欲しい」
青彩の目から涙が流れた。
そのとき、地球が止まり、
宇宙全体が止まり、
何もかもが止まって
2人だけがこの世界にいる不思議な感覚に襲われた。
「ありがとう」
「でも一緒には居られない」
そのとき、青彩のスマホが鳴り出し
電話に出て、しばらく話していた。
「ごめん行かなくちゃ」
何があったかわからないが
立ち去ろうとする青彩の手を
今度こそ、引き止めた。
でも…
ーーーーーーーーーー
そのときの青彩の表情は
今でも忘れられない。
僕はその手を離すしかなかった。
ーーーーーーーーーーー
広場の街頭だけが
僕の想いを
繋ぐ灯火のようだった。
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