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Legend 31. 思いがけない決着
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「...よかろう...撃つがよい...」
リヴァイアサンが諦めたようにそう言った。
「主様!」
セイレーンが何か言いたそうにしているが、
「我は魔物の中でも最上位に立つ者!それが降参などプライドが許さぬ!」
リヴァイアサンの決意は固いようだった。
それに対してツィアは、
「...仕方ないわね!大丈夫!あなたの生命力なら死にはしないわ!しばらく動けなくなるだけ!」
「ふん...倒しもせぬか...なめられたものだな...」
リヴァイアサンは更にプライドを傷つけられたようだったが、
「生きてればいいこともあるわよ!...じゃあ、覚悟はいいわね!」
ツィアは慰めるようにそう言う。
「ふっ!人間に情けをかけられるとは...いいだろう!撃て!」
「アイス!」
リヴァイアサンの言葉を聞いたツィアが詠唱したその瞬間、予想外のことが起こった。
「主様!!」
セイレーンがリヴァイアサンの前に飛び出したのだ。
「えっ?!」
「セイレーン!!」
ツィアとリヴァイアサンが同時に叫ぶ。
「くっ!」
急いで魔法をキャンセルしようとするツィア。
しかし、すでにかなりの魔力が、魔法の発動のため、放出されていた。
<ジャキ~~~~~ン!>
さっきよりはかなり小さいが、それでもセイレーンの体の倍ほどもある氷塊がセイレーンを包む。
「セイレーン!!」
バキバキと氷を砕いていくリヴァイアサン。
<...パタッ...>
氷から救出されたセイレーンがゆっくりと地面に倒れる。
「パーフェクト・ヒール!」
ツィアがセイレーンを癒やすが、セイレーンはピクリとも動かない。
深部体温が限界を超えて下がったのだろう。
このままでは死んでしまう。
「セイレーン!」
ツィアがセイレーンの腕を触る。
氷のように冷たかった。
「ゴメン!」
そして胸に耳を当て、心臓の音を聞く。
<ドクン...ドクン...>
弱々しいがまだ動いていた。
「暖めればまだ間に合う!...でもどうやって...」
ここは水中、炎系の魔法は使えない。
「そうだ!!」
しかし、ツィアは何か思いついたようだった。
「リヴァイアサン!ハルを解放して!」
リヴァイアサンに頼む。
「なに?今はそれどころでは...」
リヴァイアサンが当惑の表情を浮かべるが、
「春の精霊の傍は常に春なの!きっとセイレーンもあったまるはず!」
ツィアが理由を説明する。
「しかし...」
迷っているリヴァイアサンをツィアが急かす。
「急いで!時間がないの!」
すると、
「仕方あるまい...」
その瞬間、ハルが解放される。
「ハル!急いで!」
「はい!」
ツィアの言葉にハルがセイレーンのもとにやってくると、セイレーンを膝の上に乗せ、軽く抱いた。
(う、羨ましい...)
ツィアはその様子を見ながら思っていたが、口には出さない。
セイレーンの周りの水温が上がっていく。
それと共に、
<ブルッ!>
セイレーンが一つ、体を震わせた。引き続き、
<ガタガタガタ...>
セイレーンは無意識に自らの体を抱きしめながら震え出す。
「大丈夫でしょうか?」
ハルが心配するが、
「寒さに対する自衛反応よ!もう少し!」
ツィアの言葉にハルはまた軽く抱きしめる。
(く~~~~~!!私も自分にアイス、使っちゃおうかしら...)
複雑な気持ちを抱きながら、その様子を眺めていたツィアだったが、
「主様!!」
急にセイレーンが目を開け、そう叫んだ。
「やった!」
思わず喜びの声を上げるツィア。
「私...生きて...」
セイレーンは泳ぎ始めるが、上手く体が動かず、ゆっくりと落下していく。
そんなセイレーンをリヴァイアサンはそっとその長い体で受け止めた。
「全く!無理をする!」
どこか優しげな叱責の声。
「主様...申し訳ございません...」
そう謝るセイレーンの声もどこかうれしそうだった。
その様子を優しい目で見ていたツィアだったが、
「じゃあ、私たちは行くわね!...ハル!」
「はい!」
ツィアはハルと共にその場を去ろうとする。
「主様!よろしいので?」
セイレーンが聞くが、
「我が一族の者を2人も助けられたのだ...イヤとは言えまい...」
リヴァイアサンはそう口にする。
「でもなぜ私を?」
セイレーンがツィアに向かって聞くと、
「なぜって...私はハルと一緒に帰りたかっただけ!...邪魔するものは排除するけど、やりすぎは...後味が悪いじゃない?」
ツィアは恥ずかしそうに答えた。
「・・・」
無言でツィアを見つめているセイレーン。
「何よ!」
ツィアが照れ隠しのように声を上げると、
「いいえ...あなたのような人間もいるのね...覚えておくわ!...それと...ごめんなさい...」
セイレーンは恥ずかしそうに謝った。
「いいのよ!新しい魔法も覚えられたし、トータル、プラスだわ!」
頬を緩ませ、そう言うツィアに、
「ははは!お前のような者がいる限り、人間界は安泰だな!...我々もここでひっそりと暮らさせてもらおう!」
リヴァイアサンは楽しそうに笑ったのだった。
「じゃあ!」
ツィアが去ろうとすると、
「あの...私が陸上まで案内します!」
最初に助けた人魚がやってきて言った。
その手には数枚の水中用マスクが。
それを見たセイレーンは、
「もしや、あなたがツィアにマスクを?」
そう人魚に問いかける。
「そ、それは...申し訳ございません!!」
その場で深く頭を下げる人魚。それを見たツィアは、
「ち、違うの!私がこの子から取り上げたの!だから罰は...」
そう言ってかばったが、
「...いい判断だったわね!...ただ、いい人間ばかりではないのよ!これからは気をつけなさい!」
セイレーンは笑って許してくれた。
「あ、ありがとうございます!!」
深く礼をする人魚。そんな様子を見ながら、
(良かった!)
ホッと胸を撫でおろすツィアだった。
☆彡彡彡
「こっちです!」
人魚の住処に連れてきた人魚が、今度はツィアたちを陸上へと案内していた。
「・・・」
「・・・」
しばらく無言でついていっていたツィアとハルだったが、
「あの...」
ハルがふと口を開く。
「なに?」
ツィアが聞くと、
「今日は...助けに来ていただいて...ありがとうございます...その...とっても...うれしかったです...」
ハルはそう言って頬を染めた。
「そんなの当たり前じゃない!...私はハルを魔界に連れてく約束してるでしょ?その約束は絶対に守るわ!」
ツィアがにっこりと笑いかける。
「それだけ...ですか?」
それを聞いたハルはツィアの目を見るとそう言った。
「そ、それは...」
ツィアは思わず目を逸らしてしまう。
自分の心の中を読まれそうな気がしたからだ。
「...そうですよね...ツィアさんは優しいから...さっきもセイレーンさんを助けてましたし...」
ハルは目を伏せるとそんなセリフを言う。
「セイレーンとは違うわ!!だって私はハルを!!」
「えっ?!」
急に大声を出したツィアに、ハルはビックリしてツィアを見つめる。するとツィアは、
「ハルを...大事に...思ってるから...」
(今日も目が覚めたら、いないから心配で心配で...)
そう口にする。
「ありがとう...ございます...それだけで...うれしいです...」
ハルは再び頬を染めた。
「だから...」
「はい」
ハルの返事に、
「私から...離れちゃ...ダメよ!」
ツィアが顔を真っ赤にしながらそう言うと、
「はい!!」
ハルはうれしそうにツィアの腕にすがりつくのだった。
(もう!胸が...いつも注意してるのに...そんなことしてたら...食べちゃうわよ!)
心の中でそんなことを思っていたツィアだったが、
(ふふ!なんてうれしそうな顔!その顔を見てたら私まで幸せになる...ねぇ、ハル!)
ツィアは半分、心の中で問いかけた。
(大好き!...魔界までの間だけでいいから...片思いしても...)「いい?」
突然、聞かれたハルは、
「なにがですか?」
「なんでもない!」
「教えてください!」
「内緒!」
その様子を微笑ましげに見ている人魚だった。
(どうかお幸せに!)
リヴァイアサンが諦めたようにそう言った。
「主様!」
セイレーンが何か言いたそうにしているが、
「我は魔物の中でも最上位に立つ者!それが降参などプライドが許さぬ!」
リヴァイアサンの決意は固いようだった。
それに対してツィアは、
「...仕方ないわね!大丈夫!あなたの生命力なら死にはしないわ!しばらく動けなくなるだけ!」
「ふん...倒しもせぬか...なめられたものだな...」
リヴァイアサンは更にプライドを傷つけられたようだったが、
「生きてればいいこともあるわよ!...じゃあ、覚悟はいいわね!」
ツィアは慰めるようにそう言う。
「ふっ!人間に情けをかけられるとは...いいだろう!撃て!」
「アイス!」
リヴァイアサンの言葉を聞いたツィアが詠唱したその瞬間、予想外のことが起こった。
「主様!!」
セイレーンがリヴァイアサンの前に飛び出したのだ。
「えっ?!」
「セイレーン!!」
ツィアとリヴァイアサンが同時に叫ぶ。
「くっ!」
急いで魔法をキャンセルしようとするツィア。
しかし、すでにかなりの魔力が、魔法の発動のため、放出されていた。
<ジャキ~~~~~ン!>
さっきよりはかなり小さいが、それでもセイレーンの体の倍ほどもある氷塊がセイレーンを包む。
「セイレーン!!」
バキバキと氷を砕いていくリヴァイアサン。
<...パタッ...>
氷から救出されたセイレーンがゆっくりと地面に倒れる。
「パーフェクト・ヒール!」
ツィアがセイレーンを癒やすが、セイレーンはピクリとも動かない。
深部体温が限界を超えて下がったのだろう。
このままでは死んでしまう。
「セイレーン!」
ツィアがセイレーンの腕を触る。
氷のように冷たかった。
「ゴメン!」
そして胸に耳を当て、心臓の音を聞く。
<ドクン...ドクン...>
弱々しいがまだ動いていた。
「暖めればまだ間に合う!...でもどうやって...」
ここは水中、炎系の魔法は使えない。
「そうだ!!」
しかし、ツィアは何か思いついたようだった。
「リヴァイアサン!ハルを解放して!」
リヴァイアサンに頼む。
「なに?今はそれどころでは...」
リヴァイアサンが当惑の表情を浮かべるが、
「春の精霊の傍は常に春なの!きっとセイレーンもあったまるはず!」
ツィアが理由を説明する。
「しかし...」
迷っているリヴァイアサンをツィアが急かす。
「急いで!時間がないの!」
すると、
「仕方あるまい...」
その瞬間、ハルが解放される。
「ハル!急いで!」
「はい!」
ツィアの言葉にハルがセイレーンのもとにやってくると、セイレーンを膝の上に乗せ、軽く抱いた。
(う、羨ましい...)
ツィアはその様子を見ながら思っていたが、口には出さない。
セイレーンの周りの水温が上がっていく。
それと共に、
<ブルッ!>
セイレーンが一つ、体を震わせた。引き続き、
<ガタガタガタ...>
セイレーンは無意識に自らの体を抱きしめながら震え出す。
「大丈夫でしょうか?」
ハルが心配するが、
「寒さに対する自衛反応よ!もう少し!」
ツィアの言葉にハルはまた軽く抱きしめる。
(く~~~~~!!私も自分にアイス、使っちゃおうかしら...)
複雑な気持ちを抱きながら、その様子を眺めていたツィアだったが、
「主様!!」
急にセイレーンが目を開け、そう叫んだ。
「やった!」
思わず喜びの声を上げるツィア。
「私...生きて...」
セイレーンは泳ぎ始めるが、上手く体が動かず、ゆっくりと落下していく。
そんなセイレーンをリヴァイアサンはそっとその長い体で受け止めた。
「全く!無理をする!」
どこか優しげな叱責の声。
「主様...申し訳ございません...」
そう謝るセイレーンの声もどこかうれしそうだった。
その様子を優しい目で見ていたツィアだったが、
「じゃあ、私たちは行くわね!...ハル!」
「はい!」
ツィアはハルと共にその場を去ろうとする。
「主様!よろしいので?」
セイレーンが聞くが、
「我が一族の者を2人も助けられたのだ...イヤとは言えまい...」
リヴァイアサンはそう口にする。
「でもなぜ私を?」
セイレーンがツィアに向かって聞くと、
「なぜって...私はハルと一緒に帰りたかっただけ!...邪魔するものは排除するけど、やりすぎは...後味が悪いじゃない?」
ツィアは恥ずかしそうに答えた。
「・・・」
無言でツィアを見つめているセイレーン。
「何よ!」
ツィアが照れ隠しのように声を上げると、
「いいえ...あなたのような人間もいるのね...覚えておくわ!...それと...ごめんなさい...」
セイレーンは恥ずかしそうに謝った。
「いいのよ!新しい魔法も覚えられたし、トータル、プラスだわ!」
頬を緩ませ、そう言うツィアに、
「ははは!お前のような者がいる限り、人間界は安泰だな!...我々もここでひっそりと暮らさせてもらおう!」
リヴァイアサンは楽しそうに笑ったのだった。
「じゃあ!」
ツィアが去ろうとすると、
「あの...私が陸上まで案内します!」
最初に助けた人魚がやってきて言った。
その手には数枚の水中用マスクが。
それを見たセイレーンは、
「もしや、あなたがツィアにマスクを?」
そう人魚に問いかける。
「そ、それは...申し訳ございません!!」
その場で深く頭を下げる人魚。それを見たツィアは、
「ち、違うの!私がこの子から取り上げたの!だから罰は...」
そう言ってかばったが、
「...いい判断だったわね!...ただ、いい人間ばかりではないのよ!これからは気をつけなさい!」
セイレーンは笑って許してくれた。
「あ、ありがとうございます!!」
深く礼をする人魚。そんな様子を見ながら、
(良かった!)
ホッと胸を撫でおろすツィアだった。
☆彡彡彡
「こっちです!」
人魚の住処に連れてきた人魚が、今度はツィアたちを陸上へと案内していた。
「・・・」
「・・・」
しばらく無言でついていっていたツィアとハルだったが、
「あの...」
ハルがふと口を開く。
「なに?」
ツィアが聞くと、
「今日は...助けに来ていただいて...ありがとうございます...その...とっても...うれしかったです...」
ハルはそう言って頬を染めた。
「そんなの当たり前じゃない!...私はハルを魔界に連れてく約束してるでしょ?その約束は絶対に守るわ!」
ツィアがにっこりと笑いかける。
「それだけ...ですか?」
それを聞いたハルはツィアの目を見るとそう言った。
「そ、それは...」
ツィアは思わず目を逸らしてしまう。
自分の心の中を読まれそうな気がしたからだ。
「...そうですよね...ツィアさんは優しいから...さっきもセイレーンさんを助けてましたし...」
ハルは目を伏せるとそんなセリフを言う。
「セイレーンとは違うわ!!だって私はハルを!!」
「えっ?!」
急に大声を出したツィアに、ハルはビックリしてツィアを見つめる。するとツィアは、
「ハルを...大事に...思ってるから...」
(今日も目が覚めたら、いないから心配で心配で...)
そう口にする。
「ありがとう...ございます...それだけで...うれしいです...」
ハルは再び頬を染めた。
「だから...」
「はい」
ハルの返事に、
「私から...離れちゃ...ダメよ!」
ツィアが顔を真っ赤にしながらそう言うと、
「はい!!」
ハルはうれしそうにツィアの腕にすがりつくのだった。
(もう!胸が...いつも注意してるのに...そんなことしてたら...食べちゃうわよ!)
心の中でそんなことを思っていたツィアだったが、
(ふふ!なんてうれしそうな顔!その顔を見てたら私まで幸せになる...ねぇ、ハル!)
ツィアは半分、心の中で問いかけた。
(大好き!...魔界までの間だけでいいから...片思いしても...)「いい?」
突然、聞かれたハルは、
「なにがですか?」
「なんでもない!」
「教えてください!」
「内緒!」
その様子を微笑ましげに見ている人魚だった。
(どうかお幸せに!)
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