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Legend 47. さよなら...ツィアさん
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「はぁ...はぁ...」
「ふぅ...ふぅ...」
ハルとドラゴンが魔王の間の扉の前に辿りついていた。
二人とも、疲労はMAXだ。
魔力も残り少ない。
「パーフェクト・ヒール!」
ハルがその残り少ない魔力を使い、二人の体力を全回復させる。
「私はもう、ブレスは吐けぬ...しかし、なんとか隙は作ってみせよう!」
ドラゴンが言う。
ドラゴンのブレスは魔力を消費する。
そのため、無限に吐けるわけではない。
もはや限界まで使い切っていた。
「私の『冬虫夏草』は相手に触れる必要があります!...ただアラブルはこの特技も知っているでしょう...近づけさせようとはしないはず!でもなんとかしてみせます!」
ハルも気合を入れている。
「ああ!チャンスはおそらく一回!...こちらが倒れるのが先か、あいつに触れるのが先か!」
ドラゴンの言葉に、
「この賭け、絶対に勝ってみせます!」
そう答えるハル。
(ツィアさん...今頃、手紙を読んでるでしょうか...ウソをついてごめんなさい...でも...ツィアさんの未来は...私が...必ず!!)
そして、二人は魔王の間の扉を開けた。
「ん?なんの用だ?僕は忙しいのだが...」
魔王の間では人型の魔物が書物を読んでいた。
入ってきた二人を見ようともしない。
その魔物は、細身の体つき。身長は高め。中性的な顔をしている。
真っ白な肌に、セミロングの緑の髪。目の色は血のような赤だ。
その頭からは角が伸び、背中からは翼が、おしりからは尻尾が生えていた。
体には漆黒の鎧をまとっている。
「アラブルよ!久しぶりだな!」
ドラゴンがそんな魔物に声をかける。すると、
「ん?ドラゴンか...どうした?僕にかしずく気になったか?」
アラブルはドラゴンに振り向くと、呑気に答えた。
「...今でも人間を滅ぼす気でいるのか?」
ドラゴンが最後の望みを託すように問うと、
「そうだ!それが魔界にとって最も良い選択だからだ!」
アラブルは躊躇なく言い切った。
「なんで?!そんなことしても魔物のためになりません!!」
その言葉にハルが噛みつく。すると、
「ほぉ...今度は春の精霊を連れてきたか...なるほど...」
アラブルは何かに気づいたかのように言う。そして、
「おい!春の精霊!」
ハルに向かって呼びかけた。
「なんですか!」
ハルが答えると、
「どうせ、『冬虫夏草を使っても元に戻す方法がある』などと吹き込まれているのだろう...だが、はっきり言っておく!そんな方法は存在しない!」
アラブルは分かったかのような顔でそう言った。するとハルは、
「もちろん、分かってます!...ただ、あなたが本気で人間を滅ぼすつもりでいるのなら...命に替えてもあなたを倒します!!」
決意を込めた目でアラブルを睨んだ。
「ふう...」
そんなハルにアラブルがため息をつく。
「なんですか?!」
ハルが声を上げると、
「今までの歴史を見てみるといい...人間は魔王が倒されても魔物への迫害をやめなかった...そして新しい魔王が誕生するたびに魔界に刺客を送り込んできた...」
アラブルが淡々と口にする。
「・・・」
ハルが黙っていると、
「人間がいる限り、魔界に平和はないのだ!...僕は歴史から悟った!人間を滅ぼすことこそが魔物にとっての最善の道であると!」
アラブルは大仰に天に向かって両手を広げると、はっきりと宣言した。
「違います!!人間にも魔物のことを考えている人がいます!!魔物と人間が共に手を取り合うことを望んでいる人がいるんです!!私はそんな人を知っています!!」
ハルはそんなアラブルに向かって大声で反論する。
「...それはわずかな例外に過ぎない...」
アラブルがそう言って、ハルの意見を切り捨てると、
「しかし、人間を滅ぼすとなると、人間も黙ってはいまい!!魔物側にも甚大な被害が出るぞ!!」
ドラゴンがアラブルの計画の問題点を指摘する。それに対し、
「...それは僕も考えた...しかし、未来のためには必要な犠牲なのだ!!...僕の計算では魔物側が勝つ!!」
アラブルはそう答える。
「だからお前は頭でっかちだというのだ!戦いは計算ではない!そう上手くはいかぬ!...下手をしたら魔物も人間も滅びてしまうぞ!!」
ドラゴンがそう言うが、
「リスク管理は必要だ。だが大きなものを手に入れるには多少のリスクは必要なのだ!...大丈夫だ!僕の計算を信じろ!」
アラブルは自分の考えを曲げる気はないようだった。
「...どうして...あなたも人間界に行ってみてください!!...そして魔物を助けたり、仲良くしている人間を見てください!!...そしたら...」
ハルが涙ながらに訴えるが、
「その必要はない!!...僕は生まれてからありとあらゆる書物を読んだ!...書物はいい...経験不可能なことや、遠い過去のことも知ることができる!僕の決定に間違いはない!」
アラブルは一顧だにしない。
「ふう...どうしてそんな風に育ったのか...まあ、いい。前の魔王様より、お前が道を誤るようなら、どんな手段を用いても正すように言われておる!...その手段がお前を倒すことだとしてもだ!!」
ドラゴンが戦闘態勢に入った。それに続いてハルも、
「そうですか...話し合う余地はないと...ならば私が止めます!...私はハル!!世界一の魔法使い、ツィアさんの一番弟子!!ツィアさんの名にかけて...あなたを倒します!!」
誇らしげにそう名乗る。
「ほう...お前らごときに僕を倒せると...いいだろう!相手をしてやる!かかってこい!!」
アラブルの言葉に、
「・・・」
ハルとドラゴンはアイコンタクトをとると、ハルが走り出した。
☆彡彡彡
「ファイアボール!」
「くっ!」
先ほどからファイアボールを連発するアラブル。
ハルはその魔法を避けるのがやっとで、アラブルに近づけない。すると、
<バシッ!>
ドラゴンの尻尾が火の玉を弾き飛ばした。
「ドラゴンさん!」
「くっ!...大丈夫だ!」
ドラゴンは火に耐性があるとはいえ、アラブルの魔法の威力は半端ではない。
大きくはないが、それなりのダメージを受けたようだった。
「・・・」
ハルはそんなドラゴンの気持ちを無駄にしないためにも、前へと走り、アラブルとの距離を詰める。すると、
「ファイアウォール!」
アラブルがハルの接近を阻止しようと、炎の壁を作る。しかし、
「ドラゴンさんが作ってくれたこのチャンス!逃しません!!」
「なに!!」
アラブルが驚きの声を上げる。
ハルが自ら火の海に飛び込み、自分目掛けて走ってきたのだ。
「なぜ...」
アラブルが戸惑っている。
(僕の魔法をまともに食らえば、そのダメージは半端なものではない...見れば、魔力は尽きかけようとしている...回復もできないはず...それでこの後、どう戦うと...)
アラブルがそんなことを考えていると、
「食らえ!」
ドラゴンがその長い尻尾を今度は横なぎに振り回す。
「ふん!こんなもの!」
アラブルがその攻撃を避けつつ、ハルとの距離をとろうと、後ろ上空に飛び上がる。
(今です!)
ハルはその瞬間を待っていた。
行動を起こす時、動物は筋肉を使う。
それが元の状態に戻るまでの一瞬、別の行動をとることはできない。
「ウィンド!」
ハルがなけなしの魔力で魔法を使う。
その風はハルが差し出した手の先ではなく...背後から吹いてきた。
「くっ!」
ハルはその風圧に顔をしかめる。
しかし、その風はハルを凄まじいスピードで前へと押し出し、
「なに!!」
あっという間にアラブルの目の前へと運んでいた。
(ツィアさんが教えてくれました...魔法はその威力で相手を圧倒するだけじゃありません!!正確無比なコントロールがあれば、様々な応用ができます!!)
ハルの手がアラブルの体へと迫る。
まさに触れようとしたその瞬間、
(ツィアさん!!)
ハルは目を閉じた。
『ハル!』
そこには笑顔で笑いかけるツィアの姿が...
(ツィアさん...ありがとう...そして...さようなら...)
ハルの顔が安らぎに包まれる。
そして、不思議と心が穏やかになったハルの手が...アラブルに届いた。
「冬虫...」
ハルが特技を使おうとした、まさにその時!
<パリ~~~~~~~ン!!>
魔王の間の窓ガラスが割れ、何かが飛び込んできた。
「ハル~~~~~~~~~!!」
「ふぅ...ふぅ...」
ハルとドラゴンが魔王の間の扉の前に辿りついていた。
二人とも、疲労はMAXだ。
魔力も残り少ない。
「パーフェクト・ヒール!」
ハルがその残り少ない魔力を使い、二人の体力を全回復させる。
「私はもう、ブレスは吐けぬ...しかし、なんとか隙は作ってみせよう!」
ドラゴンが言う。
ドラゴンのブレスは魔力を消費する。
そのため、無限に吐けるわけではない。
もはや限界まで使い切っていた。
「私の『冬虫夏草』は相手に触れる必要があります!...ただアラブルはこの特技も知っているでしょう...近づけさせようとはしないはず!でもなんとかしてみせます!」
ハルも気合を入れている。
「ああ!チャンスはおそらく一回!...こちらが倒れるのが先か、あいつに触れるのが先か!」
ドラゴンの言葉に、
「この賭け、絶対に勝ってみせます!」
そう答えるハル。
(ツィアさん...今頃、手紙を読んでるでしょうか...ウソをついてごめんなさい...でも...ツィアさんの未来は...私が...必ず!!)
そして、二人は魔王の間の扉を開けた。
「ん?なんの用だ?僕は忙しいのだが...」
魔王の間では人型の魔物が書物を読んでいた。
入ってきた二人を見ようともしない。
その魔物は、細身の体つき。身長は高め。中性的な顔をしている。
真っ白な肌に、セミロングの緑の髪。目の色は血のような赤だ。
その頭からは角が伸び、背中からは翼が、おしりからは尻尾が生えていた。
体には漆黒の鎧をまとっている。
「アラブルよ!久しぶりだな!」
ドラゴンがそんな魔物に声をかける。すると、
「ん?ドラゴンか...どうした?僕にかしずく気になったか?」
アラブルはドラゴンに振り向くと、呑気に答えた。
「...今でも人間を滅ぼす気でいるのか?」
ドラゴンが最後の望みを託すように問うと、
「そうだ!それが魔界にとって最も良い選択だからだ!」
アラブルは躊躇なく言い切った。
「なんで?!そんなことしても魔物のためになりません!!」
その言葉にハルが噛みつく。すると、
「ほぉ...今度は春の精霊を連れてきたか...なるほど...」
アラブルは何かに気づいたかのように言う。そして、
「おい!春の精霊!」
ハルに向かって呼びかけた。
「なんですか!」
ハルが答えると、
「どうせ、『冬虫夏草を使っても元に戻す方法がある』などと吹き込まれているのだろう...だが、はっきり言っておく!そんな方法は存在しない!」
アラブルは分かったかのような顔でそう言った。するとハルは、
「もちろん、分かってます!...ただ、あなたが本気で人間を滅ぼすつもりでいるのなら...命に替えてもあなたを倒します!!」
決意を込めた目でアラブルを睨んだ。
「ふう...」
そんなハルにアラブルがため息をつく。
「なんですか?!」
ハルが声を上げると、
「今までの歴史を見てみるといい...人間は魔王が倒されても魔物への迫害をやめなかった...そして新しい魔王が誕生するたびに魔界に刺客を送り込んできた...」
アラブルが淡々と口にする。
「・・・」
ハルが黙っていると、
「人間がいる限り、魔界に平和はないのだ!...僕は歴史から悟った!人間を滅ぼすことこそが魔物にとっての最善の道であると!」
アラブルは大仰に天に向かって両手を広げると、はっきりと宣言した。
「違います!!人間にも魔物のことを考えている人がいます!!魔物と人間が共に手を取り合うことを望んでいる人がいるんです!!私はそんな人を知っています!!」
ハルはそんなアラブルに向かって大声で反論する。
「...それはわずかな例外に過ぎない...」
アラブルがそう言って、ハルの意見を切り捨てると、
「しかし、人間を滅ぼすとなると、人間も黙ってはいまい!!魔物側にも甚大な被害が出るぞ!!」
ドラゴンがアラブルの計画の問題点を指摘する。それに対し、
「...それは僕も考えた...しかし、未来のためには必要な犠牲なのだ!!...僕の計算では魔物側が勝つ!!」
アラブルはそう答える。
「だからお前は頭でっかちだというのだ!戦いは計算ではない!そう上手くはいかぬ!...下手をしたら魔物も人間も滅びてしまうぞ!!」
ドラゴンがそう言うが、
「リスク管理は必要だ。だが大きなものを手に入れるには多少のリスクは必要なのだ!...大丈夫だ!僕の計算を信じろ!」
アラブルは自分の考えを曲げる気はないようだった。
「...どうして...あなたも人間界に行ってみてください!!...そして魔物を助けたり、仲良くしている人間を見てください!!...そしたら...」
ハルが涙ながらに訴えるが、
「その必要はない!!...僕は生まれてからありとあらゆる書物を読んだ!...書物はいい...経験不可能なことや、遠い過去のことも知ることができる!僕の決定に間違いはない!」
アラブルは一顧だにしない。
「ふう...どうしてそんな風に育ったのか...まあ、いい。前の魔王様より、お前が道を誤るようなら、どんな手段を用いても正すように言われておる!...その手段がお前を倒すことだとしてもだ!!」
ドラゴンが戦闘態勢に入った。それに続いてハルも、
「そうですか...話し合う余地はないと...ならば私が止めます!...私はハル!!世界一の魔法使い、ツィアさんの一番弟子!!ツィアさんの名にかけて...あなたを倒します!!」
誇らしげにそう名乗る。
「ほう...お前らごときに僕を倒せると...いいだろう!相手をしてやる!かかってこい!!」
アラブルの言葉に、
「・・・」
ハルとドラゴンはアイコンタクトをとると、ハルが走り出した。
☆彡彡彡
「ファイアボール!」
「くっ!」
先ほどからファイアボールを連発するアラブル。
ハルはその魔法を避けるのがやっとで、アラブルに近づけない。すると、
<バシッ!>
ドラゴンの尻尾が火の玉を弾き飛ばした。
「ドラゴンさん!」
「くっ!...大丈夫だ!」
ドラゴンは火に耐性があるとはいえ、アラブルの魔法の威力は半端ではない。
大きくはないが、それなりのダメージを受けたようだった。
「・・・」
ハルはそんなドラゴンの気持ちを無駄にしないためにも、前へと走り、アラブルとの距離を詰める。すると、
「ファイアウォール!」
アラブルがハルの接近を阻止しようと、炎の壁を作る。しかし、
「ドラゴンさんが作ってくれたこのチャンス!逃しません!!」
「なに!!」
アラブルが驚きの声を上げる。
ハルが自ら火の海に飛び込み、自分目掛けて走ってきたのだ。
「なぜ...」
アラブルが戸惑っている。
(僕の魔法をまともに食らえば、そのダメージは半端なものではない...見れば、魔力は尽きかけようとしている...回復もできないはず...それでこの後、どう戦うと...)
アラブルがそんなことを考えていると、
「食らえ!」
ドラゴンがその長い尻尾を今度は横なぎに振り回す。
「ふん!こんなもの!」
アラブルがその攻撃を避けつつ、ハルとの距離をとろうと、後ろ上空に飛び上がる。
(今です!)
ハルはその瞬間を待っていた。
行動を起こす時、動物は筋肉を使う。
それが元の状態に戻るまでの一瞬、別の行動をとることはできない。
「ウィンド!」
ハルがなけなしの魔力で魔法を使う。
その風はハルが差し出した手の先ではなく...背後から吹いてきた。
「くっ!」
ハルはその風圧に顔をしかめる。
しかし、その風はハルを凄まじいスピードで前へと押し出し、
「なに!!」
あっという間にアラブルの目の前へと運んでいた。
(ツィアさんが教えてくれました...魔法はその威力で相手を圧倒するだけじゃありません!!正確無比なコントロールがあれば、様々な応用ができます!!)
ハルの手がアラブルの体へと迫る。
まさに触れようとしたその瞬間、
(ツィアさん!!)
ハルは目を閉じた。
『ハル!』
そこには笑顔で笑いかけるツィアの姿が...
(ツィアさん...ありがとう...そして...さようなら...)
ハルの顔が安らぎに包まれる。
そして、不思議と心が穏やかになったハルの手が...アラブルに届いた。
「冬虫...」
ハルが特技を使おうとした、まさにその時!
<パリ~~~~~~~ン!!>
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