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Legend 48. ツィア対アラブル
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「ハル~~~~~~~~~!!」
聞きなれたその声に、ハルは特技の発動を止めてしまう。
(この声は...ツィアさん!!...どうして...)
次の瞬間、ハルは飛び込んできたツィアに抱きしめられた。
そのままアラブルから離れると、一緒に飛んでいく。そして、
<バン!!>
床に叩きつけられる音。
ハルはツィアに守られ、なんのダメージも受けない。
しかし、ツィアはさすがに痛かったようで、
「いてて...」
辛そうな声を上げながら立ち上がった。
「ツィアさん!!」
ハルがその姿を見て叫ぶ。そして、
「ツィアさ~~~~~ん!!...会いたかった...ツィアさん!!ツィアさん!!」
ツィアに抱きつき、声を上げて泣く。
「よしよし...」
そんなハルの頭を優しく撫でていたツィアだったが、
「いてて...」
強く打った場所を抱きしめられ、思わず顔をしかめてしまう。
「ごめんなさい!...大丈夫ですか?」
心配するハルに、
「このくらいなんともないわ!...それより、ハルこそひどい怪我...治してあげるわね!」
そう言うと、ツィアは回復魔法で自分とハルを癒やした。
「おい!大丈夫か?...『放り投げろ』って言ったのは嬢ちゃんだからな!」
窓からワイバーンが覗いている。
「大丈夫よ!これから面白いもの見せてあげるから、そこで見物してなさい!」
ツィアがそんなワイバーンに声をかける。すると、
「ああ!楽しみにしてるぜ!...そこの坊ちゃんが痛い目にあうのをよ!!」
<ギロッ!>
楽しそうにしているワイバーンをアラブルは睨みつけた。
「おお、こえぇ!!」
それを見たワイバーンは、窓から距離をとったのだった。
「ツィアさん...なんで...」
改めてツィアを見つめると、ハルがそう口にする。
「なんでって...ハルを助けに来たに決まってるでしょ!...ゴメンね...辛い思いさせて...」
ツィアは愛おしそうにハルの顔を撫でた。
「そ、そんなこと!!...でも、もうちょっとでアラブルを倒せたのに...」
ハルがアラブルを見ると、ホッとした顔でにやにやと笑っていた。
「いいのよ!ハルを泣かせるようなヤツは、私が全部、ぶっ飛ばしてやるから!!...それより...」
ツィアは一旦、アラブルを睨んだかと思うと、次はハルを睨む。
「な、なんですか?」
ハルが怯んでいると、
「『私から離れちゃダメ』って約束したでしょ!!なんでそんな勝手なことするの!!」
ツィアはお冠だ。
「だって!...だって!...」
ハルが泣きそうな顔で声を上げていると、ツィアはいきなりハルを抱きしめた。
「...私のことを思ってよ...ね!...分かってる...分かってるわ!...でも...本当に心配したんだから!!...間に合って...良かった...」
ツィアの目から一筋の涙が流れる。
「ツィアさん...」
ハルもつられて涙ぐんでいると、
「ふう...どこの誰だか知らんが助かった!礼を言っておこう...『人間にもいいヤツがいる』...あながちウソでもないな!」
アラブルはそう言うと、バカにしたような目でハルを見た。
「っっ!」
ハルはムッとした顔でアラブルを睨んでいる。そんなアラブルに対し、
「...あなたがアラブルね!...あなたのことは良く知らないけど、私の大事な人たちが、私があなたを倒すのを楽しみにしてるの!...悪いけど...死んでくれる?」
ツィアはにっこりと笑いかけながらも、その口調は恐ろしいほど冷淡だった。すると、
「ははは!笑わせる!...お前一人で僕を倒す?...確かにそれなりの魔力は持っているようだが、魔法使い一人で何ができる!」
そんなツィアを、アラブルは嘲笑した。しかし、
「ふん!所詮、頭でしか世界を理解してない人には分からないわ!...見せてあげる!本当の戦いってヤツを!」
ツィアも負けてはいない。そう言ってアラブルを挑発した。
<バッ!!>
同時に戦闘態勢に入る二人。
「「敏捷性強化!」」
ツィアとアラブルが同時に魔法を詠唱する。
それを聞いた二人が、お互いを見やる。
この魔法を最初に唱えたということは、相手を強敵とみなしている証。
最初にスピードを上げ、行動回数を増やす。
これは格上の相手と戦う時の必須の行動だった。
「「対魔法障壁!」」
「「対物理障壁!」」
次に使う魔法も決まっている。
防御力の強化だ。
これは想定外の攻撃による一撃死を予防し、回復魔法の発動回数を減らすことで、結果的に攻撃回数を増やす。
アラブルも物理障壁を張ったのは、ドラゴンからの攻撃を想定してだろう。
魔力がなくても通常攻撃はできる。
「「魔力凝縮!」」
これは体内の魔力を濃縮する魔力バフだ。
一度に放出できる魔力量は人によって違うが、限界がある。
『魔力強化』という、魔力の放出量を増加させるバフがあるが、二人には必要ない。
なぜなら、二人とも限界までその量をコントロールできるからだ。
できるのは魔力を濃縮することで、同じ魔力量でより強力な効果を発揮する、この魔法を使うことだけだった。
一連の準備が終わったところで、二人は睨み合う。
体内の魔力量には限界がある。
どの魔法をどう使うか。それが勝敗を決めるのだった。
最初に動いたのはツィアだった。
「ホーリークロス!」
ツィアの目の前に、3mはあろうかという巨大な光り輝く十字架が現れる。
ツィアの溢れんばかりの魔力から生み出される、聖属性の最上級魔法だ。
その十字架がアラブルに叩きつけられる。
「ぐあっ!」
その威力にさすがのアラブルも悲鳴を上げてしまう。
「すごい!!」
「あれほどの威力とは...どれだけの魔力を一度に放出できるのだ...」
大喜びのハルと、その威力に愕然とするドラゴン。
『一度に放出できる魔力量は人によって違う』と述べたが、ツィアの量は格が違った。
普通は体内に取り込める魔力量に比例するのだが、それに比べても多い。
おそらく前魔王やアラブルよりも強力な攻撃が可能だろう。
「くそっ!これほどとは!」
アラブルも予想外といった顔をしていた。
「ホーリークロス!」
連続してもう一発の魔法がアラブルを襲った。
「ぐあっ!」
またしてもアラブルの声。
対してアラブルは、
「・・・」
無言で漆黒の剣を取り出す。
「食らえ!」
そして、それでツィアを斬りつけてきた。
「くっ!」
「ツィアさん!」
苦しそうなツィアの声に、ハルも心配する。しかし、
「大丈夫!これなら大したことないわ!」
ツィアはハルに向かってにっこり笑う。
「ツィアさん...」
本当に大きなダメージではなさそうなのを見て、ハルは安心するのだった。
ちなみに、アラブルの物理攻撃は魔法ほどではないが強力だ。
ただ、ツィアの大量の魔力を使って作った物理障壁によって、大幅に軽減されているのだ。
それがなければ、この程度では済まなかっただろう。
「ホーリークロス!」
「ぐあっ!」
「食らえ!」
「くっ!」
そんなやり取りがもう一度続き、
「ホーリークロス!」
ツィアの4度目の魔法の後に、アラブルは回復魔法を唱えた。
「パーフェクト・ヒール!」
「ああ...せっかくのダメージが...」
ハルがガッカリしていると、
「まずいな...」
ドラゴンは厳しい顔をした。
「どういうことですか?」
ハルが尋ねると、
「...なぜ、アラブルが物理攻撃をしているか分かるか...」
ドラゴンが逆に聞いてくる。
「さあ...なんででしょう?...魔法の方が圧倒的に強いのに...」
ハルは首を捻っている。
「簡単だ。魔力を節約するため!...このままツィアが攻撃魔法を使い続け、アラブルが数回に一回、回復をする。この状態が繰り返されるとどうなると思う!」
「あっ!」
ドラゴンの説明に、ハルがようやくアラブルの作戦に気づいた。
「そうだ!遠からずツィアの魔力は枯渇する!...後は、煮るなり焼くなり好きなようにだ!!」
「そんな...」
「ホーリークロス!」
そんなことなど気づいていないかのように、攻撃魔法を連発するツィアに、ハルの心配は増幅していくのだった。
聞きなれたその声に、ハルは特技の発動を止めてしまう。
(この声は...ツィアさん!!...どうして...)
次の瞬間、ハルは飛び込んできたツィアに抱きしめられた。
そのままアラブルから離れると、一緒に飛んでいく。そして、
<バン!!>
床に叩きつけられる音。
ハルはツィアに守られ、なんのダメージも受けない。
しかし、ツィアはさすがに痛かったようで、
「いてて...」
辛そうな声を上げながら立ち上がった。
「ツィアさん!!」
ハルがその姿を見て叫ぶ。そして、
「ツィアさ~~~~~ん!!...会いたかった...ツィアさん!!ツィアさん!!」
ツィアに抱きつき、声を上げて泣く。
「よしよし...」
そんなハルの頭を優しく撫でていたツィアだったが、
「いてて...」
強く打った場所を抱きしめられ、思わず顔をしかめてしまう。
「ごめんなさい!...大丈夫ですか?」
心配するハルに、
「このくらいなんともないわ!...それより、ハルこそひどい怪我...治してあげるわね!」
そう言うと、ツィアは回復魔法で自分とハルを癒やした。
「おい!大丈夫か?...『放り投げろ』って言ったのは嬢ちゃんだからな!」
窓からワイバーンが覗いている。
「大丈夫よ!これから面白いもの見せてあげるから、そこで見物してなさい!」
ツィアがそんなワイバーンに声をかける。すると、
「ああ!楽しみにしてるぜ!...そこの坊ちゃんが痛い目にあうのをよ!!」
<ギロッ!>
楽しそうにしているワイバーンをアラブルは睨みつけた。
「おお、こえぇ!!」
それを見たワイバーンは、窓から距離をとったのだった。
「ツィアさん...なんで...」
改めてツィアを見つめると、ハルがそう口にする。
「なんでって...ハルを助けに来たに決まってるでしょ!...ゴメンね...辛い思いさせて...」
ツィアは愛おしそうにハルの顔を撫でた。
「そ、そんなこと!!...でも、もうちょっとでアラブルを倒せたのに...」
ハルがアラブルを見ると、ホッとした顔でにやにやと笑っていた。
「いいのよ!ハルを泣かせるようなヤツは、私が全部、ぶっ飛ばしてやるから!!...それより...」
ツィアは一旦、アラブルを睨んだかと思うと、次はハルを睨む。
「な、なんですか?」
ハルが怯んでいると、
「『私から離れちゃダメ』って約束したでしょ!!なんでそんな勝手なことするの!!」
ツィアはお冠だ。
「だって!...だって!...」
ハルが泣きそうな顔で声を上げていると、ツィアはいきなりハルを抱きしめた。
「...私のことを思ってよ...ね!...分かってる...分かってるわ!...でも...本当に心配したんだから!!...間に合って...良かった...」
ツィアの目から一筋の涙が流れる。
「ツィアさん...」
ハルもつられて涙ぐんでいると、
「ふう...どこの誰だか知らんが助かった!礼を言っておこう...『人間にもいいヤツがいる』...あながちウソでもないな!」
アラブルはそう言うと、バカにしたような目でハルを見た。
「っっ!」
ハルはムッとした顔でアラブルを睨んでいる。そんなアラブルに対し、
「...あなたがアラブルね!...あなたのことは良く知らないけど、私の大事な人たちが、私があなたを倒すのを楽しみにしてるの!...悪いけど...死んでくれる?」
ツィアはにっこりと笑いかけながらも、その口調は恐ろしいほど冷淡だった。すると、
「ははは!笑わせる!...お前一人で僕を倒す?...確かにそれなりの魔力は持っているようだが、魔法使い一人で何ができる!」
そんなツィアを、アラブルは嘲笑した。しかし、
「ふん!所詮、頭でしか世界を理解してない人には分からないわ!...見せてあげる!本当の戦いってヤツを!」
ツィアも負けてはいない。そう言ってアラブルを挑発した。
<バッ!!>
同時に戦闘態勢に入る二人。
「「敏捷性強化!」」
ツィアとアラブルが同時に魔法を詠唱する。
それを聞いた二人が、お互いを見やる。
この魔法を最初に唱えたということは、相手を強敵とみなしている証。
最初にスピードを上げ、行動回数を増やす。
これは格上の相手と戦う時の必須の行動だった。
「「対魔法障壁!」」
「「対物理障壁!」」
次に使う魔法も決まっている。
防御力の強化だ。
これは想定外の攻撃による一撃死を予防し、回復魔法の発動回数を減らすことで、結果的に攻撃回数を増やす。
アラブルも物理障壁を張ったのは、ドラゴンからの攻撃を想定してだろう。
魔力がなくても通常攻撃はできる。
「「魔力凝縮!」」
これは体内の魔力を濃縮する魔力バフだ。
一度に放出できる魔力量は人によって違うが、限界がある。
『魔力強化』という、魔力の放出量を増加させるバフがあるが、二人には必要ない。
なぜなら、二人とも限界までその量をコントロールできるからだ。
できるのは魔力を濃縮することで、同じ魔力量でより強力な効果を発揮する、この魔法を使うことだけだった。
一連の準備が終わったところで、二人は睨み合う。
体内の魔力量には限界がある。
どの魔法をどう使うか。それが勝敗を決めるのだった。
最初に動いたのはツィアだった。
「ホーリークロス!」
ツィアの目の前に、3mはあろうかという巨大な光り輝く十字架が現れる。
ツィアの溢れんばかりの魔力から生み出される、聖属性の最上級魔法だ。
その十字架がアラブルに叩きつけられる。
「ぐあっ!」
その威力にさすがのアラブルも悲鳴を上げてしまう。
「すごい!!」
「あれほどの威力とは...どれだけの魔力を一度に放出できるのだ...」
大喜びのハルと、その威力に愕然とするドラゴン。
『一度に放出できる魔力量は人によって違う』と述べたが、ツィアの量は格が違った。
普通は体内に取り込める魔力量に比例するのだが、それに比べても多い。
おそらく前魔王やアラブルよりも強力な攻撃が可能だろう。
「くそっ!これほどとは!」
アラブルも予想外といった顔をしていた。
「ホーリークロス!」
連続してもう一発の魔法がアラブルを襲った。
「ぐあっ!」
またしてもアラブルの声。
対してアラブルは、
「・・・」
無言で漆黒の剣を取り出す。
「食らえ!」
そして、それでツィアを斬りつけてきた。
「くっ!」
「ツィアさん!」
苦しそうなツィアの声に、ハルも心配する。しかし、
「大丈夫!これなら大したことないわ!」
ツィアはハルに向かってにっこり笑う。
「ツィアさん...」
本当に大きなダメージではなさそうなのを見て、ハルは安心するのだった。
ちなみに、アラブルの物理攻撃は魔法ほどではないが強力だ。
ただ、ツィアの大量の魔力を使って作った物理障壁によって、大幅に軽減されているのだ。
それがなければ、この程度では済まなかっただろう。
「ホーリークロス!」
「ぐあっ!」
「食らえ!」
「くっ!」
そんなやり取りがもう一度続き、
「ホーリークロス!」
ツィアの4度目の魔法の後に、アラブルは回復魔法を唱えた。
「パーフェクト・ヒール!」
「ああ...せっかくのダメージが...」
ハルがガッカリしていると、
「まずいな...」
ドラゴンは厳しい顔をした。
「どういうことですか?」
ハルが尋ねると、
「...なぜ、アラブルが物理攻撃をしているか分かるか...」
ドラゴンが逆に聞いてくる。
「さあ...なんででしょう?...魔法の方が圧倒的に強いのに...」
ハルは首を捻っている。
「簡単だ。魔力を節約するため!...このままツィアが攻撃魔法を使い続け、アラブルが数回に一回、回復をする。この状態が繰り返されるとどうなると思う!」
「あっ!」
ドラゴンの説明に、ハルがようやくアラブルの作戦に気づいた。
「そうだ!遠からずツィアの魔力は枯渇する!...後は、煮るなり焼くなり好きなようにだ!!」
「そんな...」
「ホーリークロス!」
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