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Burst 9. 剣士の少女
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「あぁぁ~~~~~~!!!」
オトメが艶めかしい叫び声をあげる。
するとその手には、二つのバースト・ボールが。
魔物目掛け、投げつけると魔物は光と消えた。
「何度見ても素敵です...できれば夜にその声をお聞きしたいのですが...」
マリアは頬を染めながらうっとりとした目でオトメを見ていた。
「は、恥ずかしいよ...それにどうして夜なの?夜は危険だから外は出歩かないよ!」
オトメは真っ赤になりながら、マリアに言う。
「もう!オトメさんてば!分かってるくせに!私の口から恥ずかしい言葉を言わせたいんですか?...そういうプレイは嫌いではありませんが...」
マリアは赤くなった頬を両手で包み、腰をくねらせている。
「えっ、どうしてそうなるの?...」
オトメとマリアの会話は時々、すれ違っていた。
でもオトメはそういう会話も楽しかった。
(何言ってるか分からないけど、なんだかマリアちゃん見てると幸せになる。だってとってもうれしそうなんだもん!)
二人が気を抜いていたその時、上級の魔物『キリサキ』がマリア目掛け、襲い掛かってきた。
衣服を鋭い爪で切り裂き、露わになった胸を触る、上級のなかでも危険な魔物だ。
「あっ!」
「キャッ!」
二人は攻撃の為には準備動作が必要な為、その攻撃を防ぐ術がない。
二人は目をつぶる。
『やられたっ!』と思ったその時、一筋の風圧がマリアの胸を通り過ぎていった。
二人が恐る恐る目を開けると...マリアの胸は無事だった。
魔物が消える時に残す光の粒子が微かに残っていたが、それもすぐに消える。
視線を少し先に向けると、そこには凛々しい茶髪の女の子が木の剣を手に立っていた。
「大丈夫か?」
その少女は見かけ通りの凛々しい、それでいて透き通った声で語りかける。
「は、はい。ありがとうございました。あの...お名前は...」
マリアが名前を聞くが、
「名乗るほどのものではない。礼もいらない。私は修行中の身ゆえ。邪魔をした。では!」
そう言うと、その少女はポニーテールを揺らしながら、風のような速さと静けさで走り去っていった。
「大丈夫だった?」
オトメがマリアに駆け寄る。
「え、えぇ。先程の方が助けてくれたおかげで、なんとも...」
「良かった。マリアちゃんの身に何かあったら...ごめんね。今度から気をつける」
「私も気を抜いてしまって...オトメさんだけのせいじゃありません!」
「とにかく良かったよ。でもさっきの人、誰だったんだろ...剣士みたいだったけど、変な服と剣を使ってた...」
「あれは東の方の国の『ケンドー』と呼ばれる武道の修行着に似ています。またあの剣は『ボクトー』と呼ばれる木を少しそらせた形で削って、作る武器みたいです。主に『ケンドー』の修行者が使うようです」
「詳しいね」
「私も本で読んだだけで実際に見るのは初めてです。でも、服の合わせ目から胸が...」
「う、うん...下着見えてたね...結構可愛いのつけてたけど、注意したほうが良かったかな...」
「胸はDカップくらいでしょうか?しかし、結構な使い手のようです。近距離タイプの達人はサイズ二つ分強いと言いますから、私と同じか、もっと強いかもしれません」
「そうなんだ」
「近距離タイプの冒険者の一番の利点は、反応速度です。私たち遠距離タイプは準備動作が必要な為、今みたいな不意打ちに対応できません」
「確かに」
「しかし、近距離タイプはベテランの域になると、コンマ数秒で反応するといいます。今くらいの不意打ちなら余裕で倒せるでしょう」
「それはいいね!」
「しかもデメリットはあまり多くはありません。遠くから敵は倒せませんが、魔物は胸に近づいてくるため、それはあまり大きな問題にはなりません。また、魔物の群れの規模は多くても五、六匹なので、ある程度の強さがあれば、近づいてからでも十分、倒せます」
「そっか~~」
「しかも、技を極めたものは、武器の先にバースト・パワーを集め、それを武器を振った遠心力で飛ばせると聞きます。驚異的なコントロール力が必要ですが、そうなると、遠距離からでも敵を倒せます。まあ、そこまで達するものはほんの一握りですが...」
「そうなると敵なしだね」
「そうです。しかも、盾役を欲する冒険者は多いので、パーティも選び放題です」
「でも、なんであんまりいないんだろ?」
「それは技を習得するのに大変な努力を要するからです」
「努力?」
「まず、武器を持ち、走り回るための体力が必要です。そして、それに加え、武器の扱いに習熟する必要があるでしょう。これだけでも大変です」
「まだ、あるの?」
「はい。一番、大事なのはバースト・パワーのコントロールです。オトメさんくらいの大きさなら適当に武器にまとわすだけで良いでしょう。しかし、例えEやFカップの大きさがあっても、敵に当たる位置に局所的にバースト・パワーを集めなければ、魔物は倒せません。それ以下なら尚更です」
「そうか...」
「それだけの力・技・集中力を鍛え上げた者のみが、近距離タイプとして活躍できるのです。もっとも、単なる盾役で満足というのなら、それほど努力は必要としませんが...」
「そんなのイヤだよね...」
「まあ、いろいろ理由は言ってきましたが、人気のない本当の理由は可愛くないからです」
「...そうだよね...」
「女の子は汗をかいて走り回って泥だらけになる近距離タイプより、可愛い服を着て、遠くから安全に敵を倒せる魔法使いタイプに憧れるものです」
「分かるよ...でもうちのパーティにも一人いたら楽になるかもね!」
「えっ、私だけでは不安ですか!」
オトメがふと口にした途端、マリアが絶望したような顔をする。
「そ、そんなことないけど、さっきみたいな事がまたあったら...その...マリアちゃんの大事な...胸が...」
「まあ、私の胸を奪われたくないと...」
若干、意味が変わっている気がするが、マリアが頬を染めながら言う。
「だ、大丈夫!私が守るから!」
オトメは意味の変化に気づいてないようだった。しかし、
「心配には及びません!私の胸はきっちり守ってみせます!オトメさんの為にも!」
マリアが決意も新たに宣言する。
「私の為?」
オトメは意味が分かっていないようだったが、
「でも...オトメさんは好きにしてくれていいですよ!キャッ!言っちゃった!」
「何を?」
「もう!私の口から言わせたいんですか?!...お、お、お、おっぱ...やっぱり言えない!」
「どうして言えないの?」
「だ、だって...女の子がこんな事...言って欲しいですか?」
「うん!」
「じゃ、じゃあ、思い切って...お、お、お、おっ...やっぱり無理!」
「恥ずかしがり屋さんだね!」
「オトメさんの意地悪!」
相変わらず、すれ違い会話をエンジョイする二人であった。
そうこうするうちに、次の街の門が見えてくる。
「あっ、新しい街だ!」
「あの街は...『キンリン』ですね。どんなお店があるか今から楽しみです!服にスイーツに...ロマンティックな景色...その中で自然と見つめ合う二人...引き寄せられるように近づく顔と顔...やがて二人の唇は...キャ~~~!!」
マリアがまた違う世界にトリップしている。
「マリアちゃ~~ん!聞いてる~~?ダメだこりゃ...私も頑張ってオーパイの情報を探さないと!」
それぞれの思惑をかかえながら、二人は街に入っていくのであった。
オトメが艶めかしい叫び声をあげる。
するとその手には、二つのバースト・ボールが。
魔物目掛け、投げつけると魔物は光と消えた。
「何度見ても素敵です...できれば夜にその声をお聞きしたいのですが...」
マリアは頬を染めながらうっとりとした目でオトメを見ていた。
「は、恥ずかしいよ...それにどうして夜なの?夜は危険だから外は出歩かないよ!」
オトメは真っ赤になりながら、マリアに言う。
「もう!オトメさんてば!分かってるくせに!私の口から恥ずかしい言葉を言わせたいんですか?...そういうプレイは嫌いではありませんが...」
マリアは赤くなった頬を両手で包み、腰をくねらせている。
「えっ、どうしてそうなるの?...」
オトメとマリアの会話は時々、すれ違っていた。
でもオトメはそういう会話も楽しかった。
(何言ってるか分からないけど、なんだかマリアちゃん見てると幸せになる。だってとってもうれしそうなんだもん!)
二人が気を抜いていたその時、上級の魔物『キリサキ』がマリア目掛け、襲い掛かってきた。
衣服を鋭い爪で切り裂き、露わになった胸を触る、上級のなかでも危険な魔物だ。
「あっ!」
「キャッ!」
二人は攻撃の為には準備動作が必要な為、その攻撃を防ぐ術がない。
二人は目をつぶる。
『やられたっ!』と思ったその時、一筋の風圧がマリアの胸を通り過ぎていった。
二人が恐る恐る目を開けると...マリアの胸は無事だった。
魔物が消える時に残す光の粒子が微かに残っていたが、それもすぐに消える。
視線を少し先に向けると、そこには凛々しい茶髪の女の子が木の剣を手に立っていた。
「大丈夫か?」
その少女は見かけ通りの凛々しい、それでいて透き通った声で語りかける。
「は、はい。ありがとうございました。あの...お名前は...」
マリアが名前を聞くが、
「名乗るほどのものではない。礼もいらない。私は修行中の身ゆえ。邪魔をした。では!」
そう言うと、その少女はポニーテールを揺らしながら、風のような速さと静けさで走り去っていった。
「大丈夫だった?」
オトメがマリアに駆け寄る。
「え、えぇ。先程の方が助けてくれたおかげで、なんとも...」
「良かった。マリアちゃんの身に何かあったら...ごめんね。今度から気をつける」
「私も気を抜いてしまって...オトメさんだけのせいじゃありません!」
「とにかく良かったよ。でもさっきの人、誰だったんだろ...剣士みたいだったけど、変な服と剣を使ってた...」
「あれは東の方の国の『ケンドー』と呼ばれる武道の修行着に似ています。またあの剣は『ボクトー』と呼ばれる木を少しそらせた形で削って、作る武器みたいです。主に『ケンドー』の修行者が使うようです」
「詳しいね」
「私も本で読んだだけで実際に見るのは初めてです。でも、服の合わせ目から胸が...」
「う、うん...下着見えてたね...結構可愛いのつけてたけど、注意したほうが良かったかな...」
「胸はDカップくらいでしょうか?しかし、結構な使い手のようです。近距離タイプの達人はサイズ二つ分強いと言いますから、私と同じか、もっと強いかもしれません」
「そうなんだ」
「近距離タイプの冒険者の一番の利点は、反応速度です。私たち遠距離タイプは準備動作が必要な為、今みたいな不意打ちに対応できません」
「確かに」
「しかし、近距離タイプはベテランの域になると、コンマ数秒で反応するといいます。今くらいの不意打ちなら余裕で倒せるでしょう」
「それはいいね!」
「しかもデメリットはあまり多くはありません。遠くから敵は倒せませんが、魔物は胸に近づいてくるため、それはあまり大きな問題にはなりません。また、魔物の群れの規模は多くても五、六匹なので、ある程度の強さがあれば、近づいてからでも十分、倒せます」
「そっか~~」
「しかも、技を極めたものは、武器の先にバースト・パワーを集め、それを武器を振った遠心力で飛ばせると聞きます。驚異的なコントロール力が必要ですが、そうなると、遠距離からでも敵を倒せます。まあ、そこまで達するものはほんの一握りですが...」
「そうなると敵なしだね」
「そうです。しかも、盾役を欲する冒険者は多いので、パーティも選び放題です」
「でも、なんであんまりいないんだろ?」
「それは技を習得するのに大変な努力を要するからです」
「努力?」
「まず、武器を持ち、走り回るための体力が必要です。そして、それに加え、武器の扱いに習熟する必要があるでしょう。これだけでも大変です」
「まだ、あるの?」
「はい。一番、大事なのはバースト・パワーのコントロールです。オトメさんくらいの大きさなら適当に武器にまとわすだけで良いでしょう。しかし、例えEやFカップの大きさがあっても、敵に当たる位置に局所的にバースト・パワーを集めなければ、魔物は倒せません。それ以下なら尚更です」
「そうか...」
「それだけの力・技・集中力を鍛え上げた者のみが、近距離タイプとして活躍できるのです。もっとも、単なる盾役で満足というのなら、それほど努力は必要としませんが...」
「そんなのイヤだよね...」
「まあ、いろいろ理由は言ってきましたが、人気のない本当の理由は可愛くないからです」
「...そうだよね...」
「女の子は汗をかいて走り回って泥だらけになる近距離タイプより、可愛い服を着て、遠くから安全に敵を倒せる魔法使いタイプに憧れるものです」
「分かるよ...でもうちのパーティにも一人いたら楽になるかもね!」
「えっ、私だけでは不安ですか!」
オトメがふと口にした途端、マリアが絶望したような顔をする。
「そ、そんなことないけど、さっきみたいな事がまたあったら...その...マリアちゃんの大事な...胸が...」
「まあ、私の胸を奪われたくないと...」
若干、意味が変わっている気がするが、マリアが頬を染めながら言う。
「だ、大丈夫!私が守るから!」
オトメは意味の変化に気づいてないようだった。しかし、
「心配には及びません!私の胸はきっちり守ってみせます!オトメさんの為にも!」
マリアが決意も新たに宣言する。
「私の為?」
オトメは意味が分かっていないようだったが、
「でも...オトメさんは好きにしてくれていいですよ!キャッ!言っちゃった!」
「何を?」
「もう!私の口から言わせたいんですか?!...お、お、お、おっぱ...やっぱり言えない!」
「どうして言えないの?」
「だ、だって...女の子がこんな事...言って欲しいですか?」
「うん!」
「じゃ、じゃあ、思い切って...お、お、お、おっ...やっぱり無理!」
「恥ずかしがり屋さんだね!」
「オトメさんの意地悪!」
相変わらず、すれ違い会話をエンジョイする二人であった。
そうこうするうちに、次の街の門が見えてくる。
「あっ、新しい街だ!」
「あの街は...『キンリン』ですね。どんなお店があるか今から楽しみです!服にスイーツに...ロマンティックな景色...その中で自然と見つめ合う二人...引き寄せられるように近づく顔と顔...やがて二人の唇は...キャ~~~!!」
マリアがまた違う世界にトリップしている。
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