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Panic 8. 侵入者の願い
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「いけ!」
ポワンが命令する。
ゴレムンの映し出す映像の中では、盗賊に網が降りかかろうとしていた。
「やった!」
スペース的に逃げ出せる余地はない。
マコリンが喜んでいると、
「脱出!」
盗賊が特技名らしきものを口にする。
「あっ!」
マコリンが目を見張る。
次の瞬間、盗賊は網の範囲外に移動していた。
「そんな~~~!あんなの捕まりっこないじゃな~~~~い!」
マコリンはガッカリした顔をしているが、
「まだまだ!コビトン!」
ポワンはやる気健在だ。コビトンに指示を出す。
<ガサガサガサ!>
いつの間にか盗賊を取り囲んでいたコビトンが、一斉に飛びかかる。しかし、
「回避!」
また、盗賊は特技名を唱える。
<ゴン!>
コビトンの飛び込んだ場所には、盗賊は、もはやいなかった。
「あたた...」
お互いに頭をぶつけたコビトンたちが、痛そうに頭を押さえている。
「ど、どうしよう...」
マコリンが途方に暮れていると、ふと映像の中の盗賊と目が合った気がした。
「えっ?」
戸惑うマコリン。すると、
「あっ!盗賊がこっちに走ってきてるよ!もうじき遭遇する!」
ポワンが位置関係を示した映像を見て、声を上げる。
見ると、盗賊を表す赤い点が、こちらにまっすぐ向かってきていた。
「ど、ど、どうしよう!私たちに気づいて消すつもりじゃ...」
マコリンが真っ青になっていると、
「大丈夫!こっちにはゴレムンがいるから...いざとなったら、破壊光線で塵も残さず消えちゃうよ!」
ポワンが安心させるように、そう言ってきた。
「そ、そう...可愛そうだけど仕様がないわね!...来た!」
そんな会話をしているうちに、森の木の間から、盗賊が飛び出してくる。
「ゴレムン!やっちゃって!」
マコリンが命令するが、
「待ってくれ!俺の話を聞いてくれ!」
盗賊は慌てて声を上げると、武器を投げ捨てた。
☆彡彡彡
「なるほど...」
盗賊の話を聞いたマコリンは、納得の表情を浮かべていた。
「急に目の前に黒い渦が現れたから、入ってみたらここに来ちゃって、帰れなくなって困っていたのね!」
「そうなんだ!それにしてもここはどこなんだ?変なものがいっぱいで、人を見かけたら、俺を不審者だと言って、捕まえようとする!」
マコリンが要約すると、盗賊は肯定したが、続いて不満をぶちまけた。
「ここは異世界だよ!お兄さんが見た黒い渦は、異世界同士をつなぐゲートなの!」
そんな盗賊に、ポワンが状況を教えてあげる。
「でも、なんでそんなゲートが?ポワンが作ったんじゃないんでしょ?」
マコリンは首を傾げているが、
「ポワンの他にも召喚士はいるし、ごく稀にだけど、自然発生することもあるよ!」
ポワンが説明する。すると、
「やっぱり、あんた召喚士か!...実は、ここが異世界なのはなんとなく気づいていた!それで召喚士を探してたんだ!」
それを聞いた盗賊が、話に割って入ってきた。
「なんでポワンが召喚士だと分かったの?」
マコリンが聞くと、
「そりゃ、これだけの変な生き物を使役してるとしたら、それ以外、考えられないだろ!その...ゴーレム?らしきものの近くに、人の気配を感じたから来てみたんだ!」
盗賊はそう答えた。
「じゃあ、あなたは元の世界に帰るために...」
マコリンが口を開くと、
「ああ!随分、探したぜ!...それで...お前、どうなんだ?俺を元の世界に帰せるのか?」
盗賊はすがるような目で、ポワンを見つめてくる。それに対しポワンは、
「う~~~~ん...問題はお兄さんがどこの世界から来たかだね!...多分、『ファンタジーの世界』だと思うけど...」
すると盗賊は、
「『ファンタジー』?...どういうことだ?」
と首をひねっている。
「まあ、ファンタジーの世界の住人は、自分の世界が特別だとは思ってないわよね...」
マコリンがつぶやいていると、
「そうだ!お兄さん、どこでその黒い渦を見つけたの?」
ポワンは何かに気づいたように問いかける。
「えっ?ああ、『霧の森』の近くだが...」
盗賊は質問の意図が分からないようだったが、とりあえず答えた。すると、
「間違いない!『ファンタジーの世界』には『霧の森』と呼ばれる森が存在するの!...そこにゲートを開いたらいいんだね!」
ポワンはポンっと手を叩いた。
「できるのか?!頼む!!」
それを聞いた盗賊は、うれしそうに目を見開くと、ポワンに頭を下げてお願いしてきた。
「うん!もちろん!...これで問題解決だね!」
ポワンがマコリンに、にっこりと笑いかけた。
「ま、まあ、そうとも言うわね...」
決まり悪そうなマコリンだったが、
「じゃあ!」
ポワンは前へと両手を差し出し、魔法を詠唱した。
「召喚!」
目の前に現れた黒い渦。
「おお!」
盗賊が感動している。
「これをくぐったら『霧の森』だよ!じゃあね!」
「ありがとよ!」
ポワンの言葉に、盗賊は礼を言うと、渦の中に消えていった。
それからしばらく。
<ブン!>
盗賊が戻ってこないのを確認したポワンは、ゲートを閉じる。
「じゃあ、お父様に報告に行かなきゃね!きっと褒めてくれるよ!」
ポワンはうれしそうだ。
威勢よく、お父様の執務室に向かって歩きだす。
「そ、そうね...」
(でも、どう報告しよう...『異世界から来た人間を、元の世界に戻しました』?...そんなの信じてくれるかしら?)
マコリンは悩みながら、そんなポワンの後をついていくのだった。
☆彡彡彡
「おお!もう解決してしまったのか?!...さすがだ!!」
お父様は大興奮だ。
マコリンはどう説明しようか迷ったが、ポワンがありのままを話してしまった。
「...お父様は『異世界』を信じるのですか?」
マコリンが恐る恐る、尋ねると、
「ん?だって、ポワン君の仲間を見れば、そう考えざるを得ないだろう?」
お父様は当たり前のように言う。それを聞いたマコリンは、
(そういえばそうね!みんな、反応が普通すぎて気づかなかったわ!)
自分の考えが杞憂だったことに思い至った。
「他の使用人もそう思っているのでしょうか?」
マコリンが一応、確認をする。
「それが普通だと思うが...」
お父様の言葉に、
「普通ねぇ...」
異世界の生物に驚かなかったみんなのことを考えると、そうつぶやいてしまうマコリンだったが、
(でも、良かった!隠し事はしなくて済みそう!)
ホッと胸をなでおろしていると、
「では、これでマコリンも異論はないな?」
突然、お父様にそんなことを聞かれてしまう。
「えっ?」
マコリンが驚いていると、
「ポワンたちが問題を解決したら、『みんな一緒にここにいていい』って言ったじゃない!」
ポワンが頬を膨らませている。
(そういえば!!)
捕り物劇に気を取られ、すっかり忘れていたマコリン。
「ま、まあ、いいんじゃない!」
一緒に行動をともにしたからか、マコリンは不思議とイヤな気持ちはなくなっていた。
「やった~~~~~!!」
飛び上がって喜ぶポワン。
「わ~~~~い!良かった!良かった!」
見ると、お父様もポワンと手を取り合って喜んでいる。
「もう!お父様まで!!」
頬を膨らませたマコリンだったが、その目は怒っていなかった。
ポワンが命令する。
ゴレムンの映し出す映像の中では、盗賊に網が降りかかろうとしていた。
「やった!」
スペース的に逃げ出せる余地はない。
マコリンが喜んでいると、
「脱出!」
盗賊が特技名らしきものを口にする。
「あっ!」
マコリンが目を見張る。
次の瞬間、盗賊は網の範囲外に移動していた。
「そんな~~~!あんなの捕まりっこないじゃな~~~~い!」
マコリンはガッカリした顔をしているが、
「まだまだ!コビトン!」
ポワンはやる気健在だ。コビトンに指示を出す。
<ガサガサガサ!>
いつの間にか盗賊を取り囲んでいたコビトンが、一斉に飛びかかる。しかし、
「回避!」
また、盗賊は特技名を唱える。
<ゴン!>
コビトンの飛び込んだ場所には、盗賊は、もはやいなかった。
「あたた...」
お互いに頭をぶつけたコビトンたちが、痛そうに頭を押さえている。
「ど、どうしよう...」
マコリンが途方に暮れていると、ふと映像の中の盗賊と目が合った気がした。
「えっ?」
戸惑うマコリン。すると、
「あっ!盗賊がこっちに走ってきてるよ!もうじき遭遇する!」
ポワンが位置関係を示した映像を見て、声を上げる。
見ると、盗賊を表す赤い点が、こちらにまっすぐ向かってきていた。
「ど、ど、どうしよう!私たちに気づいて消すつもりじゃ...」
マコリンが真っ青になっていると、
「大丈夫!こっちにはゴレムンがいるから...いざとなったら、破壊光線で塵も残さず消えちゃうよ!」
ポワンが安心させるように、そう言ってきた。
「そ、そう...可愛そうだけど仕様がないわね!...来た!」
そんな会話をしているうちに、森の木の間から、盗賊が飛び出してくる。
「ゴレムン!やっちゃって!」
マコリンが命令するが、
「待ってくれ!俺の話を聞いてくれ!」
盗賊は慌てて声を上げると、武器を投げ捨てた。
☆彡彡彡
「なるほど...」
盗賊の話を聞いたマコリンは、納得の表情を浮かべていた。
「急に目の前に黒い渦が現れたから、入ってみたらここに来ちゃって、帰れなくなって困っていたのね!」
「そうなんだ!それにしてもここはどこなんだ?変なものがいっぱいで、人を見かけたら、俺を不審者だと言って、捕まえようとする!」
マコリンが要約すると、盗賊は肯定したが、続いて不満をぶちまけた。
「ここは異世界だよ!お兄さんが見た黒い渦は、異世界同士をつなぐゲートなの!」
そんな盗賊に、ポワンが状況を教えてあげる。
「でも、なんでそんなゲートが?ポワンが作ったんじゃないんでしょ?」
マコリンは首を傾げているが、
「ポワンの他にも召喚士はいるし、ごく稀にだけど、自然発生することもあるよ!」
ポワンが説明する。すると、
「やっぱり、あんた召喚士か!...実は、ここが異世界なのはなんとなく気づいていた!それで召喚士を探してたんだ!」
それを聞いた盗賊が、話に割って入ってきた。
「なんでポワンが召喚士だと分かったの?」
マコリンが聞くと、
「そりゃ、これだけの変な生き物を使役してるとしたら、それ以外、考えられないだろ!その...ゴーレム?らしきものの近くに、人の気配を感じたから来てみたんだ!」
盗賊はそう答えた。
「じゃあ、あなたは元の世界に帰るために...」
マコリンが口を開くと、
「ああ!随分、探したぜ!...それで...お前、どうなんだ?俺を元の世界に帰せるのか?」
盗賊はすがるような目で、ポワンを見つめてくる。それに対しポワンは、
「う~~~~ん...問題はお兄さんがどこの世界から来たかだね!...多分、『ファンタジーの世界』だと思うけど...」
すると盗賊は、
「『ファンタジー』?...どういうことだ?」
と首をひねっている。
「まあ、ファンタジーの世界の住人は、自分の世界が特別だとは思ってないわよね...」
マコリンがつぶやいていると、
「そうだ!お兄さん、どこでその黒い渦を見つけたの?」
ポワンは何かに気づいたように問いかける。
「えっ?ああ、『霧の森』の近くだが...」
盗賊は質問の意図が分からないようだったが、とりあえず答えた。すると、
「間違いない!『ファンタジーの世界』には『霧の森』と呼ばれる森が存在するの!...そこにゲートを開いたらいいんだね!」
ポワンはポンっと手を叩いた。
「できるのか?!頼む!!」
それを聞いた盗賊は、うれしそうに目を見開くと、ポワンに頭を下げてお願いしてきた。
「うん!もちろん!...これで問題解決だね!」
ポワンがマコリンに、にっこりと笑いかけた。
「ま、まあ、そうとも言うわね...」
決まり悪そうなマコリンだったが、
「じゃあ!」
ポワンは前へと両手を差し出し、魔法を詠唱した。
「召喚!」
目の前に現れた黒い渦。
「おお!」
盗賊が感動している。
「これをくぐったら『霧の森』だよ!じゃあね!」
「ありがとよ!」
ポワンの言葉に、盗賊は礼を言うと、渦の中に消えていった。
それからしばらく。
<ブン!>
盗賊が戻ってこないのを確認したポワンは、ゲートを閉じる。
「じゃあ、お父様に報告に行かなきゃね!きっと褒めてくれるよ!」
ポワンはうれしそうだ。
威勢よく、お父様の執務室に向かって歩きだす。
「そ、そうね...」
(でも、どう報告しよう...『異世界から来た人間を、元の世界に戻しました』?...そんなの信じてくれるかしら?)
マコリンは悩みながら、そんなポワンの後をついていくのだった。
☆彡彡彡
「おお!もう解決してしまったのか?!...さすがだ!!」
お父様は大興奮だ。
マコリンはどう説明しようか迷ったが、ポワンがありのままを話してしまった。
「...お父様は『異世界』を信じるのですか?」
マコリンが恐る恐る、尋ねると、
「ん?だって、ポワン君の仲間を見れば、そう考えざるを得ないだろう?」
お父様は当たり前のように言う。それを聞いたマコリンは、
(そういえばそうね!みんな、反応が普通すぎて気づかなかったわ!)
自分の考えが杞憂だったことに思い至った。
「他の使用人もそう思っているのでしょうか?」
マコリンが一応、確認をする。
「それが普通だと思うが...」
お父様の言葉に、
「普通ねぇ...」
異世界の生物に驚かなかったみんなのことを考えると、そうつぶやいてしまうマコリンだったが、
(でも、良かった!隠し事はしなくて済みそう!)
ホッと胸をなでおろしていると、
「では、これでマコリンも異論はないな?」
突然、お父様にそんなことを聞かれてしまう。
「えっ?」
マコリンが驚いていると、
「ポワンたちが問題を解決したら、『みんな一緒にここにいていい』って言ったじゃない!」
ポワンが頬を膨らませている。
(そういえば!!)
捕り物劇に気を取られ、すっかり忘れていたマコリン。
「ま、まあ、いいんじゃない!」
一緒に行動をともにしたからか、マコリンは不思議とイヤな気持ちはなくなっていた。
「やった~~~~~!!」
飛び上がって喜ぶポワン。
「わ~~~~い!良かった!良かった!」
見ると、お父様もポワンと手を取り合って喜んでいる。
「もう!お父様まで!!」
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