マコリン☆パニック!

世々良木夜風

文字の大きさ
9 / 55

Panic 9. ポワンの一日~朝~

しおりを挟む
<ガチャ!>
ポワンがマコリンの部屋に入ってくる。
ポワンだけは、マコリンの部屋に許可なく立ち入ることが許されていた。
<ス~~~...ス~~~...>
時間はまだ早朝。マコリンは夢の中だ。
「寝顔も綺麗...」
ポワンはマコリンの顔を至近距離から眺めると、うっとりとした顔をする。だがすぐに、
「いけない!早くしないとマコリンが起きちゃう!」
そう口にしたポワンが、マコリンの布団をはがす。
「う~~~~~ん...」
少し顔をしかめるマコリン。
「ゴメンね!少し、寒いよね!でもすぐ終わらせるから!」
申し訳なさそうな顔のポワンだったが、その目は期待に溢れている。
何をするのかと思ったら、可愛いパジャマのボタンを外し始めた。
徐々に露わになっていく、大きな膨らみ。
ブラジャーに隠されているとはいえ、その魅力は健在だ。
最後のボタンを外したポワンが、パジャマを大きく開く。

「わぁぁ~~~~!!可愛い~~~~!!」
白にピンクの刺繍が入った、可愛らしいブラジャーに、ポワンは夢中になってしまう。
「こ、こ、これも外さないとね!」
どもりながらそう言ったポワンの手が、マコリンの背中に伸びる。
<カチッ!>
ホックの外される音。次に、ポワンはブラジャーのストラップを肩から抜く。
そして、それを完全に外してしまった。
「綺麗~~~~!!」
姿を現した、美しい胸。ポワンは見とれてしまう。
しばらく見つめていたポワンだったが、
「ち、ち、違うの!!こんなことをするために下着を外したんじゃ...」
言い訳をしながらも、ポワンの手がブラジャーの中に触れる。
「...あったかい...マコリンのお胸の...じゃなくて!!」
頬を緩めて感触を楽しんでいたポワンだったが、一声上げると、真面目な顔を繕う。
「す、少し、湿っぽいかな!寝てると汗もかくしね!起きる前にきれいにしとかないと!」
そう口にすると、ブラジャーに向かって魔法をかけた。
「クリーン!」
そして、きれいになったブラジャーに頬ずりする。
「うん!良く乾いてる!これで今日も快適だね!」
ポワンは、ツンと上を向いた綺麗な二つの膨らみに向かって、にっこりと微笑んだ。

「つ、つ、次は...」
ポワンの目がおなかの下へと移る。
<ゴクッ!>
ポワンが唾を飲み込んだ。
恐る恐る、ショートパンツへと手を伸ばす。
そして手をかけると、一気に脱がせた。
「わぁぁ~~~~!!」
また、ポワンのうっとりした声。
マコリンの上とお揃いの可愛い下着が、ポワンを魅了する。
「可愛い!」
近くで眺めていたポワンだったが、
「今から...こ、こ、これを...」
下着へと伸びるポワンの手が震えている。しかし、
「これは仕方ないの!」
一声上げると、ポワンはマコリンの下着をゆっくりと下げていく。
<ゴクッ!>
また、ポワンののどが鳴る。
マコリンの一番、大事な部分が露わになっていく。
そして、足を通して完全に脱がせてしまうと、ポワンは下着を見つめる。
「こ、こ、これはマコリンの下着をきれいにするため!」
そう言いながら、下着を開いて中を確かめる。
「シミは...なしと!」
少し、残念そうな声を出したポワンが、今度は鼻を突っ込む。
「ん!...マコリンの...におい...」
鼻をスースーいわせて、においを楽しんでいたポワンだったが、満足したのか顔を離す。そして、
「クリーン!」
下着をきれいにしてあげたのだった。
「マコリンのにおいは素敵だけど、お外じゃきれいにしとかないとね!」
にっこり笑って、もう一度はかせようとしたポワンの手が止まる。

「こ、こ、ここも確認しとかないと!!...いやらしい気持ちじゃないよ!!これはマコリンの健康のためには、必要なことなの!!」
そう口にしたポワンが、ベッドに登ると、マコリンの太ももに手をかけた。
「!!」
思い切ったような表情で、一瞬、目を閉じたポワンの手が、マコリンの足を広げる。
そして目を開いた時、
「わぁぁ~~~~!!綺麗!!...羨ましいな!」
今までで一番の歓声が上がった。
「も、も、もっと近くで、良く確認しないとね!」
自分をごまかすように言ったポワンが、至近距離からそこを眺める。
「近くで見ても綺麗...においは...」
鼻を近づけ、大きく息を吸い込む。
「ああん!マコリンのにおい!!...素敵すぎる!!...直接嗅いだら...ポワン、変な気持ちに!」
気が付けば、ポワンの右手はメイド服をめくりあげ、下着の中へと突っ込まれていた。
「ん!ん!」
マコリンを起こさないように、必死で声を殺しているポワン。
「マコリンの可愛い!マコリンのにおい、最高!」
マコリンを堪能しながら、しばらく手を動かしていたが、
「んん~~~~!!」
その体が軽く痙攣する。
なんとか声を抑えることができたようだ。
ゆっくりベッドから降りたポワンだったが、
「・・・」
何か気になることがあるようだ。
しばし、考えていた後に、自らの下着を下ろす。
「やだ!」
その中を見て、ポワンが思わず目を逸らす。
そこには透明な液体がこびりついていた。
「クリーン!」
慌てて、ポワンが下着をきれいにする。
「ごめんなさい!マコリンから借りてる下着、汚しちゃった!」

ポワンはここに来て以来、マコリンから下着を借りて着用していた。
マコリンは『買ってあげる』と言うが、『マコリンのがいい!』と言って聞かなかった。
マコリンは恥ずかしそうだったが、自分の下着をつけるのを許してくれた。
ブラジャーのサイズもちょうど同じで、問題はなかった。

「大丈夫!きれいになったからね!」
ポワンは念入りに下着を確かめると、もう一度、足を通す。その後、
「綺麗...」
生まれたままのマコリンを、しばらく眺めていたポワンだったが、
「いつまでも、こうしてられないね!」
名残惜しそうにつぶやくと、まず下着をはかせる。
「あ~~あ!」
そこが見えなくなった時、ポワンは落胆のため息をついた。
次いで、ショートパンツをはかせる。
そして、ブラジャーをつける時のポワンの顔も悲しそうだった。
パジャマのボタンを全て留めると、布団を直す。
<ス~~~...ス~~~...>
マコリンが再び、心地よさそうな寝息をたてだした。

「マコリン!今日も素敵だったよ!」
そう言ったポワンは、ほてった体を冷ますかのように、マコリンの今日の学校の準備を始めるのだった。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

ちょっと大人な体験談はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な体験談です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

あるフィギュアスケーターの性事情

蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。 しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。 何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。 この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。 そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。 この物語はフィクションです。 実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

性別交換ノート

廣瀬純七
ファンタジー
性別を交換できるノートを手に入れた高校生の山本渚の物語

セクスカリバーをヌキました!

ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。 国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。 ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……

処理中です...