51 / 54
Secret51. それぞれの決戦準備
しおりを挟む
●登場人物
・輝・ダークライト(ひかる):魔法少女専門グッズ店の店長。セリシールのストロベリー撃破の為に暗躍する。
= マテラス・ダークライト:秘密結社ダーク・ライトの首領。
・紫野菫(すみれ):ひかるのお店でバイトをしている。常識人なので、非常識キャラを理解できない。
= ヴィオレ:秘密結社ダーク・ライトの一員。
・小松春桜子(さくら):元気が取り柄の14才!
= ラフェド・セリシール:魔法少女レフェドフルールの一員。スイーツ・パラダイスのストロベリーとタイマンすることになった。
・レオポン:ライオンを模したマスコットキャラ。とにかく目立たない。毎回、作者に一回はセリフを入れるように頼んでいる。
・志頭蟹芭羅美:さくらの同級生。人並み外れた腐力をもって、ひかるをも恐れさせる。
・ストロベリー・アイスクリーム:秘密結社スイーツ・パラダイスの首領の娘。セリシールとの戦闘を希望している。何を企んでいるのか?
●前回のお話
私、輝・ダークライトと申します。
いつも通り、セリシール様との闘いをエンジョイしておりましたところ、ストロベリーという少女が邪魔をしてきましたわ。
彼女は悪の秘密結社『スイーツ・パラダイス』の首領、アイスクリーム家の一人娘だそうですの。
そして、来週、セリシール様とストロベリーさんの対決が予定されました。
このままではセリシール様は負けてしまいますわ!何とか解決策を見つけないと!!
「芭羅美よ!私のために力を貸してくれないか!!」
マテラスが呼ぶと、シュタッという音とともに芭羅美が現れる。
「何なりとお申し付けください!」
ひざまずき、片膝、片手をついている。
「あんた、どこから来たのよ...」
ヴィオレがもはや意味のない質問をするが、マテラスは無視して話を進める。
「少し、お前の力が必要なのだ。やってくれるな?」
「あたしに聞く必要はありません。ただ、『やれ』と仰ってください!」
「では、やれ!詳細はその時に伝える。お前の働きに期待している!」
「はっ!」
そう短く答えると、芭羅美は来た時と同じようにサッと姿を消した。
「いつから、うちでは忍びを雇っているのよ」
すみれはあきれ顔だが、ふと思い出したように言った。
「『人間離れした化け物』ってあの娘のことね...まあ、この街の二大非常識だわ...」
「あと一人は?」
ひかるが聞くが、すみれはじっと、ひかるの目を見るだけだった。
「ところで時間と場所、言ってないけど大丈夫なの?」
「あら、あの娘に分からないと思って?」
「そりゃそうだわ...」
すみれはつっこまなかった。だって非常識が非常識に頼み事してるんだもん♡
帰ってきた二人は変身を解く。
「私、少しお父様と相談してきます。少しの間、お店番お願いね!」
「いいけど、何を話すの?」
「悪の組織同士は不干渉が掟です。それを破る以上、根回しが必要です。また、『スイーツ・パラダイス』の最新情報も取得しておく必要があります」
「何かと大変なのね」
「当日はすみれも大変ですわよ。おそらく数千発の魔法弾をピンポイント射撃してもらいますから」
「...私を殺す気?」
「前日はしっかり休んで、集中力を高めておいてね♡」
・・・
一方、さくらの家では、
「今回はマテラスの力は借りれない...私一人で何とかしないと...」
「正直、あの娘は強いよ。やはりフラム様の力を借りては...」
「だめ!二人で戦うってマテラスと約束したもの!」
「いや、別に約束してないだろ...」
さくらは思い込みの激しい性格だった。
「チャンスはおそらく一回。何とか隙を作って全力の魔力ビームを叩き込む!」
「その隙はどう作るのさ?」
「うん!頑張る!」
「...熱が出てきた」
レオポンは真面目な質問をした自分がバカだったと反省するのだった。
・・・
そして、ここは『スイーツ・パラダイス』の本拠地。
「あんな魔法少女なんて楽勝なの~~!」
ストロベリーがのんきに勝利宣言をしていた。
「まあ、苺なら大丈夫だと思うけど、無理してはいけないよ。仲間を連れてくるかもしれない」
中年の優しそうな男性がストロベリーに声をかける。
「何人来ても一緒なの~!」
「やれやれ、それで『ダーク・ライト』は本当に来ないんだろうね?」
「マテラスっていうのが来ないって言ってたの~!」
「ふむ。マテラスか...聞いたことがないな。ただ、もし『ヒカル・ダークライト』が来たら戦ってはいけないよ。すぐに逃げるんだ」
「なんでなの~~!ストロベリーは強いから大丈夫なの~!」
「ヒカルは稀代の天才『イチロー・ダークライト』の再来と呼ばれる大天才だ。パパでも勝てないよ」
「そんなに強いの~~?!」
「そうだ。噂が本当なら、うちの秘密基地くらいは一発で破壊できるよ」
「ウソっぽいの~~!」
「それに前に教えた通り、悪の組織同士は不干渉が掟だ。ダーク・ライトには関わらないようにね!」
「ぶ~~なの~~!」
「あぁ、それと前に見せてもらった制服の中学校が分かったよ」
「ホントなの~~?パパ大好きなの~~!」
「ははは。パパも苺がだ~い好きだよ!」
ストロベリーは学校名を確かめると、いろいろ調べ始めたようだ。
その隙にストロベリーの父が、側近にささやく。
「マカロン、今度の日曜日にこっそり苺の後をつけてくれ」
「カカオ様、よろしいので?」
「ああ、もし苺がピンチのようなら無理やりにでも連れ戻すように。細かい点は任せる」
「かしこまりました。お嬢様の身は命に替えても守ります!」
「いや、そうなる前に二人で撤退するんだ!頼んだぞ!」
「ありがたきお言葉!必ず使命を果たしてみせます!」
こうして、様々な思惑をはらんで運命の日曜日がやってきたのだった。
・輝・ダークライト(ひかる):魔法少女専門グッズ店の店長。セリシールのストロベリー撃破の為に暗躍する。
= マテラス・ダークライト:秘密結社ダーク・ライトの首領。
・紫野菫(すみれ):ひかるのお店でバイトをしている。常識人なので、非常識キャラを理解できない。
= ヴィオレ:秘密結社ダーク・ライトの一員。
・小松春桜子(さくら):元気が取り柄の14才!
= ラフェド・セリシール:魔法少女レフェドフルールの一員。スイーツ・パラダイスのストロベリーとタイマンすることになった。
・レオポン:ライオンを模したマスコットキャラ。とにかく目立たない。毎回、作者に一回はセリフを入れるように頼んでいる。
・志頭蟹芭羅美:さくらの同級生。人並み外れた腐力をもって、ひかるをも恐れさせる。
・ストロベリー・アイスクリーム:秘密結社スイーツ・パラダイスの首領の娘。セリシールとの戦闘を希望している。何を企んでいるのか?
●前回のお話
私、輝・ダークライトと申します。
いつも通り、セリシール様との闘いをエンジョイしておりましたところ、ストロベリーという少女が邪魔をしてきましたわ。
彼女は悪の秘密結社『スイーツ・パラダイス』の首領、アイスクリーム家の一人娘だそうですの。
そして、来週、セリシール様とストロベリーさんの対決が予定されました。
このままではセリシール様は負けてしまいますわ!何とか解決策を見つけないと!!
「芭羅美よ!私のために力を貸してくれないか!!」
マテラスが呼ぶと、シュタッという音とともに芭羅美が現れる。
「何なりとお申し付けください!」
ひざまずき、片膝、片手をついている。
「あんた、どこから来たのよ...」
ヴィオレがもはや意味のない質問をするが、マテラスは無視して話を進める。
「少し、お前の力が必要なのだ。やってくれるな?」
「あたしに聞く必要はありません。ただ、『やれ』と仰ってください!」
「では、やれ!詳細はその時に伝える。お前の働きに期待している!」
「はっ!」
そう短く答えると、芭羅美は来た時と同じようにサッと姿を消した。
「いつから、うちでは忍びを雇っているのよ」
すみれはあきれ顔だが、ふと思い出したように言った。
「『人間離れした化け物』ってあの娘のことね...まあ、この街の二大非常識だわ...」
「あと一人は?」
ひかるが聞くが、すみれはじっと、ひかるの目を見るだけだった。
「ところで時間と場所、言ってないけど大丈夫なの?」
「あら、あの娘に分からないと思って?」
「そりゃそうだわ...」
すみれはつっこまなかった。だって非常識が非常識に頼み事してるんだもん♡
帰ってきた二人は変身を解く。
「私、少しお父様と相談してきます。少しの間、お店番お願いね!」
「いいけど、何を話すの?」
「悪の組織同士は不干渉が掟です。それを破る以上、根回しが必要です。また、『スイーツ・パラダイス』の最新情報も取得しておく必要があります」
「何かと大変なのね」
「当日はすみれも大変ですわよ。おそらく数千発の魔法弾をピンポイント射撃してもらいますから」
「...私を殺す気?」
「前日はしっかり休んで、集中力を高めておいてね♡」
・・・
一方、さくらの家では、
「今回はマテラスの力は借りれない...私一人で何とかしないと...」
「正直、あの娘は強いよ。やはりフラム様の力を借りては...」
「だめ!二人で戦うってマテラスと約束したもの!」
「いや、別に約束してないだろ...」
さくらは思い込みの激しい性格だった。
「チャンスはおそらく一回。何とか隙を作って全力の魔力ビームを叩き込む!」
「その隙はどう作るのさ?」
「うん!頑張る!」
「...熱が出てきた」
レオポンは真面目な質問をした自分がバカだったと反省するのだった。
・・・
そして、ここは『スイーツ・パラダイス』の本拠地。
「あんな魔法少女なんて楽勝なの~~!」
ストロベリーがのんきに勝利宣言をしていた。
「まあ、苺なら大丈夫だと思うけど、無理してはいけないよ。仲間を連れてくるかもしれない」
中年の優しそうな男性がストロベリーに声をかける。
「何人来ても一緒なの~!」
「やれやれ、それで『ダーク・ライト』は本当に来ないんだろうね?」
「マテラスっていうのが来ないって言ってたの~!」
「ふむ。マテラスか...聞いたことがないな。ただ、もし『ヒカル・ダークライト』が来たら戦ってはいけないよ。すぐに逃げるんだ」
「なんでなの~~!ストロベリーは強いから大丈夫なの~!」
「ヒカルは稀代の天才『イチロー・ダークライト』の再来と呼ばれる大天才だ。パパでも勝てないよ」
「そんなに強いの~~?!」
「そうだ。噂が本当なら、うちの秘密基地くらいは一発で破壊できるよ」
「ウソっぽいの~~!」
「それに前に教えた通り、悪の組織同士は不干渉が掟だ。ダーク・ライトには関わらないようにね!」
「ぶ~~なの~~!」
「あぁ、それと前に見せてもらった制服の中学校が分かったよ」
「ホントなの~~?パパ大好きなの~~!」
「ははは。パパも苺がだ~い好きだよ!」
ストロベリーは学校名を確かめると、いろいろ調べ始めたようだ。
その隙にストロベリーの父が、側近にささやく。
「マカロン、今度の日曜日にこっそり苺の後をつけてくれ」
「カカオ様、よろしいので?」
「ああ、もし苺がピンチのようなら無理やりにでも連れ戻すように。細かい点は任せる」
「かしこまりました。お嬢様の身は命に替えても守ります!」
「いや、そうなる前に二人で撤退するんだ!頼んだぞ!」
「ありがたきお言葉!必ず使命を果たしてみせます!」
こうして、様々な思惑をはらんで運命の日曜日がやってきたのだった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
夫と息子に邪険にされたので王太子妃の座を譲ります~死に戻ってから溺愛されても今更遅い
青の雀
恋愛
夫婦喧嘩の末に置き去りにされた妻は、旦那が若い愛人とイチャついている間に盗賊に襲われ、命を落とした。
神様の温情により、10日間だけこの世に戻った妻と護衛の騎士は、その10日間の間に心残りを処分する。それは、娘の行く末と……もし、来世があるならば、今度は政略といえども夫以外の人の妻になるということ。
もう二度と夫と出会いたくない彼女は、彼女を蔑ろにしてきた息子とも縁を切ることを決意する。
生まれかわった妻は、新しい人生を強く生きることを決意。
過去世と同じ轍を踏みたくない……
三十年後に届いた白い手紙
RyuChoukan
ファンタジー
三十年前、帝国は一人の少年を裏切り者として処刑した。
彼は最後まで、何も語らなかった。
その罪の真相を知る者は、ただ一人の女性だけだった。
戴冠舞踏会の夜。
公爵令嬢は、一通の白い手紙を手に、皇帝の前に立つ。
それは復讐でも、告発でもない。
三十年間、辺境の郵便局で待ち続けられていた、
「渡されなかった約束」のための手紙だった。
沈黙のまま命を捨てた男と、
三十年、ただ待ち続けた女。
そして、すべてを知った上で扉を開く、次の世代。
これは、
遅れて届いた手紙が、
人生と運命を静かに書き換えていく物語。
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
神木さんちのお兄ちゃん!
雪桜
キャラ文芸
✨ キャラ文芸ランキング週間・月間1位&累計250万pt突破、ありがとうございます!
神木家の双子の妹弟・華と蓮には"絶世の美男子"と言われるほどの金髪碧眼な『兄』がいる。
美人でカッコよくて、その上優しいお兄ちゃんは、常にみんなの人気者!
だけど、そんな兄には、何故か彼女がいなかった。
幼い頃に母を亡くし、いつも母親代わりだったお兄ちゃん。もしかして、お兄ちゃんが彼女が作らないのは自分達のせい?!
そう思った華と蓮は、兄のためにも自立することを決意する。
だけど、このお兄ちゃん。実は、家族しか愛せない超拗らせた兄だった!
これは、モテまくってるくせに家族しか愛せない美人すぎるお兄ちゃんと、兄離れしたいけど、なかなか出来ない双子の妹弟が繰り広げる、甘くて優しくて、ちょっぴり切ない愛と絆のハートフルラブ(家族愛)コメディ。
果たして、家族しか愛せないお兄ちゃんに、恋人ができる日はくるのか?
これは、美人すぎるお兄ちゃんがいる神木一家の、波乱万丈な日々を綴った物語である。
***
イラストは、全て自作です。
カクヨムにて、先行連載中。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる