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4,空っぽのグラス
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ナイフとフォークは、雲の下の世界で別々のコックさんに拾われました。
ナイフを拾ったのは、優しい男の子のコックさん。
フォークを拾ったのは、可愛い女の子のコックさん。
二人のコックさんは見習いでした。
「いい感じだよ。お肉が柔らかくなって切りやすかった。この調子で頑張るんだよ」
ナイフは、優しい男の子が立派なシェフになるのを、精いっぱい応援しました。
「おいおい、クリームが柔らかいよ。スポンジも焦げてる。こんなんじゃ、立派なパティシエになれないぞー」
フォークは、可愛い女の子がパティシエになるのを、精いっぱい手助けしました。
こうして、二人の見習いコックさんは大きなレストランで仕事ができるようになったのです。
仲良しなフォークとナイフも、もう一度会うことができました。
----------
大学を卒業した俺はそのまま東京に残り、携帯会社で一年間働いた。
よく分からない些細なクレームを客から言われ、申し訳ございませんという決まり文句と共に頭を下げる。そして、理解の足りない客を相手に、何度も同じ説明を話して一日が終わっていく。
社会人としての一日は空っぽだ。
夕飯のために適当なパスタを作ろうと、冷蔵庫からピーマンを取り出す。
縦に割ってみると、小さな種が並ぶだけで、中身はスカスカだった。まるで自分のようだ。
俺は携帯会社を辞めた。中身のない人生は、つまらない仕事のせいだと考えていた。
だが、仕事を辞めてもそれは変わらなかった。
携帯会社を勤めていた頃、偶然にも高校時代の同級生が客としてやって来たことがある。
高校を卒業してから、料理学校に進んだ目つきの悪い男だ。
目つきの悪さは変わらなかったが、清潔で大人びた雰囲気を放つようになっていた。
高校時代を懐かしんで、一緒に居酒屋へ行った。
彼は料理学校で世話になった、三つ上の先輩が開くフレンチレストランのシェフになると語ってくれた。その先輩は、卒業後にフランスで修業をしていたらしい。
彼に仕事を辞めたことを話すと、一緒に働かないかと誘われた。
俺は携帯会社での接客を活かし、フレンチレストランのギャルソンとして働くようになった。
常連客の好みを覚え、料理に期待を膨らませる客にメニューを説明する。シェフにメニューを伝えて、できた料理をテーブルへと運ぶ。
携帯会社よりは退屈しない仕事だった。
だが、ハーブの香りやスパイスの匂いを嗅いでいると、心音の顔を思い出した。
同じ店で働くソムリエの姿を見て、彼女の言葉が聞こえてくる。
――ワイン好きでしょ? ソムリエとか、興味ないの?
こうして、フレンチレストランで働いているのは、何かの縁かもしれない。
「あの、俺もソムリエを目指したいんです。教えてくれませんか?」
気づけば俺は、ソムリエに声をかけていた。
ソムリエになるための試験は三段階ある。
一次試験は知識を問われる筆記試験。二次試験はテイスティング試験。そして三次試験は、サービスの実技試験だ。
一次試験が一番の難関だと、職場のソムリエが説明してくれた。
俺は、仕事が終わると勉強に打ち込んだ。
どこか空っぽな気持ちが自分の中に残っていることを誤魔化すように、ひたすらにワインに関する知識を記憶した。
八月に行われた一次試験で、無事に合格することができた。直向きに取り組んだとは言え、勉強に費やした時間は僅か三ヶ月ほどだ。合格できたのは奇跡だった。
俺は残りの一ヶ月で、テイスティング試験に向けて精を出した。
テイスティングに関しては自信があった。
酒が飲めるようになった頃から、ワインばかり飲んできたのだ。
だが、結果は不合格だった。
職場のソムリエや、同級生のシェフは、来年もあると俺を励ましてくれた。
しかし、テイスティングを誤った悔しさは晴れなかった。
俺は家に帰ってから、ワインセラーを開けて四本のワインを取り出した。気づけば俺の家は、ワインに関する道具で溢れていた。
俺は取り出したワインを、それぞれグラスに注ぐ。
目隠しをして、自分でも分からなくなるまでシャッフルしてから、テイスティングを開始する。
自分の家に置いてあるワインですら、正しいものを当てることができなかった。
そうして初めて、自分の舌がワインの味を理解できない事を知った。好きで飲むことと、舌で認識することは違うのだ。
俺は来年のテイスティング試験に向けて、舌を鍛える事を決めた。
職場の仲間たちもそれを応援してくれていた。
二月に入り、窓を叩きつけるような大雨が降った。ランチの時間も、ディナーの時間も、客はほとんど来ない。
滝のような雨音が、店の中に響いていた。
夜の十一時という閉店近い時間に、店のドアが開いた。
軽やかなベルの音が鳴り、店内に一人の女性客がやってくる。
ウェーブのかかった髪から、雫が垂れている。黒いダッフルコートは水を吸収して重そうだ。
「いらっしゃいませ」
俺は両手をへその位置で重ね、小さくお辞儀をする。
「予約してないんですけど、空いてますか?」
女の声を聞いて、慌てて顔を上げる。
丸っこい瞳が、見上げるように俺の姿を捉えていた。
「もしかして、龍樹?」
そこに現れた女は、心音だった。
俺は彼女にタオルを渡して、カウンター席に案内した。
心音の食べ物の好みは覚えている。ギャルソンとして、彼女が満足する最高のメニューをシェフに伝えた。
彼女は前菜、肉料理、魚料理と、次々に料理を口に運ぶ。その嬉しそうな様子は、付き合っていた頃と変わらなかった。
変わったことがあるとすれば、グラスに口を付ける前に、舌で口元を舐めて、口紅やグロスの跡が付かないようにしていることだ。
「もしかして、ソムリエ?」
周りに客は一人もいないため、店内は雨音だけが響いていた。
心音は近くに立っていた俺に声をかけてきた。
「勉強中。今はギャルソン」
心音は細い指でグラスを揺らし、ソムリエが用意したピノ・グリのワインを口に運んだ。イタリアではピノ・グリージョと呼ばれる葡萄を使った白ワインだ。
「そっか、頑張ってね」
彼女はあどけない表情で、優しい笑みを浮かべた。
俺の心臓が一気に跳ねて、強く脈打った。
デザートに運んだ、ラズベリーソースのかかったスキュセを食べ終えて、心音は満足そうに席を立つ。
「心音」
俺は彼女の名前を呼ぶ。今まで感じたことのない熱が、胸から顔までこみ上げた。
「仕事が終わるまで、待っててくれないか? すぐだから」
「うん、いいよ」
彼女はびしょびしょの上着を抱えて、店の外へと向かった。
俺は急いで店じまいに取り掛かる。
だが、職場の仲間が俺の仕事を全て引き受けてくれた。
「昔の女だろ。こんな日に外で待たせるなよ。行ってこい」
声をかけてきたのは、同級生のシェフだった。
俺はホールと厨房の仲間にお礼の声をかけてから、店の外へと飛び出した。
「お、早かったね」
店の入り口で、心音は待っていた。
「まあな」
「それで、なんで呼び止めたの?」
俺は彼女の左手に目を向ける。指輪はしていなかった。
「もう一度……付き合ってくれないか?」
少し収まってきていた雨が、アスファルトの地面に跳ねる。
雨の匂いの中に、懐かしい香りが漂っていた。ラベンダーとミルクを混ぜたような香りだ。
「いいよ」
「ほんとに、いいのか?」
俺は心音の顔を見つめる。声が震えているのが自分でも分かった。
「自分の絵本、今年の夏に出せたんだ」
心音は胸を反らして、目を細める。自慢げに鼻息を漏らす彼女が可愛らしかった。
「晴れて絵本作家デビューだよ? すごいでしょ!」
「ああ、すごい。すごいよ、心音!」
俺は心音の体を力いっぱい抱きしめる。柔らかい感触と、温かい体温が心地よかった。
満たされなかったグラスに、ようやく充足が注がれた気がした。
ナイフとフォークは、雲の下の世界で別々のコックさんに拾われました。
ナイフを拾ったのは、優しい男の子のコックさん。
フォークを拾ったのは、可愛い女の子のコックさん。
二人のコックさんは見習いでした。
「いい感じだよ。お肉が柔らかくなって切りやすかった。この調子で頑張るんだよ」
ナイフは、優しい男の子が立派なシェフになるのを、精いっぱい応援しました。
「おいおい、クリームが柔らかいよ。スポンジも焦げてる。こんなんじゃ、立派なパティシエになれないぞー」
フォークは、可愛い女の子がパティシエになるのを、精いっぱい手助けしました。
こうして、二人の見習いコックさんは大きなレストランで仕事ができるようになったのです。
仲良しなフォークとナイフも、もう一度会うことができました。
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大学を卒業した俺はそのまま東京に残り、携帯会社で一年間働いた。
よく分からない些細なクレームを客から言われ、申し訳ございませんという決まり文句と共に頭を下げる。そして、理解の足りない客を相手に、何度も同じ説明を話して一日が終わっていく。
社会人としての一日は空っぽだ。
夕飯のために適当なパスタを作ろうと、冷蔵庫からピーマンを取り出す。
縦に割ってみると、小さな種が並ぶだけで、中身はスカスカだった。まるで自分のようだ。
俺は携帯会社を辞めた。中身のない人生は、つまらない仕事のせいだと考えていた。
だが、仕事を辞めてもそれは変わらなかった。
携帯会社を勤めていた頃、偶然にも高校時代の同級生が客としてやって来たことがある。
高校を卒業してから、料理学校に進んだ目つきの悪い男だ。
目つきの悪さは変わらなかったが、清潔で大人びた雰囲気を放つようになっていた。
高校時代を懐かしんで、一緒に居酒屋へ行った。
彼は料理学校で世話になった、三つ上の先輩が開くフレンチレストランのシェフになると語ってくれた。その先輩は、卒業後にフランスで修業をしていたらしい。
彼に仕事を辞めたことを話すと、一緒に働かないかと誘われた。
俺は携帯会社での接客を活かし、フレンチレストランのギャルソンとして働くようになった。
常連客の好みを覚え、料理に期待を膨らませる客にメニューを説明する。シェフにメニューを伝えて、できた料理をテーブルへと運ぶ。
携帯会社よりは退屈しない仕事だった。
だが、ハーブの香りやスパイスの匂いを嗅いでいると、心音の顔を思い出した。
同じ店で働くソムリエの姿を見て、彼女の言葉が聞こえてくる。
――ワイン好きでしょ? ソムリエとか、興味ないの?
こうして、フレンチレストランで働いているのは、何かの縁かもしれない。
「あの、俺もソムリエを目指したいんです。教えてくれませんか?」
気づけば俺は、ソムリエに声をかけていた。
ソムリエになるための試験は三段階ある。
一次試験は知識を問われる筆記試験。二次試験はテイスティング試験。そして三次試験は、サービスの実技試験だ。
一次試験が一番の難関だと、職場のソムリエが説明してくれた。
俺は、仕事が終わると勉強に打ち込んだ。
どこか空っぽな気持ちが自分の中に残っていることを誤魔化すように、ひたすらにワインに関する知識を記憶した。
八月に行われた一次試験で、無事に合格することができた。直向きに取り組んだとは言え、勉強に費やした時間は僅か三ヶ月ほどだ。合格できたのは奇跡だった。
俺は残りの一ヶ月で、テイスティング試験に向けて精を出した。
テイスティングに関しては自信があった。
酒が飲めるようになった頃から、ワインばかり飲んできたのだ。
だが、結果は不合格だった。
職場のソムリエや、同級生のシェフは、来年もあると俺を励ましてくれた。
しかし、テイスティングを誤った悔しさは晴れなかった。
俺は家に帰ってから、ワインセラーを開けて四本のワインを取り出した。気づけば俺の家は、ワインに関する道具で溢れていた。
俺は取り出したワインを、それぞれグラスに注ぐ。
目隠しをして、自分でも分からなくなるまでシャッフルしてから、テイスティングを開始する。
自分の家に置いてあるワインですら、正しいものを当てることができなかった。
そうして初めて、自分の舌がワインの味を理解できない事を知った。好きで飲むことと、舌で認識することは違うのだ。
俺は来年のテイスティング試験に向けて、舌を鍛える事を決めた。
職場の仲間たちもそれを応援してくれていた。
二月に入り、窓を叩きつけるような大雨が降った。ランチの時間も、ディナーの時間も、客はほとんど来ない。
滝のような雨音が、店の中に響いていた。
夜の十一時という閉店近い時間に、店のドアが開いた。
軽やかなベルの音が鳴り、店内に一人の女性客がやってくる。
ウェーブのかかった髪から、雫が垂れている。黒いダッフルコートは水を吸収して重そうだ。
「いらっしゃいませ」
俺は両手をへその位置で重ね、小さくお辞儀をする。
「予約してないんですけど、空いてますか?」
女の声を聞いて、慌てて顔を上げる。
丸っこい瞳が、見上げるように俺の姿を捉えていた。
「もしかして、龍樹?」
そこに現れた女は、心音だった。
俺は彼女にタオルを渡して、カウンター席に案内した。
心音の食べ物の好みは覚えている。ギャルソンとして、彼女が満足する最高のメニューをシェフに伝えた。
彼女は前菜、肉料理、魚料理と、次々に料理を口に運ぶ。その嬉しそうな様子は、付き合っていた頃と変わらなかった。
変わったことがあるとすれば、グラスに口を付ける前に、舌で口元を舐めて、口紅やグロスの跡が付かないようにしていることだ。
「もしかして、ソムリエ?」
周りに客は一人もいないため、店内は雨音だけが響いていた。
心音は近くに立っていた俺に声をかけてきた。
「勉強中。今はギャルソン」
心音は細い指でグラスを揺らし、ソムリエが用意したピノ・グリのワインを口に運んだ。イタリアではピノ・グリージョと呼ばれる葡萄を使った白ワインだ。
「そっか、頑張ってね」
彼女はあどけない表情で、優しい笑みを浮かべた。
俺の心臓が一気に跳ねて、強く脈打った。
デザートに運んだ、ラズベリーソースのかかったスキュセを食べ終えて、心音は満足そうに席を立つ。
「心音」
俺は彼女の名前を呼ぶ。今まで感じたことのない熱が、胸から顔までこみ上げた。
「仕事が終わるまで、待っててくれないか? すぐだから」
「うん、いいよ」
彼女はびしょびしょの上着を抱えて、店の外へと向かった。
俺は急いで店じまいに取り掛かる。
だが、職場の仲間が俺の仕事を全て引き受けてくれた。
「昔の女だろ。こんな日に外で待たせるなよ。行ってこい」
声をかけてきたのは、同級生のシェフだった。
俺はホールと厨房の仲間にお礼の声をかけてから、店の外へと飛び出した。
「お、早かったね」
店の入り口で、心音は待っていた。
「まあな」
「それで、なんで呼び止めたの?」
俺は彼女の左手に目を向ける。指輪はしていなかった。
「もう一度……付き合ってくれないか?」
少し収まってきていた雨が、アスファルトの地面に跳ねる。
雨の匂いの中に、懐かしい香りが漂っていた。ラベンダーとミルクを混ぜたような香りだ。
「いいよ」
「ほんとに、いいのか?」
俺は心音の顔を見つめる。声が震えているのが自分でも分かった。
「自分の絵本、今年の夏に出せたんだ」
心音は胸を反らして、目を細める。自慢げに鼻息を漏らす彼女が可愛らしかった。
「晴れて絵本作家デビューだよ? すごいでしょ!」
「ああ、すごい。すごいよ、心音!」
俺は心音の体を力いっぱい抱きしめる。柔らかい感触と、温かい体温が心地よかった。
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