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2日目
お留守番
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風呂場の扉が閉められた。
扉の向こう側からガタガタとお兄さんが何か支度をする音がにぶく聞こえる。
お風呂場にたった一人で閉じ込められた翔は急に不安になった。
「ねぇ!お兄さんっ!!!!」
風呂場の扉に駆け寄ろうとするが、足枷がガシャンと鳴って翔が進むのを拒む。何とか手を伸ばして風呂場の扉をバンッと叩く。扉はロックがかかってるみたいだ。よく見ると扉の上の方にパチンと上下に動かす方式の小さいロックがついてる。
「いい子にしてろよ~」
お兄さんは翔に聞こえるように玄関からそう呼びかけた。ガシャンと玄関が閉まる大きな音がした。
翔はすーっと青くなった。
ふと、扉の上のロックに手が届かないかと思って、足枷が伸びるギリギリのところから更にジャンプしてみる。
しかし、ジャンプしてすぐそのまま足枷に引っ張られて足は動かず上半身は落下するようにバンといって落ちた。
(全然届かねーっ)
不安と怖さと悔しさが混じって、翔は手を地面に打ち付けた。ジンジンと手が痛みを受け取る。
ジンジンした痛みが消え始めると翔は少しだけ落ち着いてきた。
足枷で歩ける範囲を歩いてみるとトイレの周りで、壁や扉には手を伸ばせば触れる範囲、浴槽側は浴槽の外側には触れられるぐらいで、ほとんど何も出来ない。
一旦翔はトイレの上に座った。
(お兄さんすぐ帰ってくるって言ってたな…、
昼ご飯のこと話してたからスーパー?
だ、だったらやっぱりここはそんなに町から離れすぎてるわけじゃないのかもしれない…)
翔は風呂場の唯一の窓を見た。トイレからは一番離れた浴槽側の壁に、全部は開ききらないすりガラスの窓が一つだけある。
完全にここからは届かない距離だ。翔はため息をついた。
お兄さんが居ない今は、一番逃げられるチャンスでもあるが、さすがに脱出は困難だった。
数分トイレの上に座ってると、翔はすごくつまらなくなってきた。
(あと何分待つんだろう)
翔はカレーを作った時のことを思い出した。一年前ぐらいに確か家庭科の授業でみんなで作った。確か人参と玉ねぎとじゃがいも、それと肉を切って、炒めて茹でて、カレーのルー入れるんだった気がする。翔は自分でできそうだと思った。
しかし、翔はその授業では自分はただひたすら具材の入った鍋を混ぜる係だったのを忘れている。
翔はまた暇になると、今度は自分のおしりのことが気になり始めた。さっきお兄さんとシャワーを浴びた時にお兄さんが穴の中を洗っていたが、自分の今のおしりの穴はどんな風になってるのか気になった。
体操着のズボンを脱いで、恐る恐る自分のおしりの穴を手で探る。
穴は閉じているが、なんだか穴の周りがぷにぷにして柔らかくなっているような気がした。
翔は自分でおしりの穴を触ったことなんてほとんどなかったのでこれが平常なのかどうかはよく分からなかった。しかし、穴がこじ開けられて空いてるような気がしていたので閉じていて一安心した。
(なんでこんなところの中が気持ちいいんだろう)
翔は不思議に思った。少し確かめてみたくなったが、自分で自分のおしりの穴に指を入れる勇気は出なかった。
そうこうして色々考えていたうちに、ガシャンと玄関の扉が開く音がした。
扉の向こう側からガタガタとお兄さんが何か支度をする音がにぶく聞こえる。
お風呂場にたった一人で閉じ込められた翔は急に不安になった。
「ねぇ!お兄さんっ!!!!」
風呂場の扉に駆け寄ろうとするが、足枷がガシャンと鳴って翔が進むのを拒む。何とか手を伸ばして風呂場の扉をバンッと叩く。扉はロックがかかってるみたいだ。よく見ると扉の上の方にパチンと上下に動かす方式の小さいロックがついてる。
「いい子にしてろよ~」
お兄さんは翔に聞こえるように玄関からそう呼びかけた。ガシャンと玄関が閉まる大きな音がした。
翔はすーっと青くなった。
ふと、扉の上のロックに手が届かないかと思って、足枷が伸びるギリギリのところから更にジャンプしてみる。
しかし、ジャンプしてすぐそのまま足枷に引っ張られて足は動かず上半身は落下するようにバンといって落ちた。
(全然届かねーっ)
不安と怖さと悔しさが混じって、翔は手を地面に打ち付けた。ジンジンと手が痛みを受け取る。
ジンジンした痛みが消え始めると翔は少しだけ落ち着いてきた。
足枷で歩ける範囲を歩いてみるとトイレの周りで、壁や扉には手を伸ばせば触れる範囲、浴槽側は浴槽の外側には触れられるぐらいで、ほとんど何も出来ない。
一旦翔はトイレの上に座った。
(お兄さんすぐ帰ってくるって言ってたな…、
昼ご飯のこと話してたからスーパー?
だ、だったらやっぱりここはそんなに町から離れすぎてるわけじゃないのかもしれない…)
翔は風呂場の唯一の窓を見た。トイレからは一番離れた浴槽側の壁に、全部は開ききらないすりガラスの窓が一つだけある。
完全にここからは届かない距離だ。翔はため息をついた。
お兄さんが居ない今は、一番逃げられるチャンスでもあるが、さすがに脱出は困難だった。
数分トイレの上に座ってると、翔はすごくつまらなくなってきた。
(あと何分待つんだろう)
翔はカレーを作った時のことを思い出した。一年前ぐらいに確か家庭科の授業でみんなで作った。確か人参と玉ねぎとじゃがいも、それと肉を切って、炒めて茹でて、カレーのルー入れるんだった気がする。翔は自分でできそうだと思った。
しかし、翔はその授業では自分はただひたすら具材の入った鍋を混ぜる係だったのを忘れている。
翔はまた暇になると、今度は自分のおしりのことが気になり始めた。さっきお兄さんとシャワーを浴びた時にお兄さんが穴の中を洗っていたが、自分の今のおしりの穴はどんな風になってるのか気になった。
体操着のズボンを脱いで、恐る恐る自分のおしりの穴を手で探る。
穴は閉じているが、なんだか穴の周りがぷにぷにして柔らかくなっているような気がした。
翔は自分でおしりの穴を触ったことなんてほとんどなかったのでこれが平常なのかどうかはよく分からなかった。しかし、穴がこじ開けられて空いてるような気がしていたので閉じていて一安心した。
(なんでこんなところの中が気持ちいいんだろう)
翔は不思議に思った。少し確かめてみたくなったが、自分で自分のおしりの穴に指を入れる勇気は出なかった。
そうこうして色々考えていたうちに、ガシャンと玄関の扉が開く音がした。
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