1 / 1
一目惚れ
しおりを挟む
1➢出会い
私、愛花は今日中学生になる。
小学生の時とは違い、真新しい制服に身を包み気分が少し浮かれている。
「制服可愛いなぁ♡やっと憧れの制服が着れた!」
そう独り言を言いながら姿見の前で全身を確認する。
「スカート丈、リボン、スクバよし!準備万端!!
今日から中学生かぁ、、、友だちできるかなぁ…」
周りからは、明るい・悩み事がなさそうとかよく言われるけど全然そんなことない。いつも周りの雰囲気ばっかり気にして、無理に明るく装ってるだけ。
「でも、中学は3年しかないから思いっきり楽しみなきゃね!部活もしてみたいし、もしかしたら恋…しちゃうかもだし!」
小さい頃から内気だった私は、1人で本を読んだりするのが好きで、あまり周りと関わるようなタイプではなかった。だからこそ、部活で一生懸命になったり、恋をしたりすることに憧れがあった。
コンコンッ、、、!
「愛花?もうそろそろ行かないと!時間よー?」
「あっ、ほんとだ!えーっと、あれとこれと、、、。よし!忘れ物ない!じゃあお母さん!行ってきまーす!」
「はーい、気をつけて行くのよー」
「うん!また後でねー!」
╶╶╶╶╶╶╶╶╶╶╶╶╶╶╶╶╶╶╶╶╶╶╶╶
(えーっと、私何組だろ、、、)
そう思いながら掲示板に目をやる。
「あ、愛花!久しぶりー!」
そう声をかけてきたのは幼稚園からの幼なじみの陽(はる)だ。この子は優しくて可愛くて私にはもったいないくらいいい友達。
「久しぶり陽!元気してたー?」
「うん!元気だよー!それより愛花!私たち同じクラスだよ!」
「え?!ほんと?!すっごく嬉しい!またこれからよろしくね!」
たわいない話をしながらクラスへ向かうと、派手なカッコをした男女や、大人しそうな人たちなど色んな人がいた。
(もう既にグループ出来上がってきてるけど大丈夫かな…ほかのクラスはどんな感じなんだろ、、、)↑
そう私が思っていると、
「ねね、愛花!他のクラスの様子見に行かない?」
と陽が私の心を読んだかのように提案した。
「うん!いいね!行こ!」
そして、私たちは他クラスの様子を見に行くことになった。
「ねーねー愛花、小学生の時1学年1クラスしか無かったからほとんどの人と仲良かったけどさ、ここ8クラスもあるから色々大変そうだね、、、」
「そうだね、、、。大丈夫かな、、、。」
そう語りながら廊下を歩いていると、あるクラスに目が止まった。
(あの人、、、いいな。優しそうだし、真面目そう)
私が目をとめたのは、窓側の席に座っている男子生徒。特別かっこいいわけでもなく、かと言ってみんなで戯れているような人でもない。ただ、直感的にこの人のことが気になった。
「、、、か。、、、いか?、、、あいか!どうしたの?ぼーっとして」
陽に呼ばれようやく現実に戻ってきた私は、陽に今私が考えていたことを話した。
「ふんふん、なるほどね、、、。つまり愛花はあの窓側の男子生徒に一目惚れしたんだー?」
そう言いながら陽はニヤニヤしながら私に問いかけた。
「ひ、一目惚れ?これが?」
「そうじゃないのー?呼びかけても気づかないくらい夢中になってたじゃん」
そう面白そうに陽は言った。
(これが、、、恋、、、。私あの人のこと一目惚れしたのかな、、、。)
その時、窓側の彼がふっとこっちを向き、軽く会釈をした。
「えっ、、、」
「どうしたの?愛花」
「い、今あの人がこっち向いて会釈してくれたの」
「えー!よかったじゃん!!早速脈あり?ww」
「そ、そんなわけないでしょ陽!私があの人のこと好きでもあの人は私の事なんてなんとも思ってないんだから!ただ目が合ったから頭下げてくれただけだよ!」
「ふーん?ww まぁ、でも私は、愛花の恋応援するからね。」
「陽、、、ありがと!」
「うん!じゃあ早速声掛けに行こうか!」
「そだね!、、、って、えー?!い、今?!むりむりむりむり!!」
「なーに言ってんの!もたもたしてたら誰かに取られるかもだよ?!」
(それは確かに嫌だ、、、初対面でまだ何にも相手のこと知らないけど他の人に取られたくない。こんな気持ちになったの彼が初めてだもん、、、。)
「わ、わかった。」
「よし!偉いよ愛花!さ!行くよ!」
(ど、どーしよ~💦)
「あの!すみませーん!名前なんて言うんですかー?」
(え、陽、急すぎない?!)
「田中、、、佳」
(田中、、、佳、、、くん)
「へーっ!佳くんって言うんだ!私は、陽!太陽の陽で、はるって読むんだー!よろしくね!」
「どうも、、、。」
「ほら!愛花も!」
陽は昔から人付き合いが上手で、尊敬する部分が沢山ある。
私も、、、陽みたいに話せるかな、、、。
「あ、あの、、、!わ、私はあ、愛花って言います!!あ、愛に、、、花であいかです! よ、よろしくお願いします、、、!!」
(わぁ、、、緊張したよぉおぉお💦)
「どうも」
「私たち、隣のクラスだから体育とか同じだし、仲良くしてね! ね?愛花!」
「え?! あ、はい!ぜひ!!」
キーーンコーーンカーーンコーーン、、、
「あ、やば!チャイムなった!愛花!戻るよー!
あ、佳くん!またねー!」
「おう、、、」
「で、ではまた!!」
(あぁぁあ、めちゃくちゃ緊張した💦でも思った通り優しくていい人だったな、、、)
「愛花!あの人いい人だったね!恋、叶うといいね!」
(陽、、、ほんとにいい子すぎるよ、、、)
「うん!頑張るね!」
(応援してくれてる陽と、自分のためにも絶対この恋は叶えてみせる!)
こうして、私の片思いが始まった。
2話に続く
私、愛花は今日中学生になる。
小学生の時とは違い、真新しい制服に身を包み気分が少し浮かれている。
「制服可愛いなぁ♡やっと憧れの制服が着れた!」
そう独り言を言いながら姿見の前で全身を確認する。
「スカート丈、リボン、スクバよし!準備万端!!
今日から中学生かぁ、、、友だちできるかなぁ…」
周りからは、明るい・悩み事がなさそうとかよく言われるけど全然そんなことない。いつも周りの雰囲気ばっかり気にして、無理に明るく装ってるだけ。
「でも、中学は3年しかないから思いっきり楽しみなきゃね!部活もしてみたいし、もしかしたら恋…しちゃうかもだし!」
小さい頃から内気だった私は、1人で本を読んだりするのが好きで、あまり周りと関わるようなタイプではなかった。だからこそ、部活で一生懸命になったり、恋をしたりすることに憧れがあった。
コンコンッ、、、!
「愛花?もうそろそろ行かないと!時間よー?」
「あっ、ほんとだ!えーっと、あれとこれと、、、。よし!忘れ物ない!じゃあお母さん!行ってきまーす!」
「はーい、気をつけて行くのよー」
「うん!また後でねー!」
╶╶╶╶╶╶╶╶╶╶╶╶╶╶╶╶╶╶╶╶╶╶╶╶
(えーっと、私何組だろ、、、)
そう思いながら掲示板に目をやる。
「あ、愛花!久しぶりー!」
そう声をかけてきたのは幼稚園からの幼なじみの陽(はる)だ。この子は優しくて可愛くて私にはもったいないくらいいい友達。
「久しぶり陽!元気してたー?」
「うん!元気だよー!それより愛花!私たち同じクラスだよ!」
「え?!ほんと?!すっごく嬉しい!またこれからよろしくね!」
たわいない話をしながらクラスへ向かうと、派手なカッコをした男女や、大人しそうな人たちなど色んな人がいた。
(もう既にグループ出来上がってきてるけど大丈夫かな…ほかのクラスはどんな感じなんだろ、、、)↑
そう私が思っていると、
「ねね、愛花!他のクラスの様子見に行かない?」
と陽が私の心を読んだかのように提案した。
「うん!いいね!行こ!」
そして、私たちは他クラスの様子を見に行くことになった。
「ねーねー愛花、小学生の時1学年1クラスしか無かったからほとんどの人と仲良かったけどさ、ここ8クラスもあるから色々大変そうだね、、、」
「そうだね、、、。大丈夫かな、、、。」
そう語りながら廊下を歩いていると、あるクラスに目が止まった。
(あの人、、、いいな。優しそうだし、真面目そう)
私が目をとめたのは、窓側の席に座っている男子生徒。特別かっこいいわけでもなく、かと言ってみんなで戯れているような人でもない。ただ、直感的にこの人のことが気になった。
「、、、か。、、、いか?、、、あいか!どうしたの?ぼーっとして」
陽に呼ばれようやく現実に戻ってきた私は、陽に今私が考えていたことを話した。
「ふんふん、なるほどね、、、。つまり愛花はあの窓側の男子生徒に一目惚れしたんだー?」
そう言いながら陽はニヤニヤしながら私に問いかけた。
「ひ、一目惚れ?これが?」
「そうじゃないのー?呼びかけても気づかないくらい夢中になってたじゃん」
そう面白そうに陽は言った。
(これが、、、恋、、、。私あの人のこと一目惚れしたのかな、、、。)
その時、窓側の彼がふっとこっちを向き、軽く会釈をした。
「えっ、、、」
「どうしたの?愛花」
「い、今あの人がこっち向いて会釈してくれたの」
「えー!よかったじゃん!!早速脈あり?ww」
「そ、そんなわけないでしょ陽!私があの人のこと好きでもあの人は私の事なんてなんとも思ってないんだから!ただ目が合ったから頭下げてくれただけだよ!」
「ふーん?ww まぁ、でも私は、愛花の恋応援するからね。」
「陽、、、ありがと!」
「うん!じゃあ早速声掛けに行こうか!」
「そだね!、、、って、えー?!い、今?!むりむりむりむり!!」
「なーに言ってんの!もたもたしてたら誰かに取られるかもだよ?!」
(それは確かに嫌だ、、、初対面でまだ何にも相手のこと知らないけど他の人に取られたくない。こんな気持ちになったの彼が初めてだもん、、、。)
「わ、わかった。」
「よし!偉いよ愛花!さ!行くよ!」
(ど、どーしよ~💦)
「あの!すみませーん!名前なんて言うんですかー?」
(え、陽、急すぎない?!)
「田中、、、佳」
(田中、、、佳、、、くん)
「へーっ!佳くんって言うんだ!私は、陽!太陽の陽で、はるって読むんだー!よろしくね!」
「どうも、、、。」
「ほら!愛花も!」
陽は昔から人付き合いが上手で、尊敬する部分が沢山ある。
私も、、、陽みたいに話せるかな、、、。
「あ、あの、、、!わ、私はあ、愛花って言います!!あ、愛に、、、花であいかです! よ、よろしくお願いします、、、!!」
(わぁ、、、緊張したよぉおぉお💦)
「どうも」
「私たち、隣のクラスだから体育とか同じだし、仲良くしてね! ね?愛花!」
「え?! あ、はい!ぜひ!!」
キーーンコーーンカーーンコーーン、、、
「あ、やば!チャイムなった!愛花!戻るよー!
あ、佳くん!またねー!」
「おう、、、」
「で、ではまた!!」
(あぁぁあ、めちゃくちゃ緊張した💦でも思った通り優しくていい人だったな、、、)
「愛花!あの人いい人だったね!恋、叶うといいね!」
(陽、、、ほんとにいい子すぎるよ、、、)
「うん!頑張るね!」
(応援してくれてる陽と、自分のためにも絶対この恋は叶えてみせる!)
こうして、私の片思いが始まった。
2話に続く
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
大丈夫のその先は…
水姫
恋愛
実来はシングルマザーの母が再婚すると聞いた。母が嬉しそうにしているのを見るとこれまで苦労かけた分幸せになって欲しいと思う。
新しくできた父はよりにもよって医者だった。新しくできた兄たちも同様で…。
バレないように、バレないように。
「大丈夫だよ」
すいません。ゆっくりお待ち下さい。m(_ _)m
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
俺をフッた女子に拉致されて、逃げ場のない同棲生活が始まりました
ちくわ食べます
恋愛
大学のサークル飲み会。
意を決して想いを告げた相手は、学内でも有名な人気女子・一ノ瀬さくら。
しかし返ってきたのは――
「今はちょっと……」という、曖昧な言葉だった。
完全にフラれたと思い込んで落ち込む俺。
その3日後――なぜか自分のアパートに入れなくなっていた。
幼馴染の許嫁
山見月あいまゆ
恋愛
私にとって世界一かっこいい男の子は、同い年で幼馴染の高校1年、朝霧 連(あさぎり れん)だ。
彼は、私の許嫁だ。
___あの日までは
その日、私は連に私の手作りのお弁当を届けに行く時だった
連を見つけたとき、連は私が知らない女の子と一緒だった
連はモテるからいつも、周りに女の子がいるのは慣れいてたがもやもやした気持ちになった
女の子は、薄い緑色の髪、ピンク色の瞳、ピンクのフリルのついたワンピース
誰が見ても、愛らしいと思う子だった。
それに比べて、自分は濃い藍色の髪に、水色の瞳、目には大きな黒色の眼鏡
どうみても、女の子よりも女子力が低そうな黄土色の入ったお洋服
どちらが可愛いかなんて100人中100人が女の子のほうが、かわいいというだろう
「こっちを見ている人がいるよ、知り合い?」
可愛い声で連に私のことを聞いているのが聞こえる
「ああ、あれが例の許嫁、氷瀬 美鈴(こおりせ みすず)だ。」
例のってことは、前から私のことを話していたのか。
それだけでも、ショックだった。
その時、連はよしっと覚悟を決めた顔をした
「美鈴、許嫁をやめてくれないか。」
頭を殴られた感覚だった。
いや、それ以上だったかもしれない。
「結婚や恋愛は、好きな子としたいんだ。」
受け入れたくない。
けど、これが連の本心なんだ。
受け入れるしかない
一つだけ、わかったことがある
私は、連に
「許嫁、やめますっ」
選ばれなかったんだ…
八つ当たりの感覚で連に向かって、そして女の子に向かって言った。
還暦女性と青年の恋愛
MisakiNonagase
恋愛
ますみは61歳。子育てもとうに終わり、孫もいて、ここ数年ロックバンドの推し活に生きがい感じている。ますみは推し活のオフ会やライブ会場で知り合った世代を超えた「推し活仲間」も多く、その中で二十歳の大学生の悠人とは特に気が合い、二人でライブに行くことが増えていった。
ますみと悠人に対して立場も年齢も大きく違うのだから、男女としての意識など微塵もなかったが、彼のほうは違った。
そんな世代を超えた2人の恋愛模様を書いたストーリーです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる