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十三章 女神の塔
256. ショウネシー伯爵のマゴマゴ生配信
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『ぷ!』
〈おはようございます! 領民カードを拝見します〉
「おはよう。町のこと、よろしく頼むよ」
『ぷぷ』
〈任せてください〉
ダーモットは普段通りの暢気さで、マンドラゴンと会話する。
マンドラゴンの念話は、問題なく放送に拾えるらしく、会話は順調に視聴者に届いていた。
◇◇◇
『アレ、魔獣なのか?』
『なんで町で魔獣が働いてんだ? 町長はテイマーか?』
『おお、女神よ……!!』
この時間になってくると、配信に気づいた他国の冒険者ギルド関係者や、冒険者の視聴が多くなる。
銀行口座システムは、冒険者ギルド本部があるギルギス国を中心に、各冒険者ギルドに浸透していたからだ。銀行カードを持っていれば、魔法表示画面を展開して、配信動画を視聴することができる。
つまり『女神よ……!!』のコメントは、女神教の女神とは、意味合いが違う女神だった。
マグダリーナはもう、仕事に集中出来ずに、レベッカやライアンと配信を眺めることにした。
「このコメント見るだけでも、良い情報収集になるんじゃないの?」
ライアンがそう言うので、アンソニーも交えて四人で、気になるコメントをメモして後で町の運営についての話し合いの材料にすることにする。
◇◇◇
ダーモットはそのまま周回マゴー車に乗り、女神の塔まで向かう。
『このマゴー車ってなんだ? リーン国民答えを求む』
『知らん。ショウネシー領民じゃないとわからん』
『ショウネシー領だけにあるのか?』
『ショウネシーの魔法使いが作ったからな』
『他領も王都も、普通に馬車だよ。マゴー車はショウネシーだけ』
『なんでこの伯爵は、武器も装備もなく、普段着みたいな格好でダンジョンアタックしようとしてるんだ? お金あるんだろう』
『ダンジョン舐めてんのか? 痛い目みるぞ』
『ショウネシー家は貧乏だって聞いた』
『領民も少ないしな』
特にコメントに気を悪くすることもなく、ダーモットは女神の塔の前についた。
女神の塔の映像が流れて、視聴者達はざわついた。
『これ本当にダンジョンなのか?』
『なんて美麗な塔なんだ』
『この中に本当に魔物がいるのか?』
『うちのとこの貴族の屋敷より立派だぞ』
ダーモットは腕に印された、入場権を見せる。マゴーが入場費用と、《女神の恩恵》を視聴者に説明した。
『んな高い入場料取ったら、誰もダンジョンなんて入らんだろ』
『魔物の氾濫が起こったらどうすんだ』
豪華なエントランスホールを見て、またコメント欄が賑やかになる。ダーモットはまっすぐトイレに向かった。
『正しい』
『正しい』
『むしろなんでダンジョンにトイレ?』
『ここがダンジョンなんて、嘘だろう?』
トイレから戻ったダーモットは、一階層の扉をあけた。
視聴者の前に、長閑で美しい庭園のような場所が現れる。
マゴーが視聴者に向けて、珍しい薬草や花を説明していく。その間ダーモットは、果樹の側に行き、実をもいで、熟したスモモみたいな形の果実にかぶりついた。朝食食べて無かったので。
「あっ、旦那様! 鑑定もなしに口にしたら、お嬢様に怒られますよぅ」
「大丈夫だよ。一階層にあるものは、スライム以外は安全に口に出来るって、冊子にもある」
『冊子ってなんだ?』
『そんな怪しい情報鵜呑みにすんな』
「一応お身体に問題がないか、鑑定しますね。『女神の加護の果実』ダンジョン内で食すと攻撃力が10アップだそうです効果は、ダンジョンを出るまで。あ、大丈夫ですね」
『攻撃力10????』
『攻撃力???』
「そうか、じゃあまず三階層まで急ごう」
「はい!」
「収穫!」
ダーモットは、階層内のスライムを、一気に目の前に集めると、風魔法で一網打尽にした。
「ドロップ品は頼む」
マゴーにそう言うと、ダーモットは既に走り出していた。
「お任せ下さい!」
マゴーもドロップ品を魔法収納に仕舞い。宝箱も中身を回収して後に続いた。
『伯爵、風魔法使いか!』
『なんでスライム一気に集まってきたの?』
『収穫魔法だ!』
『〈ショウネシー農夫〉さん、詳しくお願いします』
『俺らが農作物収穫するのに、使ってる魔法。なお農作物にはイマイチ不評』
『待った、君、農夫なのに字が読めて魔法も使うのか?』
『魔法使った方が、農作物の味もいい』
『?』
『??』
『字が読めて魔法が使えるんなら、農夫でいる必要ないだろう?』
『俺は土を愛し、土に生きる男だ。関係ない』
◇◇◇
「ずるい、お父さま。あんな風に収穫魔法を使うなんて……」
マグダリーナは唸った。
「確かに、あの発想はなかった……ダーモット父さん凄いや。あのやり方なら、うちの領の農民なら、一階層は楽に行けるんじゃないか?」
マグダリーナとライアンがダーモットに注視している横で、レベッカとアンソニーはコメントに見入っていた。
「どの農夫の方かしら?」
レベッカが、知っている農夫の顔を浮かべながら考える。
「どの農夫の皆さんも、土を愛し、土に生きていますもんね……」
アンソニーも、微笑みながら、コメントを眺めた。
どうやらサトウマンドラゴラ動画の過剰な人気は、ショウネシー領内だけに違いない。
◇◇◇
二階層も同じ戦法で、あっという間にボス部屋に着いた。ダーモットが開けたボス部屋には、大型スライムと大型角兎が、一体ずつ。
ガタイは大きいが、こちらもダーモットの風魔法で、難なく倒れた。ボスの強さも、ニレルが扉を開けた超難コースほどではない。
しかし、宝箱はちゃんと、一体につき三箱ずつ出てきた。スライムの方に、昨日は見なかった、大きな黄金の宝箱があり『浮気しなかったご褒美』と貼り紙がしてある。
「浮気……? ああ、スライムを全部倒したからかな?」
昨日子供達が魔物を倒していたのを見た時から、スライムだけドロップ品や宝箱の大当たりがでる確率が高いな、とは思っていた。女神様なら、今朝のヒラとタマとのやり取りを知っていても、おかしくはないだろう……ダーモットはそう思ったが、視聴者達はざわつき始める。
『どゆことだ?』
『伯爵はあの宝箱とどういう関係なんだ?』
『?』
『??』
『誰か説明して』
『父はスライムが好きなので、ダンジョン内のスライムが倒せないのではと心配になり、私と友人のスライムに、浮気はだめだと激励してもらいました』
『〈娘〉!!!』
『伯爵令嬢!!!』
『まった、なんでそんな事情、ダンジョンが知ってる?!』
『このダンジョンが、私達の信じる創世の女神様が、直々に御造りになられたダンジョンだからです』
娘のコメント降臨に気づかず、ダーモットは黄金の宝箱に触れた。貼り紙は光となって消え、ぱかりと蓋が開く。
『剣だ』
『やっと武器を手に入れたな』
『ピッカピカだ』
『金だ……!』
それは刀身以外は黄金で出来た剣だった。
(良いお金になる。セドリック辺りに高値で売りつけて貰おう。ドーラ姉上に)
ダーモットはそう考えながらマゴーに渡すと、次の宝箱を確認しようとする。
だが、なにか引っ掛かる。首元の、ヒラがくれた首飾りが、まだあの宝箱には何かあると言っているようだった。
ダーモットはもう一度宝箱を見直し、箱の高さに比べて、剣が入っていた場所が浅いことに気づき即面を確認。すると、右側に取手があり、引き出しになっていることに気づいた。
引っ張ると、引き出しの中に、もう一本剣が現れる。新品ではない。誰かが使った跡がある、中古の剣だ。
「私の剣だ」
初めて見る剣であるのに、何故かダーモットはそう思った。柄を握ればまるでずっと愛用してきたかのように、馴染む。
一緒にあった剣帯と共に、ダーモットはその剣を腰に下げた。
残りの約束された大金の宝箱を見て、視聴者達の様子が変わってきた。
『初のボス部屋であの大金が?』
『ショウネシーって、リーン王国のどこにある?』
それから赤いスキルの卵石が二つ。
ダーモットは、その場で割った。
「どんなスキルですか?」
「自動回復(小)と、魔法収納Aだそうだ」
最後の宝箱には、高級な兎の毛皮がびっしり詰まっていたので、ダーモットは自分の魔法収納にしまう。
マゴーは、わなわな震えた。
「旦那様、もう荷物係の私は必要ないのでしょうか!!!」
「とんでもない。私は何を話せば良いかわからないし、引き続きよろしく頼むよ」
マゴーは小躍りしたが、視聴者達はもだもだ悶えてる。
『スキルの卵石なんて、聞いたこともないぞ』
『あれがあると、誰でも魔法が使えるのか?』
『ショウネシーって何処だ』
『落ち着け。大金やスキルは《女神の恩恵》で、女神教の信者にしか与えられないんだぞ』
ライアンも視聴者名〈赤毛〉でコメントする。
そのままダーモットは三階層もボス部屋含めて難なくクリアして、ホールに出た。
〈おはようございます! 領民カードを拝見します〉
「おはよう。町のこと、よろしく頼むよ」
『ぷぷ』
〈任せてください〉
ダーモットは普段通りの暢気さで、マンドラゴンと会話する。
マンドラゴンの念話は、問題なく放送に拾えるらしく、会話は順調に視聴者に届いていた。
◇◇◇
『アレ、魔獣なのか?』
『なんで町で魔獣が働いてんだ? 町長はテイマーか?』
『おお、女神よ……!!』
この時間になってくると、配信に気づいた他国の冒険者ギルド関係者や、冒険者の視聴が多くなる。
銀行口座システムは、冒険者ギルド本部があるギルギス国を中心に、各冒険者ギルドに浸透していたからだ。銀行カードを持っていれば、魔法表示画面を展開して、配信動画を視聴することができる。
つまり『女神よ……!!』のコメントは、女神教の女神とは、意味合いが違う女神だった。
マグダリーナはもう、仕事に集中出来ずに、レベッカやライアンと配信を眺めることにした。
「このコメント見るだけでも、良い情報収集になるんじゃないの?」
ライアンがそう言うので、アンソニーも交えて四人で、気になるコメントをメモして後で町の運営についての話し合いの材料にすることにする。
◇◇◇
ダーモットはそのまま周回マゴー車に乗り、女神の塔まで向かう。
『このマゴー車ってなんだ? リーン国民答えを求む』
『知らん。ショウネシー領民じゃないとわからん』
『ショウネシー領だけにあるのか?』
『ショウネシーの魔法使いが作ったからな』
『他領も王都も、普通に馬車だよ。マゴー車はショウネシーだけ』
『なんでこの伯爵は、武器も装備もなく、普段着みたいな格好でダンジョンアタックしようとしてるんだ? お金あるんだろう』
『ダンジョン舐めてんのか? 痛い目みるぞ』
『ショウネシー家は貧乏だって聞いた』
『領民も少ないしな』
特にコメントに気を悪くすることもなく、ダーモットは女神の塔の前についた。
女神の塔の映像が流れて、視聴者達はざわついた。
『これ本当にダンジョンなのか?』
『なんて美麗な塔なんだ』
『この中に本当に魔物がいるのか?』
『うちのとこの貴族の屋敷より立派だぞ』
ダーモットは腕に印された、入場権を見せる。マゴーが入場費用と、《女神の恩恵》を視聴者に説明した。
『んな高い入場料取ったら、誰もダンジョンなんて入らんだろ』
『魔物の氾濫が起こったらどうすんだ』
豪華なエントランスホールを見て、またコメント欄が賑やかになる。ダーモットはまっすぐトイレに向かった。
『正しい』
『正しい』
『むしろなんでダンジョンにトイレ?』
『ここがダンジョンなんて、嘘だろう?』
トイレから戻ったダーモットは、一階層の扉をあけた。
視聴者の前に、長閑で美しい庭園のような場所が現れる。
マゴーが視聴者に向けて、珍しい薬草や花を説明していく。その間ダーモットは、果樹の側に行き、実をもいで、熟したスモモみたいな形の果実にかぶりついた。朝食食べて無かったので。
「あっ、旦那様! 鑑定もなしに口にしたら、お嬢様に怒られますよぅ」
「大丈夫だよ。一階層にあるものは、スライム以外は安全に口に出来るって、冊子にもある」
『冊子ってなんだ?』
『そんな怪しい情報鵜呑みにすんな』
「一応お身体に問題がないか、鑑定しますね。『女神の加護の果実』ダンジョン内で食すと攻撃力が10アップだそうです効果は、ダンジョンを出るまで。あ、大丈夫ですね」
『攻撃力10????』
『攻撃力???』
「そうか、じゃあまず三階層まで急ごう」
「はい!」
「収穫!」
ダーモットは、階層内のスライムを、一気に目の前に集めると、風魔法で一網打尽にした。
「ドロップ品は頼む」
マゴーにそう言うと、ダーモットは既に走り出していた。
「お任せ下さい!」
マゴーもドロップ品を魔法収納に仕舞い。宝箱も中身を回収して後に続いた。
『伯爵、風魔法使いか!』
『なんでスライム一気に集まってきたの?』
『収穫魔法だ!』
『〈ショウネシー農夫〉さん、詳しくお願いします』
『俺らが農作物収穫するのに、使ってる魔法。なお農作物にはイマイチ不評』
『待った、君、農夫なのに字が読めて魔法も使うのか?』
『魔法使った方が、農作物の味もいい』
『?』
『??』
『字が読めて魔法が使えるんなら、農夫でいる必要ないだろう?』
『俺は土を愛し、土に生きる男だ。関係ない』
◇◇◇
「ずるい、お父さま。あんな風に収穫魔法を使うなんて……」
マグダリーナは唸った。
「確かに、あの発想はなかった……ダーモット父さん凄いや。あのやり方なら、うちの領の農民なら、一階層は楽に行けるんじゃないか?」
マグダリーナとライアンがダーモットに注視している横で、レベッカとアンソニーはコメントに見入っていた。
「どの農夫の方かしら?」
レベッカが、知っている農夫の顔を浮かべながら考える。
「どの農夫の皆さんも、土を愛し、土に生きていますもんね……」
アンソニーも、微笑みながら、コメントを眺めた。
どうやらサトウマンドラゴラ動画の過剰な人気は、ショウネシー領内だけに違いない。
◇◇◇
二階層も同じ戦法で、あっという間にボス部屋に着いた。ダーモットが開けたボス部屋には、大型スライムと大型角兎が、一体ずつ。
ガタイは大きいが、こちらもダーモットの風魔法で、難なく倒れた。ボスの強さも、ニレルが扉を開けた超難コースほどではない。
しかし、宝箱はちゃんと、一体につき三箱ずつ出てきた。スライムの方に、昨日は見なかった、大きな黄金の宝箱があり『浮気しなかったご褒美』と貼り紙がしてある。
「浮気……? ああ、スライムを全部倒したからかな?」
昨日子供達が魔物を倒していたのを見た時から、スライムだけドロップ品や宝箱の大当たりがでる確率が高いな、とは思っていた。女神様なら、今朝のヒラとタマとのやり取りを知っていても、おかしくはないだろう……ダーモットはそう思ったが、視聴者達はざわつき始める。
『どゆことだ?』
『伯爵はあの宝箱とどういう関係なんだ?』
『?』
『??』
『誰か説明して』
『父はスライムが好きなので、ダンジョン内のスライムが倒せないのではと心配になり、私と友人のスライムに、浮気はだめだと激励してもらいました』
『〈娘〉!!!』
『伯爵令嬢!!!』
『まった、なんでそんな事情、ダンジョンが知ってる?!』
『このダンジョンが、私達の信じる創世の女神様が、直々に御造りになられたダンジョンだからです』
娘のコメント降臨に気づかず、ダーモットは黄金の宝箱に触れた。貼り紙は光となって消え、ぱかりと蓋が開く。
『剣だ』
『やっと武器を手に入れたな』
『ピッカピカだ』
『金だ……!』
それは刀身以外は黄金で出来た剣だった。
(良いお金になる。セドリック辺りに高値で売りつけて貰おう。ドーラ姉上に)
ダーモットはそう考えながらマゴーに渡すと、次の宝箱を確認しようとする。
だが、なにか引っ掛かる。首元の、ヒラがくれた首飾りが、まだあの宝箱には何かあると言っているようだった。
ダーモットはもう一度宝箱を見直し、箱の高さに比べて、剣が入っていた場所が浅いことに気づき即面を確認。すると、右側に取手があり、引き出しになっていることに気づいた。
引っ張ると、引き出しの中に、もう一本剣が現れる。新品ではない。誰かが使った跡がある、中古の剣だ。
「私の剣だ」
初めて見る剣であるのに、何故かダーモットはそう思った。柄を握ればまるでずっと愛用してきたかのように、馴染む。
一緒にあった剣帯と共に、ダーモットはその剣を腰に下げた。
残りの約束された大金の宝箱を見て、視聴者達の様子が変わってきた。
『初のボス部屋であの大金が?』
『ショウネシーって、リーン王国のどこにある?』
それから赤いスキルの卵石が二つ。
ダーモットは、その場で割った。
「どんなスキルですか?」
「自動回復(小)と、魔法収納Aだそうだ」
最後の宝箱には、高級な兎の毛皮がびっしり詰まっていたので、ダーモットは自分の魔法収納にしまう。
マゴーは、わなわな震えた。
「旦那様、もう荷物係の私は必要ないのでしょうか!!!」
「とんでもない。私は何を話せば良いかわからないし、引き続きよろしく頼むよ」
マゴーは小躍りしたが、視聴者達はもだもだ悶えてる。
『スキルの卵石なんて、聞いたこともないぞ』
『あれがあると、誰でも魔法が使えるのか?』
『ショウネシーって何処だ』
『落ち着け。大金やスキルは《女神の恩恵》で、女神教の信者にしか与えられないんだぞ』
ライアンも視聴者名〈赤毛〉でコメントする。
そのままダーモットは三階層もボス部屋含めて難なくクリアして、ホールに出た。
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