上 下
16 / 28

子授かりと安産祈願

しおりを挟む
子授かりと安産祈願で有名な子安大師の香園寺。

県外からも多数訪れるこのお寺では、子供を授かることと、祈願すれば安産になることで有名なお寺である。

不妊治療を始める前から子授かりの祈願に訪れていた。

夫婦の名前を札に書き祈願をして、寝室の天井にお札を貼り授かるのを待つ。

頂いたお塩を飲んだりしながら神に祈る。

そして授かった後は戌の日に安産祈願をしにお寺に再度訪れ、また夫婦の名前を札に書き、安産お守りとお塩をいただく。

安産お守りは常に腹帯の中にいれ、毎日お札に子をお守りくださいと願いを込めて持ち歩いた。

お塩は陣痛が来たときに飲むもので、本陣痛がきたときはお塩をいただいた。

そのお陰か、スピード出産の安産になった。


私が不思議な体験をしたのは戌の日の安産祈願の時だ。

二階の本堂にここで授かった赤子の写真が飾られていて大きなお釈迦様がいるのだが、手を合わせて祈願しているとお腹が急に暖かくなった。

今思えばお子にパワーを与えてくれていたのか、はたまた我が子と共鳴していたのか。

本当に不思議な体験だった。

しおりを挟む

処理中です...