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1.2 魔法祭まで
6話 3つの複合魔法
しおりを挟む「複合魔法ですよ?」
「え? それは本当ですか?」
「はい。まだシャルロット様は2つの複合魔法しか使えていませんが、全属性を複合するとこのようになります」
でもこれを習得するのにどれぐらいかかるかわからないからまだ教えるつもりはなかった。それに魔法無効化ができるというのを知ってしまえば目の前の目標ではなく、魔法無効化が目標になってしまう。それほど魔法無効化はチート魔法だ。案の定シャルロット様の目の色が変わったのが分かる。
「私にも使うことはできますか?」
「時期できるとは思いますが、現状は無理ですね」
「そうですか...。先生はどれぐらいでできるようになったのですか? そう言えば先生って何歳なんですか?」
「私は19ですよ?」
すると驚いた顔で俺を見てきた。
「まだ10代なんですね。若いとは思っていましたが、これほど歳が近いとは思いませんでした」
「あはは...」
まあ普通貴族の家庭教師をやっている人なんて歳をとっているのが普通だからな。
「それでどれぐらいかかったのですか?」
「...。まあざっくり20年ぐらいですかね?」
前世の時覚えたなんて言えないから笑いながら言う。まあ実際前世ではこの魔法を生み出すのと身に付けるので20年近くかかったしな。
「冗談言わないでください!」
「まあ時期話しますよ。それよりも今は魔法祭のことに集中しましょう」
やっぱり魔法無効化が頭から離れていなさそうだ。今も俺が覚えた年月を気いてシャルロット様が覚えられる時間を測ろうとしている。でも今は魔法祭に集中してもらわなくては困る。出なくては見返すことすらできなくなってしまう。
「はい...」
今の目標としてシャルロット様が3種族の魔法を合わせられるようにすること。実際2つの魔法なら即座に覚えることができたからできなくはないと思うが、2種類から3種類複合するのは非常に難しい。
「ではまずはいつも通り2つの複合魔法を使ってみてください」
「わかりました」
俺が指示するとすぐさまシャルロット様は複合魔法を作り始めた。
(やっぱりすごいな)
俺が複合魔法を使えるようになるまで数年かかり、安定するまでどれだけ時間がかかったことか。それをシャルロット様は難なくこなしている。
「それで次はどうすればいいのですか?」
「はい。今の状態で空いている手にもう一つの基礎魔法を使ってみてください。それも今までより魔力を込めて」
「わかりました」
シャルロット様が魔法を練ろうとした時、複合魔法が消えてしまった。
「え? なんで...」
「それも自分で考えて学んでください」
俺が何かなら何まで教えてしまうとシャルロット様が考えることをやめてしまう。そうなったら実戦になった時困るのはシャルロット様だ。
そこから数時間ほど練習をしていたが一向にできる気配がなく今日の練習は終わった。
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