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第二章(その7) 鑑識課長下川畑宗憲
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戸田が県警本部に着いたのは、午後十一時を回っていた。当直の者を除いても捜査課には十数名が残っている。その中に渡辺係長もいた。
戸田、と渡辺が待っていたかのように呼んだ。
「被害者の足取りは割れたか」
「まだです」
「割れるまで帰ってくるな」
渡辺は吐き捨てるように言うと、そのまま出ていった。
「出水署に栄転ですか」
瀬ノ尾の口から皮肉の嘆が漏れた。
戸田は答えず、悟りきった笑みを浮かべて戸田の机の上を見た。机の上には、カップ麺一個とおにぎり二つがメモ用紙に重し代わりに載せてある。戸田はメモ用紙を手に取った。
『差し入れだ』
と思った瀬ノ尾が自分の机を振り返ると、カップ麺一個だけを重しにメモ用紙が置いてある。
[お疲れさまでした]
小藤の字だった。なんか、と瀬ノ尾は思いながら、戸田のおにぎりを見た。
『差がありはしないか』
戸田が、メモ用紙を瀬ノ尾にメモ用紙を突きつけて言った。
「来るなら来い。来ないなら、明日早朝五時には迎えに来るんだ。いいな」
机の上のおにぎり二つは、すでに戸田の内ポケットの中に消え、本人も消えた。
[ご苦労様でした。お疲れのところ申し訳ないのですが、科捜研で下川畑課長とお待ちしています。小藤]
戸田の机のメモを読んだ瀬ノ尾は、カップ麺を握ったまま飛び出し、五階への階段を走り始めた。握ったままのカップ麺に気づいて、慌ててポケットに突っ込む。ジャケットのポケットが異様に膨らんだ。瀬ノ尾は、内ポケットに突っ込み直した。入れどころが悪かったのか、カップ麺は階段に落ちて何度か跳ね、そのまま下の階へ転げていった。
瀬ノ尾が科捜研に着いたとき、戸田は下川畑西署鑑識課長と小藤巡査が入れた茶を飲み、おにぎりを食いカップ麺を食っていた。
瀬ノ尾の茶を入れに給湯室に向かう小藤に、瀬ノ尾は内ポケットからカップ麺を出した。小藤は、妙な笑みを浮かべて受け取った。
「瀬ノ尾、おまえも四次元ポケット仕入れたのか」
下川畑が、顎にも頭にもごま塩をふった三角おむすびのような三角顔をにやつかせながら言った。
「戸田さん、よく仕込んでるじゃないか」
戸田は曖昧に笑って促した。
「で、何か見つかったんですか」
「おもしろい髪の毛がね、出たよ」
「犯人のものですか」
瀬ノ尾が口を挟んだ。下川畑はかまわず続ける。
「見つかった血液型は四通り。髪の色も、白、黒、染色したもの……」
「複……。い」
戸田が瀬ノ尾の腿をつねった。
「面白いのは長さだ。ほとんどが5ミリ以下だ。髪の毛の細片、切り屑といった方がいい。被害者の首の切断面、鼻、口腔、耳、目、髪にも付着していた。戸田さん、わかるな」
「ええ。でも……。そう単純だと助かりますがねえ」
怪訝そうな瀬ノ尾を見た下川畑がにやにやしながら、
「どんな場所に置かれた可能性が高いか? 瀬ノ尾巡査部長殿は、わかりますかね」
意地悪く尋ねた。瀬ノ尾は窮した。
「すみません。カップ麺スープが半分漏れてしまって……。カップにひびが入っていたみたいで、ほとんど麺しか。どうします」
小藤が、スープが漏れてほとんど麺ばかりのカップ麺とお茶を持ってきた。
「うちの若い者に恥をかかさんでくれよ、瀬ノ尾巡査部長。おいしく食べてくれ。もとは小藤の好意だからな」
下川畑が釘を刺した。瀬ノ尾が内ポケットから炊き込みのおにぎりを出して、瀬ノ尾の前に置いた。瀬ノ尾のすべきことはひとつしかない。
「いや、ありがたく頂きます」
『落としたときに割れたのか。散々だな。スープばかりか、涙まで漏れそうだよ』
瀬ノ尾はため息混じりに首をひねってみたが、髪の毛の謎は解けない。
戸田が、下川畑に目配せをして、小藤を顎で指した。下川畑は二三度頷いた。
「瀬ノ尾巡査部長殿はお疲れのようだ。小藤、お前はどう考える」
「類似案件を読んだことがあります。その案件では、理容室で殺害され床に置かれた遺体の衣服に、多量の髪の毛の細片が付着していたかと」
小藤が遠慮がちに答えた。
「理容室…。なるほど」
瀬ノ尾が呻いた。すかさず戸田が口を挟む。
「あくまでも、理美容室のような場所、ということだ。断定は避けろ」
大きく頷いた下川畑に、戸田が切り出した。
「髪の毛の件は、明日の捜査会議でも間に合う話です。で、課長。本題は何です?」
おお、それさ、と下川畑は言った。
「切断に使ったのは多分動力系の工具だが、稲村事件のものとは違う。カッターではなく、鋸に近いものだ。ジグソーのようなものといえばいいのか。切り口がかなりきれいでね。残念なことに、正体の見当がつかない」
「これまで使われた事例のない道具、ということですか」
「ああ、残念ながら自分の記憶の中にはなかった」
「肉屋のスライサーみたいなもんとは違うんですか」
「いや、瀬ノ尾君。残念ながら、それとは違うようだった」
「じゃあ、課長。特殊工具の可能性を念頭に置いておく必要があるということですか」
戸田が念を押した。下川畑は頷いた。
「日本製とは限らないし、購入ルートも搬入ルートも、本来の用途すら見当がつかない。これから本庁と協議しながら精査していくことになるだろうが、特殊工具と言うことについては、まだ公表できない。可能性があるという自分の勘にすぎんので。ただ、戸田さんには漏らしておく。それだけですよ」
「パソコン一つあれば、世界中どこからでも、何でも買える時代ですから……」
瀬ノ尾がため息混じりに言った。
「特殊工具を持っている。購入した。量販品の情報に較べれば、はるかに有力な情報ですよ。課長、なんとか手繰ってみましょう」
戸田は、ぼそりと答える。
小藤が、空になったカップ麺と茶碗を下げて給湯室に向かった。見やりながら、下川畑が小声で言った。
「似顔絵の件、小藤が喜んでました。公的にはボツにされて、さすがにショックを受けてましてね。署長は、何かやりかねないと思ってましたが、あれはね、やりすぎです。また、戸田さんが矢面に立つんでしょうが、あれこれ小藤に協力させます。我々現場の面子は、どれだけ早く犯人を挙げられるか。それだけですから」
戸田は静かに頷いた。
小藤が帰ってくると、戸田はぼそりと聞いた。
「小藤巡査。女子高生が、明日から三連休という日に、着替えを詰め込んで女友だちの家に泊まりに行く。一晩泊まって、翌日早朝には、荷物を持って一人だけでどこかへ出かける。どこへ行くのか知らないが、友人は不思議にも思わない。考えられるか」
小藤は一瞬躊躇して、
「私個人の意見としてですが、考えられないと思います。何をするか知っているけれど、言えない事情がある。それとも、最初から友人のところへは行っていないか。そのどちらかだと思えます」
戸田は頷きながら、下川畑に聞いた。
「小藤巡査には、ポリグラフの実習経験がありますか」
下川畑も小藤も首を傾げた。
「ないですが、なにか」
「場合によっては明後日、ことによっては明日の午後から、小藤巡査を貸してもらえませんか。鑑識のポリグラフ担当だが似顔絵も描くという触れ込みにしたかったんですが、無理ですねえ……」
顔を見合わせた下川畑と小藤だったが、
「時間がはっきりすれば、自分に異存はありませんが」
下川畑が答えた。戸田は、軽く頭を下げた。
「すいません。恩に着ます。ともかく明日、出水で見るものを見てから連絡を入れます。それでかまわないですか。本部までこいつを迎えにやりますんで」
いや、と下川畑と小藤が同時に声を上げ、下川畑が口を開いた。
「新幹線で向かわせますよ」
「それなら、遠回りになりますが、川内からは肥薩オレンジ鉄道に乗り換えてもらえますか。こいつを川内駅に待たせとくんで、一緒に乗ってきてください。列車の中で何か拾えると期待して」
戸田、と渡辺が待っていたかのように呼んだ。
「被害者の足取りは割れたか」
「まだです」
「割れるまで帰ってくるな」
渡辺は吐き捨てるように言うと、そのまま出ていった。
「出水署に栄転ですか」
瀬ノ尾の口から皮肉の嘆が漏れた。
戸田は答えず、悟りきった笑みを浮かべて戸田の机の上を見た。机の上には、カップ麺一個とおにぎり二つがメモ用紙に重し代わりに載せてある。戸田はメモ用紙を手に取った。
『差し入れだ』
と思った瀬ノ尾が自分の机を振り返ると、カップ麺一個だけを重しにメモ用紙が置いてある。
[お疲れさまでした]
小藤の字だった。なんか、と瀬ノ尾は思いながら、戸田のおにぎりを見た。
『差がありはしないか』
戸田が、メモ用紙を瀬ノ尾にメモ用紙を突きつけて言った。
「来るなら来い。来ないなら、明日早朝五時には迎えに来るんだ。いいな」
机の上のおにぎり二つは、すでに戸田の内ポケットの中に消え、本人も消えた。
[ご苦労様でした。お疲れのところ申し訳ないのですが、科捜研で下川畑課長とお待ちしています。小藤]
戸田の机のメモを読んだ瀬ノ尾は、カップ麺を握ったまま飛び出し、五階への階段を走り始めた。握ったままのカップ麺に気づいて、慌ててポケットに突っ込む。ジャケットのポケットが異様に膨らんだ。瀬ノ尾は、内ポケットに突っ込み直した。入れどころが悪かったのか、カップ麺は階段に落ちて何度か跳ね、そのまま下の階へ転げていった。
瀬ノ尾が科捜研に着いたとき、戸田は下川畑西署鑑識課長と小藤巡査が入れた茶を飲み、おにぎりを食いカップ麺を食っていた。
瀬ノ尾の茶を入れに給湯室に向かう小藤に、瀬ノ尾は内ポケットからカップ麺を出した。小藤は、妙な笑みを浮かべて受け取った。
「瀬ノ尾、おまえも四次元ポケット仕入れたのか」
下川畑が、顎にも頭にもごま塩をふった三角おむすびのような三角顔をにやつかせながら言った。
「戸田さん、よく仕込んでるじゃないか」
戸田は曖昧に笑って促した。
「で、何か見つかったんですか」
「おもしろい髪の毛がね、出たよ」
「犯人のものですか」
瀬ノ尾が口を挟んだ。下川畑はかまわず続ける。
「見つかった血液型は四通り。髪の色も、白、黒、染色したもの……」
「複……。い」
戸田が瀬ノ尾の腿をつねった。
「面白いのは長さだ。ほとんどが5ミリ以下だ。髪の毛の細片、切り屑といった方がいい。被害者の首の切断面、鼻、口腔、耳、目、髪にも付着していた。戸田さん、わかるな」
「ええ。でも……。そう単純だと助かりますがねえ」
怪訝そうな瀬ノ尾を見た下川畑がにやにやしながら、
「どんな場所に置かれた可能性が高いか? 瀬ノ尾巡査部長殿は、わかりますかね」
意地悪く尋ねた。瀬ノ尾は窮した。
「すみません。カップ麺スープが半分漏れてしまって……。カップにひびが入っていたみたいで、ほとんど麺しか。どうします」
小藤が、スープが漏れてほとんど麺ばかりのカップ麺とお茶を持ってきた。
「うちの若い者に恥をかかさんでくれよ、瀬ノ尾巡査部長。おいしく食べてくれ。もとは小藤の好意だからな」
下川畑が釘を刺した。瀬ノ尾が内ポケットから炊き込みのおにぎりを出して、瀬ノ尾の前に置いた。瀬ノ尾のすべきことはひとつしかない。
「いや、ありがたく頂きます」
『落としたときに割れたのか。散々だな。スープばかりか、涙まで漏れそうだよ』
瀬ノ尾はため息混じりに首をひねってみたが、髪の毛の謎は解けない。
戸田が、下川畑に目配せをして、小藤を顎で指した。下川畑は二三度頷いた。
「瀬ノ尾巡査部長殿はお疲れのようだ。小藤、お前はどう考える」
「類似案件を読んだことがあります。その案件では、理容室で殺害され床に置かれた遺体の衣服に、多量の髪の毛の細片が付着していたかと」
小藤が遠慮がちに答えた。
「理容室…。なるほど」
瀬ノ尾が呻いた。すかさず戸田が口を挟む。
「あくまでも、理美容室のような場所、ということだ。断定は避けろ」
大きく頷いた下川畑に、戸田が切り出した。
「髪の毛の件は、明日の捜査会議でも間に合う話です。で、課長。本題は何です?」
おお、それさ、と下川畑は言った。
「切断に使ったのは多分動力系の工具だが、稲村事件のものとは違う。カッターではなく、鋸に近いものだ。ジグソーのようなものといえばいいのか。切り口がかなりきれいでね。残念なことに、正体の見当がつかない」
「これまで使われた事例のない道具、ということですか」
「ああ、残念ながら自分の記憶の中にはなかった」
「肉屋のスライサーみたいなもんとは違うんですか」
「いや、瀬ノ尾君。残念ながら、それとは違うようだった」
「じゃあ、課長。特殊工具の可能性を念頭に置いておく必要があるということですか」
戸田が念を押した。下川畑は頷いた。
「日本製とは限らないし、購入ルートも搬入ルートも、本来の用途すら見当がつかない。これから本庁と協議しながら精査していくことになるだろうが、特殊工具と言うことについては、まだ公表できない。可能性があるという自分の勘にすぎんので。ただ、戸田さんには漏らしておく。それだけですよ」
「パソコン一つあれば、世界中どこからでも、何でも買える時代ですから……」
瀬ノ尾がため息混じりに言った。
「特殊工具を持っている。購入した。量販品の情報に較べれば、はるかに有力な情報ですよ。課長、なんとか手繰ってみましょう」
戸田は、ぼそりと答える。
小藤が、空になったカップ麺と茶碗を下げて給湯室に向かった。見やりながら、下川畑が小声で言った。
「似顔絵の件、小藤が喜んでました。公的にはボツにされて、さすがにショックを受けてましてね。署長は、何かやりかねないと思ってましたが、あれはね、やりすぎです。また、戸田さんが矢面に立つんでしょうが、あれこれ小藤に協力させます。我々現場の面子は、どれだけ早く犯人を挙げられるか。それだけですから」
戸田は静かに頷いた。
小藤が帰ってくると、戸田はぼそりと聞いた。
「小藤巡査。女子高生が、明日から三連休という日に、着替えを詰め込んで女友だちの家に泊まりに行く。一晩泊まって、翌日早朝には、荷物を持って一人だけでどこかへ出かける。どこへ行くのか知らないが、友人は不思議にも思わない。考えられるか」
小藤は一瞬躊躇して、
「私個人の意見としてですが、考えられないと思います。何をするか知っているけれど、言えない事情がある。それとも、最初から友人のところへは行っていないか。そのどちらかだと思えます」
戸田は頷きながら、下川畑に聞いた。
「小藤巡査には、ポリグラフの実習経験がありますか」
下川畑も小藤も首を傾げた。
「ないですが、なにか」
「場合によっては明後日、ことによっては明日の午後から、小藤巡査を貸してもらえませんか。鑑識のポリグラフ担当だが似顔絵も描くという触れ込みにしたかったんですが、無理ですねえ……」
顔を見合わせた下川畑と小藤だったが、
「時間がはっきりすれば、自分に異存はありませんが」
下川畑が答えた。戸田は、軽く頭を下げた。
「すいません。恩に着ます。ともかく明日、出水で見るものを見てから連絡を入れます。それでかまわないですか。本部までこいつを迎えにやりますんで」
いや、と下川畑と小藤が同時に声を上げ、下川畑が口を開いた。
「新幹線で向かわせますよ」
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