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第六章(その3) 不問者木塚悟(1)
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六月八日、午前九時半。
西署での芳しい捜査報告のなかった捜査会議から戻った戸田を、電話が待ち受けていた。
「戸田。お前さんへの電話だ。朝から、何度目だ? 三度目? だそうだ」
渡辺係長が、戸田に電話を回してよこした。
「あの、戸田警部補? 自分は、指宿警察署池田駐在の箕面巡査長と言います。実は、折り入って、戸田警部補にお願いと申しますか、ご相談がありまして」
電話越しにも、年輩の巡査長の困惑しきった様子が伝わってきた。
「わたしでよければ、話だけは聞きますが」
戸田が答えると、箕面巡査長が誰かと話す声が聞こえた。
「戸田警部補。申し訳ありませんが、電話を替わりますので、直接話を聞いてやってください」
箕面巡査長に替わって電話口に出たのは、木塚悟だった。
先日はどうも。と木塚は言った。
「実は、木塚……。上別府で発見された死体の頭部の件なのですが、かまいませんか?」
ええ、と戸田が促した。
「なんでしょう?」
「あの、被害者の頭部の遺棄場所に心当たりがあるんです。できれば、立ち会って頂けないかと思いまして」
戸田は深呼吸ふたつ置いて、ゆっくりと尋ね返した。
「心当たり? どこにあるんです?」
「たぶん指宿市池田湖畔。ここ、池田駐在の近くです」
「見つけた、というわけではなさそうですが、どういうことです?」
はは、と木塚は力なく笑った。
「捜し物は得意な方なので、としか説明のしようがありませんが、それでかまいませんか? なかなか信用してもらえないもので……」
と受話器の向こうで木塚は苦笑している。
現在、知覧警察署・指宿警察と言った南薩方面の捜査員の大半は、頴娃インター周辺での拡大捜索に駆り出されて手薄になっている。
平時でも民間人の「あるかもしれない」などと言った世迷い言で警察が動くことはありえない。
まず不問に付す。
もしかすれば、人手が足りていて、よほど人の良い駐在警察官でもいたなら、巡邏にかこつけて一緒に見に行くことがあるかもしれない。
だが、箕面巡査長はそのどちらも選ばず、あえて県警の戸田まで連絡してきた。
「木塚さんには、その手の実績があるというのを、自分は知っているんですが、なかなか署長を説得できませんでしたので……」
と箕面巡査長は苦しげに言った。
――実績? 木塚のその手の実績って何だ?
と思いつつ、戸田は、
「箕面さん。事情が飲み込めないんで、腹を割ったところを聞かせてもらえませんか。人手が足りないから、応援に来てくれって、単純な話じゃないようだし」
はあ、と箕面巡査長の大きなため息と息を呑む音が聞こえてきた。
「署長はガセネタだと判断しましたが、十中八九遺体は出てきます。しかしですね、自分ひとりで見つけてしまうとなると、いろいろと、その……」
なるほど、と戸田はつぶやいた。
――幹部はガセネタだと切り捨てたが、箕面巡査長には確証がある。
ただ、その確証は、一介の民間人木塚悟の中にある何か神懸かり的な、ひどく怪しげなものでしかない。
結局現場に一任という形で放り出したが、幹部の意に反した成果が上がると、お互いに立場が気まずいことになる。
それだけでなく、発見者でもなく、加害者でもなく、これから発見しようとする者の情報は、情報提供者の立場も難しいものにしてしまう……。
「で、県警本部の方からそれとなく調査依頼があったことにしておきたい。できれば一緒にいて欲しい。そういうことですか」
「そこまでしてくださると、本当に助かります」
と箕面巡査長がほっとした口調で言った。
「で、箕面巡査長の考える、見つかる可能性はどのくらいなんですか」
「百パーセントとは言いませんが、ほぼそのくらいだと思います」
『首が百パーセント見つかる……』
戸田には、箕面巡査長のそのことばがなぜか引っかかった。
そのくせ気づいたときには、幾つものことばがするすると滑り出ていた。
「では……。池田湖周辺に被害者の頭部が遺棄されているという未確認情報が入りましたので、池田駐在の箕面巡査長には、これを確認されたい。よろしいか」
「箕面巡査長、了解しました」
「状況連絡は、これ以降、指宿警察署、県警とも密に行ってください。行けたら、わたしも向かいますので」
戸田は受話器を置くと、渡辺係長、と声をかけた。
「えー。池田湖畔に、頴娃町での死体遺棄事件の被害者の頭部が遺棄されているという未確認情報が入ったんですが、確認に行っても構いませんかね。情報では、ほぼ百パーセント出ると言ってますが」
「そんな馬鹿な話を誰が信じるんだ。誰がどこに出るといったんだ」
「甲突川切断殺人事件の第二発見者、木塚悟があると言ってました。経緯はどうあれ、実際発見したものの関わり合いを避けるために、あるかもしれないと言い張っている可能性があります」
「わかった。だが、行くとしても手順が逆だ。勝手に回答してから同意を求めるな。首尾が悪ければ、空出張になる。年休の届け出すんなら行けばいい」
渡辺係長は無表情に言い放った。
「了解。瀬ノ尾を連れて行きますんで、あとはあれこれよろしく」
瀬ノ尾は、戸田の指示通り指宿スカイラインを経由して池田駐在への行程を取った。戸田はしきりに箕面巡査長と連絡を取ろうとしていたが、圏外で通話できないようだった。
谷山インターを過ぎ、錫山を抜ける頃には通行車両はめっきり減り、道路改修工事関連車両ばかりになっていた。
瀬ノ尾は、あの係長が皮肉混じりではあったが、よくも簡単に指宿行きを許可したものだな、と考えていた。
――渡辺係長は戸田を手元に置いておきたいんだ。いつでもどこでも何が起きても、起きれば直ぐに戸田を送り込みたい。だから、どの事件も専任させておきたくない。それが本音だ……。
まさかとは思っていたが、打越係長の言ったことはあながち嘘ではないのかもしれない。
ふいに思い出したことばを反芻しながら、瀬ノ尾はぼんやりと考え、すぐに否定した。
『そんなはずはない』
戸田は、知覧インターを過ぎた辺りで連絡が付けられたようだった。
「瀬ノ尾。切断された頭部が見つかったそうだ。上別府で発見された被害者かどうかまではわからん」」
はあ、と瀬ノ尾は生返事を返した。
「なんだ、狐につままれたような顔をして……」
「いや、戸田さん。犯人しか知らないものを見つけられる人間て、犯人とは違うんですか」
「勘の鋭い奴や捜し物の得意な奴。運のいい奴、悪いのかもしれんが、そんなやつは必ずいるさ。それとも何かが見えているか。あるいは、犯人の心理を組み立てられるのか……。あれこれ考えるより、直接聞く方が間違いないな。なあ瀬ノ尾。ひとつ質問をしようか」
「いきなり……。なんです?」
「お前なら、首と胴体をふたつにわけたとき、どちらから処分する?」
瀬ノ尾は口ごもった。
「おれなら、顔見知りであれ、行きずりであれ、首の方を先に処分する気がする。なんと言っても、見られている気がして嫌だからな」
戸田のことばに、瀬ノ尾は大きく頷いた。
「おれもそう思います」
「でも、甲突川切断事件の稲村は首を最後まで持っていた。首が見つかると、自分の犯行だとばれると思ったんだそうだ。それも一理ある。では、一連の女子高生殺人事件の場合は? 頴娃町の切断事件の場合は? 」
戸田の声が次第に大きくなっていく。
「戸田さん? どうかしたんですか?」
瀬ノ尾が声をかけた。
ああ、そうだな、と戸田が大きく息を吐いた。
「確かにどうかしてる。今朝電話をもらったとき、何かがひっかかったんだ。首が見つかるって一言が、ひどく引っかかった。いや、見つかるってことが大事なんじゃなくて、まったく逆の、見つからないとか、隠すとか、正反対に見えることが妙に引っかかってる。巧く言えない。くそっ、いらいらする」
瀬ノ尾はため息を付いた。
「戸田さん。ま、息抜きのドライブのつもりでゆっくり行きましょうよ」
西署での芳しい捜査報告のなかった捜査会議から戻った戸田を、電話が待ち受けていた。
「戸田。お前さんへの電話だ。朝から、何度目だ? 三度目? だそうだ」
渡辺係長が、戸田に電話を回してよこした。
「あの、戸田警部補? 自分は、指宿警察署池田駐在の箕面巡査長と言います。実は、折り入って、戸田警部補にお願いと申しますか、ご相談がありまして」
電話越しにも、年輩の巡査長の困惑しきった様子が伝わってきた。
「わたしでよければ、話だけは聞きますが」
戸田が答えると、箕面巡査長が誰かと話す声が聞こえた。
「戸田警部補。申し訳ありませんが、電話を替わりますので、直接話を聞いてやってください」
箕面巡査長に替わって電話口に出たのは、木塚悟だった。
先日はどうも。と木塚は言った。
「実は、木塚……。上別府で発見された死体の頭部の件なのですが、かまいませんか?」
ええ、と戸田が促した。
「なんでしょう?」
「あの、被害者の頭部の遺棄場所に心当たりがあるんです。できれば、立ち会って頂けないかと思いまして」
戸田は深呼吸ふたつ置いて、ゆっくりと尋ね返した。
「心当たり? どこにあるんです?」
「たぶん指宿市池田湖畔。ここ、池田駐在の近くです」
「見つけた、というわけではなさそうですが、どういうことです?」
はは、と木塚は力なく笑った。
「捜し物は得意な方なので、としか説明のしようがありませんが、それでかまいませんか? なかなか信用してもらえないもので……」
と受話器の向こうで木塚は苦笑している。
現在、知覧警察署・指宿警察と言った南薩方面の捜査員の大半は、頴娃インター周辺での拡大捜索に駆り出されて手薄になっている。
平時でも民間人の「あるかもしれない」などと言った世迷い言で警察が動くことはありえない。
まず不問に付す。
もしかすれば、人手が足りていて、よほど人の良い駐在警察官でもいたなら、巡邏にかこつけて一緒に見に行くことがあるかもしれない。
だが、箕面巡査長はそのどちらも選ばず、あえて県警の戸田まで連絡してきた。
「木塚さんには、その手の実績があるというのを、自分は知っているんですが、なかなか署長を説得できませんでしたので……」
と箕面巡査長は苦しげに言った。
――実績? 木塚のその手の実績って何だ?
と思いつつ、戸田は、
「箕面さん。事情が飲み込めないんで、腹を割ったところを聞かせてもらえませんか。人手が足りないから、応援に来てくれって、単純な話じゃないようだし」
はあ、と箕面巡査長の大きなため息と息を呑む音が聞こえてきた。
「署長はガセネタだと判断しましたが、十中八九遺体は出てきます。しかしですね、自分ひとりで見つけてしまうとなると、いろいろと、その……」
なるほど、と戸田はつぶやいた。
――幹部はガセネタだと切り捨てたが、箕面巡査長には確証がある。
ただ、その確証は、一介の民間人木塚悟の中にある何か神懸かり的な、ひどく怪しげなものでしかない。
結局現場に一任という形で放り出したが、幹部の意に反した成果が上がると、お互いに立場が気まずいことになる。
それだけでなく、発見者でもなく、加害者でもなく、これから発見しようとする者の情報は、情報提供者の立場も難しいものにしてしまう……。
「で、県警本部の方からそれとなく調査依頼があったことにしておきたい。できれば一緒にいて欲しい。そういうことですか」
「そこまでしてくださると、本当に助かります」
と箕面巡査長がほっとした口調で言った。
「で、箕面巡査長の考える、見つかる可能性はどのくらいなんですか」
「百パーセントとは言いませんが、ほぼそのくらいだと思います」
『首が百パーセント見つかる……』
戸田には、箕面巡査長のそのことばがなぜか引っかかった。
そのくせ気づいたときには、幾つものことばがするすると滑り出ていた。
「では……。池田湖周辺に被害者の頭部が遺棄されているという未確認情報が入りましたので、池田駐在の箕面巡査長には、これを確認されたい。よろしいか」
「箕面巡査長、了解しました」
「状況連絡は、これ以降、指宿警察署、県警とも密に行ってください。行けたら、わたしも向かいますので」
戸田は受話器を置くと、渡辺係長、と声をかけた。
「えー。池田湖畔に、頴娃町での死体遺棄事件の被害者の頭部が遺棄されているという未確認情報が入ったんですが、確認に行っても構いませんかね。情報では、ほぼ百パーセント出ると言ってますが」
「そんな馬鹿な話を誰が信じるんだ。誰がどこに出るといったんだ」
「甲突川切断殺人事件の第二発見者、木塚悟があると言ってました。経緯はどうあれ、実際発見したものの関わり合いを避けるために、あるかもしれないと言い張っている可能性があります」
「わかった。だが、行くとしても手順が逆だ。勝手に回答してから同意を求めるな。首尾が悪ければ、空出張になる。年休の届け出すんなら行けばいい」
渡辺係長は無表情に言い放った。
「了解。瀬ノ尾を連れて行きますんで、あとはあれこれよろしく」
瀬ノ尾は、戸田の指示通り指宿スカイラインを経由して池田駐在への行程を取った。戸田はしきりに箕面巡査長と連絡を取ろうとしていたが、圏外で通話できないようだった。
谷山インターを過ぎ、錫山を抜ける頃には通行車両はめっきり減り、道路改修工事関連車両ばかりになっていた。
瀬ノ尾は、あの係長が皮肉混じりではあったが、よくも簡単に指宿行きを許可したものだな、と考えていた。
――渡辺係長は戸田を手元に置いておきたいんだ。いつでもどこでも何が起きても、起きれば直ぐに戸田を送り込みたい。だから、どの事件も専任させておきたくない。それが本音だ……。
まさかとは思っていたが、打越係長の言ったことはあながち嘘ではないのかもしれない。
ふいに思い出したことばを反芻しながら、瀬ノ尾はぼんやりと考え、すぐに否定した。
『そんなはずはない』
戸田は、知覧インターを過ぎた辺りで連絡が付けられたようだった。
「瀬ノ尾。切断された頭部が見つかったそうだ。上別府で発見された被害者かどうかまではわからん」」
はあ、と瀬ノ尾は生返事を返した。
「なんだ、狐につままれたような顔をして……」
「いや、戸田さん。犯人しか知らないものを見つけられる人間て、犯人とは違うんですか」
「勘の鋭い奴や捜し物の得意な奴。運のいい奴、悪いのかもしれんが、そんなやつは必ずいるさ。それとも何かが見えているか。あるいは、犯人の心理を組み立てられるのか……。あれこれ考えるより、直接聞く方が間違いないな。なあ瀬ノ尾。ひとつ質問をしようか」
「いきなり……。なんです?」
「お前なら、首と胴体をふたつにわけたとき、どちらから処分する?」
瀬ノ尾は口ごもった。
「おれなら、顔見知りであれ、行きずりであれ、首の方を先に処分する気がする。なんと言っても、見られている気がして嫌だからな」
戸田のことばに、瀬ノ尾は大きく頷いた。
「おれもそう思います」
「でも、甲突川切断事件の稲村は首を最後まで持っていた。首が見つかると、自分の犯行だとばれると思ったんだそうだ。それも一理ある。では、一連の女子高生殺人事件の場合は? 頴娃町の切断事件の場合は? 」
戸田の声が次第に大きくなっていく。
「戸田さん? どうかしたんですか?」
瀬ノ尾が声をかけた。
ああ、そうだな、と戸田が大きく息を吐いた。
「確かにどうかしてる。今朝電話をもらったとき、何かがひっかかったんだ。首が見つかるって一言が、ひどく引っかかった。いや、見つかるってことが大事なんじゃなくて、まったく逆の、見つからないとか、隠すとか、正反対に見えることが妙に引っかかってる。巧く言えない。くそっ、いらいらする」
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