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第七章(その7) 容疑者大泊敬吾
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車は国道十号線から二一五号線へ入り、清滝大通りまで来た。
大泊の倉庫は下水処理場の近くにあった。
両側を材木店とクリーニング店に挟まれた三十坪ほどの二階建ての倉庫で、道路沿いに隣の材木店と共同だが大型車が入れるほどの駐車場もある。
裏手には食品加工場が覆い被さるように建っていた。
常田さん、と戸田が声を掛けた。
「ここの倉庫の鍵、以前の置き場所は?」
「玄関の庇の裏側。ないと思うけど」
探したが確かになかった。
戸田は周囲を歩き渡した。
左右の店舗とは人ひとり通れる程度の路地、裏手の工場の間にはコンクリート塀が立っていて、ここも人ひとり通れるほどの隙間しかない。
戸田は、侵入するにはここからだ、と思った。
が、既に夜は明け始めている。
通りかかる車も増え始めている。
現に倉庫の前の通りも何台か通っていった。
暗がりに紛れて、どこか無理にこじ開けてでも入り込むのは、もう難しかった。
「こうなると、正攻法で中を見るしかないか……」
常田は展開が飲み込めず目を丸くしている。
瀬ノ尾が、気の毒気に言った。
「常田さん。あなたにはこのまま県警まで来ていただきましょうか。津田純子ならびに日高秀子殺害死体損壊及び死体遺棄に関して、細かなお話をうかがいたいので……」
「俺はなにもしてない……」
「ええ、大泊に填められかけたんです。あなたが四月二十八日にここへ運んだ白バンには、津田純子さんが押し込められていた可能性があるんです」
常田はただ呆然と立ち尽くしていた。
戸田はすぐに電話で渡辺係長を叩き起こすと、常田の証言から大泊敬吾が一連の殺害死体損壊事件の容疑者である可能性を告げた。
瀬ノ尾を大泊の倉庫に待機させ、常田を伴って県警本部に戻ると、常田の勤務する石和田清掃社並びに上竜尾町のアパートの家宅捜査。大泊敬吾周辺の事情聴取と張込、場合によっては確保。諸々の打ち合わせがすむと、さすがに戸田も力尽きた。
捜査員たちがそれぞれ分担された現場に向かう中、申し訳ないと思いつつ戸田は、『一時間だけ』横になった。
そういえば、夕べは昨日の捜査報告書も、監察の分の報告書も読まずじまいだったことが、ちらっと脳裏に走った。
『そんなときに限って、読み落としが致命的なミスに繋がるんだ』
そうも思いながら、一時間だけだからと、朦朧と言い訳しつつ眼を閉じた。
戸田が眼を覚ますと十時を回っていた。
瀬ノ尾の姿は見えないが、瀬ノ尾の机の上に置いておいたメモがない。
戻ってきたんだな、と寝起きの朦朧とした頭で考えていると、
「戸田、昨日はご苦労だった。瀬ノ尾は若い分、もう常田の事情聴取に回ってる。お前は、監察の仕事に戻れ。とっとと済ませて放り出しちまえ」
渡辺係長の声がする。へいへい、と戸田は応じた。
「おことばに甘えて年寄りは渋茶でも一杯飲んで仕事にかかりますか」
言われるまでもない。
そんなものはとっとと済ませて現場に出るつもりだった。
戸田は昨日上がった分厚い捜査報告書をぱらぱらと斜め読みしていく。
頴娃町の被害者並びに、容疑者が割れたこと。
維新館前の被害者の身元が割れたこと。
ミートソウの購買者が判明したこと。
捜査はかなり前進している……。
今度は腰を据えて精読していく。
ミートソウの購買者は、薩摩郡さつま町柊野の農業大園俊雄(六十二才)。
鹿児島県猟友会薩摩支部所属。ミートソウは現在も所持しており、貸し出した形跡もなかった。
この報告でミートソウの手がかりは一端切れた。
さらに読み進める。
大園はミートソウの購入の経緯について、有島殖産に勤めている猟仲間から、中古品・アウトレット市の招待状を貰ったので出かけた時に買った。最近その猟仲間の大泊がライフルの免許を取ったので、猪撃ちに行く計画を立てている。
そう記述されていた。
戸田は思わず右肩を押さえた。
嫌なことを思い出した。
戸田の右肩の傷は、記録上は巡邏中猟銃の手入れをしていた被疑者を見かけ、話している最中に暴発したことになっているが、実際は至近距離から散弾銃で撃たれたものだ。
情痴のもつれから激昂した被疑者が猟銃を持ち出し、説得に当たっていた戸田が撃たれた。
暴発といえば言えなくもない状況から、戸田が暴発で押し通した。
あの恐怖は今も忘れてはいない。が、それは昔の話だ。
――大泊《ようぎしゃ》が猟銃を所持している可能性がある。
そちらが重要だった。
係長、と戸田は顔は報告書から上げずに声を張り上げた。
「大泊は、場合によっては数丁の猟銃を持っている可能性があります。確認を頼みます」
「厄介な」
舌打ちした渡辺は、
「持ち出してなきゃいいが……」
こぼしながら、確認の指示を出した。さらに、
「戸田、……」
――係長。
瀬ノ尾が飛び込んできた。
「ミートソウ、所在割れそうです」
戸田と渡辺は一気に振り向いた。
戸田のメモに書いてあった通り、常田にミートソウの写真を見せて確認したところ、福岡から積み込んだ諸道具の中に確かに二台あったと証言した。そのうち一台は、最近大泊の倉庫から動かしたと。
戸田は顔を青白くさせながら、拳を握りしめている。
「本気で填めるつもりだったみたいだな。家宅捜索して出てきたミートソウには血液反応があり、常田の指紋が出る。犯行時間前後の犯行場所に必ず常田の姿がある。状況証拠はどんどん積み重なっていく。これで掃除機から毛髪と血液反応が出、携帯まで出てきたら……」
「ええ、常田がアウトになりかねません」
「他には? 他には何か言ってたか」
瀬ノ尾は首を振った。戸田は渡辺係長を見やった。
「係長。大泊を任意で引っ張って事情訊きましょう。美津濃美穂の時は応じた。今度応じないとなると……」
渡辺の返事はない。
代わりに、大泊の自宅に張り付いている捜査員に連絡を入れていた。
渡辺は、机の上に肘を突き指先を組むと、
「これで、私は待つだけだが、お前らふたりは目の前の仕事に専念するんだな」
戸田は小さく肩をすくめると、捜査報告書に戻った。
南さつま市頴娃町上別府の事件は、被害者は、指宿市の無職今村加世子(二十四)、容疑者は内縁の夫で同じく指宿市の無職有村裕太(二十八)。別れ話のもつれから頴娃町水成川の被害者の実家で殺害。その後遺体を切断し、頴娃町上別府並びに池田市池田に遺棄したものだった。
「で、いつからいないんだ。昨夜から車がない。そうか、じっくり聞き込んでくれ」
渡辺の語気が荒い。大泊は不在だったらしい。
「錦江町の倉庫の方はどうです?」
戸田のことばを左手を上げて遮った渡辺は、既に右耳に受話器を当てていた。
はかばかしくない答えなのだろう。
渋面を作っていた渡辺が、悲鳴をあげて受話器を耳から引き離した。
鈍いが大きな爆発音が、戸田の耳にも聞こえた。
「何だ? おい、何が起きた」
再び受話器を耳に当てた渡辺が、何度も繰り返したが、返事は帰ってこない。
「係長、行った方が早くありませんか」
戸田が声を掛けたとき、警報音と同報無線が喚きだした。
[鹿箭島中央所管内、錦江町三丁目下水処理場前から携帯電話による一一九入電。近くの木造倉庫で爆発事故。現在炎上中。爆風の飛来物による負傷者二名。軽症。各移動、各警戒員は現場に向かわれたい。繰り返す……]
「やりやがった」
戸田と渡辺は同時に声を上げた。
「どうします?」
「大泊は、この混乱に乗じて逃走を図る気だ。すぐに非常線を張ろう」
渡辺は各担当に緊急連絡を入れ始めた。
大泊の倉庫は下水処理場の近くにあった。
両側を材木店とクリーニング店に挟まれた三十坪ほどの二階建ての倉庫で、道路沿いに隣の材木店と共同だが大型車が入れるほどの駐車場もある。
裏手には食品加工場が覆い被さるように建っていた。
常田さん、と戸田が声を掛けた。
「ここの倉庫の鍵、以前の置き場所は?」
「玄関の庇の裏側。ないと思うけど」
探したが確かになかった。
戸田は周囲を歩き渡した。
左右の店舗とは人ひとり通れる程度の路地、裏手の工場の間にはコンクリート塀が立っていて、ここも人ひとり通れるほどの隙間しかない。
戸田は、侵入するにはここからだ、と思った。
が、既に夜は明け始めている。
通りかかる車も増え始めている。
現に倉庫の前の通りも何台か通っていった。
暗がりに紛れて、どこか無理にこじ開けてでも入り込むのは、もう難しかった。
「こうなると、正攻法で中を見るしかないか……」
常田は展開が飲み込めず目を丸くしている。
瀬ノ尾が、気の毒気に言った。
「常田さん。あなたにはこのまま県警まで来ていただきましょうか。津田純子ならびに日高秀子殺害死体損壊及び死体遺棄に関して、細かなお話をうかがいたいので……」
「俺はなにもしてない……」
「ええ、大泊に填められかけたんです。あなたが四月二十八日にここへ運んだ白バンには、津田純子さんが押し込められていた可能性があるんです」
常田はただ呆然と立ち尽くしていた。
戸田はすぐに電話で渡辺係長を叩き起こすと、常田の証言から大泊敬吾が一連の殺害死体損壊事件の容疑者である可能性を告げた。
瀬ノ尾を大泊の倉庫に待機させ、常田を伴って県警本部に戻ると、常田の勤務する石和田清掃社並びに上竜尾町のアパートの家宅捜査。大泊敬吾周辺の事情聴取と張込、場合によっては確保。諸々の打ち合わせがすむと、さすがに戸田も力尽きた。
捜査員たちがそれぞれ分担された現場に向かう中、申し訳ないと思いつつ戸田は、『一時間だけ』横になった。
そういえば、夕べは昨日の捜査報告書も、監察の分の報告書も読まずじまいだったことが、ちらっと脳裏に走った。
『そんなときに限って、読み落としが致命的なミスに繋がるんだ』
そうも思いながら、一時間だけだからと、朦朧と言い訳しつつ眼を閉じた。
戸田が眼を覚ますと十時を回っていた。
瀬ノ尾の姿は見えないが、瀬ノ尾の机の上に置いておいたメモがない。
戻ってきたんだな、と寝起きの朦朧とした頭で考えていると、
「戸田、昨日はご苦労だった。瀬ノ尾は若い分、もう常田の事情聴取に回ってる。お前は、監察の仕事に戻れ。とっとと済ませて放り出しちまえ」
渡辺係長の声がする。へいへい、と戸田は応じた。
「おことばに甘えて年寄りは渋茶でも一杯飲んで仕事にかかりますか」
言われるまでもない。
そんなものはとっとと済ませて現場に出るつもりだった。
戸田は昨日上がった分厚い捜査報告書をぱらぱらと斜め読みしていく。
頴娃町の被害者並びに、容疑者が割れたこと。
維新館前の被害者の身元が割れたこと。
ミートソウの購買者が判明したこと。
捜査はかなり前進している……。
今度は腰を据えて精読していく。
ミートソウの購買者は、薩摩郡さつま町柊野の農業大園俊雄(六十二才)。
鹿児島県猟友会薩摩支部所属。ミートソウは現在も所持しており、貸し出した形跡もなかった。
この報告でミートソウの手がかりは一端切れた。
さらに読み進める。
大園はミートソウの購入の経緯について、有島殖産に勤めている猟仲間から、中古品・アウトレット市の招待状を貰ったので出かけた時に買った。最近その猟仲間の大泊がライフルの免許を取ったので、猪撃ちに行く計画を立てている。
そう記述されていた。
戸田は思わず右肩を押さえた。
嫌なことを思い出した。
戸田の右肩の傷は、記録上は巡邏中猟銃の手入れをしていた被疑者を見かけ、話している最中に暴発したことになっているが、実際は至近距離から散弾銃で撃たれたものだ。
情痴のもつれから激昂した被疑者が猟銃を持ち出し、説得に当たっていた戸田が撃たれた。
暴発といえば言えなくもない状況から、戸田が暴発で押し通した。
あの恐怖は今も忘れてはいない。が、それは昔の話だ。
――大泊《ようぎしゃ》が猟銃を所持している可能性がある。
そちらが重要だった。
係長、と戸田は顔は報告書から上げずに声を張り上げた。
「大泊は、場合によっては数丁の猟銃を持っている可能性があります。確認を頼みます」
「厄介な」
舌打ちした渡辺は、
「持ち出してなきゃいいが……」
こぼしながら、確認の指示を出した。さらに、
「戸田、……」
――係長。
瀬ノ尾が飛び込んできた。
「ミートソウ、所在割れそうです」
戸田と渡辺は一気に振り向いた。
戸田のメモに書いてあった通り、常田にミートソウの写真を見せて確認したところ、福岡から積み込んだ諸道具の中に確かに二台あったと証言した。そのうち一台は、最近大泊の倉庫から動かしたと。
戸田は顔を青白くさせながら、拳を握りしめている。
「本気で填めるつもりだったみたいだな。家宅捜索して出てきたミートソウには血液反応があり、常田の指紋が出る。犯行時間前後の犯行場所に必ず常田の姿がある。状況証拠はどんどん積み重なっていく。これで掃除機から毛髪と血液反応が出、携帯まで出てきたら……」
「ええ、常田がアウトになりかねません」
「他には? 他には何か言ってたか」
瀬ノ尾は首を振った。戸田は渡辺係長を見やった。
「係長。大泊を任意で引っ張って事情訊きましょう。美津濃美穂の時は応じた。今度応じないとなると……」
渡辺の返事はない。
代わりに、大泊の自宅に張り付いている捜査員に連絡を入れていた。
渡辺は、机の上に肘を突き指先を組むと、
「これで、私は待つだけだが、お前らふたりは目の前の仕事に専念するんだな」
戸田は小さく肩をすくめると、捜査報告書に戻った。
南さつま市頴娃町上別府の事件は、被害者は、指宿市の無職今村加世子(二十四)、容疑者は内縁の夫で同じく指宿市の無職有村裕太(二十八)。別れ話のもつれから頴娃町水成川の被害者の実家で殺害。その後遺体を切断し、頴娃町上別府並びに池田市池田に遺棄したものだった。
「で、いつからいないんだ。昨夜から車がない。そうか、じっくり聞き込んでくれ」
渡辺の語気が荒い。大泊は不在だったらしい。
「錦江町の倉庫の方はどうです?」
戸田のことばを左手を上げて遮った渡辺は、既に右耳に受話器を当てていた。
はかばかしくない答えなのだろう。
渋面を作っていた渡辺が、悲鳴をあげて受話器を耳から引き離した。
鈍いが大きな爆発音が、戸田の耳にも聞こえた。
「何だ? おい、何が起きた」
再び受話器を耳に当てた渡辺が、何度も繰り返したが、返事は帰ってこない。
「係長、行った方が早くありませんか」
戸田が声を掛けたとき、警報音と同報無線が喚きだした。
[鹿箭島中央所管内、錦江町三丁目下水処理場前から携帯電話による一一九入電。近くの木造倉庫で爆発事故。現在炎上中。爆風の飛来物による負傷者二名。軽症。各移動、各警戒員は現場に向かわれたい。繰り返す……]
「やりやがった」
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