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少女が見つかる日(その2)
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川南さんは、神村産業《ここ》の事務所にも女を連れ込んでいた。川南さんが失踪した日の、あの烈しい雷雨の中、もしかすると、堆肥センターに自分の車を置いて、川南さんはこっちに来ていたのかも知れない。
――ぼんやりと考えながら、ぼくはグラップルで挟んだ廃材をタブグラインダーの中に次々放り込んでいく。切削されたチップがベルトコンベアーで運ばれ、山に重なっていく。戸田さんたちは、ここと同じチップの山の中から被害者の血痕を見つけ出した。ぼくも同じように。ぼんやりとチップの山を眺めてみたが、風は吹いてこない。そのはずだ。こんなところに七年も前の何かが残っているとは、とても思えなかった。
今日最後の廃材を放り込み、タブが空になっていくのを見つめている。ふと、一城美奈子がタブの中で細かく切断されて行く夢を見たことを思い出した。ぼくは、すっかり空になったタブグラインダーのエンジンを切った。廃材が擦れて磨かれたタブの内張の鉄板が、かすかな残照に赤鈍く光っている。
――この中に放り込めば、骨も肉もミンチになって、チップの山の中に消えてしまいます。
細かく刻まれていく一城美奈子の姿と、永幸産業の上野さんのことばと、戸田刑事の凍るような眼差しが重なっていった。そして、烈しい雷雨の中、回転するタブグラインダーの中に一城美奈子を放り込む川南さんの姿が鮮やかに浮かんできた。
ぼくは首を振った。何度も何度も……。
――そんなはずはない。ならば、何故、ぼくが、一城美奈子を殺す夢を見るんだ。
たまりかねて、ぼくは小さく呟いた。
「なあ、君は、ここで殺されたのか。そして、ここで……」
答はない。
ぼくは家に帰らず堆肥センターの事務所に戻った。
倉庫の棚の奥には、過去十年分の生産日報が保存してあるはずだった。五月の連休中、少し手を付けいたせいもあって、棚に無造作に積んである段ボールの中から、七年前の記録を見つけ出すのは造作もなかった。ぼくは、日報を段ボールごと部屋に持ち帰った。
日報には、失踪後直近では、五月二十九日と六月一日に、神村産業の集積場からそれぞれ八トンずつのチップが搬入されたことになっていた。この二十九日と一日を挟んだ一週間は、叩くような大雨の日が続いていたし、当然川南さんが無断欠勤していた時期で、人手も足りなかった。水を含んだチップは、ちょうど空いていた二時発酵槽に放り込んで、曝気をかけながら水分を抜くという余分な作業をした記憶があった。当然、
――何でこんな日に搬入するんだ……。確か工場長は怒鳴りまくっていた……。
ないつもりだった七年前のもの。
――帳簿上の記録だがひとつは確かにここにある。
そして、部屋に持ち込んだもうひとつの段ボール箱の中には、堆肥のサンプルがあった。倉庫から持ち出したとき、サンプルのひとつに七年前の六月のものがあった。それは確かに覚えている。だが、今ここで段ボール箱を開けて日付を確認する度胸は、ぼくにはなかった。パソコンかバックアップディスク、本棚の野帳箱には、それなりの記録が残っているはずだった。ぼくはパソコンを起ち上げた。残っていない。バックアップディスクの一枚に、当時の記録が残っていた。
川南さんの失踪後直近のサンプル採取は、六月五日。
二次発酵槽NO.7及び、一次発酵槽NO.3のふたつ。
六月十二日、同二箇所。
六月十九日、同NO.4(これは、一次発酵槽NO.3の堆肥の一次発酵が終了して二次発酵槽へ移したもの)、及び一次発酵槽No.2の二箇所。
実際は、この年の夏までは、月水金の毎週三回全部の発酵槽からサンプルを抜き取っていたが、余りにも膨大な量になったので、記録と保管ついては定点観測に切り替え、残った結果がこれだけだった。神村産業から持ち込んだチップを、どの発酵槽に使ったかは、未だ探し出せていない。
ぼくはその夜寝なかった。寝てしまうと、とんでもない夢を見てしまいそうだった。
朝方までかかって、生産日報の写しを作り、野帳とディスクのコピーを作り、戸田刑事に概要のメールを入れた。
七年前の川南雄一、一城美奈子、ふたりの失踪に繋がるかもしれない試料が手に入ったかも知れない、と。
翌早朝には、戸田刑事からの返信メールがあった。
ぼくは、指示通り、堆肥サンプルを入れた段ボール箱と作業日報のコピーをまとめたDVDを携えて甲突派出所に出向いた。すでに戸田刑事が待ちかまえている。
「これが、問題のあれですか」
「ええ。堆肥のサンプルと作業日誌のコピーをまとめたDVDが二枚です」
「これが、天使の微笑みになるか、小悪魔の囁きになるか。――これからは、例の風は吹いてこないんでしょう?」
戸田刑事は穏やかな眼でぼくを見つめた。ぼくは俯いた。
「ええ。何も感じていません」
――鬼を呼び出すか、(藪をつついて)蛇を出すか。
どちらもごめん被りたい。
そう思いながら、ぼくは昨日の状況を説明した。聞き終えた戸田刑事は、ゆっくりと頷いた。
「だいたい了解しました。木塚さん、これ。――確かにお預かりします」
でも……。
ぼくは、言わずにいられなかった。
「ほんとうにいいんですか。これは、事件性とか、まったくないかもしれなくて。警察の方には、無駄な負担ばかりかけることになりそうなんですが。――それでなくても今の県警は、非常事態でしょうし……」
戸田刑事は、不思議そうな、しかし、ひどくいたずらっぽい笑みを浮かべた。
「いやいや。一般人の仕事に較べると、全く無駄なことばかりやっているのが、我々の仕事です。ひとりの犯人を裁判所に送るまでの警察関係者の延べ移動距離なんて、それはもう、むごいもんです。なにしろ、最短距離で事件と犯人とが繋がるのは、現行犯くらいのもんですから。――それに、木塚さんには借りもあります。池田湖のあれ、おかげで一千万円単位の経費が浮いたんですから、大恩人のちょっとしたお願いくらいは、聞いても罰は当たりませんよ」
――違う。
と心の底で叫んでいた。ぼくの本心はそこにはない。
試料として渡したものの中から、一城美奈子の何かが出てきたとき、川南さんだけではない。(記憶がないとは言え)ぼくもまた、容疑者のひとりとなる。その不安が、渡した試料から何も出ないはずだ。そう釘を刺させているだけのことだ。だが、口にはできなかった……。
「非常事態とか言われると、かえって、こっちが恐縮しますよ。正直な話、事例の少ないものの分析は、我々にとっても財産になるんです。まあ、気にしないで下さい」
ぼくは、鬱屈した気分のまま派出所を出た。
自分自身の内面もそうだが、例の風が吹く代わりに、あたり中ひどく厚い暗雲に急速に覆われていく。そんな感じだった。
案の定、三日後の六月十七日には、戸田刑事が堆肥センターにやってきて、ぼそりと言った。
「預かった試料の中から人の骨が出ました。男性の骨です」
――ぼんやりと考えながら、ぼくはグラップルで挟んだ廃材をタブグラインダーの中に次々放り込んでいく。切削されたチップがベルトコンベアーで運ばれ、山に重なっていく。戸田さんたちは、ここと同じチップの山の中から被害者の血痕を見つけ出した。ぼくも同じように。ぼんやりとチップの山を眺めてみたが、風は吹いてこない。そのはずだ。こんなところに七年も前の何かが残っているとは、とても思えなかった。
今日最後の廃材を放り込み、タブが空になっていくのを見つめている。ふと、一城美奈子がタブの中で細かく切断されて行く夢を見たことを思い出した。ぼくは、すっかり空になったタブグラインダーのエンジンを切った。廃材が擦れて磨かれたタブの内張の鉄板が、かすかな残照に赤鈍く光っている。
――この中に放り込めば、骨も肉もミンチになって、チップの山の中に消えてしまいます。
細かく刻まれていく一城美奈子の姿と、永幸産業の上野さんのことばと、戸田刑事の凍るような眼差しが重なっていった。そして、烈しい雷雨の中、回転するタブグラインダーの中に一城美奈子を放り込む川南さんの姿が鮮やかに浮かんできた。
ぼくは首を振った。何度も何度も……。
――そんなはずはない。ならば、何故、ぼくが、一城美奈子を殺す夢を見るんだ。
たまりかねて、ぼくは小さく呟いた。
「なあ、君は、ここで殺されたのか。そして、ここで……」
答はない。
ぼくは家に帰らず堆肥センターの事務所に戻った。
倉庫の棚の奥には、過去十年分の生産日報が保存してあるはずだった。五月の連休中、少し手を付けいたせいもあって、棚に無造作に積んである段ボールの中から、七年前の記録を見つけ出すのは造作もなかった。ぼくは、日報を段ボールごと部屋に持ち帰った。
日報には、失踪後直近では、五月二十九日と六月一日に、神村産業の集積場からそれぞれ八トンずつのチップが搬入されたことになっていた。この二十九日と一日を挟んだ一週間は、叩くような大雨の日が続いていたし、当然川南さんが無断欠勤していた時期で、人手も足りなかった。水を含んだチップは、ちょうど空いていた二時発酵槽に放り込んで、曝気をかけながら水分を抜くという余分な作業をした記憶があった。当然、
――何でこんな日に搬入するんだ……。確か工場長は怒鳴りまくっていた……。
ないつもりだった七年前のもの。
――帳簿上の記録だがひとつは確かにここにある。
そして、部屋に持ち込んだもうひとつの段ボール箱の中には、堆肥のサンプルがあった。倉庫から持ち出したとき、サンプルのひとつに七年前の六月のものがあった。それは確かに覚えている。だが、今ここで段ボール箱を開けて日付を確認する度胸は、ぼくにはなかった。パソコンかバックアップディスク、本棚の野帳箱には、それなりの記録が残っているはずだった。ぼくはパソコンを起ち上げた。残っていない。バックアップディスクの一枚に、当時の記録が残っていた。
川南さんの失踪後直近のサンプル採取は、六月五日。
二次発酵槽NO.7及び、一次発酵槽NO.3のふたつ。
六月十二日、同二箇所。
六月十九日、同NO.4(これは、一次発酵槽NO.3の堆肥の一次発酵が終了して二次発酵槽へ移したもの)、及び一次発酵槽No.2の二箇所。
実際は、この年の夏までは、月水金の毎週三回全部の発酵槽からサンプルを抜き取っていたが、余りにも膨大な量になったので、記録と保管ついては定点観測に切り替え、残った結果がこれだけだった。神村産業から持ち込んだチップを、どの発酵槽に使ったかは、未だ探し出せていない。
ぼくはその夜寝なかった。寝てしまうと、とんでもない夢を見てしまいそうだった。
朝方までかかって、生産日報の写しを作り、野帳とディスクのコピーを作り、戸田刑事に概要のメールを入れた。
七年前の川南雄一、一城美奈子、ふたりの失踪に繋がるかもしれない試料が手に入ったかも知れない、と。
翌早朝には、戸田刑事からの返信メールがあった。
ぼくは、指示通り、堆肥サンプルを入れた段ボール箱と作業日報のコピーをまとめたDVDを携えて甲突派出所に出向いた。すでに戸田刑事が待ちかまえている。
「これが、問題のあれですか」
「ええ。堆肥のサンプルと作業日誌のコピーをまとめたDVDが二枚です」
「これが、天使の微笑みになるか、小悪魔の囁きになるか。――これからは、例の風は吹いてこないんでしょう?」
戸田刑事は穏やかな眼でぼくを見つめた。ぼくは俯いた。
「ええ。何も感じていません」
――鬼を呼び出すか、(藪をつついて)蛇を出すか。
どちらもごめん被りたい。
そう思いながら、ぼくは昨日の状況を説明した。聞き終えた戸田刑事は、ゆっくりと頷いた。
「だいたい了解しました。木塚さん、これ。――確かにお預かりします」
でも……。
ぼくは、言わずにいられなかった。
「ほんとうにいいんですか。これは、事件性とか、まったくないかもしれなくて。警察の方には、無駄な負担ばかりかけることになりそうなんですが。――それでなくても今の県警は、非常事態でしょうし……」
戸田刑事は、不思議そうな、しかし、ひどくいたずらっぽい笑みを浮かべた。
「いやいや。一般人の仕事に較べると、全く無駄なことばかりやっているのが、我々の仕事です。ひとりの犯人を裁判所に送るまでの警察関係者の延べ移動距離なんて、それはもう、むごいもんです。なにしろ、最短距離で事件と犯人とが繋がるのは、現行犯くらいのもんですから。――それに、木塚さんには借りもあります。池田湖のあれ、おかげで一千万円単位の経費が浮いたんですから、大恩人のちょっとしたお願いくらいは、聞いても罰は当たりませんよ」
――違う。
と心の底で叫んでいた。ぼくの本心はそこにはない。
試料として渡したものの中から、一城美奈子の何かが出てきたとき、川南さんだけではない。(記憶がないとは言え)ぼくもまた、容疑者のひとりとなる。その不安が、渡した試料から何も出ないはずだ。そう釘を刺させているだけのことだ。だが、口にはできなかった……。
「非常事態とか言われると、かえって、こっちが恐縮しますよ。正直な話、事例の少ないものの分析は、我々にとっても財産になるんです。まあ、気にしないで下さい」
ぼくは、鬱屈した気分のまま派出所を出た。
自分自身の内面もそうだが、例の風が吹く代わりに、あたり中ひどく厚い暗雲に急速に覆われていく。そんな感じだった。
案の定、三日後の六月十七日には、戸田刑事が堆肥センターにやってきて、ぼそりと言った。
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