休載中。蜘蛛猫ちゃん、それは蜘蛛?それとも猫?何に分類されるかわからない系主人公

猫mm缶

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蜘蛛猫、親御さんへのご挨拶をする。

蜘蛛猫、街デート?①

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じいやさんに見送られた後、私事イトとチョコは、チョコちゃんの家に向かいつつ、チョコちゃんおすすめというお店や、屋台通りのように出店が沢山ある通りを食べ歩きする事になった。

「ピニャ」

「案内は任せるです!」

元気な事で何よりだ。裏道などを通ると、それはそれで面倒ごとに巻き込まれそうな気がしたので、大きな道を堂々と歩く。

「危険なのです」


他の人の邪魔をしては行けないけれど、堂々と歩く事で視線を集め、悪いと人やスリなどから身を守るのだ。

「ママあれなに?」

「?!見ちゃ行けません!!」

「ねこさんだ~あのおねえさんずるいー」

「ほら、行くわよ」

「えー」

「お菓子買ってあげるから」

「え?!やった~」

無邪気な子供達に対して、大人たちの冷静な対応。特に最初のママさん、チョコちゃんの首輪に気付くの早かったな。
次のママさんも、お菓子で釣る作戦で面倒ごとに巻き込まれないようにしたのだろう。

別に襲ったりしないけどね。ちょっかいさえかけなければ、ね。

「ピニャ」

「平和です~」

たわいも無い街の様子を見ながら、ぼーと歩きながらのんびりと会話する。

その途中で最初のママさん繋がりでこんな話しをしていたりもする。

世のママさんは強いのだ。戦国時代とかだと、あまり女性で活躍した人は少ないけれど、時代や場所が変われば王女や魔女のように強気者もいる。現代で例えれば女性が社長さんになる事だって珍しく無い。

「シャチョウさんってなんです?」

「ピニャ~」

社長さんの事を聞かれたので、この世界のギルドのマスターの事だと説明する。

「ギルマス?!すごいです」

やはり、この世界でも女性のギルマスは珍しいらしい。

そうそうシャロママだって武力に置いて強気者だ。もうやりあいたくは無いな。次こそは死ねる。

「です」

チョコちゃんも遠い目をしながら、私の考えに同意した。
のんびり、ぼんやり、まったり、と、歩いていると少しずつ騒がしくなっていく。
香ばしく美味しそうな匂いも風に乗って伝わる。

「へい。らっしゃい!!」

「新鮮なフォレストバードの肉入ってるよ!!」

※フォレストバード
鳥型魔物。暖かい森に住む。攻撃性が高いが、防御力はあまりない。俊敏な動きと木を利用した回避が得意。
お肉には森の木ノ実や薬草が染み渡っており、HP.MPを少し回復出来る。
お肉は若干の弾力性があるものの、噛み切れやすく食べやすいのが特徴。油っこく無い為、老冒険者にとって特に譲歩している。
by.鑑定瞳より

「こっちは今朝取り立てのジュエルアップルのパイだよ!!是非ご賞味あれ!」

※ジュエルアップル
とある冒険者が森の奥地で宝石のように輝く林檎を見つけたのが始まり、その当時は王族や貴族の食べ物であったが、栽培に成功し、徐々に街人に行き渡るようになり、今では少し贅沢なお菓子の材料というイメージに落ち着いた。
食べるとMPや魔法攻撃力、魔法防御力が上昇する。その上昇効果は料理の質によって左右される。
味は上品な甘味と水々しさが特徴。若い人からお爺ちゃん、お婆ちゃんまで幅広い層に人気である。
by.鑑定瞳

とこんな感じの声が聞こえる。嬉しそうに串などを食べる子供達。これから冒険に行くのかな?と思う格好のグループ。話に花を咲かせる奥様方。そしてこの和気藹々とした空気を壊すスリ。
でも、私に目をつけたのが運の尽きというものだ。見た目で騙されているな。おそらくチョコちゃんの格好だけ見て、どこかの小金持ちの嬢ちゃんが護衛も付けずに抜け出して来たのだと思われたのだろう。丁度鑑定しながら見てた時に来たもんだから、とことん運がない。

「チョコはどうしますです?」

「ピニャ」

私の考えはほとんど分かるので、そんな事を聞いて来たのだろう。でも、大丈夫。スリさんには私が視界に入っていないようだからね。

「では、気づいていないフリをするのです」

私が対処するからチョコちゃんには、何か食べたいものがないか高いところから見てもらっている。
さてさて、あのスリさんはどうするのかにゃ?
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