休載中。蜘蛛猫ちゃん、それは蜘蛛?それとも猫?何に分類されるかわからない系主人公

猫mm缶

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蜘蛛猫、親御さんへのご挨拶をする。

蜘蛛猫、街デート?⑧

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「お詫びに生クリームサービス致します。どちらになさいますか?」

咳払いして、注文を聞いて来たので取り敢えずオススメ全部頼んでとチョコちゃんに伝えた。

「では、さっき言ってたオススメ全部1つずつ下さいです」

「畏まりました。では、イチゴとキウイそしてナナバのフルーツサンドですね。お代は銀貨1枚と銅貨5枚になります」

チョコちゃんがお代を渡す。
ちゃちゃっと数え終わると「少々お待ち下さい」と言い、早速準備に取り掛かった。

ルルはフルーツを綺麗に素早く切り、続いて杖(泡立て器)を取り出し生クリーム作成に入る。作るのは3種類、イチゴ用の桜色の生クリーム、キウイ用の黄緑色の生クリーム、ナナバ用のレモン色の生クリームの3種である。何故か鑑定瞳が発動した。

イチゴ用攻撃上昇生クリーム
イチゴ用に味付けされた生クリーム
イチゴと一緒に食した時のみ効果発動。
1時間の間、生クリーム1gに対して、0.1物理攻撃力が上昇される。摩訶不思議な生クリーム。世界でこの生クリームを作れるのは、現段階でルルだけである。

キウイ用HP回復生クリーム
キウイ用に味付けされた生クリーム
キウイと一緒に食した時のみ効果発動。
生クリーム1gに対して、HPを5回復する。摩訶不思議な生クリーム。世界でこの生クリームを作れるのは、現段階でルルだけである。

レモン用MP回復生クリーム
レモン用に味付けされた生クリーム
レモンと一緒に食した時のみ効果発動。
生クリーム1gに対して、MPを2回復する。
摩訶不思議な生クリーム。世界でこの生クリームを作れるのは、現段階でルルだけである。

わ~お、こりゃあたまげたでございます。なんとも頭の悪そうな表現をしてしまいましたが、仕方ないのです。そう仕方がなかったのです。
沢山欲しいけど、時間が経ってしまうと能力が無くなってしまうことなんてザラである。色々な物語に置いて、料理やポーションは一部の例外を除いて酸化したり、腐ったりしてしまうのだ。この生クリームも例外ではないだろう。

ふと、そのお隣の何処から出したか分からない大きなフライパンを業火にかけ、そこに少量の油を垂らし全体に行き渡せる。次にホットケーキMIXの元のような物を3枚分フライパンに畳めるくらいの量を流し入れ両面に綺麗な焼け目が出来る。

できた記事の上に生クリームとフルーツを盛り付け、挟み込むように折り畳むと完成だ。
受け取る前から涎が垂れそうになっていた。

「お待たせしました」

「出来立てをどうぞ~」

「ありがとうございます」

「ピニャ」

「美味しそうです」

「ピ……」

「お召し上がれ」

ゴクッと生唾を呑む。チョコちゃんと目が合う。私とチョコちゃんは頷き、口いっぱいに齧り付いた。
私がキウイをチョコちゃんがイチゴを食べた。
もぐもぐと静かに咀嚼し、名残惜しむように喉を通っていった。

「ふぁ~」

「ニャ~」

ピが霞む程のニャーと鳴いた。

「どうでしたか?」

「どうだったの?」

惚けている私たちにうきうきしながら聞いてきた姉妹。

「パンとは違った生地がとてもふわふわで驚きです。生クリームの優しい甘さに包まれた、水々しく甘酸っぱいイチゴがアクセントになってていつまでも味わっていたいです~」

私も全く同じ意見だった。姉妹は手を繋いでぴょんぴょんと跳んで、喜びを身体で現していた。
ぱくぱくと食べ終わると、包装してあった紙を見て凄く寂しくなった。

「ピニャー」

「買いますです」

疑問形ではなく、肯定であり。買うことは確定だった。
チョコちゃんの家族の分も含めて旬のフルーツ3種を4つずつ買いました。
姉妹にまた来ると伝え立ち去った。いい買い物をした。
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