休載中。蜘蛛猫ちゃん、それは蜘蛛?それとも猫?何に分類されるかわからない系主人公

猫mm缶

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蜘蛛猫、親御さんへのご挨拶をする。

昔話 竜騎士ペンドラゴンとシルデスト姫 後編 ペンドラゴン流vs暗黒竜

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ペイン君とアーサー君は、共に修行し、己の肉体を鍛え、剣術を磨き、精神を研ぎ澄まし、そして共に空を舞いました。

操竜師の一族であるペイン君には、やはりパートナーとなるアーサー相棒が必要だったのです。

そして生まれたのがペンドラゴン流三つの型、そして奥義です。

ペイン君が奥義を極めし時、はやって来ました。

晴れ晴れとした青空は、ドス黒く太陽の光ですら通さない霧に包まれ、その中からやってきたのです。
そうです。暗黒竜がやってきたのです。

「グラーオー!!」

暗黒竜は雄叫びを上げると、紅く光瞳で此方を睨み、そしてにっこりと笑います。

それは赤い果実が実り、熟して、食べ頃で美味しそうと云った瞳でした。

「この時を待っていたぞ!」

「ガヴヴ!!」

「頑張って下さい~」

2人とも燃えています。恨みの炎ではなく、純粋にこの強敵に勝ちたいと思っているのだと、この時の私は感じました。

「シルデスト!」

「ふふふ。分かっておりますとも、しゅよ!光の竜の巫女たる、私シルデストが願い奉ります!此処は聖域成りて、浄化の光にて包みたまえ、清めたまえ、聖魔法簡易神殿ホーリーフィールド!!」

「グラゥー」

シルデストが放った光属性の魔法により、辺りを包んでいた黒霧が晴れ、暗黒竜は苦虫を噛むような顔で嫌な悲鳴を上げました。

「さあ、ペイン君。アーサー君。私が手伝えるのは此処までです。頑張ってきなさい!!」

「おう!」

「ガヴヴゥ!!」

ペイン君はアーサー君の背に跨り、下半身のみの力でがっしりとくっ付きます。そしてアーサー君は、天空へと飛び立つ。

風竜の次に速いとされる、光竜アーサー君は瞬きの一瞬にして暗黒竜の上を取りました。
暗黒竜は、アーサー君の速度を追う事が出来ず、ペイン君が攻撃を仕掛ける直前まで気付けません。

「暗黒竜!覚悟しろ!ペンドラゴン流初陣!天空落とし!!」

「グラゥア!?」

鍛え抜かれたペイン君の両腕から放たれたその武技は、暗黒竜の右翼に命中し、骨を砕き地上へと落下させました。

不意を突かれた暗黒竜は、特異の『霧化』を使用できず、右翼と腹部に大きなダメージを受けました。

「グラゥ!!」

紅い瞳をかっ開き!周囲の木々が一瞬にして枯れる。そして暗黒竜の右翼は、何事も無かったように動き出す。

そうこれがゴン師匠の奥義を受けて尚生きていた理由であった。

「あはは、貴様はやはりこの世に居るべきものではない!!戦陣烈火!!」

ゴン師匠より受け継ぎし愛刀竜骨刀に強烈な炎がほど走る。そして走り出した。それを援護するように、アーサー君は背後からブレスを放つ。

暗黒竜は影の斬撃を飛ばし、そして暗黒ブレスを放つ。それは地面を裂きペイン君に迫ります。

ブレスはブレスによって打ち消され、迫る斬撃はペイン君の炎による剣撃で打ち消される。

「この程度じゃダメか。俺の武技は連続して攻撃する事で力を増すからな!!戦陣時雨!」

緩急ある水属性の斬撃が暗黒竜に迫る。

「グラゥア!!」

斬撃を捌くのが面倒になったのか、斬撃を顧みずそのまま突進して来た。それはペイン君にとって好都合であり、次なる武技の構えに入ります。

「あは!突進してくるとはいい度胸!乱陣!水復炎舞!!」

光属性に劣るとは云え、水属性の回復能力で自信の身すらも焼く炎を見に纏う事が出来る。この武技は発動と共に使用者に苦痛を伴う武技である。

「あひゃひゃ!!この痛み、生きている事をひしひしと感じる!!」

「グラゥア!!」

暗黒のオーラを身に纏う暗黒竜vs水と炎の反属性を身に纏うペイン君

そして打つかる。両者一歩も引かず一進一退の攻防が続き、その度に森にクレーターが出来上がる。

先に我慢の限界を迎えたのは暗黒竜のようだったようで、一旦引き力を蓄える。その瞬間国一つ分の木々が枯れ果てた。

「アーサー!!」

「ガヴヴ!!」

ペイン君も次で決める気だった。だからこそアーサー君を呼んだのだ。

「アーサー。俺と俺の師ゴン師匠の為に今一度、力を貸してくれるか」

「ガヴヴ!!」

「ありがとう。暗黒竜、これで最後だ!とくと見よ!!これが操竜師でありながら、竜に嫌われ続けた俺の力だ!!奥義!!竜人一体!!」

これがペイン君の力。最早呪いに近い能力。竜と同化する能力。その中でも竜を身に宿す能力。竜を鎧とし、武器とする能力。

「「奥義!竜人一体vr光竜アーサー!!」」

全ての闇を浄化する鎧に、全ての闇を切り裂く光剣に対し、身体を半霧状化した暗黒竜。
半霧化した状態に攻撃出来るのは、光属性の攻撃。それも光竜クラスの光でなければ、ダメージを与える事は出来ない。

そして打つかる光と闇。辺り一体は幾度となく闇に染まり、そして光によって浄化される。これまた力は拮抗。その拮抗を崩したのは、ゴン師匠の奥義によるダメージでした。師が放った奥義による傷は治っていなかったのだ。

「グラゥアァー」

『魔力制御』と『肉体制御』で無理やり塞いでいた傷が開き、暗黒竜は顔を歪める。

「「ひゃひゃひゃ!流石ゴン師匠!ゴン師匠にもっと教えて頂きかったー!!!」」

竜骨刀vr光竜アーサーが悲鳴をあげる程の高魔力が集まる。その時間を与えてくれたゴン師匠に感謝しかない。

「「これで終わりだ!聖なる剣セイクリッドソード!!」」

「グラゥヴァー!!!!」

暗黒竜は死ぬ間際、何故か笑顔だったと云う。
暗黒竜が倒れると同時にアーサーとの同化が解けた。

「はあ、はあ、アーサーありがとう」

「ガヴゥ」

「お疲れ様、ペイン君。アーサー君」

この戦いから数十年、一度荒れ果て、そして聖なる力で浄化されたこの地に、村ができ、人が集まり、そして要塞都市シルデストが出来るのでありました。

「すぴ~」

物語が終わる頃にはミルクちゃんは夢の中である。そろそろ私たちも寝ましょうか。

「です」

「ピニャ」

私はチョコちゃんを抱き枕にし、そしてチョコちゃんの額にキスをし眠りについた。
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