43 / 51
蜘蛛猫、親御さんへのご挨拶をする。
昔話 竜騎士ペンドラゴンとシルデスト姫 後編 ペンドラゴン流vs暗黒竜
しおりを挟む
ペイン君とアーサー君は、共に修行し、己の肉体を鍛え、剣術を磨き、精神を研ぎ澄まし、そして共に空を舞いました。
操竜師の一族であるペイン君には、やはりパートナーとなるアーサーが必要だったのです。
そして生まれたのがペンドラゴン流三つの型、そして奥義です。
ペイン君が奥義を極めし時、奴はやって来ました。
晴れ晴れとした青空は、ドス黒く太陽の光ですら通さない霧に包まれ、その中からやってきたのです。
そうです。暗黒竜がやってきたのです。
「グラーオー!!」
暗黒竜は雄叫びを上げると、紅く光瞳で此方を睨み、そしてにっこりと笑います。
それは赤い果実が実り、熟して、食べ頃で美味しそうと云った瞳でした。
「この時を待っていたぞ!」
「ガヴヴ!!」
「頑張って下さい~」
2人とも燃えています。恨みの炎ではなく、純粋にこの強敵に勝ちたいと思っているのだと、この時の私は感じました。
「シルデスト!」
「ふふふ。分かっておりますとも、神よ!光の竜の巫女たる、私シルデストが願い奉ります!此処は聖域成りて、浄化の光にて包みたまえ、清めたまえ、聖魔法簡易神殿!!」
「グラゥー」
シルデストが放った光属性の魔法により、辺りを包んでいた黒霧が晴れ、暗黒竜は苦虫を噛むような顔で嫌な悲鳴を上げました。
「さあ、ペイン君。アーサー君。私が手伝えるのは此処までです。頑張ってきなさい!!」
「おう!」
「ガヴヴゥ!!」
ペイン君はアーサー君の背に跨り、下半身のみの力でがっしりとくっ付きます。そしてアーサー君は、天空へと飛び立つ。
風竜の次に速いとされる、光竜アーサー君は瞬きの一瞬にして暗黒竜の上を取りました。
暗黒竜は、アーサー君の速度を追う事が出来ず、ペイン君が攻撃を仕掛ける直前まで気付けません。
「暗黒竜!覚悟しろ!ペンドラゴン流初陣!天空落とし!!」
「グラゥア!?」
鍛え抜かれたペイン君の両腕から放たれたその武技は、暗黒竜の右翼に命中し、骨を砕き地上へと落下させました。
不意を突かれた暗黒竜は、特異の『霧化』を使用できず、右翼と腹部に大きなダメージを受けました。
「グラゥ!!」
紅い瞳をかっ開き!周囲の木々が一瞬にして枯れる。そして暗黒竜の右翼は、何事も無かったように動き出す。
そうこれがゴン師匠の奥義を受けて尚生きていた理由であった。
「あはは、貴様はやはりこの世に居るべきものではない!!戦陣烈火!!」
ゴン師匠より受け継ぎし愛刀竜骨刀に強烈な炎がほど走る。そして走り出した。それを援護するように、アーサー君は背後からブレスを放つ。
暗黒竜は影の斬撃を飛ばし、そして暗黒ブレスを放つ。それは地面を裂きペイン君に迫ります。
ブレスはブレスによって打ち消され、迫る斬撃はペイン君の炎による剣撃で打ち消される。
「この程度じゃダメか。俺の武技は連続して攻撃する事で力を増すからな!!戦陣時雨!」
緩急ある水属性の斬撃が暗黒竜に迫る。
「グラゥア!!」
斬撃を捌くのが面倒になったのか、斬撃を顧みずそのまま突進して来た。それはペイン君にとって好都合であり、次なる武技の構えに入ります。
「あは!突進してくるとはいい度胸!乱陣!水復炎舞!!」
光属性に劣るとは云え、水属性の回復能力で自信の身すらも焼く炎を見に纏う事が出来る。この武技は発動と共に使用者に苦痛を伴う武技である。
「あひゃひゃ!!この痛み、生きている事をひしひしと感じる!!」
「グラゥア!!」
暗黒のオーラを身に纏う暗黒竜vs水と炎の反属性を身に纏うペイン君
そして打つかる。両者一歩も引かず一進一退の攻防が続き、その度に森にクレーターが出来上がる。
先に我慢の限界を迎えたのは暗黒竜のようだったようで、一旦引き力を蓄える。その瞬間国一つ分の木々が枯れ果てた。
「アーサー!!」
「ガヴヴ!!」
ペイン君も次で決める気だった。だからこそアーサー君を呼んだのだ。
「アーサー。俺と俺の師ゴン師匠の為に今一度、力を貸してくれるか」
「ガヴヴ!!」
「ありがとう。暗黒竜、これで最後だ!とくと見よ!!これが操竜師でありながら、竜に嫌われ続けた俺の力だ!!奥義!!竜人一体!!」
これがペイン君の力。最早呪いに近い能力。竜と同化する能力。その中でも竜を身に宿す能力。竜を鎧とし、武器とする能力。
「「奥義!竜人一体vr光竜アーサー!!」」
全ての闇を浄化する鎧に、全ての闇を切り裂く光剣に対し、身体を半霧状化した暗黒竜。
半霧化した状態に攻撃出来るのは、光属性の攻撃。それも光竜クラスの光でなければ、ダメージを与える事は出来ない。
そして打つかる光と闇。辺り一体は幾度となく闇に染まり、そして光によって浄化される。これまた力は拮抗。その拮抗を崩したのは、ゴン師匠の奥義によるダメージでした。師が放った奥義による傷は治っていなかったのだ。
「グラゥアァー」
『魔力制御』と『肉体制御』で無理やり塞いでいた傷が開き、暗黒竜は顔を歪める。
「「ひゃひゃひゃ!流石ゴン師匠!ゴン師匠にもっと教えて頂きかったー!!!」」
竜骨刀vr光竜アーサーが悲鳴をあげる程の高魔力が集まる。その時間を与えてくれたゴン師匠に感謝しかない。
「「これで終わりだ!聖なる剣!!」」
「グラゥヴァー!!!!」
暗黒竜は死ぬ間際、何故か笑顔だったと云う。
暗黒竜が倒れると同時にアーサーとの同化が解けた。
「はあ、はあ、アーサーありがとう」
「ガヴゥ」
「お疲れ様、ペイン君。アーサー君」
この戦いから数十年、一度荒れ果て、そして聖なる力で浄化されたこの地に、村ができ、人が集まり、そして要塞都市シルデストが出来るのでありました。
「すぴ~」
物語が終わる頃にはミルクちゃんは夢の中である。そろそろ私たちも寝ましょうか。
「です」
「ピニャ」
私はチョコちゃんを抱き枕にし、そしてチョコちゃんの額にキスをし眠りについた。
操竜師の一族であるペイン君には、やはりパートナーとなるアーサーが必要だったのです。
そして生まれたのがペンドラゴン流三つの型、そして奥義です。
ペイン君が奥義を極めし時、奴はやって来ました。
晴れ晴れとした青空は、ドス黒く太陽の光ですら通さない霧に包まれ、その中からやってきたのです。
そうです。暗黒竜がやってきたのです。
「グラーオー!!」
暗黒竜は雄叫びを上げると、紅く光瞳で此方を睨み、そしてにっこりと笑います。
それは赤い果実が実り、熟して、食べ頃で美味しそうと云った瞳でした。
「この時を待っていたぞ!」
「ガヴヴ!!」
「頑張って下さい~」
2人とも燃えています。恨みの炎ではなく、純粋にこの強敵に勝ちたいと思っているのだと、この時の私は感じました。
「シルデスト!」
「ふふふ。分かっておりますとも、神よ!光の竜の巫女たる、私シルデストが願い奉ります!此処は聖域成りて、浄化の光にて包みたまえ、清めたまえ、聖魔法簡易神殿!!」
「グラゥー」
シルデストが放った光属性の魔法により、辺りを包んでいた黒霧が晴れ、暗黒竜は苦虫を噛むような顔で嫌な悲鳴を上げました。
「さあ、ペイン君。アーサー君。私が手伝えるのは此処までです。頑張ってきなさい!!」
「おう!」
「ガヴヴゥ!!」
ペイン君はアーサー君の背に跨り、下半身のみの力でがっしりとくっ付きます。そしてアーサー君は、天空へと飛び立つ。
風竜の次に速いとされる、光竜アーサー君は瞬きの一瞬にして暗黒竜の上を取りました。
暗黒竜は、アーサー君の速度を追う事が出来ず、ペイン君が攻撃を仕掛ける直前まで気付けません。
「暗黒竜!覚悟しろ!ペンドラゴン流初陣!天空落とし!!」
「グラゥア!?」
鍛え抜かれたペイン君の両腕から放たれたその武技は、暗黒竜の右翼に命中し、骨を砕き地上へと落下させました。
不意を突かれた暗黒竜は、特異の『霧化』を使用できず、右翼と腹部に大きなダメージを受けました。
「グラゥ!!」
紅い瞳をかっ開き!周囲の木々が一瞬にして枯れる。そして暗黒竜の右翼は、何事も無かったように動き出す。
そうこれがゴン師匠の奥義を受けて尚生きていた理由であった。
「あはは、貴様はやはりこの世に居るべきものではない!!戦陣烈火!!」
ゴン師匠より受け継ぎし愛刀竜骨刀に強烈な炎がほど走る。そして走り出した。それを援護するように、アーサー君は背後からブレスを放つ。
暗黒竜は影の斬撃を飛ばし、そして暗黒ブレスを放つ。それは地面を裂きペイン君に迫ります。
ブレスはブレスによって打ち消され、迫る斬撃はペイン君の炎による剣撃で打ち消される。
「この程度じゃダメか。俺の武技は連続して攻撃する事で力を増すからな!!戦陣時雨!」
緩急ある水属性の斬撃が暗黒竜に迫る。
「グラゥア!!」
斬撃を捌くのが面倒になったのか、斬撃を顧みずそのまま突進して来た。それはペイン君にとって好都合であり、次なる武技の構えに入ります。
「あは!突進してくるとはいい度胸!乱陣!水復炎舞!!」
光属性に劣るとは云え、水属性の回復能力で自信の身すらも焼く炎を見に纏う事が出来る。この武技は発動と共に使用者に苦痛を伴う武技である。
「あひゃひゃ!!この痛み、生きている事をひしひしと感じる!!」
「グラゥア!!」
暗黒のオーラを身に纏う暗黒竜vs水と炎の反属性を身に纏うペイン君
そして打つかる。両者一歩も引かず一進一退の攻防が続き、その度に森にクレーターが出来上がる。
先に我慢の限界を迎えたのは暗黒竜のようだったようで、一旦引き力を蓄える。その瞬間国一つ分の木々が枯れ果てた。
「アーサー!!」
「ガヴヴ!!」
ペイン君も次で決める気だった。だからこそアーサー君を呼んだのだ。
「アーサー。俺と俺の師ゴン師匠の為に今一度、力を貸してくれるか」
「ガヴヴ!!」
「ありがとう。暗黒竜、これで最後だ!とくと見よ!!これが操竜師でありながら、竜に嫌われ続けた俺の力だ!!奥義!!竜人一体!!」
これがペイン君の力。最早呪いに近い能力。竜と同化する能力。その中でも竜を身に宿す能力。竜を鎧とし、武器とする能力。
「「奥義!竜人一体vr光竜アーサー!!」」
全ての闇を浄化する鎧に、全ての闇を切り裂く光剣に対し、身体を半霧状化した暗黒竜。
半霧化した状態に攻撃出来るのは、光属性の攻撃。それも光竜クラスの光でなければ、ダメージを与える事は出来ない。
そして打つかる光と闇。辺り一体は幾度となく闇に染まり、そして光によって浄化される。これまた力は拮抗。その拮抗を崩したのは、ゴン師匠の奥義によるダメージでした。師が放った奥義による傷は治っていなかったのだ。
「グラゥアァー」
『魔力制御』と『肉体制御』で無理やり塞いでいた傷が開き、暗黒竜は顔を歪める。
「「ひゃひゃひゃ!流石ゴン師匠!ゴン師匠にもっと教えて頂きかったー!!!」」
竜骨刀vr光竜アーサーが悲鳴をあげる程の高魔力が集まる。その時間を与えてくれたゴン師匠に感謝しかない。
「「これで終わりだ!聖なる剣!!」」
「グラゥヴァー!!!!」
暗黒竜は死ぬ間際、何故か笑顔だったと云う。
暗黒竜が倒れると同時にアーサーとの同化が解けた。
「はあ、はあ、アーサーありがとう」
「ガヴゥ」
「お疲れ様、ペイン君。アーサー君」
この戦いから数十年、一度荒れ果て、そして聖なる力で浄化されたこの地に、村ができ、人が集まり、そして要塞都市シルデストが出来るのでありました。
「すぴ~」
物語が終わる頃にはミルクちゃんは夢の中である。そろそろ私たちも寝ましょうか。
「です」
「ピニャ」
私はチョコちゃんを抱き枕にし、そしてチョコちゃんの額にキスをし眠りについた。
0
あなたにおすすめの小説
社会の底辺に落ちたオレが、国王に転生した異世界で、経済の知識を活かして富国強兵する、冒険コメディ
のらねこま(駒田 朗)
ファンタジー
リーマンショックで会社が倒産し、コンビニのバイトでなんとか今まで生きながらえてきた俺。いつものように眠りについた俺が目覚めた場所は異世界だった。俺は中世時代の若き国王アルフレッドとして目が覚めたのだ。ここは斜陽国家のアルカナ王国。産業は衰退し、国家財政は火の車。国外では敵対国家による侵略の危機にさらされ、国内では政権転覆を企む貴族から命を狙われる。
目覚めてすぐに俺の目の前に現れたのは、金髪美少女の妹姫キャサリン。天使のような姿に反して、実はとんでもなく騒がしいS属性の妹だった。やがて脳筋女戦士のレイラ、エルフ、すけべなドワーフも登場。そんな連中とバカ騒ぎしつつも、俺は魔法を習得し、内政を立て直し、徐々に無双国家への道を突き進むのだった。
クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる
アルカス
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。
でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。
でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。
その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。
そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。
辺境貴族ののんびり三男は魔道具作って自由に暮らします
雪月夜狐
ファンタジー
書籍化決定しました!
(書籍化にあわせて、タイトルが変更になりました。旧題は『辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~』です)
壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。
辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。
しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。
3点スキルと食事転生。食いしん坊の幸福無双。〜メシ作るために、貰ったスキル、完全に戦闘狂向き〜
幸運寺大大吉丸◎ 書籍発売中
ファンタジー
伯爵家の当主と側室の子であるリアムは転生者である。
転生した時に、目立たないから大丈夫と貰ったスキルが、転生して直後、ひょんなことから1番知られてはいけない人にバレてしまう。
- 週間最高ランキング:総合297位
- ゲス要素があります。
- この話はフィクションです。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
出来損ない貴族の三男は、謎スキル【サブスク】で世界最強へと成り上がる〜今日も僕は、無能を演じながら能力を徴収する〜
シマセイ
ファンタジー
実力至上主義の貴族家に転生したものの、何の才能も持たない三男のルキウスは、「出来損ない」として優秀な兄たちから虐げられる日々を送っていた。
起死回生を願った五歳の「スキルの儀」で彼が授かったのは、【サブスクリプション】という誰も聞いたことのない謎のスキル。
その結果、彼の立場はさらに悪化。完全な「クズ」の烙印を押され、家族から存在しない者として扱われるようになってしまう。
絶望の淵で彼に寄り添うのは、心優しき専属メイドただ一人。
役立たずと蔑まれたこの謎のスキルが、やがて少年の運命を、そして世界を静かに揺るがしていくことを、まだ誰も知らない。
第5皇子に転生した俺は前世の医学と知識や魔法を使い世界を変える。
黒ハット
ファンタジー
前世は予防医学の専門の医者が飛行機事故で結婚したばかりの妻と亡くなり異世界の帝国の皇帝の5番目の子供に転生する。子供の生存率50%という文明の遅れた世界に転生した主人公が前世の知識と魔法を使い乱世の世界を戦いながら前世の奥さんと巡り合い世界を変えて行く。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる