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3.家庭の医学
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私は、本を読むのが大好きだ。
それはもう、仕事が忙しかろうが具合が悪かろうがそこに単行本があれば満足できるくらいには好きだ。
裏を返せば、読む本が見つからないと何をしてても落ち着かなくなる。
一息入れる時の、お供が見つかっていないのだから!
ちなみにこの衝動は、昔からである。小学生の辺りから。
うちは、父親が無類の本好き。前の家の父の部屋には、壁に置いてある大きな本棚と使っていない食器棚にたんまりと本を並べていた。今はもうあまり読まないからとほとんどの本がうちに来ているので、一部屋の壁際に腰高の本棚をずらりと並べている。
……血は争えない(苦笑
まぁそんなわけで、父親の部屋の本を読みふけるのが大好きだった私は、ある日凄いものを見つけてしまった。
じゃじゃーん
それは、父の日記である。
もしそれを今見つけたのならば、そっと閉じて読まなかっただろう。誰にでも見られたくないものはあるのだから。
しかしいかんせん、見つけてしまったのは小学校くらいの我儘自己中な私であった。なんとアンラッキーな父親。
といっても、最初は何の本だろうと思って開いて、父親の字が書いてあってそこで初めてこれ日記? って気が付いたんだよね。で、最初のページだけ読んじゃいました! ごめん!
いやー、両親のプロポーズの日だった。
まさかそんなときの父親の心情を娘が知ることになるとはがふげふ。
そこだけ読んで、さすがにそっ閉じしましたよホント!
んが!
いったい何がきっかけだったか。何かしたのか、ただ単に、私自身一通り興味のあるものを読んじゃったか。
理由が何だったか、確か父親から部屋の本は読むんじゃない令が出されたことがある。
今思えば、日記のことがばれたのか?(笑
すっかり忘れてしまったが、 とにかく私は読みたい本が見つからなくなっていた。
ちなみに、これの前は広辞林を読んでいた。これは辞書を読むのが楽しかった時期だったからである。多分、ご同輩も多いのでは♪
さて。私は何を読めばいいんだろうか。
そう思いながらぼんやり居間を見渡していたら、……ありました。読んだことのない本。
「家庭の医学」
読みふけったよ……。人体の不思議に興味がわいちゃって。仕組みが分かるのも面白いし。読み終えたときは、ものすごく満足したし達成感もあった。
けれどこの行動は、20年後に自分へとブーメランしてくることになるわけです。
素人がかじっただけの中途半端な知識とも言えない断片が、自分や身内が体調を崩した時に悪い例として思い浮かぶようになっててしまったのだ。(涙
もう心配で心配でたまらない。気づいたらすぐに本を調べネットを漁り、具合の悪い本人に正しいかどうかも分からない悪い事を言えるわけもなく、さりげなく……ほんとーっにさりげなーく先生に聞くことのアドバイスをひたすら言い聞かせる。
気にしすぎだよ私。
気にしすぎだから大丈夫って、病人に慰められてるし私。
最近は気にしないようにしていることと、もし仮に言うときは、間違いかもしれないから先生に確認してねと前置きをつけて病院に送り出すようにしてる。
ほとんど役に立たないほんの少しの知識を手に入れられたけれど、小うるさい小姑が出来上がっちゃいました(笑
ちなみに、結構早く部屋の本読んじゃいけない令は取り消されました♪
……「色々」しまい隠したな、親父。
広辞林に続いて家庭の医学を読んでたことで「やだ……、私の娘、お医者さんに興味があるのかしら」って勘違いしたかもしれないお母さん、私は文系の道をひたすら歩んでいますよ!
算数の時代から理数系はさっぱりだからな!←残念!
それはもう、仕事が忙しかろうが具合が悪かろうがそこに単行本があれば満足できるくらいには好きだ。
裏を返せば、読む本が見つからないと何をしてても落ち着かなくなる。
一息入れる時の、お供が見つかっていないのだから!
ちなみにこの衝動は、昔からである。小学生の辺りから。
うちは、父親が無類の本好き。前の家の父の部屋には、壁に置いてある大きな本棚と使っていない食器棚にたんまりと本を並べていた。今はもうあまり読まないからとほとんどの本がうちに来ているので、一部屋の壁際に腰高の本棚をずらりと並べている。
……血は争えない(苦笑
まぁそんなわけで、父親の部屋の本を読みふけるのが大好きだった私は、ある日凄いものを見つけてしまった。
じゃじゃーん
それは、父の日記である。
もしそれを今見つけたのならば、そっと閉じて読まなかっただろう。誰にでも見られたくないものはあるのだから。
しかしいかんせん、見つけてしまったのは小学校くらいの我儘自己中な私であった。なんとアンラッキーな父親。
といっても、最初は何の本だろうと思って開いて、父親の字が書いてあってそこで初めてこれ日記? って気が付いたんだよね。で、最初のページだけ読んじゃいました! ごめん!
いやー、両親のプロポーズの日だった。
まさかそんなときの父親の心情を娘が知ることになるとはがふげふ。
そこだけ読んで、さすがにそっ閉じしましたよホント!
んが!
いったい何がきっかけだったか。何かしたのか、ただ単に、私自身一通り興味のあるものを読んじゃったか。
理由が何だったか、確か父親から部屋の本は読むんじゃない令が出されたことがある。
今思えば、日記のことがばれたのか?(笑
すっかり忘れてしまったが、 とにかく私は読みたい本が見つからなくなっていた。
ちなみに、これの前は広辞林を読んでいた。これは辞書を読むのが楽しかった時期だったからである。多分、ご同輩も多いのでは♪
さて。私は何を読めばいいんだろうか。
そう思いながらぼんやり居間を見渡していたら、……ありました。読んだことのない本。
「家庭の医学」
読みふけったよ……。人体の不思議に興味がわいちゃって。仕組みが分かるのも面白いし。読み終えたときは、ものすごく満足したし達成感もあった。
けれどこの行動は、20年後に自分へとブーメランしてくることになるわけです。
素人がかじっただけの中途半端な知識とも言えない断片が、自分や身内が体調を崩した時に悪い例として思い浮かぶようになっててしまったのだ。(涙
もう心配で心配でたまらない。気づいたらすぐに本を調べネットを漁り、具合の悪い本人に正しいかどうかも分からない悪い事を言えるわけもなく、さりげなく……ほんとーっにさりげなーく先生に聞くことのアドバイスをひたすら言い聞かせる。
気にしすぎだよ私。
気にしすぎだから大丈夫って、病人に慰められてるし私。
最近は気にしないようにしていることと、もし仮に言うときは、間違いかもしれないから先生に確認してねと前置きをつけて病院に送り出すようにしてる。
ほとんど役に立たないほんの少しの知識を手に入れられたけれど、小うるさい小姑が出来上がっちゃいました(笑
ちなみに、結構早く部屋の本読んじゃいけない令は取り消されました♪
……「色々」しまい隠したな、親父。
広辞林に続いて家庭の医学を読んでたことで「やだ……、私の娘、お医者さんに興味があるのかしら」って勘違いしたかもしれないお母さん、私は文系の道をひたすら歩んでいますよ!
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