寿司忍者 SUSHI★NINJA : 忍術で旨い寿司を作ろうYO!

サクラミント

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最終幕:レッツ★PARTY!

3.君が笑ってくれるから、僕は燃やし続けるんだ

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さあ、BBQが始まりました。

お肉はありませんが、シーフードばかりのBBQもなかなかオツなものです。

美味しそうな匂いが広場一面に広がり、それにつられて参加者もどんどん増えてきました。
いつしか寿司忍者の里の一大イベントのようになっています。

曲に合わせてダンスダンス。

いつも和風な広場も、今日はアメリカンな雰囲気です。
みんな笑顔。笑顔。

ん?

一人だけ大変そうな顔の人がいますね。

そう。
ウニくんです。

BBQの炎は、ウニくんの「火遁の術」が出しているのですから。

サーもんちゃんが声をかけました。
「ウニくん、大活躍だね!」
「う、うん…」

美味しい魚が、次々と直火で焼きあがっていきます。

「これなら微妙な火加減はいらないから、ウニくんも本領発揮できるでしょ!」

ウニくん、褒められてるのか、けなされてるのかわからないのですが、みんなが美味しそうに食べてる顔を見てたら、楽しくなってきました。

ウニくんの気分が乗ってくると、炎はますます大きくなります。

そんな時、炎のボォー!という音に紛れて、ウニくんのお腹はグゥーと鳴りました。

「でも、サーもんちゃん、僕もそろそろ食べたいな〜とか思うんだけど…」

「まだまだ! 焼くものはたっくさんあるんだから!」
「えー! いっぱい忍術使ってお腹空いてきたよう」

サーもんちゃんは、くるくるリンと回り、髪とスカートをひらめかせながら、ウニくんの横に来ました。

「この髪とスカート、誰のせいだっけ?」

そう言われちゃうと、もう働くしかありません。
「わかったよう! くっそーーー!」

ますます大きな炎を巻き上げながら、ウニくんは空に叫びました。

でも、なんだか嬉しそう。

みんなの笑顔を、自分の忍術が作り出せてることが嬉しいのです。

それだけではありません。
自分の生み出す炎に照らされてるサーもんちゃんが、いつもとは違った輝きに見えるのが、なんだか誇らしかったからです。

一流の寿司忍者には程遠いけど、ウニくんの寿司忍術はみんなをハッピーにすることができたみたいですね。


   おしまい
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感想 2

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みんなの感想(2件)

関谷俊博
2016.08.09 関谷俊博

忍術と寿司のコラボとは! いい意味で無茶苦茶。笑わせていただきました。

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2016.08.02 ユーザー名の登録がありません

退会済ユーザのコメントです

2016.08.07 サクラミント

嬉しいですー!
はつらさん、ありがとうございます!

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