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辺境の地にて
裏世界
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「えっと…どうしよう」
怒りを吐き出し終わって、冷静に考えれば…世界破壊って…
うん。まぁ、いいか。スッキリしたし。魔族と魔人には悪いと思うが、人間を滅ぼそうとしなかったあっちが悪い。うん。
できれば俺が産まれる前に女神を殺して欲しかった。
それで、一体ここは
「どこだ?ここ」
普通の街中のようだが…?
「お前…一体どこから現れた!?」
「はい?」
振り返るとそこには…城と恐らくそこの衛兵であるであろう人間がいた。
反射的に転移する。
あ、転移先。決めてなかったや
ギャーギャーギャーギャー
と、カラスのような黒い鳥が不協和音を奏でている。
下を見ると、これは…畝?
ということは…?
「あーーーーー!!!!!!私の子供たちがぁぁぁぁぁ」
え、あ。はい。今現在、俺は何かしらの農作物を踏みつけていますね?
そして、それを見て起こっている女の子がいる、と…
無論、転移する。ランダムで。
「ちょぉっと待てーーーーい」
俺の知ってる人間には出せない速度で俺に拳を叩き込んできた。
魔族よりは遅いから咄嗟にガードできたが…
「どうなっている?」
「あのさぁ…?それはわざと?わざとなの?わざとイラつかせようとしてるの?今ならまだ許すよ?」
「ん?あぁ、すまんな」
んー、反転した世界に3回とばされた俺はその世界がひとつではないということを知っている。
1度目は俺が糞女神に脅されて破壊した村にいた魔族たちの亡霊たちが発動した【反転】でとばされた。あの頃はその性質を侮っていたから対応する必要も無いと放置しているうちにとばされていた。
その世界は、糞女神は糞女神。魔神は魔神だったのだが、パワーバランスが逆転していた。
魔族が人間レベルで人間が無双状態だった。
どうやって帰ったかというと、その世界の俺は魔王に呪われることもなく、【反転】が使えていた。
俺があの世界に行った瞬間に俺のことを感知し、転移してきたもう1人の俺に返してもらった。
2回目は魔王城に行く前。魔王城城下で罠に嵌められ、とばされた。
その世界では魔法が存在せず、科学が発展していた。
懐かしいな…あそこはいい世界だった…糞女神も魔神もいなかった。
人質さえ取られていなかったら確実にあの世界を俺の墓場にしただろうに。
この世界では、裏世界へ行くための転移装置を作って帰った。
3回目は、魔王との戦いの間にとばされた。
そこもまた、糞女神も魔神もいなかった。それなのに、魔法は使えた。
そこに暮らしていたのは、人間と亜人達。魔族はいなかった。
そこで俺は確信したのだ。糞女神は女神ではないし、魔神もまた、神ではないということだ。
2回目の世界もそうだったが、神ならばどの世界にもいないとおかしい。だが、それだけでは判断材料が足りなかった。
なぜならば、魔神と糞女神は魔法を司っている神で、相手を倒すことによって完全なる魔法神になるために戦っていると言われていた。
なら、魔法のない2回目の世界にいなくても、辻褄はまぁ、合う。
だが、3回目はそうでもない。
なら、魔法を司っている。なんてのは嘘。神なんていうものでもない。
その時からだ。俺もあいつらと同じ強さを身につけられるのではないだろうかと思い始めたのは。
どれだけ裏世界にいようがあっちの世界では時間が経たないというのは知っていた。だから、3回目の世界で猛特訓した。
結果、最初のうちは互角だった魔王も瞬殺できるようになった。
ちなみに、【特異点収束】を使わずとも、糞女神を倒す方法は考えついていた。
まぁ、あいつらを傀儡にされた時点であの世界は破壊することに決めたのでもはや関係の無いことであるが。
「ねぇ、それ謝ってないよね…ねぇ、ねぇねぇ」
「あーうん、すまんな」
「…(ピキっ」
と何かが割れるような音とともに先程よりも速度が二段階ほど上がった拳が迫ってくる。
まぁ、無意味…っとと。
一撃で終わりかと思ったが、女性は俺に拳を数十連発ほど叩き込んできた。
「なぁ、危ないぞ?」
「っっっ!!うるさいっ!あの子達の仇っっ!!」
「ん、あーと、俺じゃなくてお前が」
「へ?」
彼女は見たところ最下位の使徒レベルの力を持っているようだったが俺でも若干対処が面倒な掌撃を延々と繰り出してきていたのだ。
そりゃ、気力もそこをつきますがな。
「…(ドサッ」
という音と共に女性は意識を失った。
うーむ。このまま逃げた方がいいんだろうか…でも、やっぱりこの世界の事を知るべきだよな…
なんせ、この世界に糞女神、魔神、もう1人の俺の気配がない。
2回目の世界ではもう1人の俺が天才だったからこそ元の世界に帰れた。その時作ったものを再現するのはとてつもなく難しいし、作れたとしても行けるのは俺が収束させた世界だけだ。
【反転】を繰り返したとしても、2回目の世界にたどり着けるかどうかはわからない。それに、また糞女神の気配なんかを感じたくない。
だからこそ、この世界で生きていくのが今のところの方針でいいかな…うん。
怒りを吐き出し終わって、冷静に考えれば…世界破壊って…
うん。まぁ、いいか。スッキリしたし。魔族と魔人には悪いと思うが、人間を滅ぼそうとしなかったあっちが悪い。うん。
できれば俺が産まれる前に女神を殺して欲しかった。
それで、一体ここは
「どこだ?ここ」
普通の街中のようだが…?
「お前…一体どこから現れた!?」
「はい?」
振り返るとそこには…城と恐らくそこの衛兵であるであろう人間がいた。
反射的に転移する。
あ、転移先。決めてなかったや
ギャーギャーギャーギャー
と、カラスのような黒い鳥が不協和音を奏でている。
下を見ると、これは…畝?
ということは…?
「あーーーーー!!!!!!私の子供たちがぁぁぁぁぁ」
え、あ。はい。今現在、俺は何かしらの農作物を踏みつけていますね?
そして、それを見て起こっている女の子がいる、と…
無論、転移する。ランダムで。
「ちょぉっと待てーーーーい」
俺の知ってる人間には出せない速度で俺に拳を叩き込んできた。
魔族よりは遅いから咄嗟にガードできたが…
「どうなっている?」
「あのさぁ…?それはわざと?わざとなの?わざとイラつかせようとしてるの?今ならまだ許すよ?」
「ん?あぁ、すまんな」
んー、反転した世界に3回とばされた俺はその世界がひとつではないということを知っている。
1度目は俺が糞女神に脅されて破壊した村にいた魔族たちの亡霊たちが発動した【反転】でとばされた。あの頃はその性質を侮っていたから対応する必要も無いと放置しているうちにとばされていた。
その世界は、糞女神は糞女神。魔神は魔神だったのだが、パワーバランスが逆転していた。
魔族が人間レベルで人間が無双状態だった。
どうやって帰ったかというと、その世界の俺は魔王に呪われることもなく、【反転】が使えていた。
俺があの世界に行った瞬間に俺のことを感知し、転移してきたもう1人の俺に返してもらった。
2回目は魔王城に行く前。魔王城城下で罠に嵌められ、とばされた。
その世界では魔法が存在せず、科学が発展していた。
懐かしいな…あそこはいい世界だった…糞女神も魔神もいなかった。
人質さえ取られていなかったら確実にあの世界を俺の墓場にしただろうに。
この世界では、裏世界へ行くための転移装置を作って帰った。
3回目は、魔王との戦いの間にとばされた。
そこもまた、糞女神も魔神もいなかった。それなのに、魔法は使えた。
そこに暮らしていたのは、人間と亜人達。魔族はいなかった。
そこで俺は確信したのだ。糞女神は女神ではないし、魔神もまた、神ではないということだ。
2回目の世界もそうだったが、神ならばどの世界にもいないとおかしい。だが、それだけでは判断材料が足りなかった。
なぜならば、魔神と糞女神は魔法を司っている神で、相手を倒すことによって完全なる魔法神になるために戦っていると言われていた。
なら、魔法のない2回目の世界にいなくても、辻褄はまぁ、合う。
だが、3回目はそうでもない。
なら、魔法を司っている。なんてのは嘘。神なんていうものでもない。
その時からだ。俺もあいつらと同じ強さを身につけられるのではないだろうかと思い始めたのは。
どれだけ裏世界にいようがあっちの世界では時間が経たないというのは知っていた。だから、3回目の世界で猛特訓した。
結果、最初のうちは互角だった魔王も瞬殺できるようになった。
ちなみに、【特異点収束】を使わずとも、糞女神を倒す方法は考えついていた。
まぁ、あいつらを傀儡にされた時点であの世界は破壊することに決めたのでもはや関係の無いことであるが。
「ねぇ、それ謝ってないよね…ねぇ、ねぇねぇ」
「あーうん、すまんな」
「…(ピキっ」
と何かが割れるような音とともに先程よりも速度が二段階ほど上がった拳が迫ってくる。
まぁ、無意味…っとと。
一撃で終わりかと思ったが、女性は俺に拳を数十連発ほど叩き込んできた。
「なぁ、危ないぞ?」
「っっっ!!うるさいっ!あの子達の仇っっ!!」
「ん、あーと、俺じゃなくてお前が」
「へ?」
彼女は見たところ最下位の使徒レベルの力を持っているようだったが俺でも若干対処が面倒な掌撃を延々と繰り出してきていたのだ。
そりゃ、気力もそこをつきますがな。
「…(ドサッ」
という音と共に女性は意識を失った。
うーむ。このまま逃げた方がいいんだろうか…でも、やっぱりこの世界の事を知るべきだよな…
なんせ、この世界に糞女神、魔神、もう1人の俺の気配がない。
2回目の世界ではもう1人の俺が天才だったからこそ元の世界に帰れた。その時作ったものを再現するのはとてつもなく難しいし、作れたとしても行けるのは俺が収束させた世界だけだ。
【反転】を繰り返したとしても、2回目の世界にたどり着けるかどうかはわからない。それに、また糞女神の気配なんかを感じたくない。
だからこそ、この世界で生きていくのが今のところの方針でいいかな…うん。
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