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罪と罰〜後〜
しおりを挟む天使にとって、そして悪魔にとって「真実の名」は特別な意味を持つ。
ソフィアの場合、真実の名である「マリア」は彼女だけの物であり、他の何者であってもその名で彼女を呼ぶ事は出来ない。
けれど例外もある。
ソフィアに選ばれた唯1人だけが、その名で彼女を呼ぶ事ができるのだ。
真実の名を与え、そして交わすという事は相手との生涯の契約…人間界風に言うならば婚姻を意味する。
もちろん天使が天使を、悪魔が悪魔を選び、真実の名を与え交わす分には、何の問題もない。
しかし…異種族の者に真実の名を与えるという行為は、同族への裏切りとみなされ、最大の禁忌とされていた。
禁を犯した者は翼と永遠の命とを奪われ、それぞれの属する世界から追放される。
それは互いの種族にとって絶対の掟だった。
*
「また、空を眺めているのかね?」
人間界から戻って以来、ソフィアはぼんやり空を眺める事が多くなった。
「…セルジュ?」
一応振り向きはしたものの、まるで生気の感じられない表情に、セルジュはこっそり溜息をついた。
「ダニエルの事でも考えていたのか?」
「…えぇ」
余程気を付けていなければ、聞き逃してしまうほど微かな声。
セルジュは先程耳にした鷹の噂を思い出し、フンと鼻を鳴らした。
「あんなヤツの事なんか、もうどうだっていいじゃないか」
「でも……」
わざと冷たく突き放したセルジュに、ソフィアは哀しげな瞳を向けた。
——まったく。
ダニエルの事を考えたり話している時だけだな。
心をそのまま顔に表すのは。
妹とも娘とも思い、可愛がってきたソフィアの憔悴しきった姿に、セルジュは歯噛みする思いだった。
うちひしがれているソフィアの純白の翼は、美しく光り輝いていた頃の艶をすっかり失ってしまっていた。
ソフィア自身の顔色も悪く、今にも倒れるのではないかと内心ハラハラしながら、セルジュは彼女を見つめた。
これ以上辛そうなソフィアを見るに堪えないセルジュは、今日ここに来るまでに心を決めていた。
それがどう転ぶかは正直まだ分からない。
けれど…大きく息を吐き出すと、彼は1つの賭けに出た。
「ソフィア、いつまで君はここにいるつもりだい?」
「……え?」
思いもよらない言葉にソフィアは目を見張った。
「そんなになる位、彼に会いたいと思っているくせに。
そんなボロボロになるほど自分を責めているくせに、何故ダニエルに会いに行かないのかと聞いている」
見る間に両目に涙を湛え、辛そうな表情で自分を見上げるソフィアの様子に内心怯みながらも、セルジュは語気を強めて言い切った。
叱責にも似た物言いに戸惑いつつ、ソフィアは弱々しく首を振った。
「だって…私、彼に会えない。
あんなに優しくしてくれたのに彼を、ダンを傷つけてしまって。
私…私、彼に会う資格なんかない。
今更どんな顔をして彼に会えるというの」
途方にくれた表情で俯くソフィアに、セルジュは敢えて冷静に訊ねた。
「一体何があった?あの悪魔と」
その言葉にマリアはハッと顔を上げた。
「セルジュ!あなた、知って…」
「見くびってもらっては困るな、マリア」
そこには父のように頼もしく兄のように優しいセルジュではなく、天界にその名を知られた高位の天使がいた。
彼の発する聖なる気に気圧され、思わず息を呑んだソフィアは、しかしすぐに納得した様子で頷いた。
「ごめんなさい。
あなたほどの力を持つ天使なら、気付かない筈なかったわね。
でも、ならどうして?あの時何も言わずに…」
「こんな事本当は言いたくないがね。
彼は精一杯、目には見えない翼を伸ばして君を守ろうとしていた」
「うそ……そんな」
予想外の言葉に、咄嗟に否定しようとするソフィアに
「少なくとも、私には彼の気が君を優しく包み込むその様が見えた。
それに彼は、私が君を連れて行くんじゃないかと疑っていた。
彼は君を連れて行かないでくれという気を、全身から発していたよ。
あまりにも必死な彼の気に、少なくとも嘘は感じられなかったし、
だからこそ2人できちんと話し合うべきだと思ったんだ」
と、諭すような口調で告げた。
思いもよらない内容に、ソフィアは呆然とセルジュを見つめていた。
「彼を傷つけたと言ったね?
彼に会う資格がないと」
「え、えぇ…」
戸惑った様子で頷くソフィアに、セルジュは初めて温かい眼差しを向けた。
「それは…違うんじゃないかな?
君は怖いんだよ、ダニエルに嫌われる事が」
「怖…い?」
何を言われたのか分からないといった表情で、パチパチと目を瞬かせるソフィアに
「そう。
彼と過ごした時間は、君にとって彼と同じ位かけがえのない大切な物になっているんだ
だから彼に会って、君と過ごした時間を否定されるのが、その思い出が失われるのが怖いのさ。
同時に嫌われる事が怖いと思ってしまう位、彼の事が好きなんだ」
とセルジュは優しく指摘した。
その言葉に今までのダニエルとの生活が一気に蘇り、その1つ1つを辿るようにそは目を瞑った。
——初めて出会った時も、人間界で再会した時も。
ダンはいつだって私を様々な形で見守り、手を差し伸べてくれた。
フロアに出た私を、しつこい酔客から上手に助け、客のあしらい方を教えてくれた。
キッチンで火傷した時だって、直前まで近くにはいなかったのに、飛んできて手当てをしてくれた。
外に出る時は車道側を歩き、重い荷物はいつも持ってくれた。
急な雨で傘がない時は、自分が濡れるのも構わず着ていた上着を頭に被せてくれた。
人込みではぐれたり人とぶつかったりしないよう、肩を抱いててくれた。
混雑した電車内では盾となり、さり気なく人の波から庇ってくれた。
体温を分け合って眠る彼の存在が、不思議と過去の記憶を遠ざけてくれたし、眠れぬ夜を1人心細く過ごす事もなくなった。
ソフィアとて子供ではない。
ダニエルを異性として多少なりとも意識しているし、男性の心と身体についてもそれなりの知識は持っているつもりだ。
それでも…ダニエルはソフィアが恐怖を感じたり、嫌がるような事は一切しなかった。
——何の為?
それは全部私の為だ。
辛い過去を打ち明けたあの日から、ダニエルは自分の心を押し殺してでも私の感情を優先してくれたに違いない。
彼の力を直接感じた事はない。
けれど…確かに彼はいつでも私を守ってくれていた。
彼はいつだって傍にいて、私を見守っていてくれた。
それに、辛い時・悲しい時・嬉しい時・楽しい時、いつも私の傍にいたのはダニエルだ。
そして……私が傍にいたいと思うのも。
今、初めてソフィアはその事をはっきりと自覚した。
込み上げる涙を拭いもせず、ソフィアはセルジュを見つめ
「私、行かなくちゃ」
と告げた。
「彼を許すというのか?」
「許すも許さないもないのよ、セルジュ。
ただ彼に会いたい、ダンの傍にいたいの」
ダンの心が、分からないと思っていた。
何の為に騙すような事をしてまで、自分を傍に置きたがるのか。
でも、そんな事は、今はどうでもいい。
私がダンの傍にいたい、彼を選ぶのだから。
自分の正直な気持ちにようやく気付いたソフィアは、溢れんばかりの笑みを浮かべ言い切った。
賭けは…彼の、セルジュの負けだった。
しかしソフィアがそれを望むのであれば、天界の誰もが彼女を非難しても自分だけは赦そう。
そんな諦めと許容の複雑に混じった気持ちで、セルジュは肩を竦めた。
「彼も…きっと君と同じ気持ちだろうよ。
だから禁を犯してまで、君と君が守ろうとしたものを助けたのだろう」
「禁を犯した?ダンが?」
「あぁ、彼は君の前で真の姿を現し、その力を使っただろう?
それは我々同様、悪魔にとっても冥界を追放されるほどの重罪だ。
聞いた所によると彼はその罰を進んで受け、ヒトとなったそうだよ」
その言葉を聞くや否や、顔色を変えたソフィアを大空へ飛び立っていった。
*
もしかしたら。
彼は私を助けた事を…私に関わった事を後悔しているかもしれない。
そんな考えが頭の隅をよぎったのは、ほんの一瞬。
けれど、飛び出した時と変わらずそこにあるダニエルの店の前で、ソフィアはホッと息を吐き出した。
彼が居を移してしまっていれば、ソフィアには彼を探し出す事は不可能に近かったのだが…。
少なくとも、彼は自分との接触を意図的に絶とうとしてはいないらしい。
その事に勇気づけられ、ソフィアは店舗兼自宅の裏口に回り込んだ。
その時…
「ダン、どうしてヒトになっちゃったの?」
不意に聞こえてきた声に、ソフィアはびくりと身体を震わせた。
「あの女のせい?」
そっと様子を窺うと、裏口のドアに持たれるようにダニエルが立っていた。
その向かいには見た事のない少女が立っている。
彼女はダニエルほどの力を持ってはいないらしい。
一目で悪魔だと分かる気を纏ったその少女は
「あの女のせいでダン、ヒトになっちゃったの?」
と、もう1度彼に訊ねた。
幼さの残る少女の声に、ダニエルはゆっくり首を振った。
「モリー、それは違う」
静かな声だった。
己の境遇に対する不満も嘆きも恨みも、微塵も感じられない穏やかな声。
きっと、少し目を細めて微笑んでいるのだろう。
顔を見て確かめずとも、ソフィアにはダニエルの表情が手に取るようにわかった。
「…ダン?
もう飛べなくなっちゃったんだよ?
なのにどうしてそんな嬉しそうなの」
心底不思議そうに訊ねる少女の声が、ソフィアの予想を裏付ける。
少女の問いにダニエルは
「愛する女を守れた事が嬉しいのさ」
きっぱりと答えた。
これ以上ないシンプルな、けれど彼の思いの全てが込められた答えに、ソフィアの胸は震えた。
「私、あの天使を誘惑してあげるよ?
ダンの言う事なんでも聞くようにしてあげる」
「いや…それじゃ意味がないんだ」
苦笑いで応じるダニエルに、モリーと呼ばれた少女は訳が分からない様子で首を傾げた。
「誘惑して言う事をきかせたって、そこに彼女の意志はない。
同様に無理やり全てを奪ったところで、ソフィアが俺を受け入れてくれなければ、俺は一生口もきいてもらえないだろう。
操り人形じゃダメなんだ、彼女が俺を選んでくれなければ」
ダニエルが言い終わると同時に、モリーはソフィアの方へ振り向いた。
「だってさ、天使さん」
明らかに自分に向けての言葉に、ソフィアの心臓は大きく跳ねた。
しかし…ばれてしまっては仕方がない。
気まずい思いをしながらも、ソフィアは2人の前に姿を現した。
そんなソフィアをダニエルの方へやや乱暴に押しやると、モリーはその場から走って立ち去った。
「ごめんなさい、立ち聞きするつもりではなかったのだけど…」
バツが悪そうに頭を下げるソフィアから、ダニエルは目を逸らす事ができなかった。
——少しでも目を離したら、再びどこかへ行ってしまうかもしれない。
そんな事を真剣に考えてしまうくらい、どうしようもなくソフィアを求めていた。
それでも二度と会う事はないだろうと、半ば諦めかけていたのだが。
思いもよらぬ…そして、焦がれるほどに待ち望んでいた再会に、ダニエルは嬉しそうに微笑んだ。
辺りが明るくなるような、彼の心がそのまま伝わってくるような笑みにソフィアも思わず笑みを返していた。
「君が欲しかった。
君を手に入れる為なら、俺はどんな事でもしただろう。
君をどうすれば手に入れられるのか、失わずに済むのか。
そればかり考えていた。
だけど…俺が悪魔だと知ったら、俺から離れていってしまう。
親しくなるどころか、口をきく事すら出来なくなる。
そう思ったから正体を偽った。
最初は同居人でも何でもいい。
とりあえず傍に居られればそれで良かった。
そして俺と一緒にいる事が、君にとって自然な事になるよう…言い方は悪いが仕組んだんだ。
君が、君に真実の名が、心が、全てが欲しかった。
その為ならどんな事も出来るし、他の何を犠牲にしても構わないとさえ思っていた。
正直に言うけどさ。
君を無理やりにでも抱いて自分の物にしなかった事を、悔やまなかったといえば…嘘になる。
どんな手を使ってであれ、君を手に入れたかった。
そんな気持ちがどこかにあったのは…本当の事だ」
——今言わなければ。
今、彼女に自分の思いを伝えなければ。
これが…もしかしたら今生の別れかもしれないのだから。
ソフィアがなぜ自分に会いに来てくれたのかは分からないが、これが最後のチャンスだ。
そう感じたダニエルは、一気に胸のうちを吐き出した。
そして突然の告白にソフィアは黙って耳を傾けていた。
「…過去形で話すのね」
苦笑まじりの指摘に、ダニエルは瞠目した。
ソフィアの言いたい事が何なのか、さっぱり分からない。
しかし彼が何か言う前に、ソフィアはポツリポツリと話しはじめた。
「あの時まで、このままずっと一緒に同じ時を刻んでいければいいと、漠然と考えていた。
でも、あなたが悪魔だとは知らなかったから、いずれ来る別れを心のどこかで恐れてもいたの。
だからあなたが悪魔だと聞いて、ホッとしたのも…事実なのよ。
ヒトとは違う、ある意味私と同じ「時」を生きる悪魔なら…あるいは、人間界の片隅で一緒にひっそりと生きていけるのではないかって、そう思ったの。
あの時は、あなたが自分の正体を隠していたという事にのみショックを受け、憤りもしたけれど。
…でもよく考えれば、それは仕方のなかった事だと今は思うの。
確かにあなたの言うとおり、悪魔だと知っていたら私はあなたに二度と近づこうとはしなかった筈だから。
だからその事について、今更責めるつもりはないし、私自身あなたに正体を隠していたのだから、きちんと謝らなければと思っているわ。
本当にごめんなさい」
深々と頭を下げたソフィアに、ダニエルは困ったように鼻の頭を掻いた。
「いいよ、その事はもう…」
「天界に戻ってもね、ずっとあなたの事ばかり考えていた。
正直、あなたの事を嫌いになれたら…楽だと思う。
でもね、あなたを愛する事が、悪魔を愛する事が罪だというのなら、私はその罰を喜んで受けるわ」
「俺を…君を欺き騙した悪魔を君は許せるのか?」
ややあって、ソフィアの言葉が信じられないといった様子で呟くダニエルに
「許せないわ。
でも…それは私を騙していたからじゃない」
と言葉を返すと、ソフィアは彼をまっすぐ見据えた。
「…?」
「あなた1人をヒトになど、させやしない。
あなたの限りある命が尽きた時、私を残していなくなるなんて…絶対に許さないんだから!」
ぶつかるような勢いで縋りついてきたソフィアを、ようやく躊躇いも戸惑いも捨て、ダニエルは思いきり抱きしめる事が出来た。
言葉にはならない思いが、今なら全て伝わるような気がして、ダニエルは抱きしめる両腕に力を込めた。
痛い位の力で抱きしめられながらも、ソフィアは幸せそうに目を瞑りダニエルの服をキュッと握り締めた。
「君にまだ話していない事があるって言ったら…怒る?」
ややあって、腰に回した手はそのままに、ダニエルはイタズラっぽく微笑みながら切り出した。
「まだあるの?
……いいわよ、怒らないから言って」
柔らかい笑みを浮かべるソフィアの目をダニエルは見つめた。
「俺の本当の名前、ルーファスっていうんだ。
ソフィアにはルゥって呼んで欲しい」
その言葉にソフィアは目をまん丸にし、そして彼同様イタズラっぽい笑みを浮かべ
「あら、私もあなたにお願いがあるのよ」
と澄まして言い返した。
「あなたにだけは、私の真実の名を知っていて欲しいの。
いいえ、あなただけにその名で呼ばれたいの、マリアと。
ダメかしら?」
「……俺でいいんだな?」
「あなたでなければ嫌なの」
マリアの頬を両手で挟み込み、ルーファスは溢れる想いを込めて
「…マリア」
と初めて彼女の本当の名を呼んだ。
「ルゥ」
マリアもまた、想いの全てを言葉に乗せて彼の名を口にした。
その瞬間、マリアの全身が淡く光り輝いた。
咄嗟に彼女を抱きしめたルーファスごと、封印されていた翼が、まるで2人を覆い隠すかのように包み込んだ。
そして見えない力に導かれるように、ふわりふわりと純白の羽が舞い上がる。
空を舞う羽根がどこへともなく消えていくのを、2人は無言で見守っていた。
*
かつて鷹と呼ばれた悪魔がいた。
誰よりも速く、そして誰よりも力強く大空を翔ける事を誇りとしていた
彼は、その翼と引き換えに何よりも大切な存在を手に入れた。
そして、彼に選ばれた天使もまた…その翼と永遠の命を失った。
けれど彼女はいつだって
「私は何も失ってなんかいないわ。
心から愛する大切な人と、共に生きる事を選んだだけ」
と誇らしげに微笑んだ。
罪を犯し、罰を受けた2人は幸せだったのだろうか?
その答えは、2人にしか分からない。
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