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一話
しおりを挟む「タタミ君!古民家買ったって本当⁉」
食後に珈琲でも呑もうと給湯室でインスタントの粉をコップに入れていたら肩を叩かれた。その拍子にドバっと必要以上の粉がコップに落ちた。
迷惑そうな顔をしながら振り向くと、勤続二桁年で俺が入社する二年前にようやく二回目の春が来て、めでたく子持ちのバツ1の方と再婚した事務課の佐藤さんが満面の笑みで立っていた。
佐藤さんとは年齢が近かったが、親睦会で話をした程度で特にこれといった付き合いはない。
因みに俺はFラン大学を浪人しまくって27歳で卒業して就職した。
今年で30になる。
留年したのは大学に入った頃、サバイバルサークルに入りDIYにもハマったので、スキルUPの為に大工のバイトやったり、クロス職人をやってる知り合いに頼んで教えてもらったり、サバイバルサークルで狩猟免許の取得に挑戦し、第二種まで取ったり、罠等の免許に加えてジビエを食べる為に解体を憶えたり、その肉を調理する為に料理教室に通ってる内に年月が過ぎていた。
一方佐藤さんは高校を出てからこの会社の事務に就職して二十歳で結婚したが旦那がクソで働かず、子供も作らず二十二歳で離婚して以来男が苦手になり、独り身なのよーと酔ったついでに教えてくれた。
俺の2個上くらいなんだそーだ。
人伝に聞いた話では、結婚した頃からクレクレになり、あまり評判は良くないらしい。
◇閑話休題◇
物凄く嫌な気がしたが、俺の課では話題になっていて、そのうち事務にも話が行くだろうから嘘は付いてもすぐバレるので素直に認めた。
「あ、はい……山の上にある水もガスも電気も来てないど田舎で、交通の便も悪く観光地も何も無く、携帯の電波も届かない物凄く不便な場所ですけど……」
嘘は言ってない。井戸が有るだけの古民家で一度下見に行ったときは辛うじて屋根が見える程度だった。
しかも、家屋の中は腐っていたから寝泊まりは出来ない。
溜まっていた有給と今年の夏休みをフルに使ってDIYする予定なのだ。草刈り機や大工道具を愛車に積んで、後は一月分の食料を積み込めば直ぐにでも出発出来る。
「3泊4日で私達も行っていいかしら? 良いわよね? 古民家だから広いんでしょ? 食材は私達も持っていくし! それにあなた独り身だし! 有給も使って一ヶ月も休むんだから3泊4日くらいよいわよね! 後で電話番号教えて! 日にちも伝えるから!」
っと、こちらが何も言ってないのに勝手に決まってしまった。
再婚相手には子供が二人居るらしく、よく食堂で話題にしていたらしい。
夏休みもどこにも連れていけないと嘆いてたが、今年は違うのよ! と、浮かれて俺の古民家の話をしていたよ。と、哀れみの眼差し付きで先輩から聞いた。
親睦会で見せられた写真にはワルガキ……イヤ……わんぱくそうな男の子とヤンキー……いや、活発そうな女の子と金髪のオッサ……いや……やんちゃそうなおじさんが佐藤さんと佐藤さん似の赤ちゃんを抱いて一緒に写っていたのを思い出す。
出来ちゃった婚だったらしく、結婚する一ヶ月前には佐藤さんの子供が産まれたそうだ。
旦那さんが離婚する前からの付き合いとかで子供を全員引き取る代わりに慰謝料免除だったと親睦会の時に話してくれた。
旦那さんは前の奥さんとは子供は出来なかった様で、慰謝料無いならって事で二つ返事で了承したと言っていたのも聞いた。
(初対面で話す内容じゃない(重いわ!)
「結婚て毎日幸せなのよ! 貴方も早く結婚しなさいよ! なんなら妹紹介するわよ?」
と、毎日の様に勧めてきては妹の写真を渡そうとしてくる。
ブルドック……いや、ふくよかな方で、俺のタイプでは無いからと断っているが、結構しつこくてウンザリしている。
佐藤さんの評判も再婚する前から余り良く聞かないし、佐藤さんと親戚になるのは御免だ。
再婚してから少し貧乏になったのか、更にクレクレが酷くなり評判は悪くなっていた。
まぁ再婚とはいえ、いきなり五人家族はキツイだろうとは思うが……。
かなり強引に話が決まってしまったので、長期休みが無かったら俺は不貞腐れて過ごすことになっていただろう。
ちなみに俺の名前は一畳拓巳だ。
珍しい名前って事もあり、配属先の課長が
「一畳タタミ?」
と間違えて言ったのが定着してしまった。
まさか社会人になってまであだ名で呼ばれるとは思っていなかった。
「はぁ……だる……」
俺はコップから大量の粉を瓶に戻しながら呟いた。
数日とはいえ佐藤さん家族と一緒に過ごす事にウンザリしながら自分の仕事へと戻っていった。
長めに休む事になったので、一応引き継ぎをしなくてはならず、何日か派遣の人に仕事の話を引き継いでいると佐藤さんから社内メールが届いた。
つい先日、決まったキャンプの日程を教えてくれたのだが、俺が行く日の朝6時に待ち合わせて、俺の車と妹の車で行くそうだ。
てっきり途中から来ると思っていたのにまさか初日からとは思ってなかった。
そして何故妹まで連れてくるかな……会いたくねーなぁ……。
取り敢えず確認のメールかと思いスマホを開くと其処には……。
「ボーナス入ったでしょ? 3日分のお肉よろしく! こっちは野菜持っていくから! 追伸、妹は牛肉好き! 特にA5♡」
と、だけ書いてあった。
(あんたもボーナス入ってるだろ……てか、妹の好みなんて知るか!)
と思いながらも大先輩なので従うしかなく、深い(不快な)ため息を吐きながら帰り支度を済ませた、先輩や同僚達と課長に挨拶してから業務スーパーへと向かう。
安い肉を大量に買い、俺用に高い肉も買って別々のクーラーボックスに入れて車に積んだ。
まさか三日間分の肉をたかって食うつもりなのかと憤ったが、反論しなかった俺も悪いと思い直し、後悔先に立たずと呟きながら支払いを済ませた。
ボーナスは貰えなかったものと考える事にした。
当然キャンプに使う方は安い肉だ。
野菜は任せろと言うことだったので積んでない。
その他にも色々機材を積んでいるのでスペースもギリギリだった。
因みにキャンプ道具は俺のを使うらしい。テントは持ってくる筈だから一人用のしか積まなかった。
◆
出発の朝、待ち合わせの場所に着くと車が予定の台数より一台増えていた。
別の人かとも思ったが、佐藤さんらしき人と仲良く会話していた。
またまた嫌な予感を感じながら車を横に着けると、俺を見つけた佐藤さんとそのお仲間らしき方々が走り寄って来て
「タタミ君!突然なんだけどもう2家族追加ね!」
っと矢継ぎ早に紹介された。一人は長女の友人家族で三人家族(名前は忘れた)。
長女の友人と家族ぐるみの付き合いなのだそうだ。
そしてもう一家族は佐藤さんのママ友で四人家族。下村と言うんだそうだ。
少し裕福そうな感じがする。
総勢14人と俺の15人だ。
(勘弁してくれよ……)
当初来る予定のなかった長女の家族が車持ちではなかった事から、どんなに詰め込んでも二人余るので、俺の車に乗せてくれと旦那がわんぱくな長男も連れてこっちに来た。
俺の車には機材等があり草刈り機の燃料も積んでいて燃料臭く、長男が嫌がったし、助手席しか座れないと言うと、佐藤さんの旦那だけが乗る事になった。
俺のジムニーと下村さんのランクル(7人乗)佐藤妹のRAV4(五人乗)人数的にはオーバーなのだがちっこいのが二人だから数に入れないようだ。
俺の車が先頭でその後に続く様に走る。
高速を使っているが積荷が重いため安全運転を心がけて80kmで走るので、予定到着時間は少し遅くなる、日暮れ前には着けるだろうと計算していた。
高速を降りて山道を走り上村さんに挨拶して、お土産の日本酒を渡し、また来ますと言って山へと向かい、アスファルトの道路が切れる辺りまで来たときにアクシデントが発生した。
それは佐藤さんの旦那と会話していた時だった、話が今から行く俺の古民家の話になったので疑問に思っていた事を聞くことにした。
「……いやーしかし皆さんキャンプ好きなんですね。それにテントとか無い様ですけど車中泊ですか?」
「ははは車中泊?何言ってんの?うちは皆アウトドアは好きだけど今回は違うだろ?まぁでも古民家で寝泊まりできる機会なんて早々ねーからよ!迷惑かと思うが暫く宜しくな!」
「え?……いや、古民家は手付かずなので寝れませんよ?」
床も壁も腐っててリフォームしても1年くらいでは無理、一人でやる予定だったがリフォームの下準備位はできる、その為に一ヶ月休みを取ったんですよと説明すると、旦那さんは血相を変えて携帯を取り出した。
まじかよ聞いてないと呟きながら。
その時の旦那さんの歪んだ顔は怖かった。
携帯を取り落としそうになりながら急いで電話をし始めた、横で聞いているとどうやら旦那さん達は勘違いをしていたらしく、てっきり古民家で寝泊まりできると思っていたらしい。
到着するなり佐藤の旦那さんは車から飛び出る様に降りると、佐藤さんと喧嘩を始めていた。
(仲良かったんちゃうんかい)
そんなことを思いながら草刈機を降ろし混合油を入れて、自分一人は別行動で良いという話だったので、とっとと日が暮れるまで草刈りを始めようと準備をしていたら佐藤さんと妹さんが走ってきた。
「ちょっとタタミ君!古民家で寝れないってどうゆー事よ!」
佐藤さんが詰め寄りながらツバを飛ばす勢いで叫ぶ。
そんな事言われても、こっちはキャンプすると思っていたので……と反論するも。
佐藤さんの横から、黒い影が覆い
「ちょっとアンタ!どーすんのよ!どこで寝るのよ!アンタのテント寄越しなさいよ!」と佐藤妹。
その後は二人で喚き散らし、何を言ってるかさえ分からなかった。
喚く佐藤さんと俺の襟首を掴んいた妹さんに気が付いた下村の旦那さんと奥さんが、何事かと慌てて来てくれて、下村の奥さんが佐藤姉妹を連れ去ってくれたので助かった。
佐藤妹なんて太い腕で俺の襟首を掴んでいたからな……正直怖かった。
佐藤さんの旦那を呼び、下村の旦那と三人で話し合った結果、晩飯を食べて今日は車内で寝て、明日テントを買いに行く事にするそうだ。
話の通じる人達で良かった……。
晩飯はバーベキューだったので少し落ち着いた様子の佐藤姉妹にも安堵した。
妹からは睨まれていたが……。
まぁ内心、嫌われたようでホッと胸を撫で下ろしていたのは内緒だ。
寝る時間には早かったが携帯の電波も通じないしでする事も無く、寝る事になったのだが、今度は子供達が騒ぎ始めた。
車の中は暑いし汗をかいたのだろう、お風呂に入りたいだの叫び始めた。
落ち着いていた佐藤姉妹もヒステリーの毛があるのか感化されて喚き散らし始め、カオスになり始めていた。
遂には、来る途中に寄った上村さんの家に風呂を借りに行こうなんて言い出して、旦那さん共々二台の車に乗り合わせて走って消えて、次の日の朝になっても帰ってこなかった。
積んでいた機材をすべて降ろし、簡単な納屋っぽい物を作って其処に草刈機等を仕舞ってノンビリ昼食を食べてる間も帰ってこないので少し不安になってきた。
携帯を出しても相変わらずの圏外だったので、納屋に足りない材木等を買いに行くついでもあり、上村さん宅へ向かった。
上村さん宅へ着いたが彼等の車は無かった。だが、ランクルのタイヤらしい跡があるので来た事は間違いなさそうだった。(上村さんは軽トラ乗ってる)
テントでも買いに行ったのかと思い材木も売ってるホームセンターへと向かう。
途中の信号あたりで電話が掛かってきたので脇に車を寄せて止まり、携帯を見ると知らない番号だった。
気にせずに出てみると佐藤さんの妹からだった。
番号勝手に教えたのか⁉と少し苛立ちながら言葉を待っていると、喚きながら話すので何とか解読しながら耳を澄ませた。
聞こえてきたのは罵詈雑言で
ネーチャンの紹介だから付き合ってやろうと思ってたのにろくな奴じゃなかったとか(紹介さえされてないし名前すら知らんわ)
肉が固くて不味かっただの(たかっといて何言ってんだ)
下っ腹が出てたとか?(お前より出てねーよ)
聞くに耐えない言葉の羅列を散々言ってたので電話を切ってブロックした。
普段は車の中では煙草は吸わない俺だが何となくこのまま運転すると苛ついてて事故の元になりそうだったので、紙巻き用のメンソールアイスでスカッと三回程煙を吸いこんだ。
(※煙管なので、約煙草一本弱くらい※煙管は吹かす物で普段は肺にいれない)
少し頭がクラクラして来たので治まるまで待ってからホームセンターへと向かった。
必要な材木や釘などを買って車に戻ってくると、携帯に佐藤さんから着信履歴とメールがたくさん着ていた。
電話はシカトしてメールを読むと妹からであろう罵詈雑言だったのでブロックして履歴も全て消した。
山へ戻る手前で上村さん宅がやたら騒がしかったので何かあったのかと玄関から庭側へと向かうと結構な数の人達がワイワイと集まっていた。
そこへ俺を見つけた上村婆ちゃんが声を掛けてくれて、一緒に酒盛りにどうかと言うのでさっきまでの鬱憤もあり、混ざる事にした。
その時に聞いた話でようやく佐藤さん達の行方がわかった。
◇
突然玄関を叩かれて出てみたら、俺が連れてた客だったので、どうしたのか聞こうとしたら、風呂を貸してほしいと言って勝手に玄関に入って来たそうな。俺の客だし断るのもアレなので「良いですよ」と言ってる途中でズカズカと風呂の場所を聞いて入ってしまったそうだ。
感じ悪いわねーと爺さんと話をしていたら、子供等がそのまま寝てしまったと言い出し、部屋を貸してくれと喚き出したそうだ。
追い出すのも子供等が不憫に思ったので仕方なく部屋を貸そうと話し合って決めたらしい。
それを聞いた瞬間俺は謝罪した。
もう土下座である。
頭を上げてくれという奥さんの言葉で申し訳なさそうに上げると昨晩の続きを話し始めた。
部屋に泊まろうとしたのは佐藤姉妹とその家族、家族ぐるみの付き合いの三人で、下村家族は申し訳無いからと車で寝ると言って出ていこうとしていたら、今ここで集まってる村の方々が集まってきたらしい。
何でも祭りの話し合いがされる予定だったらしく、村を離れた遠くの者たちは前の晩から来る事になってたらしい、その時に下村さんの親戚が偶然居て、この騒ぎの話を聞き、一件を納めるためにある提案をしてくれたそうな。
それがコテージで泊まれて食材も付いてるキャンプ地だったらしく深夜でも全く気にせず喜んで向かったんだそうだ。
偶然にも下村の旦那のお父さんがこの村の出だったそうで、村の名前は【下村】というらしく、村の人の姓は下村といい、集まってる人等も同じ姓の人ばかりだった。
上村さんは俺が買った古民家に昔住んでいて、其処にも村があったそうで村の名前は【上村】というらしい。
そしてよくよく聞くと【上村】には別名があって【神村】と呼ばれてたそうだ。
神社でも有ったのかと聞くと、申し訳なさそうにしながら上村さんが教えてくれた。
それは……明治時代に上村の子供が全員神隠しにあって消えたからだそうだ。
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